沼平より 聖岳・光岳 茶臼小屋3連泊

2021年08月23日(月) 〜 2021年08月26日(木)

• GPS: 28:48
• 距離: 54.3km
• 登り: 5,982m
• 下り: 5,956m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:39

9:16 畑薙大吊橋
9:41 9:42 ヤレヤレ峠
10:05 10:05 ヤレヤレ峠
10:59 11:23 ウソッコ沢避難小屋
12:37 12:50 横窪沢小屋
14:55 茶臼小屋

2日目

• 山行: 9:33
• 休憩: 1:19
• 合計: 10:52

3:55 茶臼小屋
5:16 5:16 上河内岳の肩
5:23 5:30 上河内岳
5:33 5:34 上河内岳の肩
6:00 6:00 南岳
6:52 7:13 聖平小屋分岐
7:35 7:42 薊畑分岐
8:30 8:30 小聖岳
9:29 9:35 聖岳
9:47 10:01 奥聖岳
10:16 10:22 聖岳
10:49 10:49 小聖岳
11:19 11:19 薊畑分岐
11:33 11:42 聖平小屋分岐
13:13 13:20 南岳
13:46 13:47 上河内岳の肩
14:47 茶臼小屋

3日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:34
• 合計: 8:54

4:53 茶臼小屋
5:21 5:21 茶臼岳
5:37 5:38 仁田池
5:51 5:52 希望峰
6:54 6:57 易老岳
7:41 7:42 三吉平
8:35 8:37 県営光岳小屋
8:52 8:55 光岳
9:02 9:05 光石
9:15 9:15 光岳
9:26 9:39 県営光岳小屋
9:56 9:56 イザルヶ岳
10:30 10:33 三吉平
11:31 11:31 易老岳
12:41 12:45 希望峰
13:02 13:02 仁田池
13:26 13:26 茶臼岳
13:47 茶臼小屋

4日目

• 山行: 3:07
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:14

4:14 茶臼小屋
5:23 5:27 横窪沢小屋
6:27 6:28 ウソッコ沢避難小屋
7:08 7:09 ヤレヤレ峠
7:26 7:27 畑薙大吊橋
7:28 ゴール地点

天候

1日目　雨のち曇り　2日目　曇り　3日目　曇り時々雨　4日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沼平の駐車場に車を止め、折り畳み自転車で吊り橋まで行きました。ほぼ水平移動と思っていましたが、帰りはほとんど漕がなくて良かったので行きは登り基調だったことになります。往復とも10分ちょっとでした。

コース状況／危険箇所等

新静岡ICから沼平は、舗装された良い道です。途中、ダム湖手前で時間帯による全面通行止めという情報がありましたが、係員が片側通行で通していました。

写真

8/23 6:39

暗い山道を走りたくなかったので、新東名の清水SAで前泊。明るくなってから沼平に向かいます。

8/23 9:03

沼平のゲートに到着。平日で天気もイマイチとあって駐車スペースはガラガラ

8/23 9:03

ここから折り畳み自転車で行きます。愛車のローバーくん。

8/23 8:58

登山指導センターは閉まっていました。

8/23 9:21

ダム湖沿いの舗装道路を快適に漕ぎ進みます。

8/23 9:54

今年は使われていないバス停。ここに自転車をデポさせてもらいました。

8/23 10:09

吊り橋を渡っていよいよ登山のスタートです。

8/23 10:10

今まで数多くの吊り橋を渡ってきましたが、揺れといい貧弱さといい、これが間違いなくNo.1。

8/23 10:37

吊り橋を渡ったらいきなりの急登が待っていました。少しトラバースしたところでヤレヤレ峠に到着

8/23 11:00

30分ほど歩いたところ見覚えのある場所に・・・　タヌキかキツネに化かされた？？？

8/23 11:07

スマホで確認すると、どうやらルートミスして引き返したときに、先に進んでいるつもりで戻ってきてしまったようです。トラバース区間でほぼ平行移動だったので気が付かなかった(-_-;)
まあ、ロスが30分程度で良かったということにしましょう。

8/23 11:13

この矢印を見て間違っちゃったんですね。

8/23 11:16

先日の豪雨でこの橋が流されているんじゃないかとp心配だったんですが無事でした。

8/23 11:23

2号橋は鉄なので丈夫です。

8/23 11:23

でも板は朽ちかけていて怖い(笑)

8/23 11:27

工事が行われていました。

8/23 11:28

この橋も豪雨があったら流されちゃうでしょうね。この辺りはそれほどでもなかったんでしょうか。

8/23 11:37

8/23 11:54

スタートから2時間ほどでウソッコ沢避難小屋に到着しました。中を覗こうと思ったけど、戸は開きませんでした。

8/23 12:00

ここで、最近お気に入りのランチパックでランチタイム。

8/23 12:14

今回のザック、3泊の装備に水3Lを担いで14kg。ボクとしてはウルトラライト、かなり頑張りました。1.5kgほどのテントも入ってますからね。

8/23 13:23

ウソッコ沢避難小屋から先は急登の連続。疲れました。もうすぐ横窪沢小屋、がんばりましょう。

8/23 13:33

橋の先に横窪沢小屋が見えました。

8/23 13:35

小屋の入り口脇に無事かえるくんが。頭を撫でて安全祈願

8/23 13:36

小屋の一部が解放されていました。あんまり泊まりたい感じじゃないですね。

8/23 13:37

横窪沢小屋のテント場です。こちらは草も生えていてかなり快適そう。

8/23 14:46

小屋から登ってしばらくした場所の水場

8/23 14:47

滴り落ちる程度。雨の後でこれですから、この水場あてにはできませんね。

8/23 14:57

景色もない樹林の急登がずーっと続きます。

8/23 15:06

樺段もうちょい。

8/23 15:09

樺段まで来たらちょっとは平が続くと思ったらそんなこともなく急登が続きます( ノД`)シクシク…

8/23 15:46

やったー！小屋まであと10分だ。

8/23 15:52

霧に霞む茶臼小屋。テントを張るか迷いましたが、台風から変わった熱帯低気圧の影響もありそうなので小屋泊にします。

8/23 15:51

脇には小川が流れていました。水の心配はありませんね。

8/23 15:54

小屋の裏の水場もジャージャーと流れていました。

8/23 15:56

持ってきた1本だけのチューハイを冷やします。本当は1晩1本で3本持ってきたかったんだけど、40Lのザックにはどうしても入りませんでした。

8/23 15:57

小屋は2階部分が解放されているようです。

8/23 16:02

さすが普段は営業小屋だけあって、中もとってもキレイです。先客が1名、楽に20人は泊まれるので広々と使わせてもらいます。

8/23 16:46

今回はブランデー1本分を持ってきましたよ。3日間足りるかな？

8/23 16:58

早いけど夕食に。最近のお気に入り、カレーメシに生卵を投入です。

8/23 17:52

小屋の窓からは富士山がバッチリ。明日は晴れるといいんだけど。

8/24 4:11

朝食は簡単にスキムミルクで作った牛乳にコーンフレーク。夏の定番ですが、火も使わず簡単なのがGOOD！

8/24 5:32

4時に小屋を後にしてヘッデンスタート。稜線を歩いていると富士山方面が明るくなってきました。

8/24 5:40

振り返ると、月明かりに浮かぶ光岳はじめとする南アルプス南部の稜線が。明日行くから待ってろよー

8/24 5:43

正面に見えるのがこれから向かう聖岳。さすがにまだまだ遠い。

8/24 5:46

まずは200名山の上河内岳に登ります。

8/24 5:56

歩いてきた稜線を振り返る

8/24 6:05

聖岳へはこの稜線を下って登り返すんですね。

8/24 6:11

さあ、上河内岳への最後の登りです。

8/24 6:20

上河内岳登頂！

8/24 6:22

自撮りで記念撮影

8/24 6:22

ガスの向こうに太陽が昇って来ました。

8/24 6:33

さあ、ここからはガッツリ下りますよ。

8/24 6:42

稜線の向こうには山梨の山々が見えました。

8/24 6:50

お花畑の中を下ります。

8/24 6:50

さすが南アルプス、山が深い。

8/24 7:08

さすが南アルプス、谷も深い。

8/24 7:16

さあ、聖岳が見えましたよ。

8/24 7:58

聖平に到着。光岳もバッチリ。

8/24 7:20

眺めが良い。

8/24 8:28

明日歩く稜線です。

8/24 8:28

薊畑分岐です。ここから芝沢ゲート方面に下れるんですね。例の特殊東海フォレストの標識がここにもありました。国土の数パーセントにもおよぶ土地を1民間企業が所有するってどうなんでしょうね。国が買い取って国立公園として整備すべきだと個人的には思うのですが。

8/24 8:45

さあ、ここから聖岳登山の始まりです。

8/24 9:23

小聖岳山頂まで来ました。

8/24 9:28

これは手強そうだぞ。

8/24 9:31

深いなぁ

8/24 10:20

雲の上に出たようです。下は雲海。

8/24 10:23

さあ、山頂です。意外と広いですね。

8/24 10:24

百名山81座目、聖岳登頂です。

8/24 10:26

自撮りで記念撮影。

8/24 10:26

向こうには赤石岳の雄姿が。あっちも近いうちにやりたいな。

8/24 10:31

すぐそこに見えるのが奥聖岳。一般に聖岳山頂といわれるのは前聖岳なんですよね。一応、奥も行ってみますか。

8/24 10:47

15分ほどで奥聖岳到着。

8/24 10:45

ここでランチタイムにします。いつものランチパック(笑)

8/24 11:21

さあ、帰りましょう。登ってきた急なザレ場を下ります。

8/24 11:27

県警のヘリですね。ずいぶん低空で飛んでいるようですが遭難？

8/24 12:27

聖平まで戻ってきました。小屋も覗こうかと思ったけど、10分くらい歩くみたいなのでやめて戻ります。

8/24 15:02

帰りも延々と樹林＆稜線歩き。

8/24 15:32

小屋への分岐まで戻って来ました。向こうに見えるのは明日登る茶臼岳ですね。

8/24 15:42

小屋に到着。予定よりだいぶオーバーして11時間近くかかっちゃった。

8/24 15:53

チューハイは無いので、冷たい水で割ったブランデーで喉を潤します。

8/24 16:42

夕食はカレーメシシリーズのウマーメシ。生卵を入れていただきます。

8/24 17:23

小屋からの眺め。残念ながら富士山は雲の中でした。

8/25 4:45

3日目の朝もシリアル。簡単で栄養が取れるのが良いところ。

8/25 6:06

小雨？ガス？稜線は歩くのも大変な突風が吹いています。

8/25 6:17

どうにか茶臼岳山頂にたどり着きました。一応300名山です。

8/25 6:33

樹林に入ると風は穏やかに。ほっと一息。雨も上がったようです。大正池が静かに佇んでいました。

8/25 7:28

南アルプス南部ですね。植生が変わっていて、高山でもシダ類が生い茂っていました。

8/25 7:49

山頂っぽくないけど、易老岳到着、一応記念撮影。

8/25 8:46

ガッツリと下った後は、ガッツリ登り。枯れ沢かと思ったけどこれが登山道でした。

8/25 9:15

急に平らになったと思ったら、小川が流れて別世界に。

8/25 9:16

この小川が水場なんですね。水量豊富で枯れることは無いでしょう。

8/25 9:22

百名山を選んだ深田久弥って、山頂の高層湿原好きだったのでは？ここも木道があって高層湿原が。

8/25 9:23

苔の仲間だと思うんだけど花が咲いているように一面真っ白。

8/25 9:30

光小屋に到着しました。

8/25 9:33

光小屋のテント場です。小屋の下にもありました。

8/25 9:37

立派な角の牡鹿がいました。人が少ないせいか近くに寄ってもまったく警戒していません。数メートルまで近寄ってからビックリして逃げて行きました。

8/25 9:47

光岳山頂に到着。

8/25 9:47

聞いてはいましたが、まったく山頂らしくない。

8/25 9:48

まあ、一応記念撮影。

8/25 9:49

せっかくなので光石も見に行ってみましょう。

8/25 9:57

ガツっ下ったところに光石がありました。これが光岳の名前の由来にもなったという岩塊です。麓から見るとこの岩が光って見えるなだとか。

8/25 9:58

上から下を覗くとこんな感じ。かなり大きな岩ですね。数十メートルはありそうです。

8/25 9:58

まあ、落っこちると危ないのでこの辺で。

8/25 10:21

帰りは来た道を戻ります。光小屋の中を覗いてみました。こちらは全面的に解放されているようで、数十人は泊まれますね。

8/25 10:23

ここでもランチパックの昼食に。

8/25 10:44

イザルガ岳との分岐が。せっかくなので行ってみましょう。

8/25 10:50

こっちの方が百名山の山頂っぽい。

8/25 10:52

山頂で記念撮影。

8/25 11:26

縦走とは言え、基本は樹林歩きが続きます。苔の具合といい南アルプスっぽい景色ですね。

8/25 12:42

立ち枯れた樹林。こういう景色は以前の台風とかでやられたってパターンが多いですがここはどうでしょう。

8/25 13:33

喜望峰まで戻って来ました。ここから15分ほどで仁田岳の山頂があるんですが、どうせ真っ白だしヘトヘトなのでパスします。

8/25 14:42

茶臼小屋まで戻ってきました。あー疲れた。

8/25 15:19

今日も冷たいブランデーの水割りをゴクゴクといただきます。

8/25 16:29

よく見ると小屋の壁には何やら番号が。もしかしてこれは人が寝るスペースのことじゃないでしょうか。だとすると、ボクが使っているのは軽く2人分ということになります。営業小屋には泊まったことないけど、これからも泊まれないな。

8/25 16:36

最終日は早ゆでパスタをいただきます。

8/25 16:37

ゆで汁はコーンスープになります。

8/25 16:40

混ぜるだけアラビアータ完成です。

8/25 17:55

小屋の後ろにたくさん生えている紫色の花、トリカブトだそうです。昔事件がありましたね。

8/26 5:28

朝、早く目が覚めてしまったので4時にヘッデンスタートで下山開始。

8/26 6:19

無事かえるくんに、無事のお礼

8/26 7:11

橋を渡り・・・

8/26 7:38

沢沿いを歩き・・・

8/26 7:41

橋の無事を確かめ・・・

8/26 8:04

3度目のヤレヤレ峠

8/26 8:20

帰り怖い吊り橋を渡り・・・

8/26 8:26

ローバー号が待っていてくれました。

8/26 8:26

ローバー号、本当にローバーです(笑)

8/26 8:29

ダム湖もこの日はエメラルドブルーでした。

8/26 8:37

ゲートに戻って登山終了。でもまだまだ自宅は遠いのでした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX30 SONY

感想

そーしん

お盆の集中豪雨後は、ほとんど情報の無い南アルプス南部。駐車場、登山道や水場、橋の具合の情報がないままですが、人柱になる覚悟で行ってみました。
結果は、全て問題なし。人も少なく、静かな山歩きが楽しめました。
山中で出会った芝沢ゲートから光岳、聖岳に登られた方もいらしてそちらも問題なしとのことでしたよ。
登山の方はというと、さすが南アルプス南部とにかく眺望のない樹林歩きが長く心折れそうになりましたが、どうにか百名山2座登頂できました。これで82座。
今度は、折り畳み自転車で椹島まで行って赤石岳・悪沢岳に行けるかを検討してみます。