鷲の背に乗り水晶を得る 〜双六岳・鷲羽岳・水晶岳〜

2021年08月26日(木) 〜 2021年08月28日(土)

• GPS: 25:20
• 距離: 44.8km
• 登り: 3,427m
• 下り: 3,393m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:58

4:55 新穂高温泉無料駐車場
5:02 5:08 新穂高温泉バス停
5:08 5:10 新穂高登山指導センター
5:21 0:00 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
6:02 0:00 笠新道登山口
6:16 6:20 わさび平小屋
6:38 0:00 小池新道入口
7:22 7:32 秩父沢出合
8:04 0:00 イタドリが原
8:45 0:00 シシウドヶ原
9:48 9:49 鏡池
9:54 10:28 鏡平山荘
11:33 11:48 弓折乗越
12:04 0:00 花見平
12:18 0:00 くろゆりベンチ
12:45 12:46 双六池
12:53 双六小屋

2日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:51
• 合計: 10:06

4:36 双六小屋
4:49 0:00 双六岳巻道分岐
4:54 0:00 双六岳中道分岐
5:34 5:42 双六岳
5:54 0:00 中道分岐
6:13 0:00 丸山
6:31 6:46 三俣蓮華岳
6:53 6:56 三俣峠
7:19 7:20 三俣山荘
8:12 8:19 鷲羽岳
8:43 0:00 ワリモ岳
8:53 0:00 ワリモ北分岐
9:19 9:44 水晶小屋
10:14 10:20 水晶岳
10:42 10:52 水晶小屋
11:10 0:00 ワリモ北分岐
11:17 0:00 岩苔乗越
11:46 12:20 黒部川水源地標
12:45 0:00 三俣山荘
13:24 0:00 三俣峠
14:22 0:00 双六岳中道分岐
14:30 14:32 双六岳巻道分岐
14:42 双六小屋

3日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:08

6:42 双六小屋
6:45 6:45 双六池
7:15 0:00 くろゆりベンチ
7:29 7:30 花見平
7:47 7:48 弓折乗越
8:23 8:41 鏡平山荘
8:44 8:48 鏡池
9:23 0:00 シシウドヶ原
9:42 0:00 イタドリが原
10:14 10:24 秩父沢出合
11:05 11:06 小池新道入口
11:24 11:38 わさび平小屋
11:49 0:00 笠新道登山口
12:24 0:00 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:32 12:36 中崎山荘 奥飛騨の湯
12:50 新穂高温泉無料駐車場

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉深山荘前の市営第3駐車場（無料）は、木曜日だというのに朝4時の時点で約7割ほど埋まってました

コース状況／危険箇所等

特にありません。本当によく整備されています。山小屋の方々他、関係者の皆様ありがとうございます。

写真

8/26 5:09

本日もお世話になります

8/26 6:13

帰りには何か食べよう

8/26 8:44

槍ヶ岳はガスをまとい…

8/26 9:48

行きの鏡池は、ガスで山容は映らず

8/26 10:18

しょうがないので、定番のかき氷を食すが写真撮り忘れ！

8/26 11:36

弓折乗越まで上がって来たが、高い山々は相変わらず雲が多い

8/26 12:26

双六小屋と鷲羽岳が、ガスと緑のフレームで囲まれていい感じ

8/26 13:52

本日の宿場
さすがにまだそれほど混んではおらず

8/26 14:25

明日目指すのは左から2つ目

8/27 4:57

おはようございます
双六の中道分岐あたりにて

8/27 5:12

槍への道もいい感じ

8/27 5:15

白んできて

8/27 5:16

いよいよか

8/27 5:16

どなたかが撮影中
構図的に良かったので…

8/27 5:21

槍穂高方面も染まりつつ

8/27 5:26

神々しい道

8/27 5:31

双六岳山頂

8/27 5:40

鷲が頭で空気を切って飛んでいく

8/27 6:32

三俣蓮華岳山頂
反り具合がいいねえ

8/27 6:40

3県の県境からは眺望も抜群

8/27 7:10

背中に乗るぞ！

8/27 7:15

あらあら、とうとうこんな山の中にまで影響が…
ここが営業していないと、いろいろと予定に影響が出るね

8/27 7:33

背中から後ろを振り返る

8/27 8:14

背中を通り越して頭に乗っちゃった！

8/27 8:18

鷲羽池にも初対面

8/27 8:44

楽園・雲ノ平にも行ってみたい

8/27 8:49

ワリモ北分岐を過ぎてまもなく

8/27 9:32

水晶小屋
久しぶりの晴天らしく、屋根には布団がぎっしり

8/27 9:38

小屋のテラスも眺望抜群
少しガス隠れしているが遠くに剣岳も

8/27 10:12

水晶を得た！

8/27 10:19

満喫

8/27 12:02

岩苔乗越からの激下りを経てたどり着きました
一度飲んでみたかった源流の水で淹れた珈琲

8/27 16:38

本日の夕飯
お手軽短時間調理でゴミもレトルトパックのみ

8/28 5:36

最終日も天気よさそう

8/28 7:59

今日はかき氷じゃなくて

8/28 8:29

これ！
珈琲もアイスもとても美味しかった

8/28 8:45

帰りの鏡池はきれいでした

撮影機器：

LUMIX DMC-FX01 パナソニック

iPhone 7 Apple

感想

inocchi

以前日帰り挑戦し敗退した鷲羽岳
日帰りはあきらめ、テント泊にてリベンジ
テン泊の余裕からか、水晶岳もロックオンしちゃうという欲張り強行軍
北アルプス最奥の頂まで行ってきました。

すごく久しぶりのテン泊ゆえか、ザックが重く感じる・・・
初日はゆっくりコースタイム

当初はテント張ったら双六岳に行ってみようかとも思っていましたが、張り終えた後、家から持ってきたオリオンビールをプシュっと。
凍らしたパウチドリンクに挟んで来たおかげで、かなり冷たいまま！
美味しくいただきました。
お決まりで、そのままダラダラと気分よく過ごしてしまいました。
（天気もそれほど良くなかったので・・・）
隣のテントの方は、前日土砂降りの中上がってきて大変だったようで、今日は一日天日干しデーだったとか。

翌朝3時過ぎ、外は満天の星空。
オリオン座も東の山際に出ていて、予定どおり好天の予感。
本日は4座制覇に向けて、軽荷でザックトップのみ。身軽です。
朝食を食べて、まずは双六岳に向かいますが、山頂でのご来光はあきらめで双六台地で待ちました。
いつ見てもご来光は輝かしきもの。

山頂での眺望に満足し次なる山へ。ここからは未開の地。

三俣蓮華岳は、飛騨・越中・信濃の3境だとか。
四方ぐるっと見渡せます。名だたる山々にしばし見入ってしまいました。

三俣山荘は従業員の方で新型コロナ陽性者が出たらしく、8月31日まですべて営業停止するということでした。大事に至らないことを祈っています。
（本当はここでテン泊のつもりだったのですが・・・）

いよいよ前回行けなかった鷲羽岳の背中に取り付きます。
本当に、羽を広げて飛び立つ鷲のような山容ですね。雄大！
下から見上げると結構急な感じに見えますが、思っていたより早く山頂に。
鷲羽池は、この鷲が飛び立った後の「巣」のように思えました。

ワリモ岳の標識を見落としてしまい、ワリモ北分岐。（予習不足）

水晶小屋にておでんを食べ、パンとポカリを調達。
とある欲望のため、食べ物は小屋調達の軽荷スタイル。本当はそんな危険なことをしてはいけないんですがね…。
三俣山荘営業停止のため、何としてでも水晶小屋まで来なくてはいけなかった。さもないと帰りの道中が持たないという危険な賭けでもあった。
（こんなことはもうしません。真似しないでください。）

北アルプス最奥の頂、水晶岳。
ようやくたどり着きました。いろいろな思いが交錯し、周りの山々を見渡しながらしばし堪能。
感無量、最高でした。

とある欲望に向けて岩苔乗越から黒部川源流の碑まで激下り。
（これが後々尾を引くことになろうとは…）
碑の横で源流の水を汲み、珈琲を淹れて至福のひととき。
これがやりたかった。

帰りは双六岳の巻道をチョイス。
もうすぐ小屋側の巻道分岐という所で、左膝が痛くなってきました。
準備不足の上の筋肉疲労に、激下りで酷使したからでしょうか。
幸いにも小屋まであと少しだったので、だましだまし下りてきました。
テントで湿布を貼りましたが、おかしい。
翌朝良くなってるといいのだが・・・

この日から緊急事態宣言発令を受けて双六小屋でのビール販売がなくなりました。天気も良かったし、皆さん期待して小屋まで来たのにと残念がっていました。

翌朝、やはり膝の具合がおかしい。
下山するだけなのだが心配なので、隣のテントの方に貸していただきテーピング。
きつめに巻いて何とか下りてこれました。

下りは得意な方だし、これまでこんな状態になったことはなかったのですが、慢心していてはいけませんね。普段のトレーニング不足が現れたのでしょう。
鍛えねば・・・。


総じて満足な2泊3日でした。