白馬岳＆旭岳 栂池↑猿倉↓

2021年08月28日(土) 〜 2021年08月29日(日)

• GPS: 13:43
• 距離: 20.8km
• 登り: 1,762m
• 下り: 2,308m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:39
• 休憩: 0:11
• 合計: 2:50

8:44 栂池パノラマウェイ 自然園駅
8:47 8:48 栂池ヒュッテ
9:45 9:55 天狗原/白馬岳神社
10:01 10:01 風吹大池方面分岐
10:50 10:50 乗鞍岳
11:34 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 9:07
• 休憩: 1:42
• 合計: 10:49

3:50 白馬大池山荘
4:43 4:50 船越ノ頭
5:37 5:37 小蓮華山
6:40 6:41 三国境
7:16 7:23 白馬岳
7:37 8:09 白馬山荘
8:52 9:13 旭岳
10:27 10:51 白馬岳頂上宿舎
11:40 11:48 避難小屋
12:00 12:01 岩室跡
13:50 13:50 白馬尻小屋
13:53 13:54 白馬尻荘
14:39 猿倉荘

天候

8/28　晴れ後曇り時々雨　8/29晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方BT隣接白馬第二Pに駐車（無料）し、バスで栂池高原へ移動。栂池ゴンドラリフト「イブ」つがいけロープウェイで栂池自然駅まで（片道\2,000）。猿倉からバスで八方BTへ移動（950円）

コース状況／危険箇所等

栂池~白馬岳は人気のコースだけに歩きやすいよく整備された道。旭岳には現在正規の登山道はありませんが、西側の尾根伝いコースは取りつきにペンキマークがあるのと、南面直登コースも比較的はっきりした踏み跡があります。南面の直登コースはざれていて転倒に注意。西側の尾根ルートは岩の上を乗り越えたりハイマツ帯を進む箇所があるのでロストしやすいですが、適当に下っても巻き道にたどり着けました。大雪渓はだいぶ縮小しているようですがベンガラのガイドは残っているのでそれを頼りに下れば問題ありません。ただし下の方はかなり雪渓の下が薄くなっている様子もあったので早めに夏道にあがりました。

その他周辺情報

第二駐車場隣接の「八方の湯」800円。アルカリ性のつるつるした泉質。

写真

8/28 8:11

栂池ゴンドラ&ロープウェイで楽ちんスタート、でもゴンドラ始発が8:00なので行動時間はあまり長く設定できません。テント泊装備なので今日は白馬大池までとして、明日早起きして周回することにします。

8/28 8:44

天狗原までの登山道はよく整備されていますが、大きな岩のゴロゴロした所が多く、踏み外しやスリップに注意が必要です。

8/28 9:33

天狗原まで来ると樹林帯を抜けて向かう白馬乗鞍岳がすぐそこに見えます。

8/28 9:34

これから行くルートも灌木の間に確認できます。

8/28 9:36

天狗原の池塘

8/28 9:36

白馬三山も見えます

8/28 9:46

8/28 10:20

遅くまで雪渓の残る場所。ですが既にかなり融雪しており雪の上を歩く事はありませんでした。

8/28 10:21

8/28 10:23

天狗原までの道の傾斜ほどは急こう配ではなく、ゆったりのんびり歩いていきます。

8/28 10:23

遥か下に天狗原

8/28 10:34

白馬乗鞍岳山頂に到着。非常になだらかな山頂で最高点は個々ではなく少し南にあるようです。

8/28 10:49

8/28 10:54

乗鞍岳山頂からコースを少しいくと本日の目的地、白馬大池が眼下に確認できます。

8/28 10:54

♡型の雪渓。恋人の聖地？

8/28 10:55

大池に下っていきます。なんとものびやかで明るい雰囲気の場所。ずっとテント泊したかった場所です。

8/28 11:06

8/28 11:18

8/28 11:18

小屋で受け付けを済ませます。

8/28 16:03

テントを設営したら缶ビールいただいてお昼寝。

8/28 16:03

昼寝から起きたらテントは少し増えていました。明け方数えてみたら36ありました。

8/28 16:04

それぞれが自分の好きな場所でこの景色を味わう。お昼過ぎくらいから小雨がぱらついたり青空がのぞいたりと天気は目まぐるしく変わりました。

8/28 18:43

明日は4時スタート予定なので、早めに寝ます。他のテントも既に消灯してお休みの所が多いです。

8/29 4:20

スープだけの朝食を手早くすませ、テントもさくさく撤収して予定通り4時にスタート。

8/29 4:33

カメラは勝手にISO感度を上げてくれるので肉眼で真っ暗でもけっこう山容のディテールまで写ります。

8/29 4:45

8/29 4:47

8/29 4:47

8/29 4:48

8/29 4:54

8/29 4:54

8/29 5:00

8/29 5:00

8/29 5:00

8/29 5:00

こちらからのぞむ劔岳は均整のとれた三角形

8/29 5:00

8/29 5:00

8/29 5:00

8/29 5:01

8/29 5:01

8/29 5:04

8/29 5:04

8/29 5:04

8/29 5:04

8/29 5:05

モルゲンに染まる白馬鑓ヶ岳

8/29 5:05

裾に雲をまとって絵画のよう

8/29 5:11

8/29 5:12

振り返ると白馬大池が光っていました

8/29 5:12

8/29 5:15

鉢ヶ岳の方でしょうか。尾根に滝雲が流れ落ちていました

8/29 5:15

8/29 5:22

8/29 5:24

小蓮華山に到着。最高点は崩落の危険があるため立ち入りできません。

8/29 5:24

宝剣に見立てた道標？行先を指しているように見えますが。

8/29 5:24

白馬鑓ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳の三本槍。

8/29 5:24

8/29 5:25

8/29 5:25

8/29 5:25

先日テン泊装備でヘロヘロになって越えた五竜~鹿島の稜線も雲海に浮かぶ島のよう

8/29 5:28

雪倉岳のほう

8/29 5:28

8/29 5:29

8/29 5:31

このあたりトウヤクリンドウが群生していました。今日は晴れているので日が差せば一斉に開花するでしょう。

8/29 5:27

8/29 5:38

歩いていてとても気持ちいい尾根が続きます。ただ今日は風がやや強いので大きなザックがあおられます。

8/29 5:38

8/29 5:44

白馬岳が近づいてきました。この辺りから向こうから縦走する登山者とたくさんスライドします。夕べ白馬の小屋泊・テン泊で栂池下山という方が多いようでした。

8/29 6:17

8/29 6:17

歩いてきた稜線を振り返る

8/29 6:24

朝日岳、雪倉岳からの尾根筋。何年か前に蓮華温泉から周回しました。朝日岳小屋のテント場も素晴らしかったので再訪したい。

8/29 6:43

8/29 7:04

白馬岳山頂に到着。大勢の人でにぎわっていて、山頂写真はなし。今日は旭岳にも登る予定なので早々に下山。

8/29 7:07

8/29 7:09

8/29 7:10

劔立山

8/29 7:10

8/29 7:10

毛勝三山

8/29 7:10

白馬山頂から旭岳をズーム

8/29 7:18

杓子岳と白馬鑓ヶ岳

8/29 7:18

白馬山荘の向こうに劔立山。登山者も写り込んで、なんか観光ガイドの写真みたい。

8/29 8:01

旭岳への登山道は清水岳経由祖母谷温泉への道でもあるので、分岐点には案内標識やガイドロープが設置されています。そこから一旦鞍部に緩斜面を下ります。

8/29 8:10

白馬岳と旭岳の間にある平坦な場所から劔立山を望む

8/29 8:10

時期的にはもう終盤でしたが、ここは素晴らしいお花畑です。ここに降りるだけでも来る価値がある。

8/29 8:01

いつか登頂できるかな。いや、いつか登頂するぞ。

8/29 8:01

真砂岳や龍王岳も未踏なので来シーズンは行ってみたい。

8/29 8:17

ザックをデポしていよいよ旭岳に登り返し。登りはヤマレコでも自動コース設定されている南面の直登コースを選択。とりつき箇所を一度見落として通り過ぎてしまいました。

8/29 8:17

ここから取りつきます。よく見るとジグザグに踏み跡もあります。

8/29 8:17

富山県側のたおやかな稜線が美しい。

8/29 8:27

8/29 8:28

裏銀座方面の名峰が連なります

8/29 8:28

槍穂高の手前の稜線は針ノ木岳と蓮華岳。真ん中やや右のくぼんだところが針ノ木峠

8/29 8:28

8/29 8:31

山頂まであと数十メートル登る

8/29 8:35

ざれていて転倒に注意です

8/29 8:35

左の方にある道を歩いてきました

8/29 8:36

山頂はあそこ

8/29 8:36

8/29 8:37

8/29 8:39

登り切った所から100mほど平行移動します。やや細い尾根ですが道はしっかりあります。

8/29 8:39

8/29 8:40

標識板がありました。百高山2867m旭岳

8/29 8:41

山頂に並ぶ大岩。これって登れるのか？

8/29 8:41

8/29 8:41

ここでもう一人登頂されてきてしばし歓談。静岡の方で猿倉から日帰りピストンでこのあと白馬岳も踏んで下山との事。百名山コンプリート、百高山、3百名山もあと少しという強者でした。

8/29 8:41

8/29 8:42

8/29 8:45

8/29 8:47

8/29 8:48

8/29 8:55

空気が澄んでいて八ヶ岳の向こうに富士も見えました

8/29 9:27

下山には西側の尾根を使いました。踏み跡は薄く簡単ですが岩場を下ったりハイマツの中を通過する箇所もあるので視界が聞かない場合は注意を要する場所です。

8/29 9:31

裾を巻く形で登ったルートの起点まで戻ってきました。

8/29 9:55

ザックを回収して、お花畑を回り込みながら頂上宿舎へ登り返すルートを歩きます。

8/29 9:55

チングルマが果穂にならずに残っていました

8/29 9:56

果穂になったものもたくさんあります。

8/29 9:57

花をつけていれば大変豪華なお花畑でしょう。

8/29 9:57

イブキジャコウソウ？

8/29 9:58

ウサギギク

8/29 9:59

8/29 10:01

斜面の草黄葉が始まりかけていました。黄色がきれいです。

8/29 10:01

8/29 10:08

ここでメインストリートに合流。

8/29 10:43

杓子岳が大きく迫ります。頂上宿舎前で小休止して雪渓を下ります。

8/29 10:56

宿舎直下のお花畑

8/29 10:56

ミアヤマキノキリンソウとハクサンフウロ

8/29 10:56

8/29 11:11

真っ青な空。下るのがもったいない。もう一泊したい。

8/29 11:11

8/29 11:12

トリカブトが咲き誇るともう秋の気配。

8/29 11:12

8/29 11:17

クルマユリのつやつやした花弁

8/29 11:17

8/29 11:19

8/29 11:22

オニシモツケ

8/29 11:36

雪渓に近づいてきたら空気が冷やされて霧が発生しています。

8/29 11:36

これもなかなかいい雰囲気

8/29 11:57

8/29 11:57

8/29 11:57

8/29 12:03

ごうごうと音を立てて雪解け水が流れ落ちています

8/29 12:03

8/29 12:14

霧の中を薄くなったベンガラのマークを頼りに下ります。チェーンスパイクを装着しましたが、スリップはします。

8/29 12:22

8/29 12:42

8/29 12:48

穴からは冷気も吹き出していました。

8/29 15:25

無事猿倉に下山。バスで八方ターミナルに戻ります。

撮影機器：

D3400 ボディ ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

tobi8549

以前通過した時にテン泊してみたいと思っていた白馬大池。天候にも恵まれて変化にとんだコースと雄大な景観を楽しむ山行になりました。

コメント

みきねこ🐱

南箕輪は私の出身地で北殿です。当年80歳になってしまい余り無理が出来ず低山で我慢しています。白馬乗鞍岳日帰りは2回程経験したので、貴殿のレコを楽しませて頂きました。
御活躍をお祈り致します。

tobi8549

mikineko様
こんにちは
同村出身の山の大先輩からあたたかいコメントいただき恐縮です。
白馬大池はいいテント場でしたよ。次は蓮華温泉を入れたコースで行ってみたいです。
ちょうど、9月に志賀高原の池巡りを計画しておりまして、mikineko様のレコが大変参考になりました。
私も体力維持に努めてmikinekoさんの御歳まで山を楽しめればと思います。
村のシンボル、経ヶ岳は古い登山道が整備され、権兵衛峠から登れるようになりました。
機会があれば是非、ササユリの咲くころにお越しください。