ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 347816
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アの百名山2峰、悪沢岳(荒川東岳)、荒川中岳、赤石岳。人生初、山小屋連泊。2週連続の3000m峰登頂。

2013年09月21日(土) 〜 2013年09月23日(月)
 - 拍手
GPS
44:35
距離
25.1km
登り
3,002m
下り
3,003m

コースタイム

9月21日 椹島ロッジ10:40-11:30鉄塔下(昼食)11:50-13:40清水平13:50-14:35見晴 台14:50-16:20千枚小屋(泊)
9月22日 千枚小屋5:50-6:25千枚岳6:30-7:40悪沢岳8:00-9:15中岳9:25-10:15荒川小 屋(昼食)10:40-13:20赤石岳13:20-14:45富士見平15:00-15:20赤石小屋(泊)
9月23日 赤石小屋5:00-7:15椹島ロッジ
天候 9月21日 晴れ
9月22日 午前 晴れ 千枚小屋、午前5時30分 7℃  午後 ガス
9月23日 午前 晴れ 赤石小屋 午前5時 8℃  
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
[往路]自宅(府中市)3:00-東名川崎IC3:40-新東名新静岡5:15-県道27号線(井川湖御幸線)-県道60号線(南アルプス公園線)-6:55畑薙第一ダム夏季臨時駐車場
3時間55分 239km 東海フォレスト送迎バス9時30分発ー10時30分着椹島ロッジ
 コンビニは、新静岡ICを出た所にローソン、2キロ先にサークルKがあるだけでその後70キロに1軒も無し。約40キロが林道走行となります。畑薙駐車場、7時前に到着するも約200台分ほぼ満車。バス乗り場には既に100人以上が並んでおり、28人乗りバス3台のピストンの為4台目の9時30分発に乗車。2時間30分待ち。
[復路]送迎バス9時25分椹島ロッジ発-10時25分臨時駐車場着
畑薙駐車場10:30-県道60号、27号-新静岡IC12:45−圏央道相模原相川IC14:30-国道129号、16号、町田街道、多摩ニュータウン通-15:30自宅(府中市) 5時間 231km  東名高速大和トンネル渋滞20キロ超の為、圏央道を利用。
コース状況/
危険箇所等
 登山道は良く整備されており、樹林帯、岩場ともにペイントが施され道を外すことはありません。危険箇所は、強いてあげれば、悪沢岳から中岳へのガレた急坂と赤石岳から富士見平への岩尾根の下りと桟道多数のトラバース道です。
[椹島ロッジ〜千枚小屋] 行動時間5時間30分(休憩60分含む)標高差1400m
椹島ロッジから10分で、滝見橋手前左に登山道入り口あり。沢沿いを緩やかに20分、急坂30分で鉄塔下に着く。ゆるやかな道と急坂を繰り返し2時間弱で水場のある清水平。さらに45分登ると本ルートで唯一の展望所、見晴台に着く。ここから、荒川三山、赤石岳を初めて見ることが出来る。再度、展望のきかないシラビソ林の中を1時間30分で千枚小屋に到着する。
[千枚小屋〜悪沢岳〜中岳〜荒川小屋〜赤石岳〜赤石小屋] 行動時間9時間30分(休憩120分含む)
 千枚小屋からダケカンバの中を20分程登ると、待望の森林限界。すぐ、2880m千枚岳に着く。展望の良い岩場のやせ尾根を1時間登ると本日の最高峰、3141m悪沢岳(荒川東岳)山頂に到着。360度の展望を満喫した後、ガレた急坂を下り、登り返すと3083m荒川中岳に。ここから荒川小屋には500m近く下降する。トラバース道、岩稜を経て、3081m小赤石岳に。東尾根との分岐にザックをデポし、3120m赤石岳山頂に到着する。ザレた急坂を慎重に下り、桟道多数のトラバース道を下ると富士見平に着く。さらに、20分下りやっと赤石小屋にたどり着く。
[赤石小屋〜椹島ロッジ] 行動時間2時間15分(休憩15分含む)標高差1450m
 岩の急坂を2時間少し下ると、椹島ロッジに到着する。
 
午前7時のバス乗り場。DLのアトラクション並みに、2時間30分待ち。マイクロバスによるダートの林道走行は1時間のアトラクション。
2013年09月21日 07:12撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/21 7:12
午前7時のバス乗り場。DLのアトラクション並みに、2時間30分待ち。マイクロバスによるダートの林道走行は1時間のアトラクション。
標高1100m椹島ロッジを10時40分に出発。10分後、滝見橋手前左に登山口。
2013年09月21日 10:44撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/21 10:44
標高1100m椹島ロッジを10時40分に出発。10分後、滝見橋手前左に登山口。
直ぐに、吊り橋を渡ります。このあと、長~い登りが始まります。
2013年09月21日 10:52撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/21 10:52
直ぐに、吊り橋を渡ります。このあと、長~い登りが始まります。
歩き始めて4時間、本ルート唯一の展望所、見晴台。荒川三山、赤石岳がよく見えます。
2013年09月21日 14:39撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
8
9/21 14:39
歩き始めて4時間、本ルート唯一の展望所、見晴台。荒川三山、赤石岳がよく見えます。
千枚小屋までの6時間弱、こんな感じの展望のきかない樹林の中を登り続けます。正直、飽きます。
2013年09月21日 15:09撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
4
9/21 15:09
千枚小屋までの6時間弱、こんな感じの展望のきかない樹林の中を登り続けます。正直、飽きます。
16時20分、標高2500mに建つ千枚小屋に到着。標高差1400m、富士登山並みです。中岳避難小屋泊の予定がスタートが遅すぎた為、ここが本日の宿です。8000円也。築2年、綺麗です。
2013年09月21日 16:23撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/21 16:23
16時20分、標高2500mに建つ千枚小屋に到着。標高差1400m、富士登山並みです。中岳避難小屋泊の予定がスタートが遅すぎた為、ここが本日の宿です。8000円也。築2年、綺麗です。
午前5時、夜明け前の富士山。快晴が期待出来ます。
10
午前5時、夜明け前の富士山。快晴が期待出来ます。
5時30分、雲海からの日の出に大感動するつもりが、1ヶ月前に北岳山荘から見たのとあまり変わらず。でも、美しい。
2013年09月22日 05:33撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
7
9/22 5:33
5時30分、雲海からの日の出に大感動するつもりが、1ヶ月前に北岳山荘から見たのとあまり変わらず。でも、美しい。
千枚小屋を5時50分に出発。ダケカンバの林を抜け、待望の森林限界超。6時25分、2880m千枚岳。赤石岳、富士山の展望が素晴らしい。
2013年09月22日 06:30撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
5
9/22 6:30
千枚小屋を5時50分に出発。ダケカンバの林を抜け、待望の森林限界超。6時25分、2880m千枚岳。赤石岳、富士山の展望が素晴らしい。
悪沢岳に向け、岩場のやせ尾根歩きます。ロックしてます。
2013年09月22日 06:46撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
8
9/22 6:46
悪沢岳に向け、岩場のやせ尾根歩きます。ロックしてます。
7時40分、日本の標高第6位3141m悪沢岳(荒川東岳)。岩稜の山頂は、360度の展望です。椹島との標高差は、2041mもあります。
2013年09月22日 07:42撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
8
9/22 7:42
7時40分、日本の標高第6位3141m悪沢岳(荒川東岳)。岩稜の山頂は、360度の展望です。椹島との標高差は、2041mもあります。
第6位から第1位を望みます。逆光の富士山に威厳さえ感じます。
2013年09月22日 07:48撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
6
9/22 7:48
第6位から第1位を望みます。逆光の富士山に威厳さえ感じます。
悪沢岳から見る、先月登った間ノ岳。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳。遠くには、先週登った奥穂高岳までも見ることが出来ます。
2013年09月22日 07:48撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
5
9/22 7:48
悪沢岳から見る、先月登った間ノ岳。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳。遠くには、先週登った奥穂高岳までも見ることが出来ます。
ガレた急坂を下りまた登ると、昨日泊まる予定だった中岳避難小屋です。管理人さんによると、19時過ぎても宿泊OK。ここに泊まれば、1泊ですんだのにと後悔する。
2013年09月22日 08:54撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/22 8:54
ガレた急坂を下りまた登ると、昨日泊まる予定だった中岳避難小屋です。管理人さんによると、19時過ぎても宿泊OK。ここに泊まれば、1泊ですんだのにと後悔する。
9時15分、日本の標高13位、3083m中岳山頂にて、いつものマンピー。
2013年09月22日 09:18撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
8
9/22 9:18
9時15分、日本の標高13位、3083m中岳山頂にて、いつものマンピー。
ここにザックをデポして、3068m前岳山頂までピストンします。往復15分。
2013年09月22日 09:29撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/22 9:29
ここにザックをデポして、3068m前岳山頂までピストンします。往復15分。
赤石岳に向かう為、一旦荒川小屋まで500m近く下降します。
2013年09月22日 09:37撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
9
9/22 9:37
赤石岳に向かう為、一旦荒川小屋まで500m近く下降します。
ザレた稜線を登り、3081m小赤石岳に。長渕を気取ったつもりが、内田祐也に。
2013年09月22日 12:28撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
6
9/22 12:28
ザレた稜線を登り、3081m小赤石岳に。長渕を気取ったつもりが、内田祐也に。
分岐にザックをデポし、13時00分、3120m百名山赤石岳山頂です。三角点の後ろの避難小屋もガスの中。
2013年09月22日 13:10撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/22 13:10
分岐にザックをデポし、13時00分、3120m百名山赤石岳山頂です。三角点の後ろの避難小屋もガスの中。
赤い字で書かれた赤石岳の標識で、記念撮影。ヤマレコ半袖シャツ1枚では少し寒い。
2013年09月22日 13:01撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
10
9/22 13:01
赤い字で書かれた赤石岳の標識で、記念撮影。ヤマレコ半袖シャツ1枚では少し寒い。
ザレザレの岩稜を慎重に下ります。穂高のザイテングラードより歩き難い。
2013年09月22日 13:43撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/22 13:43
ザレザレの岩稜を慎重に下ります。穂高のザイテングラードより歩き難い。
桟道を多数越えトラバース道を注意しつつ行くと富士見平。振り返れば、赤石岳からの急坂の尾根を見ることが出来ます。
2013年09月22日 14:44撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/22 14:44
桟道を多数越えトラバース道を注意しつつ行くと富士見平。振り返れば、赤石岳からの急坂の尾根を見ることが出来ます。
15時20分、スタートして9時間30分、赤石小屋に到着です。携帯は、ここから5分登った三角点に行かないと通じません。
2013年09月22日 15:35撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
2
9/22 15:35
15時20分、スタートして9時間30分、赤石小屋に到着です。携帯は、ここから5分登った三角点に行かないと通じません。
5時に赤石小屋を出発し、2時間ちょっとで登山口の階段まで下りてきました。
2013年09月23日 07:10撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/23 7:10
5時に赤石小屋を出発し、2時間ちょっとで登山口の階段まで下りてきました。
7時15分、椹島ロッジに到着です。送迎バスの整理券A-12をゲット。9時30分発の臨時便に乗れます。乗車までの2時間をまったりとすごします。
2013年09月23日 07:20撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
4
9/23 7:20
7時15分、椹島ロッジに到着です。送迎バスの整理券A-12をゲット。9時30分発の臨時便に乗れます。乗車までの2時間をまったりとすごします。
先週の台風の影響で、崩落箇所は一旦バスを降ります。10時30分、無事に臨時駐車場に到着しました。
2013年09月23日 10:07撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
4
9/23 10:07
先週の台風の影響で、崩落箇所は一旦バスを降ります。10時30分、無事に臨時駐車場に到着しました。
井川大橋。井川湖にかかる橋長258m幅員2.5mの吊り橋です。30数年前に渡った時、路面は一面の板張りで走るとカタガタと凄い音でしたが、現在はタイヤが通過する部分に一対床板が敷かれあの恐怖感はなし。車で渡る吊り橋、なかなか体験できません。
2013年09月23日 11:03撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
3
9/23 11:03
井川大橋。井川湖にかかる橋長258m幅員2.5mの吊り橋です。30数年前に渡った時、路面は一面の板張りで走るとカタガタと凄い音でしたが、現在はタイヤが通過する部分に一対床板が敷かれあの恐怖感はなし。車で渡る吊り橋、なかなか体験できません。
山バッジが、また増えました。
8
山バッジが、また増えました。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
バンドエイド
1
タオル
2
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
3
替え衣類
2
ザックカバー
1
食器
1
水筒
1
時計
1
非常食
2
スマホ充電器
1
共同装備
コンロ
1
ファーストエイドキット
1
医薬品
1
ラジオ
1
スマホ
カメラ
1
スマホ
ポリタンク
1
1

感想

南アルプスの南部にある百名山、悪沢岳と赤石岳に登って来ました。山深い山域とは聞いていましたが、深すぎます。まず、アクセスの悪さ。登山口まで東海フォレストの運営する送迎バスを利用しなければならず、これがまた本数が少ない上に、終バスが午後2時と、山中に2泊しなければならないシステムになってます。日帰り百名山を目指す者には不便な山域です。かんじんの山々は、本当に自然豊かな素朴で最高です。
日帰り登山がメインの私にとって、2泊の山行は久しぶりの経験でした。たまには、山小屋で小屋のスタッフや登山者と雑談して過ごすのも良いものだと思いました。
アクセスの悪さ故か、登山者の連帯感のようなものが生まれ、たくさんの方々と会話をすることができました。お付き合いしてくださった登山者の皆さん、小屋のスタッフの皆さんありがとうございました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1388人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら