槍ヶ岳 上高地から槍周辺の絶景探し

2021年08月27日(金) 〜 2021年08月29日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 42.4km
• 登り: 2,045m
• 下り: 2,036m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:500
• 休憩: 0:40
• 合計: 0:00

7:20 上高地バスターミナル
8:30 8:30 無料トイレ
9:20 9:20 河童橋
10:40 10:40 小梨平
11:40 11:40 明神館
12:20 12:50 徳本口
13:20 12:50 徳沢公衆トイレ
13:20 4:20 新村橋
4:50 4:50 横尾
5:30 5:40 槍見河原
6:50 一ノ俣

2日目

• 山行: 0:620
• 休憩: 0:230
• 合計: 0:00

8:30 一ノ俣
9:40 9:40 二ノ俣
10:30 10:30 槍沢ロッヂ
10:40 10:40 赤沢岩小屋
10:50 11:20 槍沢大曲り
11:40 11:20 槍沢・天狗原分岐
2:00 5:00 天狗池
5:30 5:30 天狗原分岐
6:00 6:00 中岳
6:40 6:50 大喰岳
7:20 7:20 飛騨乗越
7:50 7:50 槍ヶ岳山荘
8:20 8:20 殺生ヒュッテ
8:40 8:40 播隆窟
9:10 9:10 坊主岩屋下
10:00 10:10 槍沢・天狗原分岐
11:00 11:00 天狗池
12:00 12:00 槍沢・天狗原分岐
13:00 13:00 槍沢大曲り

天候

8/27(金)晴れ
8/28(土)午前中晴れるもガスあり午後より風雨
8/29(日)晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

＜アクセス・駐車場＞
ナビは「あかんだな駐車場」で入力。東海、関西からのアクセス向き。
私は中央道中津川IC降りて、
国道256号、257号、41号、158号でアクセス。
あかんだな駐車場キャパは850台。19時〜3時30分まで入出庫不可。
駐車代1日600円。精算機は2千円札、5千円札、1万円札利用不可。
バスターミナルに近いのは第2P左手。
上高地へはマイカー規制のためバスに乗り換え要。
平日、土日で始発ダイヤが大きく違うため、
ある程度の人数ならタクシー予約がおすすめ。
この日の始発は6時50分。乗車券売場は30分前に開場。
自販機で購入。往復大人2090円。7日間有効。上高地まで片道約30分。
沢渡からのバスより短時間で上高地アクセス出来ることと、
バスの混雑が沢渡に比べてかなり少ないので個人的におすすめ。
往路以上に復路の混雑でバス待ちが少ない。

コース状況／危険箇所等

＜登山ポスト＞
上高地バスターミナルトイレ横に提出所あり。
用紙や筆記具もある。隙間に山岳保険の自販機もあり。

＜上高地〜明神館〜徳沢〜横尾＞
アップダウンのほぼない道幅広い散策路歩き。
日陰がほとんどなので真夏でも比較的歩きやすい。
各所に山小屋、トイレ、水場あり。

＜横尾〜槍沢ロッジ〜ババ平＞
横尾からしばらく進むと道幅狭く登山道らしくなる。
槍沢左岸を進む。斜度はきつくない。展望はほぼなし。
槍見河原からは木々の隙間から何とか槍が見える程度。

＜ババ平〜大曲〜天狗原・槍沢分岐＞
槍沢左岸を歩く。安定したゆるやかな登り。
大曲を過ぎると日中は日差しがキツくなる。
天狗原・槍沢分岐からは槍の姿は見えない。

＜天狗原・槍沢分岐〜天狗池〜横尾のコル〜天狗原・主稜線分岐＞
ガレの枯れ沢をトラバースして対岸にとりつく。
ペイントや旗竿が目印にある。浮石には注意。
対岸に近付くと槍が綺麗に見える。
対岸は灌木の中を進むと岩塊の登山道となり、岩塊を行くと天狗池。
天狗池から横尾のコルまでは岩塊に乗って進んでいく感じ。
コルからは北穂、前穂の展望がよい。
横尾尾根は急峻な岩場を進んでいく。はしごや鎖があるが多くはない。

＜天狗原・主稜線分岐〜中岳〜大喰岳〜飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘＞
風が強くなるため、衣服調整必須。
アップダウンのガレ場や岩場の通過あり。
中岳から大喰岳方面ははしごあり。かなりの強い傾斜となっている。

＜槍ヶ岳山荘〜殺生ヒュッテ＞
ザレの九十九折。下りはいいが、登りはキツい。
東鎌尾根経由は岩場通過があるため、移動だけを考えるならこちら。
殺生ヒュッテ周りはゴロゴロ岩で道が形成されている。

＜殺生ヒュッテ〜坊主岩小屋〜天狗原・槍沢分岐＞
ゴロゴロ岩の道を進む。坊主岩小屋あたりから左岸寄りをトラバース。
細い沢を何度か横切る。やや道の細いとこもある。
下部は九十九折となり、天狗原・槍沢分岐に到達する。

＜ババ平キャンプ場＞
槍沢ロッジでキャンプ受付。
槍沢ロッジ〜ババ平は登り30分、下り20分程。用事は済ませておく。
2021年も予約なし。1名2000円。トイレ・水場代込。
非水洗トイレペーパーあり。夜間電灯あり。シンクの水場あり。
登山道沿いと河原にテントが張れる。河原側のが日差しが避けられる。
河原を使えるためキャパはかなり広大。石固定タイプ。
風の影響を受けにくく悪天も不安なく利用できる。

＜殺生ヒュッテ＞
2021年も予約なし。テント1名2000円。トイレ代込。
水0.5L100円、1L200円。受付横で購入可能。19時まで。
非水洗トイレペーパーあり。かなり年季が入った雰囲気…
岩場の中にテントスペースが点在。大型のテントは不可。
風防があまりよくないためスペース選びが重要。石固定。

写真

あかんだなバスターミナル。始発の30分前に開きます。乗車券の自販機が建物内にあり。

バスで上高地へ。社内から朝モヤけぶる大正池。

河童橋の朝。

明神岳。

徳沢。キャンプしたいと言いつつなかなかキャンプにだけ来ないよね…

沢が綺麗。

横尾山荘。ここで槍方面、穂高方面と人の分岐点。

横尾からは登山道。

雰囲気有る…

翌朝です。モルゲンも朝焼けもなし。日差しにチングルマの果穂が光ります。

天狗池。残念、ガスで槍ヶ岳が見えないので横尾尾根側を撮影。

主稜線。ガスが流れる。

横尾のコルから東を望む。一番左…ふたコブなので鹿島槍？真ん中やや左が燕、中央が大天井かな。

前穂と北穂。この光景デジャヴ感。と思ったら私、冬にここ来てました；

南アルプス越しに富士山も見えます。北沢峠がくっきり。

大天井と常念が入るように撮ったみたい。

蝶ヶ岳の奥は八ヶ岳かな。蓼科山がぽっこりしてます。

横尾尾根を登ります。

こんなはしごもあります。

ガスが取れて槍が見えてきました。その分、強風。

すっきり青空。手前から中岳、大喰岳、槍ヶ岳。

穂高の稜線に乗鞍、御嶽まで見えています。

槍ヶ岳越しに。後立山方面も見えました。

これは大天井と常念がしっかり見えています。

笠にはちょっと雲。鏡平小屋や黒部五郎も写ってます。

槍と黒部源流の山々。

左に黒部五郎、真ん中右奥に薬師、薬師の右に鷲羽、水晶、赤牛。久々に行きたいなー。鷲羽が好き。

中岳から大喰岳には一度下ります。垂直梯子。

シオガマにヤハズハハコ、イワツメグサにキリンソウ。イロトリドリのブーケです。

槍が近づきました。槍ヶ岳山荘は要塞っぽい。テント場…あそこにテントを張るのは怖いかもー。

なんだかんだではじめて近くに来ました。穂先には行きません。

今夜のテント場、殺生ヒュッテが見えます。

殺生ヒュッテ付近から。

稜線より風の影響受けにくいかなと思いましたがそうでもなく暴風でした；；

夜明けです。富士山だけちょっこりわかります。

モルゲンに焼ける槍。

天狗原・槍沢分岐から少しだけ天狗池よりに進むとこの景色。アルペンムード溢れます。

チングルマの果穂のきらきらが好きすぎて撮ってしまう。

逆さ槍。天狗池越しの槍を見たくてもう一度来てみました。

綺麗です＾＾

堪能して下山。素晴らしい景色ですが通る方は少ないみたい。秋は紅葉が良さげ。

槍沢ロッジ。

メルヘンなきのこ。アッチの世界にいけそう。

アサギマダラが舞って秋のはじまりを感じました。

アケボノシュスラン。あちこちに群生。

まだ時期は早いかな。

ミヤマモジズリ。殆ど見かけなかったけど、見れてよかった。八ツや南アに多いです。

トリカブト。

ヨツバシオガマ。

アオノツガザクラ。

エゾシオガマ。

トウヤクリンドウ。

タカネチドリ。もう終わったと思ってたのでうれしい。

ヤマハハコ。

ハクサンサイコ？果実になりつつある？？

感想

minislope

以前から温めていた天狗原経由の槍ヶ岳へ
平日入山出来るタイミングを狙って出掛けて来ました。

このルート、素晴らしかったです。
槍沢からそのまま山頂へ登っていくより、
グリーンバンド上のアルペンムード溢れる槍ヶ岳が堪能できます。
また天候が良ければ天狗池越しの逆さ槍も。
タイミング悪く最初ガスでこの光景が見られなくて、
帰りすがらもう一度足を伸ばして本当に良かったです。
槍ヶ岳を目指すならこのルートとってもおすすめ。
みんな、一目散に山頂に行くので静かですしね＾＾

天気の読みは上手く行って、
風雨にさらされることなく殺生ヒュッテでは
テント設営出来たのですが…
風対策に稜線を外したテント場でしたが風に叩かれました。
最近、テント泊が減っているので心配もありましたが、
場所選びを上手くやって結果16時間寝ていました…

飛騨山脈の主稜線を歩いて、
また眺めた先を歩きに行きたくなりました。