霧来沢前ケ岳南壁V字第2スラブ
- GPS
- 08:53
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日に続き、後輩と沢登りへ。
いや、今回はもはや沢登りではなかった感ある。
前ケ岳南壁スラブ、前に秋に計画したことあったものの行けてなかったルート。
行くとしたら秋かなと思ってたけど、今回は御神楽沢近辺の概念把握と雪渓状況の確認、スラブ登攀練習の為に行ってみることとした。
4時起床、5:30登山口到着。
予報に反してまだ曇りだし、眠いしで、2時間ぐらい寝る。7:30頃出発。
7月に遡行したもうがけ沢同様登山道をひたすら歩く。登山道と遡行する沢が1番近くなるところで入渓。
ここから大きな岩壁が出てくるとは思えない小川を遡行する。ほとんど登攀なく進んでいく。たまに出てくるグリーンタフが綺麗。しばらく進むと、急傾斜のガレ沢と出合うが、その先に岩壁が少し見える。水を汲んでから、急傾斜のガレ沢を少し上がると、景色が開けて岩壁がどーんと現れる!
これはすごい!思ってたより何倍もスケールが大きく、スッキリした岩壁だ!
基部まではちょっと悪い巻きを交えつつで到着。岩も綺麗に乾いていて、天気も良く、テンション上がりつつ登攀スタート。
スラブは谷川あたりの一枚岩タイプではなく、節理が重なっているタイプ。
フリクションで登るというよりは、逆層の緩いフェイスを登っていく感じ。意外とルーファイがやりにくくて、ホールドが繋がってないところは意外と行き詰まる。あと、岩質的にプロテクションが取りづらい。途中に少しだけ潅木があったくらいか。ロープを出して登攀しても、ランナーがほとんどとれないので、リードする意味がなさそうだし、下手に確保とれてない状態で後続のフォローをしても巻き込み事故になりかねないので、ルーファイをしっかりして各自ノーロープで上がるのがいいかなと思う。
まぁ、つまり各々個々人が登攀力、ルーファイ能力必要だなーって感じです。
そんな感じでグングン登って、稜線に出る。その後は意外と手強い藪漕ぎを経て、登山道へ。その後は空身で御神楽岳手前くらいまで見に行ってみたが、いまいち雪渓の有無までは見えなかった。まぁ、概念把握できたので良しとしよう。沢のルートだけでも、御神楽沢、ムサ沢、ム沢、新頭スラブ、湯沢ダイレクトスラブなどなど、このあたりはいい沢がたくさんだ。まだまだやりたいルート沢山ある。
もっと強くならなくてはなー。
その後は、トボトボ登山道を下りて、終了。
2級上くらいかな。
2日間、ちゃんと沢行けて楽しかった。
来週以降はもっといい沢たくさん行きたいね!!yoshikito、またよろしく!
御神楽沢の偵察兼ねて、霧来沢の前ヶ岳V字スラブを登ってきました。想像していたより壮大で、意外と難しかったです。尾根に上がってからが激藪でした。
7月にもうがけ沢を登ったので、下部は登山道でショートカットして鞍掛沢から2本目の枝沢から入渓。小川だ。ほぼ水平な沢を歩いて奥の二俣に到着すると、V字スラブ側は傾斜が一気に上がって素晴らしい見栄えだった。面白いことに左俣は変わらずほぼ水平な小川だった。大岩の小滝を越えていくとスラブの基部に到着した。いざ登り始めてみると登攀ライン選びに迷った。乾いていてフリクションは悪くないが傾斜が強いのと逆層なので、ペタペタ歩くことはできない。トラバースし、草付きとのコンタクトラインをつなぎ、回り込んでルートに戻りとルーファイをしっかりする必要があった。プロテクション取れる所はなかったので、ロープ出すのならトップはノープロで登って、たまにある灌木でビレイすることになるだろう。前述の通り、直登は難しくて、右へ左へ移動しながらだったので、よほどスラブ登攀能力が高くないとロープを引くのはリスクが高いと思う。ルーファイを失敗しなければ登れるが、失敗すると詰んでしまう感じだった。第2スラブ上部で合羽を羽織って藪に突っ込む。尾根まではすぐに着いた。しかし、そこからが長かった。密林をかき分けて進んだが、前後左右みえないので、尾根に乗っているのかどうか判断が難しい。途中、女性パーティとあった。会津の山奥のこんな藪の中で。道間違えながら、一所懸命藪を漕いで1時間ほど格闘の後、御神楽岳避難小屋に着いた。
そこからは御神楽沢の偵察に本名御神楽岳へ向かう。広谷川の本流筋は見えたが、御神楽沢はつばくろ尾根が邪魔して見えない。さらに足を延ばしてコルまで行ってみた。水晶尾根のスラブが見えたが、とんでもなく大きなスラブ状で迫力満点。基部から望むとさらに立派に見えるだろう。御神楽沢は結局、藪に邪魔されて見ることができなかったが、山様を把握することができたので良かった。V字スラブ、思っていたよりも面白かったです。また来週。
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