【白根三山】息子氏８歳、3,000m峰21座全山登頂！【奈良田→広河原】

2021年09月23日(木) 〜 2021年09月24日(金)

• GPS: 19:34
• 距離: 26.0km
• 登り: 3,286m
• 下り: 2,579m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 1:10
• 合計: 10:25

4:36 奈良田バス停
4:45 4:45 奈良田駐車場
5:01 5:01 奈良田第一発電所
5:35 5:35 森山橋
6:00 6:00 早川水系発電所取水口
8:13 8:34 大門沢小屋
11:54 12:09 大門沢下降点
13:03 13:35 農鳥岳
14:08 14:08 西農鳥岳
15:02 農鳥小屋

2日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 1:44
• 合計: 9:02

15:02 農鳥小屋
6:06 6:20 間ノ岳
7:04 7:04 中白根山
7:38 7:40 北岳山荘
8:02 8:03 トラバースルート分岐
8:20 8:21 吊尾根分岐
8:54 9:19 北岳
9:37 9:44 両俣分岐
9:49 10:15 北岳肩ノ小屋
10:35 10:55 小太郎尾根分岐
11:01 11:02 草すべり分岐
12:01 12:03 白根御池小屋
12:37 12:43 第二ベンチ(2059ｍ)
12:58 13:03 第一ベンチ(1880ｍ)
13:22 13:22 白根御池分岐
13:41 13:41 広河原山荘
13:44 13:44 広河原・吊り橋分岐
13:48 ゴール地点

天候

２日とも快晴かつ強風(風速15m-)

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

●〜奈良田
車。片側１車線の両面通行。動物が現れることもなく到着。(思い返せば聖岳へのアクセスが一番道も酷くてサファリパークのような動物遭遇率でビビった)

奈良田の広大な駐車場は閉鎖されて工事中。
白根館近くの駐車場(10台強)へ駐車。

●広河原〜奈良田
バス。平日最終14:30。バス代1,050円+協力金200円を集金係のおばちゃんに支払う。子供料金530円(協力金不要)

コース状況／危険箇所等

●奈良田〜農鳥岳
夥しいとは言い過ぎだが、とにかく視界から赤テープが消えることはない程で、道迷いの危険なし。
一箇所、岩飛びするには危険な渡渉があり、開き直ってザブザブ濡れて渡った。(ダム付近が超絶泥濘んでて汚れてたので綺麗になった)
岩は滑るので安易に飛び移る方が危険と感じた。

●稜線上
危険箇所なし。強風のためルートファインディングは落ち着いて冷静に。

●北岳〜広河原
下りはかなり急坂となり、滑りやすく油断ならない。

その他周辺情報

●農鳥小屋
噂のオヤジには温かく迎えて頂いた。
テント場から水場が往復20-30分とやや遠いため給水ボトルは大きめが吉。

●奈良田の温泉
七不思議の湯 白根館は休館中。
町営の女帝の湯は大人500円。貸しタオル無し。シャンプー&ボディソープ有り。温かいお湯とぬるめのお湯の浴槽あり。熱いお湯が好きな人は物足りないか。ぬるめが好きな人は長風呂できて良いかも。

写真

9/23 5:18

4:30出発。登山口までしばらく舗装路で、ヘッドライト使うことなく月明かりで歩けた。

9/23 5:34

立派な吊り橋

9/23 6:01

立派でない吊り橋

9/23 6:02

斜めっとる....

9/23 6:03

ペラペラ😅
でもありがたいし楽しい♫

9/23 6:34

滑らぬように気をつけて。

9/23 6:43

緑が眩しい

9/23 7:57

隙間が大きく思わず四つん這い

9/23 8:53

渡渉。これは簡単な方。一箇所、諦め開き直ってザブザブ渡渉したところあり。岩が滑って飛び移るには危険すぎた。

9/23 9:38

富士山見えたー！

9/23 12:04

稜線まであがってきた。富士山が見守っててくれる。この後２日間ずっと綺麗に見えてて、どれほど心強かったことか。

9/23 12:08

あの鐘を鳴らすのは息子ぉ〜♫

9/23 12:54

写真では伝わらないが、足をとられるような爆風である。

9/23 13:06

3,000m峰19座目、農鳥岳登頂ぉ！

9/23 13:12

絶景哉★

9/23 13:23

「ねみぃわ」と言い残し、なんと息子氏、爆風の山頂でイビキをかいて寝始めたwww

9/23 13:34

20分くらい仮眠して再出発。
早く農鳥小屋につかねば親父さんに叱られるで〜

9/23 13:43

強風に耐え進む。足元ばかり見るようになると簡単なルートも見失うので慎重に。

9/23 14:05

雄大なる山々、そして小さくも偉大なる歩み

9/23 14:16

西農鳥岳とーちょー。

9/23 15:26

農鳥小屋に到着。噂の親父さんには「よく頑張ったね」と労われた。写真は水場。テント場から往復20-30分。けっこう復路の登りが堪える。

9/23 16:00

本日のお宿は富士山の絶景ビュー付きです♫

9/23 16:52

晩ご飯はラーメンとビーフシチューとドライカレーとアオサ汁。

9/24 4:45

テントを張った場所も良かったのか、強風でテントが傾くこともなく一晩過ごした。
3:30起床、4:45出発。

9/24 5:04

相変わらずの強風である。

9/24 5:22

夜が明けてきた。霜柱をザクザク踏みながら歩く。

9/24 5:25

おーい！富士山！おっはよ〜！

9/24 5:33

ついに夜明け。

9/24 5:38

モルゲンロートの農鳥岳

9/24 6:04

3,000m峰21座目：間ノ岳とーちょーー！

9/24 6:04

キツかったね😓

9/24 6:05

富士山のシルエットがbeautiful！

9/24 7:05

さぁ残すは日本第二峰：北岳！

9/24 7:09

思わず「北岳かっこいいなぁ」の声があがる。

9/24 8:04

北岳山荘を過ぎていよいよ最後の登り。

9/24 8:10

急峻な岩場。

9/24 8:39

日本一の富士山と息子氏

9/24 8:41

ついに！８歳で3,000m峰全山登頂の夢が叶った😭

9/24 9:12

「１年生になったから、富士山のうえでおにぎりを食べたい」
あの日から２年、21座完登を日本第二峰の北岳で完遂できたことが嬉しい。

9/24 13:43

無事に下山！

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

たかし

【親子登山３ヶ年計画】息子８歳で3,000m峰21座全山登頂をついに成し遂げた。長かった、遠かった、どの山も高く険しくキツかった。だが最高に楽しかった！

最後の白根三山は快晴爆風という天候で、稜線上は15kgのザックを背負っててもフラつくほど。８歳にとっては常にドツかれながらの道になったことだろう。二日間ずっと奇跡的に綺麗に見えてた富士山が勇気づけてくれた。
特に二日目は気温も低く、夜明け前から霜柱をザクザク踏んで歩き、ミラーボールのような月が照らす稜線はMoon Light Mileと呼びたくなるほどの美しさ。真っ赤な地平から太陽が登り、鋭利に聳える最後の難関：北岳が浮かぶ。山頂を踏んだ時はさすがに込み上げるものがあった。
『１年生になったから、富士山のうえでおにぎりを食べたい。』あの日から始まった夢が、日本第二峰で結実した。感無量である。

すっかり遺伝した好山病により、今後も親子で山通いは続くだろう。山の魅力は標高にあらず。四季を通じて様々な山に登りたい。コロナ明けたら延期してた海外遠征もね★

コメント

summer68

blue-skyさん
blue-sky息子さん
3,000m峰21座全山登頂おめでとうございます。
凄いですね、8歳にて完登するなんて。
うちの息子(10歳)は、好山病にしようと思ったら、Switchのゲームにはまってしまい、好山病にはなりませんでした。
今後も、いい山旅を。

お風呂〜ダー

お疲れさまでしたネ、息子ちゃん。
世間で一般的に白峰三山は、広河原から南下するのがパターンです。奈良田と広河原の標高差約500mが得ですし。
北上すると、大門沢の登りがエグいですよね。個人的には甲斐駒黒戸尾根の登りよりキツいと思う。

農鳥のオヤジさん、まだまだお元気そうで何よりでした。

たかし

＞summer68さん
ありがとうございます★
うちの息子の好山病もいつまで続くかとヒヤヒヤです😅
でも父親が大好きだった山というのは子供の心に残り、いつかその足が山に向かう日が来るかもしれません。
なにより大人が楽しく遊ぶ背中を子供に見せるのも教育ですよ😉お互い良き山旅を👍

たかし

＞off roaderさん
ご指摘の通り！
私も直前まで広河原からのルートしか考えてなかったのですが、車を奈良田or芦安いずれに停めるにしろ、バスで広河原に向かうとテント泊は肩の小屋。(北岳山荘は閉鎖中)
すると日没までに奈良田に下山できず、２日目が大門小屋泊になり、３日間コースになるのです😓
天候も３日もつタイミングが来そうになく思案して北上ルートとしました。

え⁉️かの有名な黒戸尾根より⁉︎
それは少し自信になります😁

rxv11051

こんにちは！
3000m峰21座登頂 おめでとうございます！
やっぱり北上ルートになりますよね。
うちも娘とえっちらおっちらと笹山ダイレクト尾根から北上して、3000m峰登頂しました。
百高山＆百名山優先プログラムなので3000m峰は11歳になっちゃいましたが、まだまだ登りたい山はたくさんあります。

『１年生になったから、富士山のうえでおにぎりを食べたい。』ってよくわかります。　「友達100人できるかな？」は山ではなかなか人数が揃いませんが、、、

順番はともかくこれからもご安全に楽しまれて下さい！