池口岳〜光岳〜青薙山〜笊ヶ岳〜農鳥岳
- GPS
- 70:06
- 距離
- 95.3km
- 登り
- 8,852m
- 下り
- 8,510m
コースタイム
- 山行
- 0:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:56
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 12:20
- 山行
- 11:56
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 13:08
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 12:30
天候 | 感想欄に記載 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:奈良田から早川町乗合バス 下部温泉駅まで |
写真
感想
昨年南アルプスを甲斐駒ヶ岳から茶臼岳まで縦走した。そのとき農鳥岳は時間切れで光岳は天気が悪くて行かなかった。その2山に行かなかったことがずっとモヤモヤしていた。ということでその2山をつなげて登ろうと計画した。とはいっても北側と南側で離れた位置にある2つの山。ルート選定が悩ましい。主稜線は去年歩いたし…。今回は池口岳登山口から光岳に登って次に畑薙湖から白峰南嶺経由で農鳥岳まで登るというルートで歩いてみることにした。
【1日目】晴れ
朝のフライトで中部国際空港まで移動。名古屋駅でOD缶と水を調達。昼飯に名物?も食べておいた。名古屋からは高速バスで飯田駅まで。飯田駅から広域バス遠山郷線に乗って約1時間20分。大島バス停で下車。ようやく今回のスタート地点に到着。長いよ…。ここから池口岳の登山口まで暗闇の車道を約1時間歩く。今日は登山口にある避難小屋で宿泊。家を出てから移動に約12時間。登山前なのにかなり疲れた…。
【2日目】雨
3時半起き、4時過ぎに出発。まずは池口岳目指してせっせと登る。明瞭で歩きやすい道だった。少しするとポツポツと雨が降り出す。徐々に大粒の雨になる。全身びしょ濡れ。縦走1日目の朝から雨だと気が滅入る。まあ雨の森を歩くのも楽しいと思うようにしよう。止まると寒いのであまり休まず進む。
池口岳への分岐の先で少し迷う。池口岳は写真を一枚写しただけでさっさと来た道を戻った。光岳への道は少しヤブっぽい場所もある。ヤブからのシャワーが少々ウザかった。止まない雨にもうんざり気味。標高が上がったからかめっちゃ寒くなってきてマジ辛かった。
光岳も山頂標識にタッチしたら閉鎖中の光小屋まで急いで移動。冬期小屋には先客が一組。小屋で少し休憩していたが寒くて長居は無理だった。あまり休まず雨の稜線に飛び出す。風がないのが幸いだった。
茶臼岳が近づくとガスが取れてくる。でも雨は止まない。茶臼岳の山頂では風がなくそこそこ展望もあった。昨年はガスで強風地獄だったので嬉しい。今日の宿泊はウソッコ沢の避難小屋。ここまで下ればそんなに寒くない。濡れた服は着干しした。この日は寒かったため約1リットルぐらいしか水を消費しなかった。
【3日目】くもり
3時半起き、4時過ぎに出発。空には星が輝いている。雨は上がったようだ。途中橋の工事中で分岐に気付かずブル道を畑薙湖まで下ってしまう。一旦戻って正規ルートへ復帰。畑薙湖まで下山後に車道側から確認したところ湖には殆ど水がなかったのでそのまま湖の中を渡れたと思う。
せっかく下山したのにまたがっつり登らなくてはいけない。青薙山へ向けて急な斜面を登る。涼しくて快適だった。池の平で水を追加で汲んでおく。青薙山は特に展望もなかった。というかこの尾根の山々はほぼ展望がないのね。稲又山から所の沢越まではルートが分かりにくくて何度かウロウロしてしまった。笊ヶ岳では雲が多くてあまり展望も良くなかった。
笊ヶ岳から伝付け峠までの地味なアップダウンが疲れた体にはまあまあしんどかった。伝付峠はガスで真っ白。幻想的な雰囲気だった。今日は伝付峠の水場の前でツェルト泊。水飲み放題。ここは電波が通じたのでスマホを見ながらまったりしていたら寝るのが遅くなってしまった。
【4日目】晴れ / 雲が多め
4時起き、5時頃に出発。しばらくは林道歩き。天気も良くて涼しかった。林道は所々で崩壊している以外はヤブもなく歩きやすかった。奈良田越から登山道に入る。
笹山が近づくと展望が広がる場所が増えてくる。雲は多いが南アルプスの山々が良く見えた。絶景。笹山を過ぎると樹林を抜ける。これから向かう広河内岳へ続く稜線も良く分かる。早川町側から流れてくる雲とのコントラストが素晴らしい風景だった。絶景を見ながらの稜線歩きは気分が高まるね。
農鳥岳からは北岳を経由して明日の朝にあるき沢橋から夜叉神峠へ下山する予定としていた。しかし農鳥岳に到着した時点で微妙に疲れてしまいもうこれ以上登りたくない気分だった。昨年からのモヤモヤも解消できたしもう満足。予定を変更して大門沢から奈良田に下山することにしよう。
最初は岩がゴツゴツの激下り、その後は沢沿いの道、最後は林道歩きと、それにしても長くてうんざりだった。下山した時間には奈良田からのバスはもうないため近くの公園でツェルト泊して翌日朝一のバスで帰った。
【まとめ】
1日目の雨で気分も落ち込んだが2日目以降はそこそこ天気も良くて南アルプスの山々を満喫できた。予定通り光岳と農鳥岳にも登ることができて満足。マイナールートのためか農鳥岳周辺以外ではほぼ人に会わなかったのも良かった。
今年の春に静岡駅から八紘嶺まで歩いた。八紘嶺から山伏経由で青薙山まで歩けば白峰南嶺と安倍奥がつながる。でも青笹山までの間が崩壊しているとのこと。ヤブ漕ぎしてどうにか迂回するしかないのか…。
【過去の山行記録】
甲斐駒ヶ岳〜塩見岳〜赤石岳〜聖岳〜茶臼岳【南アルプス縦走】
2020年10月03日(土) 〜 2020年10月09日(金)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2634504.html
十枚山〜七面山〜身延山【静岡駅から】
2021年04月09日(金) 〜 2021年04月11日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3071451.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する