薬師峠テント2泊定置で薬師岳&黒部五郎岳
- GPS
- 49:48
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 3,138m
- 下り
- 3,128m
コースタイム
折立7:53-9:01三角点9:11-10:12五光岩-10:45太郎平小屋11:08-11:27薬師峠(テント設営・昼食)13:06-14:06薬師岳山荘-14:50薬師岳山頂15:04-15:32薬師岳山荘15:51-16:29薬師峠(テント泊)
10/14
薬師峠6:43-6:56太郎平小屋7:03-7:31先行者に追い付き休憩7:50-8:34北ノ俣岳8:54-10:15黒部五郎急登手前で休憩10:26-11:03黒部五郎岳の肩11:06-11:18黒部五郎岳山頂(昼食)12:01-14:05北ノ俣岳14:21-15:29太郎平小屋16:03-16:18薬師峠(テント泊)
10/15
薬師峠7:37-7:52太郎平小屋-8:56三角点8:59-9:42折立
天候 | 13日:前日降雪のおかげで視界クリアな快晴(気温低め) 14日:快晴だが気温が高いためガス湧き上がる 15日:曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
折立の駐車場は満杯だったため、路肩駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●折立〜太郎平 初級者でも登りやすい整備された道です。特に三角点から上は左上に薬師岳の広大な稜線、右下に有峰湖、そして後ろに鍬崎山、立山弥陀ヶ原、360度の眺望を斜度のゆるい整備された道を歩く、ハイキング気分な道です。 ●太郎平小屋 目の前にぐるっと囲むように、薬師・水晶・鷲羽・雲ノ平・三俣蓮華・黒部五郎・北ノ俣を間近に望める広大な平原にある小屋です。 薬師峠でテント設置する場合は、ここで受付手続きします(夏季繁忙期はテント場で受付できますが)。テントは1泊500円。 小屋の前には多数のベンチがあって、大勢の人が眺望を楽しみながら休憩しています。缶ビール500円 缶チューハイ400円 ●薬師峠キャンプ場 太郎平小屋から薬師岳方面に20分の薬師への登道と太郎平の暗部に位置したキャンプ場です。サイトは砂地なのでペグダウンしやすく、また石もたくさんあるので、ペグダウンの補強や耐風に使えます。広いサイトからは正面に黒部五郎岳を望むことが出来ます。 水場とトイレはサイトから1分ほどの至近にあり、水量は豊富、トイレは洋式でペーパー完備の立派なものです。 ●薬師峠〜薬師岳 峠からしばらくは樹林帯の斜度のきついガレた沢を登ります。薬師平から上は斜度も緩くなり、また眺望の良いコースになります。頂上まで一時間弱の稜線上に薬師岳山荘があります。 (ちょうど小屋閉めのタイミングでした) おおらかな稜線を登り、ケルンのある東南稜分岐を越えて、トラバース気味に登ると、やがて薬師岳山頂です(祠があります)。 山頂からは360度の眺望が楽しめ、富山平野と日本海も望むことが出来ます。 ●太郎平〜黒部五郎岳 右に雲ノ平、薬師岳、進行方向に黒部五郎岳やはるか向こうに見える槍や笠を眺めて歩ける眺望バツグンの稜線漫歩コースです。 おおらかな北ノ俣岳や赤木岳などのアップダウンを越えて最後にガッツリの急登で黒部五郎岳です。 北ノ俣岳手前の飛越新道ルートからも日帰りピストンの人が登ってきます。 今回は安房トンネルから双六渓谷への道を経て、飛越新道登山口脇を通過して有峰林道で有峰湖の3/4をぐるっと回って、折立に入りました。 |
写真
感想
10月3連休、ちょうど連休明けの15日に地元(金沢)で開催される創立120周年の高校同窓会に参加するついでに途中通過する北アルプスにテント2泊で行ってきました。
下山後、その日に金沢へ入るので、普段の船橋からの往復では入りづらい折立からの北アルプス登山に決定し、好天予報だったので、2泊して薬師岳と黒部五郎岳の両ピストン山行としました。
折立から入山するのは2回目。前回は登山を始めて2シーズン目の6年前の夏。
健脚いとこと一緒に3泊4日で薬師・黒部五郎・鷲羽・三俣蓮華・双六・笠を縦走した思いで深い山行でした。
先日の南アルプス白峰三山縦走では、同じく6年前の下山タイムよりも劣ってしまったので、今回こそは前回よりも早いタイムで太郎平まで登るぞと気合十分。
折立から太郎平までの標準タイムは5時間ちょうど。目標を3時間以内として、スタートからペースよく歩き、歩きやすいコースということもあって、2時間52分でバッチリ目標クリア。小屋前からは周囲を囲む峰々の眺望もバッチリ。前日の降雪と冷えたクリアな空気で峰々の真っ白になった稜線風景を拝むことが出来ました。
薬師峠でテント設置し、小一時間ほど昼寝してから薬師岳ピストンへ出発。
こちらも往復での標準タイムは4時間50分でしたが、軽身なのもあって、山頂まで2時間かからず、帰りには、持参した缶チューハイを薬師岳小屋のベンチで飲んで過ごす余裕も作れました。こうして暗くなる前に余裕でテントまで戻れ、テント前で黒部五郎岳を見ながらノンビリ夕食&晩酌タイム。
初日は折立までの運転の疲れや寝不足気味もあったので、日没で暗くなるとそのまま寝てしまい、グッスリ10時間以上寝ることが出来ました。
2日目はテントをそのままにしての黒部五郎岳までの長躯ピストン。
テント撤収する必要がないし、軽身で行けるので気持ちも楽チンです。
朝食準備していると、隣でテント泊していた単独行のオジサンがテント撤収完了してご挨拶。これから北ノ俣岳へ登って、飛越新道を下山して車で茨城まで帰る予定とのこと。
後ほどの再会を約束して、出発準備をし、6時半に先行したオジサンを追いかけて出発。太郎平小屋手前で忘れ物(食糧持参忘れ)に気づき、慌ててテントに戻り、改めて6時43分にテントを出発。
軽身でペースよく歩き、1時間かからないところで先行していたオジサンに追いつき、その場で20分ほど休憩を兼ねて談笑タイムを楽しみました。
後ほど北ノ俣岳での再会を約束して先に休憩地点を発ちましたが、ペースが違いすぎたためか、結局山頂での再会は果たせずとなりました。
北ノ俣岳山頂は見晴らしの良い展望地。
風を避けるために山頂の黒部源流側にある笹原で20分ほど、次に目指す黒部五郎や目の前に展開する雲ノ平を囲む名峰たちを眺めながら食糧休憩。
休憩していると飛越新道を薄暗いうちに出発してきた単独行のお兄さんがやってきて話をしてみるとこれから黒部五郎ピストンして日帰りする予定とのこと。
同じルートを歩く人がいることでちょっぴり安心しながら、このお兄さんの出発後に後を追ってこちらも出発。
北ノ俣岳から黒部五郎岳の稜線はここまでと同様、おおらかで見通しの良い稜線ルートですが、意外とアップダウンがありました。
最後の黒部五郎岳への急登手前での休憩をはさみ、少々あえぎながら、
11:18 目的地の黒部五郎岳山頂に到着。
山頂には先に到着していた単独行のお兄さんと、三俣蓮華のテン場を今朝出発してきた2人組のお兄さん、そして私の4名。
今日はあとは元きた道を帰るだけだし、夕方までにテントへ戻れば良いので、時間はタップリ残っています。
ちょっと霞がかって前日ほどのクリアさは無いものの、晴天の山頂でガスの湧き上がる四囲の眺望を楽しみながら、12時過ぎまでノンビリ。
ゆっくり単独行のお兄さんと山談義を楽しみました。
やっぱり山って良いね。
単独行のお兄さんはもう少しノンビリ山頂で過ごすとのことで、12時過ぎに山頂を出発してきた道を戻って太郎平小屋に15時半帰着。
晩飯まで時間があるので、小屋前のベンチで北アルプスの峰々を眺めながら缶チューハイでノンビリしてからテントに戻り、暗くなるまで外で晩飯&晩酌。
翌日は折立までたぶん2時間ほどで下るだけなので、チビチビやりながら最後の夜を満喫です(それでも睡眠10時間ぐっすり)。やはり翌日は平日だということでテン泊は4張4名だけの寂しいものでした。
最終日は時間的余裕もあるので、ゆっくり起きてノンビリ朝食を食べ、テント撤収。今回はテント結露することがなかったので、撤収もスムーズでした。
7時半過ぎにテン場を出発し、歩きやすい下山路をサクサク歩き、太郎平から2時間かからずに折立に帰着。そのまま実家のある金沢へ昼過ぎに帰ることが出来ました。
山から下りてきたら、台風が接近しているということで、天気は下り坂で実家に到着する前に雨が降り始めたので、今回の2泊3日はギリギリ好天に恵まれた山行でした。
これで、今シーズンの無雪期テント山行は終了。
来年の残雪期明けまでは小屋泊や日帰りでの雪山縦走ですかね(^^)
kazさんこんばんわ。
まだ行ったことのない北アの薬師岳、黒部五郎岳2泊3日羨ましいです。写真を見ると本当に雄大な景色ですな。
標準コースタイムの約半分。日が短くなってきてkazさんほどの健脚でないと日没前に戻ってくるのは厳しそう。さすがです。
ところでkazさんのご自宅から折立までは、何時間くらいかかりますか?結構遠いし1人だと大変ですよね。そこがまた凄い所です。来年は行ってみたいな〜。
YAMA555さん、お久しぶりです、コメントありがごうございます。
テント定置での軽身行動だったので、早く歩けただけなんです。重装備だと、さすがに...ね
このコースはずっと眺望が望めるので、ちょっと遠いけど、ぜひオススメですよ。
家(西船橋)から折立までの所要時間は約6時間。
早く行くならずっと高速を使って立山IC下車のルートなんでしょうけど、中央高速を松本で降り、安房トンネルから平湯を抜けて、双六渓谷沿いから有峰林道に入る距離重視ルートを使いました。
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