槍ヶ岳3180m:厳冬期に槍ました〜
- GPS
- 15:24
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,416m
- 下り
- 2,446m
コースタイム
- 山行
- 13:13
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 15:24
天候 | ド快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
右俣林道はスタートから雪が繋がっています。白出沢からは登山道になります。もう2降りないと沢床歩行は難しいです。槍平小屋からは上を向いて進もう!この日は30cmの新雪が乗っていましたが、結合は良く、雪崩警戒の雪では無かったです。登りは3パーティー4名、単独2、我々2名の4人でした。下りはブルークリフの小屋泊山スキーボードツアーの方が5名程下って行かれたのでシュプールはかなり多数でした。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
3000m級は天気が良くてもインナー保温ジャケットは必要です。
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感想
JunDrさんから槍ヶ岳へ行きますが、どうですか?とlineが来たのでもちろん行きますよ〜と返事をした。のは良いが、よく聞くと前日に焼岳に登って、槍ヶ岳はワンデーで行くとのこと(絶句・・・)だが、顔では笑って行きますか〜(汗)
深夜に新穂高温泉を出発、林道入口からシール歩行可能。先日のものと思われる立派なトレースが飛騨沢半ばまで続いていたため、ラッセルの苦労なかった(先行の皆さんありがとうございます)。ただ、槍平小屋を過ぎると暗闇の単調な飛騨沢登り、眠気が半端ない。気がつくと地蔵になっている(変な夢を見ていることも・・・)。ハッと目が覚めて歩き出すと言うことを繰り返す。こんなんでたどり着けるのだろうか?いやいや、進むしかないんだ!と自分を鼓舞しながら歩み続ける。JunDr さんには遅れがちだが「じっくり行こう」が最近のモットーだ。それでも、明るくなってくると体内時計が働くのだろうか、眠気は無くなっていった。
先行の山スキーヤー二人、JunDrさんと続いて飛騨乗越に近づいていく。飛騨乗越は風の通り道になっているので雪は吹き飛ばされて氷化斜面が多くなってくる。足場の確かなところでアイゼン歩行に切り替えて飛騨乗越に到着。スキーはここにデポして槍の穂先を目指す。
穂先へはカメラとピッケルだけの空荷でアタック。しっかりしたクサリが付けられていたのと、カチカチに氷化はしていなかったので割とスムーズに天辺に登頂。やった!槍ました!!!雲ひとつない晴天。この時期のこの天候は貴重だ、アッ!そうだ俺は晴男だったんだと思い出した(笑)。槍ブルーと純白の峰々を楽しんだら下山しよう。バックステップで慎重に降りる(怖)。ピッケルは必携と思います、ウィペットだけだとちょっと怖いかも・・・
デポ地点まで戻ったら、スキーを履いて滑降開始。滑り出し地点は斜度はあまり無いが、氷化している。慎重に夏道をトレースしながら、石を避けながら、とドロップポイントを探す。少し落とすと吹き溜まりが増えてくるので、良さげな斜面に飛び込んでみる。ちょっと急だったがスキーと体が反応してくれて気持ち良く落ちて行ける。最高じゃありませんか!!!目の前には広大な飛騨沢の雪原が広がり、スキーならどこでも滑り回れる。先行者のシュプールはあるがノートラックの斜面はいくらでも残っている。JunDr さんと好き放題にパウダースノーを楽しんだ。槍平小屋までは至福の時間、このためにここにやって来た。今日はTHE BIG DAYでしたね。
あとは消化試合のはずだが、登山道の降りアップダウンが自分にとっては核心だった。シールでの登山道のアップダウンが上手くいかなくて四苦八苦。先行のJunDr さんを随分お待たせることになってしまった。申し訳ありません。今後の課題とさせていただきます(泣)
白出沢からの林道はボブスレーコースとなっていてスキーの機動性を活かしてのスピーディーな下山。自分がもたもたしていたせいで余分に時間がかかってしまってJunDrさん、申し訳ありませんでしたが、無事に槍ヶ岳ワンデーができましたね。ありがとうございました。無理しても行って良かったです。
昨日の焼岳が思ったよりも時間・体力を使い、翌日の槍ワンデイに影響が残らないか、やや心配しながらでしたが、tooruohさんの浮き沈み無い淡々とした安定したモチベーションに助けられ、突入しました厳冬期槍ワンデイ。
電波の入らない谷筋時間が長く、仕事の連絡が取りにくい環境での山行は極力止めてきたが、今週は仕事も安定しているし、久々の2連休だ!週休2日なら何度もチャンスはあるだろうが自分にはチャンスは僅かだ。
以前から槍たいな〜やらないとな〜と思いつつ、休みと好天のチャンスが無く先延ばしになっていた、厳冬期槍ワンデイですが漸く叶いました。しかもドピーカンとパウダーのご褒美付き。(前日、温泉に入りながら・・・飛騨沢なんてパックスノーだよ〜修行だけで楽しくないし・・・と散々コケにされてしまったが、ここはキッチリ、Big Mountain!!と言い返させていただきましょう)ココまでの条件はまずないので、絶対に諦め無い気持ちを持ち続け淡々と登りました。下りは小屋泊のスキーツアーパーティーのシュプールで賑わってしまいましたが、まあそれは仕方の無いこと。冬季の槍の穂先は注意して登りましょう。アイゼンワークは重要です。アルミでは無く出来ればクロモリアイゼンでね・・・
今回ktn92さん、tooruohさんと3名でスタートでしたが、ktn92さんの脚の具合が良くなく、白出沢でリターンとなりましたが、アラ還2名で諦めずに頑張りました!またチャンスがあれば皆で槍ましょう!
厳冬期の槍ケ岳、憧れです。
スキーの機動性と厳冬期の3000m峰を登る技術&体力を発揮してのワンデイ登頂、おめでとうございます!!
何も言うことはありません。
とにかく凄すぎます!!!
近頃のアラ還、侮れませんね
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