聖・赤石・悪沢・塩見(畑薙⇒三伏峠)
- GPS
- 248:00
- 距離
- 69.7km
- 登り
- 6,632m
- 下り
- 6,868m
コースタイム
畑薙(7:20)−横窪沢小屋(10:50)−茶臼小屋(16:30)
【2日目:12/29】
茶臼小屋(7:00)−上河内岳(10:00)−聖平小屋(13:30-14:00)−テント落下地点(14:30)−聖平小屋(15:30)
【3日目:12/30】
聖平小屋(5:30)−小聖岳(8:10)−前聖岳(10:00)−聖兎のコル(11:40)−兎岳避難小屋(15:00)
【4日目:12/31】
兎岳避難小屋(6:40)−兎岳(7:00)−中盛丸山(9:50)−百間洞分岐(10:30-11:20)−大沢岳(12:10)−百間洞山の家(13:20)
【5日目:1/1】
百間洞山の家(6:30)−百間平手前(8:00)−百間洞山の家(9:00)
【6日目:1/2】
百間洞山の家(10:00)−赤石岳(13:20)−荒川小屋(15:00)−中岳避難小屋(17:00)
【7日目:1/3】
中岳避難小屋(6:00)−悪沢岳(7:00)−中岳避難小屋(7:50)−荒川前岳(8:10)−幕営地点(15:00)
【8日目:1/4】
幕営地点(8:00)−高山裏避難小屋(10:00)−板屋岳(14:10)−幕営地点(16:30)
【9日目:1/5】
幕営地点(8:00)−小河内岳(12:20)−烏帽子岳(13:50)−三伏峠小屋(14:50)
【10日目:1/6】
三伏峠小屋(6:00)−塩見小屋(8:40)−塩見岳(9:50)−三伏峠小屋(13:10)
【11日目:1/7】
三伏峠小屋(5:30)−塩川小屋(7:00)−塩の里(9:00-10:00)−鹿塩バス停(10:05)
天候 | 12/28:晴れのち雪 12/29:晴れのち曇り 12/30:快晴 12/31:吹雪のち晴れ 1/1:吹雪 1/2:吹雪のち晴れ 1/3:快晴 1/4:快晴 1/5:快晴 1/6:晴れ 1/7:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
静岡駅⇒畑薙:千代田タクシーで2時間ちょい、20300円 帰り: 鹿塩⇒松川IC:伊那バス 松川ICから新宿方面の高速バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなかった。 アイゼン・ピッケルを使えて、ラッセルする体力があれば十分と思われる。 クラストしている部分、していない部分が入り混じっている部分では、 アイゼン+ワカンが便利だった。 畑薙⇒茶臼小屋 水呑場あたりからワカンを装着してラッセル。 茶臼小屋⇒上河内岳 途中、樹林帯がありラッセルとなるが、距離が短いのでたいしたことはなかった。 クラストしている部分が多いので歩きやすい。 上河内岳⇒聖平 最初はクラストしていて歩きやすい。 樹林帯に入ると、膝くらいまでのラッセル。 聖平⇒小聖⇒聖 樹林帯はトレースがなければ膝くらいまでのラッセル。 最初は吹き溜まりがあるが、それを過ぎるとクラストしているか、岩が露出しているかで歩きやすい。 聖⇒兎 下りは、比較的クラストしていて歩きやすかった。 コルからは、表面は硬いが中はスカスカでモナカ状のため、かなり歩きにくかった。 兎⇒百間洞 兎⇒小兎まではクラストしていて歩きやすかった。 小兎からは、吹き溜まりになっているようなところが多く、ラッセル気味。 大沢岳の手前(百間洞への分岐あたり)からは、再びクラストして歩きやすかった。 百間洞⇒赤石岳 稜線に出るまでの樹林帯はラッセル必要だが、距離は短い。 あとは、クラストしていて快適に歩けた。 赤石岳⇒悪沢岳 大聖寺平までクラストしていて快適な稜線歩き。 荒川小屋手前に樹林帯がありラッセルが必要になるが、距離は短い。 荒川小屋に用がないなら、尾根を通った方が早いのかもしれない。 樹林帯を過ぎると、雪の量が減って楽になる。 最後は、夏道がよく分からなかったため、前岳へ直登した。 前岳から悪沢岳間は、クラストしていて快適。 悪沢岳⇒高山裏 前岳のカール上部まではクラストしていた。 クラストしている部分を抜けてからは行けるところまで尻セード。 樹林帯に入ってからはラッセル。 トラバース道に入ってからは、新雪が膝上〜腰近くまであり、非常に苦労した。 4、5回踏みつけて、ようやく1歩踏み出せた。 夏道で行かず、尾根を行ったほうが良かったのかもしれない。 高山裏⇒小河内岳 膝くらいまでのラッセルが続く。 大日影山手前の瀬戸沢の頭を越えると、脛くらいまでで雪も少し締まってきて少し楽になる。 小河内岳手前から、樹林帯を抜けてハイマツ帯を経て岩場。 小河内岳⇒三伏峠小屋 小河内岳から烏帽子までは、クラストした稜線。 烏帽子岳からは、ラッセルだが下りなので楽。 三伏峠小屋⇔塩見岳 トレースあり。 樹林帯はトレースが無ければ、脛までのラッセルと思われる。 塩川小屋から、ようやくアイゼンの出番。 三伏峠小屋⇒塩川小屋 トレースあり。 急坂なので、トレースが無ければ登りはきつそう。 松川IC近くの松川温泉で日帰り入浴。食堂もあり。 松川IC−松川温泉はタクシーで5分くらい(1000円)。 歩くと30分くらい。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 2 ペツルのMYO RXP(予備でプリンストンのやつ)
予備電池 ライト、GPS、デジカメ用
1/25,000地形図 歩くエリア
ガイド地図 旺文社のやつ
コンパス スント
筆記具
ライター 1
ティッシュ 多数
バンドエイド 10個入り(指に3個くらい使用)
携帯電話
雨具 1 上下
防寒着 1 上下ダウン
スパッツ 1 モンベル
ストック 1 LEKI
ビニール袋 多数
替え衣類 下山後の着替え、及び枕代わり
シュラフ 1 モンベルの#1
シュラフカバー 1 イスカのやつ
水筒 1 テルモスの900ml
時計 1
アイゼン 1 グリベルの12本爪
ピッケル 1 グリベル
スコップ 1 ブラックダイアモンド
わかん 1 エキスパートオブジャパン(Lサイズ)
オーバー手袋 1 ノースフェイスのミトンのやつ
手袋 1 パイネ
インナー手袋 1 フリース素材
防寒用帽子 1 マムート
目出し帽 1 finetrackのやつ
テントシューズ 1 モンベルのやつ
ゴーグル 1 AXEのやつ
細引き 補修用
GPS 1 ガーミンのetrex 30
予備の靴下 1
食料 17日分(予備日4日含む)
テーピング 補修用
|
---|---|
共同装備 |
テント 1 モンベルのステラリッジ1型
テントマット 1 リッジレスト ソーライト レギュラー
コンロ 1 プリムスの153ウルトラバーナー
ガスカートリッジ 8 プリムスのウルトラガス(3.5個使用)
コッヘル(鍋) 1 スノーピーク
ラジオ 1 東芝の2000円弱のやつ
カメラ 1 OLYMPUSのTG-1(予備電池1個)
ペットボトル(1L) 1
|
感想
当初の予定では仙丈ヶ岳まで行く予定だったが、心が折れて塩見岳まで。
仙丈ヶ岳まで行けなかったのが少し心残りだったが、まあ満足。
装備と以下の食糧をグレゴリーの75Lザックに詰めて、約30kg。重かった。
食糧(13日分+予備4日分)
【朝食】
アルファ米(わかめ・梅わかめ・赤飯):17個
カップラーメンリフィル(ノーマル・シーフード・トマトチリ・カレー・チキンラーメン):14個
パスタ:3個
紅茶(日東紅茶 しょうが&ゆず):17袋
アミノバイタル:17袋
【夕食】
アルファ米(白米):12個
アルファ米(牛飯・炒飯):5個
フリーズドライ類(カレー・ハヤシライス・丼):12個
ビタミン剤:3粒/日
【行動食】
カロリーメイト:17箱(2袋入り)
有馬のきなこ大豆:3袋
有馬の煎り豆:3袋
バタピー:1袋
チョコ(明治スリーエー・キットカット・明治アーモンド):4袋
ドライフルーツ(パイナップル・マンゴー):700g
飴:3袋
テルモス用の紅茶(伊藤園のTEA'S TEA):2袋
ガスは3.5個分使用。
寝るとき寝袋の中に入れてたりしたせいか、思ったより減らなかった。
行動食が思ったよりも減った。
インナー手袋に穴が何箇所かあいて、少し辛かった。
持ってきていたテーピングで補修しようとしたが、うまくくっつかなかった。
次は、ウールの厚手のものに変えようと思う。
テント内でコンロ使っていたら、寝袋にも穴あけてしまった。
テーピングで何とか補修したが、ガムテープの方がよさそう。
途中、ワカンの紐が切れそうになっていたので、細引きで補修した。
長期の山行だと、補修用具があると心強い。
以下の小屋は使用可能だった。
通年開放のものも含まれているが、冬季に開放してくれているのはありがたい。
ウソッコ沢小屋・横窪沢小屋・茶臼小屋・聖平小屋・兎岳避難小屋・百間洞山の家・赤石岳避難小屋・荒川小屋・中岳避難小屋・高山裏避難小屋・小河内岳避難小屋・三伏峠小屋
兎岳避難小屋は、入り口が雪で埋まっていて、雪かきが必要だった。また、扉も十分に閉まらなかった。
中岳避難小屋・三伏峠小屋で一緒になった方から食料頂いた。
大変ありがたかった。
こんばんは。
沼平の登山口でお会いしたものです。
おそらく前聖のピークでニアミス
だったと思います。(人影が見えました)
塩見まで行かれたんですね。スゴイです。
今後も記録、楽しみにしています。
tyakuさん。こんにちは。
コメントありがとうございます。
聖東尾根の記録見ました。
少し時間がずれてれば、頂上でも会えましたね。
(もうちょい風が穏やかなら頂上でのんびりしてたのですが・・)
悪沢岳以降は樹林帯が多く、ラッセル修行でした。
こちらこそ、記録楽しみにしています。
また、どこかの山でお会いしましょう。
その節は、お世話になりました。
ヤマレコのユーザーさんとお聞きしてましたので、
記録が乗せられるのを心待ちしておりました。
先行でブログ記事の方も拝見させて頂いておりましたが、
素晴らしい写真の数々、堪能させて頂きました。
塩見岳まで縦走したとは、すごいです。
とても私にはマネできそうにもない大記録ですが、
来期に、聖岳方面からの赤石岳登頂をやってみたく思っていますので、
参考にさせて頂きたいと考えております。
この度、お会いできたのは光栄でした。
また、どこかの山でお会いしましょう
Luskeさん。こんにちは。
こちらこそ、食料頂きありがとうございました◎
悪沢以降は、ラッセルで思った以上に進まない部分がありましたが、どうにか塩見まではたどり着けました。
ただ、塩見に着いてみると、先に見える仙丈ケ岳が少し名残惜しかったです。
聖〜悪沢は、クラストした部分の多い稜線歩きで楽しかったので、お勧めです。
百間平からの赤石岳はカッコいいですよ◎
自分も沢登り始めようかな〜と考えているので、記録参考にさせてもらいます。
では、またどこかの山で会いましょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する