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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳 権現岳〜旭岳〜ツルネ東稜 天女山入口を起点に周回
2014年01月16日(木) [日帰り]


- GPS
- 11:12
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,487m
- 下り
- 1,476m
コースタイム
天女山入口ゲート6:40 - 9:07前三ッ頭9:19 - 三ッ頭9:47 - 11:40権現岳12:00 -
旭岳12:45 - ツルネ13:14 - ツルネ東稜 - 14:45出合小屋15:00 - 美し森駐車場16:55 -
八ヶ岳高原ライン - 天女山入口ゲート17:52
行動時間 11時間12分(休憩含む)
旭岳12:45 - ツルネ13:14 - ツルネ東稜 - 14:45出合小屋15:00 - 美し森駐車場16:55 -
八ヶ岳高原ライン - 天女山入口ゲート17:52
行動時間 11時間12分(休憩含む)
天候 | 超快晴!雲ひとつない、凄すぎ 権現岳 −11℃ 出合小屋 −7℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
天女山入口ゲート → パノラマの湯 → 北杜市 ※天女山入口ゲートの駐車スペースは数台程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★権現岳まで 前日(15日)に降雪あり。完全にトレースが埋まるほどの降雪量では なかった模様。ただし、権現岳はほぼトレースが消えていた。 トラバースの箇所は雪壁と化していた。抜けるまであと数mのところまで せまったがやむなく断念した。足を踏み入れると膝下くらいまで埋まったので 何とか抜けられたかもしれない。しかし、安全をとって回避した。 幸いにも正面の急斜面に登路を見出だし、直登して山頂に抜け出すことが出来た。 三ッ頭はご存じ強風帯。防風対策はしっかりと。 ★権現岳〜旭岳〜ツルネ トレースのおかげで抜けられたが、今後、積雪が増してトレースがなくなると 非常に厳しいラッセルを強いられるでしょう。 ★ツルネ東稜 トレースあり。トレースにそって急下降していくが目印の赤テープにも気をくばった ほうがいい。ここもトレースがないと厳しいラッセルになるだろう。 ★温泉 パノラマの湯・・・甲斐大泉駅近く 入浴料700円 露天から富士山が見えます |
写真
撮影機器:
感想
16日は願ってもない快晴。
こんな日に山へ行けるなんて嬉しくて仕方がない。
天女山から赤岳までピストンと思ったけど、スタートが遅くなってしまったので
それはやめて行けるところまでにした。
権現のトラバースでだいぶ時間くっちゃったけど何とか切り抜けられてよかった。
一時は敗退が頭をよぎったけどあそこを直登で抜けられるとは知らなかった。
前日の降雪はそれほどではなかったらしく、権現〜ツルネ、それとツルネ東稜にも
ばっちりトレースが残っていてラッキーだった。
権現から先の縦走路はそろそろ幕営装備が必要になってくるね。
八ツの積雪はまだまだこれからですよ。
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権現ピストンでも厳しそうなのに、ツルネもですか。
凄い周回です。
私たちは、18日に権現をピストンしたのですが、sirriusさんのトレースを、頂きだったのですね。スミマセン。
ただ、トラバースの個所は、樹林がわずかにある下の方をトラバースしました。
下山時に、岩稜帯上部にトレースがあったので、ここを登って来た人凄いな
下山後のお風呂は「延命の湯」昨年と同じでしたぁ。
ricalojpさん、こんにちは。
ギボシのトラバース、経験ありませんが権現より凄そうですね。
やはり天女山からのほうが無難ですね。
で、トラバースのところですが。
なるほど、あの下からでも廻り込めたのですね。
いままでトレースのある時にしか通過したことがなかったので
あの雪壁には面喰いました。
しばらく呆然と立ちつくしてしまいました。
このまま敗退なんて 嫌だ!
気を取り直して上部を見上げたら何とか行けそうな感じがしました。
しかも薄くトレースが残っていて、同じ考えの人がいるんだなぁと
思った次第です。
「延命の湯」はインターのそばですぐに中央道に乗れるからいいですね。
今回は1分1秒でも早くお風呂に入りたかったので「パノラマの湯」に
しました。
連日の山行、信じられないエネルギーですね。
しかも〆めにこの周回とは。お疲れ様でした。
権現山頂直下の例のトラバース、siriusさんでも怖かったとはどういう状況でしょう?
うっすらへこんだトレースのようなものがあるようにも見えますが、確かに滑ったらかなり下まで滑落ですよね。
自分の写真と見比べると、あそこにある三つの大岩の一番右と真ん中の岩の間を登ったのでしょうか。それもまたすごい。
権現からツルネに向かう稜線ルートもこんな時期なのに意外とはっきりしたトレースがあるのですね。ツルネ東稜にもあんな明瞭な溝のようなトレースがあるとは。あれはとても一人二人のトレースじゃない気がします。
意外と「怖そうだな」と思ったのは、最後のマシュマロみたいな雪山ばかりの地獄谷のショット73〜78あたり(^^)
踏み抜き=沢落ちを心配しながら何度も渡渉しなければならないのは別の意味で緊張しますね。
絶好の天気で黒っぽく見えるほど濃紺の空。
厳しそうなギボシにも赤岳にも誘われます。
素晴らしいレコを見せていただきました。
pasocomさん、こんにちは。
あのトラバース、写真で見ると確かにうすくトレースのようなものが
確認できますね。
足を踏み入れるとしっかり踏ん張りがきいて、流されることも
ありませんでした。いま思うにおそらく無事に渡りきれたと思います。
ですが・・・。そうわかっていても足が進まないのです。
体力とか技術うんぬんではなく、西穂で墜ちたときのことが頭をよぎる
のです。わたしの心の中の問題です。それは前日の西穂独標でも同じでした。
時間が経ってもどうしてもあの恐怖心が拭えないのです。
墜ちてからは、特に、トラバースで臆病になったと思います。
でもそれでいいんだと思うようにしています。
生還が全てですからね。
ツルネ東稜は天狗尾根や旭岳東稜とかのバリエーションをやった人達が
下降路として使ってるのであんなに鮮明なトレースが残るんですね。
でもこれから3月にかけて積雪が増えてくるとどうでしょう。
ラッセルになると厳しいです。
3月上旬にも縦走してみるつもりです。
シリウスさん、こんにちは。
いつもと変わらないすばらしい山行です。
体力よし、ルーファイよし、パフォーマンスよしで3拍子そろってます。
うらやましい限りです。
途中、『墜ちる恐怖心がまさった・・・』という表記がありますが、そうではなくて、『経験が、未然に危険を回避した』という表現のほうが実態に即していると感じました。
クマ
クマさん、こんにちは。
『経験が、未然に危険を回避した』
とてもいい表現ですね。
そうですね、いいように言えばそうなんですけど。
でも実際はたんに臆病になっただけなんですよね。
いま振り返るとそれで良かったと思ってはいますが・・・。
もしクマさんだったらどういう判断されるか、聞いてみたい気がします。
今回は赤岳まで行けなかったのが残念でした。
近いうちにもう一度日帰りで挑戦してみようと思ってます。
こんにちは
昨年2月後半に天女山から権現まで登った時、山頂手前トラバースする岩の下辺りに今にも崩れて来そうな乗用車大の雪の塊が付いていたのでビビって進めずsirius さん同様山頂直下の岩と岩の間を登りました。
同じ登り方する人いるんだなと思ってコメントさせてもらいました。
登りは問題なかったけどピストンだったので下りが怖かったです
ラッセルする程雪が多くないとはいえこの時期に日帰りでこの周回はなかなか大変そう
お疲れ様でした。
素晴しい天気で気持ち良さそうです
mamepyon さん、こんにちは。
そうですよね、トラバースがダメなら上へ抜けようって考えますよね。
あそこで敗退はしたくなかったので必死に登りました。
私もあそこを下るのは内心、嫌だなぁと思ってました。
なかば強引に登ったところを下るわけですからね。
幸いにもツルネ東稜が使えたのでホットしましたよ。
もうじき権現から先のルートは積雪が多くなって滅多に人が入らなく
なります。日帰りが出来るのもいまのうちだけですね。
お天道様に感謝の一日でした。
お疲れ様でした!
3日間、それぞれの場所でsiriusさんらしい登山。
最終日(ですよね)が凄すぎる!快晴で良かったですね。笑
冬の権現はまだ未踏なんです。キレット越え。
次の連休で狙ってみます。(天気次第ですが・・)
一人でやるのはいつも怖いです。
今回のような予期せぬ事態もありますしね。
でも恐怖心があるって大事なことですね。
生還が全てですからね。
週末の降雪で本気の八ヶ岳になってきましたよ。
お互い、気をつけてやりましょうね。
siriusさんとコラボできたら心強いのですがね〜。
makasioさん、こんにちは。
14〜17日と4連休でした。
実は17日(4日目)は黒戸へ・・・なんて思ったんですが。
さすがにそれは自重しました。
体力的には問題なかったんですけどね。やめときました。
厳冬期のキレット越え。
やるなら早いほうがいいよ。
積雪が増えるとラッセルが大変だから。
まあ、ラッセルを楽しみたいなら別だけどね。
冬山は自信満々で行くより少しくらい臆病なほうがいい。
それでいいと思います。
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