再挑戦だよ蛭ヶ岳(大雪後の丹沢、13時間のリベンジマッチ)


- GPS
- 13:06
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,199m
- 下り
- 2,190m
コースタイム
6:38 堀山の家
7:23 花立山荘
7:57 塔ノ岳
8:59 丹沢山 休憩〜9:05
9:57 不動ノ峰
10:07 棚沢の頭
10:25 鬼ヶ岩
11:00 蛭ヶ岳 休憩〜11:40
13:44 丹沢山
15:07 塔ノ岳
17:46 大倉
天候 | 午前:小雪→曇 午後:曇、ときどき晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆大倉〜花立山荘 雪と泥の混じったドロドロ道。雪もベチャベチャしているので滑りやすい ◆花立山荘〜塔ノ岳 ほぼ雪道。締まった雪なのでアイゼン推奨 ◆塔ノ岳〜丹沢山 積雪1m。トレースは締まっており沈みませんが、道を逸れるとズボッと。 ◆丹沢山〜蛭ヶ岳 積雪1m以上。トレースはありますが、あまり踏まれていないためくるぶし位までは沈みます。ワカンが必要なほどではありません。急傾斜のやせ尾根上り下りあり。ステップを切っても崩れやすいのが難点です。雪庇が多いのでトレース外への逸脱は危険かもです。 |
写真
感想
前回の敗退(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-384385.html )から2ヶ月、今度こそという意気込みで再挑戦してみました蛭ヶ岳。
今日は以前よりいくつか条件が良いハズ。そんな目論見は以下のとおり。
(1)日の入りが1時間ほど遅くなった、プラス前回より早いスタートなので行動時間が延びた。
(2)降雪から1週間経っているので雪が締まっていて、トレースも心配なし
(3)念のため、ワカンも装備!
余裕を持って行ける!と、思っていたんですよ。開始前は・・・
前回同様、夜明け前に車を走らせ、大倉の有料パーキングへ。残雪を心配していましたが道路はほぼ雪がなくなっていましたね。
用意を整え、4:50に歩行開始。登山口までの舗装路は若干凍結していたりするのでアイゼン着用を少し迷いました。登山口から雑事場ノ平までは土と雪のミックス、往路は凍っていましたが、日中はべちゃべちゃの泥道&雪道と化します。観音茶屋は前部が倒壊しており休業状態。帰りには崩れた建材が片付けられていました。
雑事場ノ平からは雪が多くなってくるのでアイゼンを装着。ヒップソリで下りる人が多いのか、登山道は所々、滑り台になっているところがあります。雪のせいで思っていたよりも速度が出ません。花立山荘を越えるといよいよ雪が深くなり、本格的な雪山登山に。塔ノ岳から丹沢山まではしっかりとトレースがあり、よく踏まれているためアイゼンでも沈みませんでした。無雪期と同じくらいの速度で丹沢山まで行けたので、ほっと一安心です。
ここからは私にとって初めてのコース。普段の状況と異なるかもしれませんがなかなかハードな道でした。
丹沢山から先はいよいよ雪深く、1mくらいの厚みの雪庇もあちこちにある白い世界です。丹沢山から不動ノ峰まで、細かいアップダウンで距離にしては時間がかかります。そこから鬼ヶ岩までは比較的スムーズに進めました。ルートでヒヤリとする箇所は3箇所ほどある急斜面の下り、脚立を下りるような角度で、柔らかい雪のステップを追っていくので足元が崩れないか神経を使います。鬼ヶ岩からの下りも同様ですが、ここは露出した岩を目印に脚をかけていけば比較的安心かと。
稜線は雪のため広く見えますが、実際は雪庇だったりするのでトレースを外れて歩くのは危険です。完全に雪で埋まっていますが木道・木階段もあるようでトレースから一歩ずれるとズボッと踏み抜くこともあります。雪庇が形成される程ですから、絶えず南西からの風が吹いています。体が冷えるのも心配ですがバランスを崩される恐れもありますね。
実は今回、およそ1ヶ月ぶりの山行。2月は荒天やら用事やらで全然歩けていなかったので間が開いてしまいました。
まあ大丈夫だろうと高を括っていたところが、予想以上に脚が鈍っていたようで往路から既に大腿に違和感。休憩を挟みながら騙し騙し進むもなかなか速度が乗りません。塔ノ岳に至るまでにスタートを早めたぶん30分の余裕を使い果たしていました。間断的に悲鳴を上げる両脚の大腿四頭筋、攣りそうな気配を示す左のハムストリングをなだめながらトレーニング不足をかなり後悔。
そんなこんなでようやく念願の蛭ヶ岳へ。感動の記念撮影のはずが景色は何も見えませんし、誰もいないので標柱をタッチして早々に蛭ヶ岳山荘で昼食休憩。既にかなりの疲労だったので「やった!」というより「これであとは帰るだけだ・・・」といったネガティブっぷり。
限界を迎えつつある脚を引き摺りながらの復路は、精神鍛錬の様相へ。もう歩けないと萎えかかる気持ちを叱咤しながら無理矢理に脚を前に出すような状況に。疲労で筋力が落ちまくった脚ではとっさの反応はできないですからね、とにかく転ばないよう、踏み外さないよう慎重に戻ります。ゴール直前で体力を使い果たした雑事場ノ平〜大倉の間は、ほとんど気力だけで歩いていたようなものです。気力の源泉はやはり行動食だったのかもしれません、チョコバーやらエネルギーゼリーやら多めに持っておいて正解でした。食べていればとりあえずは動けるもんなんだなあと実感しました。
フラフラになりながらとはいえ日帰りでの蛭ヶ岳ピストン、ようやく達成できました。結局13時間かかったので、1日の行動時間としては最長ですね。いやあ疲れました。
天候が優れずほとんど曇だったため何も見えませんでしたが、晴れていれば丹沢山〜蛭ヶ岳の稜線からは絶景が望めるのでしょうね。この日は塔ノ岳からダイヤモンド富士が拝める日だったので、天気がよければ、日没まで塔ノ岳で待つのもありかなと企んでましたが・・・日没後の下山を行うには体力的に限界だったので結果オーライだったかもしれません。
同じところを歩いたとは思えぬ写真の綺麗さですね^^;
良さそうなカメラだなぁ、、、とか、
私もカリマーのザック欲しいんだよなぁ、、、とか、
ワカンがお揃いだーー!!とか思って、ジロジロ見てスミマセンでした^^;
同じ時間に蛭ヶ岳にいる!?と思ったら、あの時、
山荘の中にいらっしゃったんですねー(><)
脚を引き摺りながら、大変だったんですね、、、(T_T)
Caseiさんも、お疲れさまでしたーー^^
horikoさん、こんにちは。
ノロノロ歩きでご迷惑をおかけしました ^^;
誰もいないと思い込んでいたところ、いつの間にか追いつかれている!しかも女性の単独行!?と混乱して道を譲るのもアタフタしてしまい申し訳ないです。
雪山に鮮やかなピンクと紫のウェアは映えるなぁと、こちらも後ろから眺めておりました。
蛭ヶ岳ではニアミスだったみたいですね。horikoさんが檜洞丸方面に歩かれている間、わざわざストーブ点けていただいた山荘でへばってました。
写真についてのコメントありがとうございます。まあ腕がないのでカメラ頼りなのですけれども。
軽い方とは言っても、やっぱりデジタル一眼は山ではちょっとした荷物ですね・・・
脚を鍛えなおすためにも山に行き続けますので、またどこかでお会いしましたら、よろしく願います。
お疲れ様でしたー。
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