槍ヶ岳(表銀座縦走の予定→槍沢ピストンに変更)
- GPS
- 19:10
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 1,754m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
7/18 上高地BT7:05−8:40徳沢8:45−9:50横尾10:00−11:35槍沢ロッヂ11:50−12:55大曲−14:05天狗原分岐−15:15坊主岩−15:55ヒュッテ大槍(泊)
7/19 ヒュッテ大槍7:30−8:20槍ヶ岳山荘−槍ヶ岳山荘談話室・時々乾燥室−11:00ごろ南館『雷鳥』に入室
7/20 槍ヶ岳山荘4:20−(渋滞)−4:50【槍ヶ岳】−5:30槍ヶ岳山荘6:45−(東鎌尾根・殺生ヒュッテ経由)−坊主岩8:00−8:40天狗原分岐8:45−9:20大曲9:25−10:10槍沢ロッヂ10:20−11:35横尾11:40−徳沢12:30−13:15明神13:20−14:00上高地アルペンホテル
天候 | 7/18 雨。稜線では風強し。 7/19 暴風雨 7/20 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
●雪渓は大曲付近から,殺生ヒュッテまで断続的にあり。 18日登ったときは雪が硬く感じましたが,20日下ったときはかなり緩んでました。 アイゼンは雪渓歩きに自信がなければ必須。 ●坊主岩からヒュッテ大槍への道でつづら折の部分の一部が雪渓に埋まってます。 雪渓に立ち入らず,脇の草つきを5メートルくらい登れば夏道に復帰します。 ●槍の穂先で異常に進みの遅い団体さんがそれでも頑なに道を譲ろうとしないのは仕様でしょうか? ●あと,穂先でのカメハメ波は解禁ですか? ●徳沢〜横尾間に,18日にはなかったでっかい倒木がありました。gkgkbrbr |
写真
感想
当初の予定では,
・7/18 中房温泉→西岳
・7/19 西岳→槍ヶ岳→南岳
・7/20 南岳→天狗原→上高地
の予定だったものの,天気予報では7/19に前線が北から南へ通過し,雷を伴った大雨になるとのこと。大荒れの東鎌尾根を歩く自信はなく,上高地からの槍沢往復に変更。結果的には,これで正解だったと思う。
7/18 朝から一日雨。時に,昼前にかけてやや雨量が多くなる。ペースもあがらず,槍沢ロッヂ到着時点で,ここで泊るかどうか検討。しかし,
・悪天候のため,槍沢ロッヂで停滞する人が多くなることが予想される。
・翌日の天気がさらに悪いため,槍登頂を目指すなら,なるべく7/18のうちに稜線まであがっておきたい。
という判断のもとに,「ヒュッテ大槍」を目指すことに。
この先稜線が近づくにつれて,雨はやや弱くなるものの風は少しずつ強くなる。
大曲の前後からは雪渓を横断する箇所がでてくる。雨の中のアイゼン着脱は面倒くさい。でも,雪は硬く,アイゼンなしでは不安だ。
天狗原への分岐から,天狗原方面は巨大な雪渓が横たわる。仮に2日目南岳までいくとして,大雨後のこの雪渓を渡れるだろうか?
坊主岩についたころには足がかなり冷たくなってきた。ヒュッテ大槍へは1箇所設計で道がふさがれているところがあったが,先行パーティーが道を調べてくれたおかげで,事なきを得る。ヒュッテ大槍には何とか16時に到着。
客の入りは半分程度。こぢんまりしていますが,大変居心地のよい小屋でした。
「西鎌」でご一緒だった皆さん,そして食事でご一緒させていただき,また上高地であったご夫婦へ,楽しいひと時をありがとうございました。
7/19 相変わらず風雨は強い。南岳を早々にあきらめて,この日は「槍ヶ岳山荘」に移動して,ここで1日停滞。北の風を「穂先」がさえぎってくれおかげで,この区間の移動はそれほど大変ではなかった。
8時半到着。まだ部屋は清掃中のため,しばらく談話室や乾燥室をうろうろしてから,「雷鳥」に入室。先日,ヒュッテ大槍の「西鎌」で一緒だった奈良のお医者様はじめ,ヒュッテ大槍組が3人同室。1日やることなくてヒマといえばヒマでしたが,山談義で結構盛り上がり,これはこれで楽しかったです。
それにしても同室の皆さんの山行きのレベルが高すぎてびっくりでした。キレットや奥〜西穂なんていけて当然,な人たちばかりだったので。。。
夕食を終えても一向嵐の収まる気配なし。
果たして槍の穂先には登れるのだろうか。。
7/20 朝2時半頃から,正面の関西チームが星がきれい!と騒ぎ出す。3時を過ぎると2日間の鬱憤がたまった宿泊者一同が活動開始(はやいって!)
4時過ぎ,槍ヶ岳山荘の玄関を出ると,2日間雨で見えなかった穂先が,指呼の距離に!
すでにヘッデン組が続々穂先に向かい,さらに下の殺生ヒュッテからもヘッドランプがあがってくる。
大・興・奮!
槍の穂先は・・・想像したよりもあっけなかった。
特に難しいところもなく,高度感で怖いということも泣く渋滞がなければ20分あればいける。それでも槍の穂先に立てたというのは,もう単純に嬉しかった。
下りは,登りより多少気を使ったものの,これなら谷川のラクダのコブよりも全然ラクダ〜とか思いながら,槍ヶ岳山荘に帰還。
あとは下るのみ。雪渓も天気がよくなったせいか,登りよりも緩んでいてアイゼンは不要だった。それでも1箇所だけこわ〜い雪渓が…
槍沢ロッヂからは4時間近く単調な道が続く。
そして上高地の「上高地アルペンホテル」では間一髪で入浴時間(14:30までに退出)に間に合う。そこでは,槍ヶ岳山荘「雷鳥」で同室だった,男性の方とばったり。
そしてバスターミナルに着くと,こんどはヒュッテ大槍で食事が一緒だったご夫婦とバッタリ!
あの人だらけの上高地でなんという偶然。
しかし,上高地からのバスは連休最終日の渋滞でダイヤが乱れまくり。
本来新島々行きのバスは,松本駅西口まで直行。正直いって,山よりもバスのほうが疲れましたw
でも電車は最終の「あずさ号」を押さえてあったので,松本駅では食事をとっても1時間くらい時間が余った。
電車の中ではまったく眠れず。おかげで翌日は妙な疲れが残って仕事にならなかた・・・orz
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