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Yamareco

記録ID: 441605
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳・テン泊BC(直登ルンゼ滑走)

2014年05月03日(土) 〜 2014年05月05日(月)
 - 拍手
GPS
50:04
距離
39.4km
登り
2,219m
下り
2,207m

コースタイム

【1日目】
8:40上高地 - 9:40明神 - 10:40徳沢 - 11:40横尾 - 13:25本谷橋 - 15:25涸沢(テン泊)
【2日目】
7:25涸沢 - 9:30穂高岳山荘 - 10:10涸沢岳 - 10:50穂高岳山荘 - 11:50奥穂高岳山頂12:00 - <直登ルンゼ滑走> - 12:50涸沢(〜13:30カール滑走)
【3日目】
6:00涸沢 - <スキー滑走> 6:30本谷橋 - 7:40横尾 - 8:55徳沢 - 10:30上高地
天候 1日目:曇り時々晴れ
2日目:晴れ
3日目:雪→下山途中雨
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場から濃飛バスで上高地まで往復2050円。
駐車場は1日500円。
GW中でも満杯になっていなかった。
コース状況/
危険箇所等
■コース状況
・上高地〜横尾までは他のレコ多数につき割愛。ハイキング。

【横尾〜涸沢】
・横尾〜涸沢は本谷橋までは夏道と残雪のミックスだが特に危険箇所はなし。
・本谷橋からは夏道は右岸だが、残雪期は左岸を歩く。(ただし雪が少ないためか下山時には夏道沿いにベンガラで目印が付けられていた)
・スキーの場合本谷橋手前からシールハイク可能。
・涸沢のテン場はヒュッテ横の仮設テントで受付を行っている。(大人一人1000円)
・この日のテントは300〜400張程度。

【涸沢〜穂高岳山荘〜涸沢岳】
・基本的に涸沢から白出のコルに向かって直登する。
・朝のうちは凍結しているが徐々に緩んでくる。
・穂高岳山荘〜涸沢岳までは稜線で風が強く狭い雪道のトラバースになるので滑落に注意する。

【穂高岳山荘〜奥穂高岳山頂】
・いきなり山荘横のハシゴ(雪に埋まっているが)の場所が核心部。渋滞もひどく滑落に注意。
・ハシゴを上りきった後はピッケルアイゼンを確実に効かせて一歩一歩雪の壁を登って行く。

【奥穂高岳山頂〜直登ルンゼ滑走】
・山頂の祠脇の雪庇からドロップするか、少し下がった場所から滑り込む。
・この日はハードパックされた荒れた斜面で最高レベルの難易度。
・頂上付近の斜度は50度くらいあり、直下にはいくつもの岩が出ているので転倒は絶対に許されない。
・カールまで滑り降りると段々雪が緩んで来るのでザラメ天国を満喫できる。
・カールにはデブリが多く、コースが限定されるため滑走ルートをあらかじめ確認しておく。

■ドコモ電波状況
・徳沢〜涸沢は電波が入らない。
・稜線では電波良好。

■その他
・涸沢ヒュッテのトイレは和式、洋式共にあり、紙も常備されていて使いやすい。(行列ができるほど混んでいなかった)
・いきなり雪が降ったり、朝晩は氷点下になるので冬山テン泊の準備が必要。
・当然だがテン場は整地の必要があるのでスコップを持参する。
吊尾根バックの河童橋みながら上高地を出発。
2014年05月03日 08:48撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 8:48
吊尾根バックの河童橋みながら上高地を出発。
明神岳。
2014年05月03日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 9:16
明神岳。
サルが梓川で水浴び中。
2014年05月03日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 9:21
サルが梓川で水浴び中。
自分の中では5本の指に入る徳沢のテン場。
2014年05月03日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 10:25
自分の中では5本の指に入る徳沢のテン場。
横尾到着。
2014年05月03日 11:41撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 11:41
横尾到着。
槍に向かう人も含め、すごい人。
2014年05月03日 11:41撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 11:41
槍に向かう人も含め、すごい人。
横尾からもしらばくは夏道を歩く。
2014年05月03日 12:00撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5/3 12:00
横尾からもしらばくは夏道を歩く。
横目に屏風岩を眺めながら歩いていく。
2014年05月03日 13:15撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5/3 13:15
横目に屏風岩を眺めながら歩いていく。
本谷橋到着。渡らずにそのまま左岸を行く。
2014年05月03日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 13:25
本谷橋到着。渡らずにそのまま左岸を行く。
本谷橋からは完全雪道。シールでハイクアップ。
2014年05月03日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 14:20
本谷橋からは完全雪道。シールでハイクアップ。
涸沢到着。
やっぱり岩山に囲まれたこの雰囲気は別世界だ。
2014年05月03日 17:35撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:35
涸沢到着。
やっぱり岩山に囲まれたこの雰囲気は別世界だ。
予想はしていたがすごい数のテント。
2014年05月03日 17:35撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:35
予想はしていたがすごい数のテント。
雲が空のキャンバスに筆を走らせる。
2014年05月03日 17:38撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:38
雲が空のキャンバスに筆を走らせる。
前穂に光が当たって幻想的。
2014年05月03日 17:42撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:42
前穂に光が当たって幻想的。
その前穂をアップで。
2014年05月03日 17:44撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:44
その前穂をアップで。
北穂も影に隠れていく。
2014年05月03日 17:44撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:44
北穂も影に隠れていく。
涸沢槍。ここから見ると槍より槍っぽい。
2014年05月03日 17:45撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 17:45
涸沢槍。ここから見ると槍より槍っぽい。
月夜に浮かぶ星と涸沢。
2014年05月03日 19:31撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 19:31
月夜に浮かぶ星と涸沢。
撮ってみたかったテントの花。
2014年05月03日 19:32撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 19:32
撮ってみたかったテントの花。
涸沢小屋と北穂と涸沢岳。
2014年05月03日 19:34撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/3 19:34
涸沢小屋と北穂と涸沢岳。
涸沢と星空。
2014年05月03日 19:38撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
6
5/3 19:38
涸沢と星空。
穂高のモルゲンロート。
2014年05月04日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 5:02
穂高のモルゲンロート。
涸沢のモルゲンロート。
2014年05月04日 05:02撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 5:02
涸沢のモルゲンロート。
前穂の上を飛行機雲が線を描いていく。
2014年05月04日 05:05撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 5:05
前穂の上を飛行機雲が線を描いていく。
カールの曲線と飛行機雲の直線のハーモニー。
2014年05月04日 05:06撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
2
5/4 5:06
カールの曲線と飛行機雲の直線のハーモニー。
穂高に向かう人々。大名行列みたい。
2014年05月04日 06:25撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 6:25
穂高に向かう人々。大名行列みたい。
振り返れば横通岳、東天井岳。
2014年05月04日 06:36撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 6:36
振り返れば横通岳、東天井岳。
北穂も負けじとすごい行列。
2014年05月04日 06:36撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 6:36
北穂も負けじとすごい行列。
テント村にしばし別れを告げて奥穂へ向かう。
2014年05月04日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 7:38
テント村にしばし別れを告げて奥穂へ向かう。
踏み後は沢山あるので歩きやすい。
2014年05月04日 07:41撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5/4 7:41
踏み後は沢山あるので歩きやすい。
後ろに常念岳が見えてきた。
2014年05月04日 07:55撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 7:55
後ろに常念岳が見えてきた。
蝶ヶ岳も。ヒュッテも小さく見えます。
2014年05月04日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 7:56
蝶ヶ岳も。ヒュッテも小さく見えます。
今日滑る予定の直登ルンゼの出口。
ここまでたどり着けるのか。
2014年05月04日 08:29撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 8:29
今日滑る予定の直登ルンゼの出口。
ここまでたどり着けるのか。
八ヶ岳も見えてきた。
2014年05月04日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:06
八ヶ岳も見えてきた。
白出のコルにて、穂高岳山荘越しの白山!すばらしい。
2014年05月04日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:30
白出のコルにて、穂高岳山荘越しの白山!すばらしい。
渋滞中の奥穂へのハシゴ。槍の穂先みたい。
2014年05月04日 09:39撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:39
渋滞中の奥穂へのハシゴ。槍の穂先みたい。
続々と登っていきます。
2014年05月04日 09:39撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
7
5/4 9:39
続々と登っていきます。
奥穂は混みそうなので一旦涸沢岳に向かう。振り返れば奥穂へ向かう人々の列。
2014年05月04日 09:53撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:53
奥穂は混みそうなので一旦涸沢岳に向かう。振り返れば奥穂へ向かう人々の列。
奥穂山頂の祠も見える。
2014年05月04日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:54
奥穂山頂の祠も見える。
涸沢に向かう途中、雪の斜面越しに常念岳。最高。
2014年05月04日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:54
涸沢に向かう途中、雪の斜面越しに常念岳。最高。
蝶ヶ岳。遠くに浅間山と蓼科山も見える。
2014年05月04日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 9:54
蝶ヶ岳。遠くに浅間山と蓼科山も見える。
槍が見えてきた!
2014年05月04日 10:06撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:06
槍が見えてきた!
大キレットアップ!
2014年05月04日 10:06撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
6
5/4 10:06
大キレットアップ!
黒部五郎、双六、薬師のおいしそうな斜面が広がる。
2014年05月04日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:07
黒部五郎、双六、薬師のおいしそうな斜面が広がる。
槍と立山のコラボ。
2014年05月04日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:07
槍と立山のコラボ。
笠ヶ岳。
2014年05月04日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:07
笠ヶ岳。
爺ヶ岳、鹿島槍、白馬も一望。
2014年05月04日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:09
爺ヶ岳、鹿島槍、白馬も一望。
涸沢岳から奥穂とジャンダルムを望む。
2014年05月04日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:09
涸沢岳から奥穂とジャンダルムを望む。
ジャンダルムのアップ。奥穂からのそれとは少し違う。
2014年05月04日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 10:09
ジャンダルムのアップ。奥穂からのそれとは少し違う。
常念!好きな山なので登場回数が多くなってすみません。
2014年05月04日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:10
常念!好きな山なので登場回数が多くなってすみません。
双六岳の斜面は魅力ありすぎ。
そのうち行くからな!
2014年05月04日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
1
5/4 10:10
双六岳の斜面は魅力ありすぎ。
そのうち行くからな!
涸沢岳山頂にて。
実は初登頂。
2014年05月04日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:11
涸沢岳山頂にて。
実は初登頂。
前穂と富士山、甲斐駒ヶ岳。
2014年05月04日 10:12撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:12
前穂と富士山、甲斐駒ヶ岳。
涸沢岳の上をセスナが気持ち良さそうに旋回していました。
2014年05月04日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:13
涸沢岳の上をセスナが気持ち良さそうに旋回していました。
奥穂方面へ消えていくセスナ
2014年05月04日 10:14撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 10:14
奥穂方面へ消えていくセスナ
数人のスキーヤー、ボーダーが奥穂山頂からルートを吟味中。
2014年05月04日 11:39撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 11:39
数人のスキーヤー、ボーダーが奥穂山頂からルートを吟味中。
直登ルンゼ。
テント村まで滑り降ります。
2014年05月04日 11:41撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 11:41
直登ルンゼ。
テント村まで滑り降ります。
涸沢のテント村まで標高差800mくらいか。
2014年05月04日 11:41撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
3
5/4 11:41
涸沢のテント村まで標高差800mくらいか。
奥穂登頂!
だけど、本番はここから。
2014年05月04日 11:48撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 11:48
奥穂登頂!
だけど、本番はここから。
御嶽と乗鞍が隣同士に。めずらしいコラボ。
2014年05月04日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
3
5/4 11:49
御嶽と乗鞍が隣同士に。めずらしいコラボ。
焼岳も。
2014年05月04日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 11:49
焼岳も。
そしておなじみジャンダルム。
2014年05月04日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 11:49
そしておなじみジャンダルム。
祠の右側の雪庇からドロップすることになる。
急な上にカリカリバーン。
2014年05月04日 11:52撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
4
5/4 11:52
祠の右側の雪庇からドロップすることになる。
急な上にカリカリバーン。
角度を変えて・・・ドロップポイントはこんな場所。
2014年05月04日 11:52撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 11:52
角度を変えて・・・ドロップポイントはこんな場所。
さて、一華咲かせますか!
2014年05月04日 12:02撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
8
5/4 12:02
さて、一華咲かせますか!
滑走中に停まって槍を撮影。
普通は見れない角度だし。
2014年05月04日 12:04撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 12:04
滑走中に停まって槍を撮影。
普通は見れない角度だし。
核心部は過ぎたけど、まだまだ緊張の滑走が続く。
2014年05月04日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
4
5/4 12:12
核心部は過ぎたけど、まだまだ緊張の滑走が続く。
小豆沢まで降りてきて一安心。
直登ルンゼを振り返る。
2014年05月04日 12:44撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 12:44
小豆沢まで降りてきて一安心。
直登ルンゼを振り返る。
あとは極楽ザラメの小豆沢滑走。
2014年05月04日 12:50撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
3
5/4 12:50
あとは極楽ザラメの小豆沢滑走。
テン場から軽く登り返して涸沢岳をバックに再度滑走。
2014年05月04日 13:29撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 13:29
テン場から軽く登り返して涸沢岳をバックに再度滑走。
テント村に向かって一直線〜
2014年05月04日 13:30撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
2
5/4 13:30
テント村に向かって一直線〜
テントに戻り、生きている喜びをかみしめます(笑)
2014年05月04日 13:32撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 13:32
テントに戻り、生きている喜びをかみしめます(笑)
マグカップにきれいな残雪を敷き詰めて・・・
2014年05月04日 13:42撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
2
5/4 13:42
マグカップにきれいな残雪を敷き詰めて・・・
極上のアイスコーヒーをいただきます!
2014年05月04日 13:43撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
7
5/4 13:43
極上のアイスコーヒーをいただきます!
Myテントから涸沢カールの絶景を眺める至福のとき。
2014年05月04日 14:03撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
5
5/4 14:03
Myテントから涸沢カールの絶景を眺める至福のとき。
日暈と虹のすばらしきコラボレーション!
2014年05月04日 16:38撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 16:38
日暈と虹のすばらしきコラボレーション!
この時期はどこへ行っても鯉のぼりが見れますね。
なぜかホッとする。
2014年05月04日 16:45撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 16:45
この時期はどこへ行っても鯉のぼりが見れますね。
なぜかホッとする。
月夜に浮かぶ雲を撮ってみました。
2014年05月04日 19:31撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 19:31
月夜に浮かぶ雲を撮ってみました。
前穂バックにテントの花。
2014年05月04日 19:35撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
7
5/4 19:35
前穂バックにテントの花。
2日目の夜も月が美しかった。おやすみ。
2014年05月04日 19:37撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/4 19:37
2日目の夜も月が美しかった。おやすみ。
3日目、まさかの雪。
2014年05月05日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
1
5/5 6:03
3日目、まさかの雪。
相棒も雪に埋まりかけていました。
2014年05月05日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/5 6:03
相棒も雪に埋まりかけていました。
徳沢まで下ったらやっぱりソフトクリームでしょ。寒いけど(笑)
2014年05月05日 08:54撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
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5/5 8:54
徳沢まで下ったらやっぱりソフトクリームでしょ。寒いけど(笑)
上高地到着!
今回も達成感でいっぱい。
2014年05月05日 10:28撮影 by  Canon PowerShot G16, Canon
6
5/5 10:28
上高地到着!
今回も達成感でいっぱい。
撮影機器:

感想

いよいよ2014年最大の目標である「奥穂高岳・直登ルンゼ滑走」に挑戦する日がやってきた。
このイベントにターゲットを合わせて不帰dルンゼも富士山も滑った。
後は天気にこの身を委ねるだけだ。
そして、予報によると・・・GW後半の4日間のうち、最も天気が良さそうなのは5月4日。
この日をアタック日と決めて涸沢へ向かうことにする。

上高地・・・やはり混んでいる。
観光客と登山客が極端に二分されているこの雰囲気は特徴的だ。
ある意味、富士山五合目や立山のそれに似ているかもしれない。
スキー兼用靴+二泊三日のテン泊装備+スキーという三重苦の状態で涸沢を目指す。
テン泊自体が1月の甲斐駒以来なので、この重さが肩にのしかかるのも久しぶりだ。
しかし不安はなかった。
去年もほぼ同じような日程、距離を槍ヶ岳で経験しているからだ。
とはいえ・・・わかってはいたが横尾までの道のりが長いこと・・・
その先の本谷橋までの道中も楽しんで歩く感じにはならなかった。
本谷橋からはいよいよ雪が繋がってスキーハイク開始。
荷も軽くなり、快適なスキー登行を楽しむ。

涸沢に到着すると、カールを取り囲むようにそびえ立つ山々の圧倒的な景観に感動する。
そうそう、目的のひとつはこれだったんだよ。
テン場(というか広大な雪原)には既に多くのテントが設営され、一大テント村を作り出していた。
自分も多少の風の中テントを設営し、翌日に備えてマッタリとくつろいだ。

2日目、
いよいよ今日は山頂アタック(というか直登ルンゼアタック)の日だ。
あまり早く出発すると雪が硬い可能性があるのでゆっくりと朝食をとったり支度をしたり。
テントから白出のコル方面を眺めると小豆沢を多くの登山者が登り詰めている。
自分もザックに板をつけてまずは穂高岳山荘を目指す。
下の方の雪は既に緩んでいてコンディションは良さそうだ。
穂高岳山荘に到着すると、その屋根の向こう側に白山がそびえていた。
ちょっとだけテンションアップ↑
奥穂方面へ目をやると登下山する人で渋滞となっていた。
ちょっとだけテンションダウン↓(元通り)
まあ焦っても仕方ないのでとりあえず空身で涸沢岳に行ってみることにした。

初めての涸沢岳。
間近で奥穂と北穂を眺められることがとても新鮮だった。
しばし槍、立山、薬師、黒部五郎、南アルプス、富士山などを拝んだ後、白出のコルへ戻る。

奥穂への渋滞は解消されていなかったが、そろそろ登らねば・・・
自分より後に登ってくる人は少なかったが、下山してくる人とのすれ違いに気を使う。
なんとか要所を切り抜け、アイゼンとピッケルでガツガツ登って行くと山頂と数人のスキーヤーが見えてきた。
直登ルンゼを滑るためにルートを吟味しているようだ。
途中、先行者がドロップする所を見届ける。
滑りと音からするとかなり硬そう。
競技上がりだと思われる滑りで相当腕達者(足達者?)なスキーヤーだと思われるが、難儀しているように見える。

そして奥穂高岳登頂!わーい!・・・と、本来は喜ぶところだが、今回はスタート地点に到着したに過ぎない。
こういうマジな滑走の時はピークハントの喜びを噛みしめたり、絶景を堪能する余裕がなくなる。
レースでスタートハウスに入った時と似たような精神状態だ。
ドロップポイントを探るが、ここはやっぱり山頂脇の一番高い所からでしょ。
雪庇も相当硬くなっていて雪庇崩壊はなさそう。

あとは相棒(今回は特にエッジ)を信頼してドロップイン!
ヤバっ、予想より硬い!
谷足のエッジが流されるが山足でリカバリー。
頼りになるぜ!相棒。
下には岩が露出しているので転倒は絶対に許されない。
少し安全な場所までトラバースしていくと、ひとりのスキーヤー(S君)と会った。
S君はボーダーと一緒だったが、ボーダーの知り合いは危ないから無理、ということでアイゼン下山することになったらしく、即席でパートナーにならないかと誘いを受けた。
ソロでもよかったが、せっかくなのでその提案を受けることにした。
横滑りを多用しながら、S君のことを気にかけつつ小豆沢まで滑り降りる。
小豆沢には先行のスキーヤー集団がいたので声をかけた。

自分「いや〜凶悪なコンディションでしたね」
先行者「修行でしたねぇ〜」

快適な滑走とはいかなかったが直登ルンゼを滑走できた喜びは大きく、そこにいる全員の顔が充実感に満ちていた。
S君も無事に降りてきたのでガッチリ握手をして別れた。

その後は極上ザラメの滑走を思う存分楽しみ、我が家(テント)に戻った。
アイスコーヒーが飲みたくなったので、雪でアイスコーヒーを作ってみることに。
極上のザラメ雪で作ったアイスコーヒーもこれまた極上で、滑走後の至福の時間を大いに楽しんだ。

いつか雪のコンディションがいい時を狙って再度滑ってみたいと思う。

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コメント

いよいよエキスパートの領域に
入ってきましたね!
地元の低山でちんたら・・・いや、のんびりしながら、なかなかレコが上がらんから今回はどこかなと思ってたわ(^^)
このGW、下界のニュースや新聞は遭難事故ニュースがてんこもり。緊張感あるレコ。なにはともあれ無事に帰還、お疲れっ(^_^;)
ところで雪の涸沢カール、人口密度高っ!
2014/5/7 7:23
Re: いよいよエキスパートの領域に
yamachanこんばんは。
下山したら遭難のニュースがこれでもかってくらい飛び込んできて驚きました。
しかも奥穂、涸沢と、近い場所が多かった。
下山日となった5日は寒かったし視界は悪かったし、まるで冬山の様相だったのでやばそうだなぁって思ってました。
BCはいつになく緊張しましたが、その分やり遂げた感もタップリ。
しばらくはマッタリBCを楽しもうと思います。
2014/5/7 22:17
憧れの。。
すごいですね〜!
念願達成おめでとうございます!
Sanchan33さん始め、エキスパートを唸らせる変態斜面。。
僕も今年チャレンジを企んでましたが、ちと予定が合わず・・
でもこのレポート見たら怖いな・・もう少し鍛えてから挑戦したいと思います。。
2014/5/7 7:49
Re: 憧れの。。
Mahitoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
GW前半に飛騨沢を滑られたんですね。
昨年のGWにテン泊で滑りましたが、その時も今回同様カリカリバーンであまり楽しめませんでした。
その代わり稜線からのモルゲンなどの絶景は最高でしたけどね。
レコを拝見する限り最高のコンディションだったようでうらやましいです。
直登ルンゼも急ではありますが雪のコンディションさえよければ問題なく滑れる斜面だと思いますのでチャレンジしてみてください!
2014/5/7 22:31
ゲスト
えーっ??
すごい侵入角。。ドロップ
ふぁ〜っ。
まさに、落ちるって感じですね。
こんだけ、BCやりこんでる人もいるなんて。
恐ろしや。。

夜の雪山に灯りがともると素敵な風景ですね♪
2014/5/7 13:35
Re: えーっ??
naminoriさん、こんばんは。
夜の雪山に灯りがともると・・・そうなんです、あまり他では見れない光景なんですよね。
幻想的でとてもいい感じでした。
月明かりと星の演出も最高でしたよ。
それにしてもnaminoriさんのレコは歩く距離もハンパないですが、登山というより探検といった感じですね。
山登りとは別のワクワク感があって楽しく読ませてもらっています。
人それぞれ、いろんな山の楽しみ方があって面白いですね!
2014/5/7 22:46
その頃・・・
Sanchanさん、こんにちは^^
ズコイーーーーーしか言葉が出てきません
あの斜面を滑られたんですよね?信じられない

私はその頃、槍ヶ岳でした。
山頂では絶景パノラマでした
下山時、飛騨沢滑るスキーヤー一人もいなかったんですよね。
凍ってカリカリだったからかな?
飛騨沢滑落して行った人もいました。もう少しで巻き込まれるところだったの

ともあれ、お互い無事で何よりでした
2014/5/7 15:48
Re: その頃・・・
kazumiさん、槍登ったんですね!おめでとうございます。
2日で往復って結構大変だと思いますが、体力的にも技術的にもどんどんレベルアップしている感じですごいです。
飛騨沢は去年のGWも気温が低くてカリカリだったんですよ。
自分も登っている最中に誰か滑落するのを見てしまいました。
飛騨沢も槍沢もコンディションがいい時にリベンジしないと・・・
この時期の雪山も危険ですが、リスクに見合ったご褒美があるのでやめられないんですよね・・・
2014/5/7 22:50
私は一生無理
凄い斜面。
私の経験だと鳥取県伯耆大山の残雪期クライミングルートくらいの斜度なのかなぁ〜
当然人が降りるような斜度じゃないのに・・・ これから上は凄いところって情報があれば、先に進まず途中でドロップインでエスケープします。

ちなみにバインディングの開放値はいくつくらいでしょうか?
(可能であれば装備込み重量・・・体重が分かってしまいますが
2014/5/7 19:43
Re: 私は一生無理
chusakaiさん、こんばんは。
あ、コメントみて気がつきましたがchusakaiさんはクライミングもされるんですね。
レパートリーが多くてすごいですね。
自分もクライミングしてみたいなぁ・・・と思いながらも、いやいや、これ以上風呂敷広げてはいけない!と多少我慢しているところです(笑)
開放値の件ですが、体重63kg、装備は10kgくらいで開放値8にしています。
普通に滑っていて外れたことはありません。
変な転び方したら外れるかもしれませんが、実績なしですね。
競技やっていた時はスピードも板の長さも全然違うので12とかにしていましたが、今はこんな感じです。
ちなみに装備はどんな過酷な滑走でもスコップ、ゾンデ、アイゼン、ピッケル、ツェルト、水分に食料など安全確保のために必要なものは重くても惜しまずに持っていきます。
2014/5/7 23:00
やっぱり...。
Sanchan33さん、こんばんはpaper
当たり   やはり奥穂からのBCでしたか
僕も奥穂は大好きなのであの急斜面を良く覚えていますが、僕のような一般的な登山者からみると、あの急斜面を飛び下りて滑るなんて気が狂ったか?(失礼)と思える程の衝撃です
奥穂でも遭難事故がありましたね。 あれだけの人数が登れば難易度の高い奥穂では遭難が起きる確率も上がるでしょう...。
ところでSanchan33さん、BCでは凍った斜面でも滑れるものですか?
2014/5/7 20:26
Re: やっぱり...。
kaikaireiさん、こんばんは。
当てられちゃいましたね。
kaikaireiさんが当初の予定通り涸沢に来ていたら感動的な出会い!?になって面白かったですね。

ひとつ突っ込みを入れさせていただくと、kaikaireiさんは一般的な登山者ではありませんのでお間違いなく(笑)

斜面を飛び降りる・・・確かに今回のドロップはそんな表現が適切なのかもしれません。
ですが、その後の質問にある「凍った斜面でも滑れるのか」に繋がるのですが、よほどツルツルの斜面でない限りスキーのエッジのホールド力はすさまじく、大抵の斜面ではグリップしてくれます。
さすがにセブンイレブンの板氷みたいな斜面では無理ですが(笑)
なので、アイゼンだと歩く自信がわかないような斜面でもスキーを履くと行けちゃう気がしてきます。
自分にとっては最強の登山道具だと思っています。
うんちくをダラダラと語ってしまってすみません。
もうしばらくBCシーズンが続きますが、無雪期になったらニアミスに終止符を打って是非コラボしましょう!
2014/5/7 23:07
お疲れ様でした
声をかけさせていただいたSです。
その節は大変心強く、お世話になりました。
お陰様で無事涸沢に帰れました。

細々とブログをやっているので、宜しかったら覗いてみて下さい。
http://mtshark.exblog.jp

また何処かの山で!!
2014/5/13 15:24
Re: お疲れ様でした
jn_sitさん、(S君の方がしっくりくるかな?)こちらこそお世話になりました。
今回は緊張感のある滑走となりましたね。
ブログも少し拝見しましたが、現場の緊張感が生々しく描写されていて素晴らしい内容だと思います。
随分前からヤマレコユーザーさんなんですね。
これからもよろしくお願いします。
2014/5/13 22:07
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