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Yamareco

記録ID: 8243382
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

残雪期?涸沢~奥穂高岳

2025年06月01日(日) 〜 2025年06月02日(月)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
35:09
距離
33.8km
登り
1,851m
下り
1,851m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:13
休憩
0:16
合計
7:29
距離 15.9km 登り 866m 下り 71m
5:47
8
5:55
5:56
35
6:31
6:38
4
6:42
39
7:34
11
7:45
49
8:34
8:41
20
9:01
44
9:45
65
10:50
32
11:22
11:23
66
12:29
43
13:12
2日目
山行
11:06
休憩
1:22
合計
12:28
距離 17.9km 登り 985m 下り 1,773m
4:24
75
6:38
7:02
61
8:03
8:31
47
9:18
9:24
28
10:20
7
10:27
10:29
86
11:55
132
14:07
14:13
40
14:53
20
15:13
2
15:15
40
15:55
7
16:02
16:06
33
16:39
16:40
7
16:47
5
天候 6/1 曇一時雨
6/2 晴のち曇
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡第三駐車場(800円/1日)
沢渡~上高地間はバス利用(往復2800円)
コース状況/
危険箇所等
Sガレの先から雪あり
涸沢ヒュッテ手前の沢筋~涸沢カール上、落石の痕跡多数
小梨平にはクマの目撃情報。
2025年06月01日 05:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
6/1 5:51
小梨平にはクマの目撃情報。
2025年06月01日 05:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 5:52
遊歩道わきにはフキが生い茂っている。クマもよく食べる。
2025年06月01日 06:24撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
6/1 6:24
遊歩道わきにはフキが生い茂っている。クマもよく食べる。
明神荘のあたりでサルの軍団が道を占拠。人間が通っても素知らぬ顔だった。こちらも刺激しないよう静かにわきを通り過ぎる。
2025年06月01日 06:30撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
6/1 6:30
明神荘のあたりでサルの軍団が道を占拠。人間が通っても素知らぬ顔だった。こちらも刺激しないよう静かにわきを通り過ぎる。
2025年06月01日 08:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 8:39
本谷橋をこえSガレを過ぎたあたりから雪が残る。アイゼンに履き替える。
2025年06月01日 11:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 11:10
本谷橋をこえSガレを過ぎたあたりから雪が残る。アイゼンに履き替える。
荷物を詰めすぎたこともたたり、涸沢への登りに予想外にてこずるが何とか昼過ぎに涸沢着。テント設営。入口の向きを奥穂側に向けるつもりで整地したが、向きが反対だったことに設営中気づく(面倒だからそのまま)。
2025年06月01日 15:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 15:07
荷物を詰めすぎたこともたたり、涸沢への登りに予想外にてこずるが何とか昼過ぎに涸沢着。テント設営。入口の向きを奥穂側に向けるつもりで整地したが、向きが反対だったことに設営中気づく(面倒だからそのまま)。
県警のヘリが来ていた。
2025年06月01日 13:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 13:24
県警のヘリが来ていた。
弱い雨が断続的に降る。雨音を聞きながら午睡。
2025年06月01日 13:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/1 13:43
弱い雨が断続的に降る。雨音を聞きながら午睡。
常念岳、大天井方向。
2025年06月01日 15:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 15:06
常念岳、大天井方向。
2025年06月01日 15:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 15:41
テントからは前穂高。
2025年06月01日 15:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 15:51
テントからは前穂高。
米を炊く。ちょっと芯が残る。失敗。
2025年06月01日 16:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 16:49
米を炊く。ちょっと芯が残る。失敗。
夕飯時になりきれいに晴れた前穂高北尾根。
2025年06月01日 17:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 17:17
夕飯時になりきれいに晴れた前穂高北尾根。
夕飯はすき焼き。
2025年06月01日 17:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/1 17:20
夕飯はすき焼き。
翌朝は3時起床。4時30分行動開始。すでに明るくヘッデンは不要だった。
2025年06月02日 04:26撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 4:26
翌朝は3時起床。4時30分行動開始。すでに明るくヘッデンは不要だった。
2025年06月02日 04:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 4:42
日の出。
2025年06月02日 04:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 4:50
日の出。
モルゲンロート独り占め。誰も登ってこない。
2025年06月02日 05:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 5:21
モルゲンロート独り占め。誰も登ってこない。
ザイテングラート手前で後続のソロに抜かれる。雪がだんだん緩み始め斜度もきつくなり歩きにくい。
2025年06月02日 05:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 5:29
ザイテングラート手前で後続のソロに抜かれる。雪がだんだん緩み始め斜度もきつくなり歩きにくい。
雷鳥が出てきて逃げもせずこちらを見つめる。警戒心のない鳥だ。
2025年06月02日 06:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 6:11
雷鳥が出てきて逃げもせずこちらを見つめる。警戒心のない鳥だ。
順調に穂高岳山荘到着。
2025年06月02日 06:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 6:38
順調に穂高岳山荘到着。
登ってきたカール。
2025年06月02日 06:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 6:38
登ってきたカール。
梯子と鎖場をこえた先の斜面。雪は半分くらい残っているが夏道がすでに見えているのでそちらを使う。
2025年06月02日 07:10撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 7:10
梯子と鎖場をこえた先の斜面。雪は半分くらい残っているが夏道がすでに見えているのでそちらを使う。
山頂直下の雪壁。ここだけアイゼンワークを使う。
2025年06月02日 07:56撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 7:56
山頂直下の雪壁。ここだけアイゼンワークを使う。
登頂。
2025年06月02日 08:07撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 8:07
登頂。
2025年06月02日 08:07撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 8:07
2025年06月02日 08:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 8:10
2025年06月02日 08:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 8:16
2025年06月02日 08:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 8:17
2025年06月02日 08:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 8:17
2025年06月02日 11:29撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 11:29
落石のあと。
2025年06月02日 11:29撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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6/2 11:29
落石のあと。
圧巻の屏風岩。
2025年06月02日 13:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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6/2 13:19
圧巻の屏風岩。

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル ズボン オーバーパンツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 着替え ザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 調理用食材 調味料 水3L ガスカートリッジ×2 コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット ランタン 細引き 銀マット 竹ペグ
備考 ガスカートリッジは一個で良かった。オーバーパンツ等の冬山装備はどこまで必要だったか・・・残雪期であることを考えればオーバーパンツやアウター手袋は不要だったかもしれない。

感想

残雪期の奥穂高岳に上ろうと決めたものの、もろもろの事情や天候に恵まれず、5月は登ることが叶わず6月になってしまった。沢渡駐車場から始発バスに乗り上高地へ。重く雲がかかる中、涸沢へ向けて歩き出す。今回は夕食にすき焼きを食べたい、という眼目もあり食材と酒、テント装備・・・と、いつも以上に大荷物になり80Lザックがパンパンに。本谷橋手前から残雪が現れ、橋を越えSガレのあたりからは残雪登山となる。アイゼン、スパッツを履く。涸沢手前の沢筋でバテが来たのかペースが極端に悪くなる。一人で悪態をつきながら登る。昼過ぎに這うように涸沢ヒュッテ到着。気力が切れないよう、断続的に雨が降る中休む間もなくテント設営。テントに転がり込むと即昼寝に入った。
夕食は米を炊きすき焼きを食べる。食べながら翌日登る奥穂高岳へのルートを眺める。新穂高側から雲がわき山頂は見通せない。鼓舞するようにすき焼きと米をかきこむ(炊飯はうまくいかなかった)19時過ぎ就寝。気温は0度前後でテント内は快適。
 6月2日午前3時に起床。朝食は前日の残りを雑炊にしたものとみそ汁。4時20分に行動開始。すでにかなり明るい。氷点下1度、雪は凍っている。アイゼンはまあまあ効く。カールを登りザイテングラートを目指す。日の出とともに結城が緩みだし、斜度もきつくなって歩きにくくなる。後続は一人だけ。モルゲンロートもほぼ独り占めだ。後続に道を譲りながら穂高岳山荘に到着。一休みしてから山頂への鎖場にとりつく。山荘より上は雪がなくアイゼンでは歩きにくい。いったんアイゼンを外し岩場をこえる。山頂直下に一か所、7~8m程度の雪壁が現れたので再び、アイゼンをつけ壁を越える。雪が緩く嫌な感じだがピッケルを深く突き刺しホールドを確実に確保しながら進む。コースタイム通りに山頂に到着。槍ヶ岳~剣岳、ジャンダルム・・・と景色を楽しみ下山。
 雪の緩む雪壁と岩場を慎重に下る。下りの涸沢カールは雪がほぼ溶けてきておりアイゼンもほとんど効いてくれない。転げないよう、ピッケルを使いグリセードっぽく降りていく。奥穂側の急斜面に雪の亀裂ができており落石や雪崩に警戒しながらテント場へ戻る。テントを撤収し、昼前に下山開始。気温15度、汗がかなり出て水分補給をこまめに取りながら本谷橋に下る。冬靴等を履き替え身軽になり一気に上高地へ帰還した。16時に上高地帰着という目標は叶わなかったが沢渡への復路のバスの発車時刻には十分間に合った。
 山頂付近に雪がなく残雪期登山というには物足りないが、残雪期の単独テント泊はひとまず成功し、今後の自信につながる山行だった。

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訪問者数:73人

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