雲取山を南北縦走（親川BS〜三条の湯〜雲取山〜三峯神社BS／テント泊）
埼玉県
東京都
山梨県
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体力度について
- GPS
- 15:06
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 3,442m
- 下り
- 2,998m
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標高グラフを拡大コースタイム
09:13 鴨沢西BS
09:40 登山口
12:08 丹波天平 (ランチ) 12:54
13:31 竿裏峠
15:09 三條の湯 (テント泊)
＜参考＞SUUNTO AMBITによる計測
距離：14.44km／累積上昇：999m／累積下降：596m
5/18（日）
06:04 三條の湯
08:07 三条ダルミ (大休止) 08:42
09:22 雲取山 (大休止) 10:17
10:41 雲取山荘 (トイレ) 10:58
11:15 大ダワ
11:58 芋ノ木ドッケ
12:04 白岩山
12:19 白岩小屋 (大休止) 13:05
13:59 お清平 (休憩) 14:11
14:28 霧藻ヶ峰 (大休止) 14:48
15:35 三峯神社
＜参考＞SUUNTO AMBITによる計測
距離：16.58km／累積上昇：1344m／累積下降：1353m
| 天候 | 5/17（土）：晴れ のち曇り時々晴れ 5/18（日）：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
【電車】06:21立川ST(松本行)⇒07:37奥多摩ST 【バス】：08:30奥多摩駅BS⇒09:09鴨沢西BS ※バス運賃：690円 ※混雑具合：増便含め2台。車内は立ち客含め満員。早入りしたので余裕で座れた。 ※鴨沢西BSにはトイレ、自販機なし。というか何もなし(笑)。 ※隣のお祭りBSに『おまつり山荘』あり。詳細未確認。 ＜復路＞ 【バス】：16:45三峯神社BS⇒17:50西武秩父BS ※最終便 ※バス運賃：930円 ※混雑具合：乗客は観光客を含め10人前後。ゆったり座れました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※全体的によく整備されたルートです。詳細は下記の感想／記録で。 山と高原地図にある保之瀬天平近くの迷マーク、確かに若干不明瞭です。 この区間、標識はあるもののテープ少なめです。踏み跡はある程度あるので注意深く辿りつつ、テープを見逃さなければ問題ありません。(結構急登ですので、足元ばかり見ているとテープを見逃しがち) サオラ峠〜三条の湯間に数カ所ザレ場あり、慎重に。折れた橋は問題なく通過できます。 三峯ルートはアップダウンが多く、鴨沢ルートより難易度高めです。 余裕のある山行計画を。 大ダワ〜芋ノ木ドッケ間には、滑落注意の看板多数。狭い急登で左側が切れているからだと思いますが、着実に歩けば危険個所は無いように感じました。 |
写真
広くなだらか。あぁ、しあわせな尾根道です。
保之瀬天平〜丹波天平間、最高っす。
土、ふっかふか！
この看板を何度うらめしく見たことか。
ほぼ平坦で個室チック。快適。
『本日もパスタ』ベーコンときのこの和風パスタ。
持参した白ワインが隠し味。飲食兼用ですw
食後のコーヒー＆シガレット。
至福！！！
では、おやすみなさい。
団体の方と同じタイミングでした。参加者は約8割が女性だそうで。すご！
標高上げると新緑が未だなので、展望が良くなります。
全ルートで残雪はここ1ヶ所だけ。数メートルでアイゼン必要なし。
さすがに皆、出立済で、静まり返っています。
奥のこちら、最高のスペース！ここは激戦なんだろうなぁ。奥に見えるは、芋ノ木ドッケ＆白岩山。
さらに下った上で登り返し。うへぇ。
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奥に見えるは、芋ノ木ドッケ＆白岩山。
さらに下った上で登り返し。うへぇ。
北八ヶ岳っぽい樹林帯。気持ちよし。
休業中らしいですな。
この小屋の裏手に…
禿岩には負けますが、それでもヤバイ展望。
和名倉山、唐松尾山、御殿岩…
奥秩父をこちら側から見るのは新鮮。
新緑は1500ぐらいまで上がってきました。
いやぁ、ずっと居たい開放感。
名残惜しくも、大展望にさようなら。
週末のみ入られているご主人と、しばし歓談。和名倉山ってそんなに奥深いのかぁ。
両神山がよりくっきりと。
八丁峠、また行きたいなぁ。
「あせび」と読むそうです。
ちなみに毒性あるそうです。
感想
テン泊リハビリの奥秩父山行。第3弾は三条の湯での温泉幕営です。
しかし、お祭りから3時間の林道歩きは…どうにも気が進まない。
そこで電車・バス利用を前提に、お祭BSの隣、親川(おやがわ)BSからの計画を立てました。レコでたまに絶賛されてる天平尾根が楽しみ。
迷ったのは2日目のルートでした。雲取自体は何度も来てるし…飛龍も去年踏んだし…。
結局、未踏の三峯ルートを使い、奥多摩から秩父まで雲取山をまたぐ南北縦走に決めました。
終えた感想、素晴らしいの一言！鴨沢ピストンや石尾根と比べ、変化に富んでて飽きないコースですね。(石尾根は捨てがたいけど…)
ただし、長いです。そして歩き甲斐あります。
2日計で約31km、累計で約2300上げ2000弱下ります。ちょっとナメてたこともあり、なまった身体にはザックの重みが堪えました。
快晴と新緑、そして足を止めたくなる絶景も多く、休憩だらけのマッタリ山旅でした。
でも本当に多くの方とお話しできて、とても楽しかった！みなさまありがとー！
【鴨沢西BS-親川登山口-丹波天平】
丹波行のバスは朝遅いので8:30発の鴨沢西行きに乗車。超混雑覚悟でしたが思ったほどでもなく、増便も1台のみ。増便組で降りた方はお祭り〜三条の湯テン泊で、温泉と渓流釣りをゆっくり楽しむそうです。素敵過ぎる！
約30分の車道歩きですが、新緑を楽しめ苦もなく短く感じました。特にお祭りからは7〜8分。お祭りまで歩くなら足を延ばしてもいい距離です。
親川登山口から取り付きます。ここが思いもよらず急登でした〜。標高570mの登山口から短距離で500mほど上げます。飛ばし気味で入ったものだから途中からバテバテ。
トレイルは歩きやすいものの直登気味が多く、日向大谷からの両神山や黒戸尾根の八丁登りを思い出しました…。
1.5時間ほどかけて、やっと保之瀬天平近くのなだらかな尾根へ。アカマツの新緑まぶしい、広々とした尾根。歩きやすく最高！天国！
退屈に感じる人もいるかもしれませんが、僕はこういうピースフルな尾根道、大好きです。
ゆっくりと200mほど上げ、丹波天平(1342.9m)着。ここでランチ休憩。
【丹波天平-サオラ峠-三条の湯】
天平尾根を進みます。新緑のまぶしいゆるやかな道が続きます。紅葉時期に再訪したいトレイルです。ふっかふかの地面なのでトレランも相当気持ちよさそう。
そしてサオラ峠へ。本日の最高点です。標高は1430mを越えました。
サオラ峠から三条の湯までは、尾根をトラバースし続け何度か小さな沢をまたぎます。下り基調で概ね歩きやすいですが、長いです(苦笑)。小屋が見えた時にはうれしかったなぁ。
【三条の湯】
利用してみて、あたたかい小屋だなぁという印象。素敵です。
山慣れしていない客も多いためか、対応も親切でフレンドリー。この日はツアー(クラブ○ーリズム)の団体もいらっしゃって小屋周りは賑やか。
遅めのテン場入りだったので近場は埋まっており、奥にテントを張りました。
トイレ遠めですが、水場はテン場にあり問題なし。結局15張ぐらい？と多少余裕あり。
目玉の温泉。この日、男湯は小さい方で4人が限界かな。大きい方は7人ぐらい入れるそうです。石鹸、シャンプー不可。シャワーもなく浴槽のみです。
しかし、本当に最高でした！窓からの新緑、木漏れ陽。
窓は開くので身を乗り出せば心地よい風。露天に近い感覚。
湯はまろやか、湯量も豊富。熱め好きの自分にとって言うコトなしの温泉。たっぷり30〜40分入っちゃいました。
皆の食事時を狙って16時過ぎに入りましたが、常時2〜4人と丁度よい混み具合。
風呂あがりに小屋脇でまったり。標高1100mの天然クーラーです。
気さくなご主人の木下さんと談笑しつつ、山並みをツマミにビールをごくり。至極。
小屋周辺の紅葉時期、例年10月下旬から11月上旬とのこと。来たい！
幕営で食事だけお願いもできるそう。かまどで炊いたおこげ付ご飯、食べたい！
紅葉を愛でに再訪したい気持ち、がぜん強まりました。
夜はそんなに冷えず。3:00段階で外は7℃、テント内は14℃でした。
沢の音は大きめなので耳栓推奨。
【三条の湯-三条ダルミ-雲取山】
寝坊し6:00出。小屋〜三条ダルミは600m強ありますが、総じて歩きやすかったです。
絶景の三条ダルミでは、昨日温泉でご一緒した方と再会。山話を交わし大休止。
愛知からの遠征、ご苦労様でした。
そして山頂へ。ここの急登は有名ですね。何度か登っているので余裕持ってクリア。9:30ぐらいに山頂着です。
三条ダルミで大休止したばかりだし、この時期の山頂って例年羽虫がひどい記憶が。
よって早々に抜けるつもりでした。が、羽虫全くいない！人も少ない！そして広がる快晴の大パノラマ！
これで足を止めないのは勿体ない！と、石尾根を見渡す岩場に陣取り急遽コーヒー沸かします。休んでばっかりw。
ツアー団体の皆様が到着すると、山頂周りは一気に賑やかに。
結構コースタイムに近い速さで歩いてこられたのに驚き伺ったら、『秋から始める登山教室』の第8回(最終回)なのだそう。ちゃんと皆さんトレーニングを重ね臨んでいました。最終回が超好天で良かったですね〜。
【雲取山-芋ノ木ドッケ-白岩山】
ここからはメジャールート。雲取山荘〜男坂経由でサクッと300mほど下り大ダワへ。
ここからの登り返し、ナメてました。結構急登です。芋ノ木ドッケまで辿り着けば、白岩山までは緩く登れます。
山頂はどちらも眺望無いものの、道中は充実。
奥秩父の稜線を左手に眺めつつ、変化に富んだトレイルが続き、つらくも楽しい区間でした。
【白岩山-霧藻ヶ峰-三峯神社】
ピークから白岩小屋まで激下り。しかし、小屋の裏手に絶景が待っていました。
地図に書いてある「展望良い」ってレベルを超えた眺望！
禿岩、雲取山頂と並んで、奥多摩三大パノラマと呼びたいぐらいです。
水場が片道15分ぐらい(霧藻ヶ峰休憩所の方の話)だそうですが、あの場所はテント張る価値あり！いつかチャレンジしたいなぁ。
山座同定に夢中になったり、他のハイカーさんとお話ししたり。楽しいひと時でガッツリ45分も佇んでしまいました。歩いてるより休憩のほうが長いかも…。
その後もアップダウンです。前白岩の下り、その後の岩の肩からの下り。どちらも激下りです。下り続けてお清平に到着すると霧藻ヶ峰への登り返しが待ってます。ただし芋ノ木ドッケに比べればゆるゆるです。
霧藻ヶ峰は白岩小屋に次ぐ絶景。休憩所に土日入られているご主人も気さくな方。和名倉山の魅力について色々教えていただきました。
霧藻ヶ峰を抜ければ、あとはゆるやかな下りです。距離は長いですが苦労する箇所はありませんでした。
三峯神社、思った以上に観光地なんですね。登山者より観光客の多い売店でビールを堪能しバスに乗りました。
鴨沢や石尾根からのアプローチとは異なる雲取山の姿を堪能できる、素晴らしいルートでした。奥秩父、本当に深いなぁ。
そして、よく整備されています。山に携わる皆様に本当に感謝です。
ちなみに、今回テント読書に持参した文庫「春を背負って」(笹本稜平)。
映画化の舞台は立山ですが、原作は奥秩父なんですね。甲武信と国師の間にある架空の小屋「梓小屋」を巡る物語です。
奥秩父の山行にぴったりの本じゃないでしょうか。(まだ一章しか読んでないけどw)
こっそり拍手
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mighty さん
私が水松山に居たその時、すぐそこの芋の木ドッケにいらっしゃったんですね。
すごーい、二週続けてニアミス！！
本当にこの週末は「奥多摩日和」のお天気でした。
サオラ峠から三条の湯って、たしかに遠いですよね〜〜〜
あれ？ここさっき通ったんじゃないの？
みたいなデジャブな場所が延々と繰り返す感じ
三条の湯は泊まってみたい小屋の一つです。
でもテント場もとっても気持ちよさそうで、
どっちにするか迷う所ですよね
私も、秋に行ってみます
あ、コースタイム見たら・・・確かに！！
すぐそこにいましたね〜（笑）
「奥多摩日和」、もう少し暑くなるとバテますもんね。丁度良かったです。
三条の湯、小屋もすげぇ良さそうですが、
紅葉時期は混みそうなんで、僕はやっぱりテントかな。
ただし食事は、小屋にお願いするつもりッス。
そこで会えたら笑けますね〜！
こんばんわ〜
２週連続で素晴らしいトレイルGETですね！
しかも「三条の湯」、いいなあ〜
いい印象しか残っていない小屋で私も大好きです
霧藻ヶ峰・三峯神社への道、イイ道ですね〜
いつか行ってみたい！
さあ、明日は山行
朝早いので、これくらいで・・・
また、気持ちのいいレコ、期待してますね
naoykさん
コメあざす！三峯ルート、naoykさんが踏んでないのが意外でしたよw。
違った雲取が味わえてイイですよ〜。もっとも、これからは暑いかもしれませんが。
僕は長沢後稜に興味湧いてきたので、秋はそっちも攻めてみようかと。
それにも飽きたら…ピッケル買いますw
今週末も天気に恵まれそうですね！よい山を〜。
僕もこれから山行です。といっても本日はゆるっと友人と丹沢表尾根ですが。
山のテーマパークに、暑さと混雑を体験しに行ってきます…。
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