渋の湯→天狗岳→硫黄岳→桜平(雪と高山病に苦労したけど絶景ゲット！)

2014年05月18日(日) 〜 2014年05月19日(月)

• GPS: 28:40
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,551m
• 下り: 1,507m

コースタイム

18日
渋の湯10:30-13:00高見石(食事等)13:50-14:55中山展望台15:10-16:00黒百合ヒュッテ

19日
6:30出-中山峠‐8:10東天狗岳8:30-8:45西天狗岳9:00-9:20東天狗岳9:25-9:50根石岳10:00-10:45夏沢峠11:20-12:10硫黄岳12:30-13:10夏沢峠13:15-13:30オーレン小屋(食事)14:20-15:10桜平

天候

18日晴れ＋7℃(黒百合到着時)

19日晴れ時々曇り‐1℃(黒百合出発時)

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

行き
八王子7:29-9:08茅野(スーパーあずさ1号)
茅野駅からタクシーで渋の湯(35分7200円)

帰り
桜平からタクシーで茅野駅(50分7200円)
茅野16:20-18:01八王子(あずさ26号)

コース状況／危険箇所等

渋の湯〜高見石
前半樹林帯。日陰はほぼ雪でだがアイゼンなしでも危険ではないが履いた。
賽の河原周辺は岩場の見晴らしのいい急坂。
岩場抜けるとまた樹林帯で凍ってる箇所多いのでアイゼンを履く。

〜黒百合平
中山周辺以外樹林帯でほぼ雪。急坂もあるのでアイゼン多用。

中山峠〜東天狗岳
岩場の急坂が多く雪あったりなかったり。アイゼンは必須。

東西天狗岳間
鞍部の周辺だけ雪あり。アイゼンなしでも行けるが滑ったらアウトなので履く。

東天狗〜根石岳山荘
雪ほぼなし

〜夏沢峠
樹林帯で雪多く滑るのでアイゼン多用。

〜硫黄岳
途中の急坂に雪が大量に残り下りの事考えるとアイゼン必須。

夏沢峠〜オーレン小屋
深い樹林帯で雪多し。

〜夏沢鉱泉
川沿いの樹林帯で雪はところどころ。アイゼン不要。

〜桜平
林道の下り。ツラい…

全行程の6割程度は雪。6本爪以上のアイゼンが必要です。

写真

5/18 10:34

渋の湯から登って行きます。

5/20 22:43

川が薄く凍ってます。夜はまだマイナスなのですね。

5/18 12:28

賽の河原からは御嶽山が正面に！

5/20 22:43

高見石小屋でキノコ汁をいただく。

5/20 22:43

高見石から浅間山。

5/20 22:42

白駒池を見下ろす。
ここは子供の頃に来て感動して以来もう5回目の訪問。
紅葉の時期は超絶景！

5/20 22:42

中山手前で森林限界。東西天狗がお出迎え。

5/20 22:41

中山展望台より御嶽、乗鞍、諏訪湖。

5/18 15:11

雪の穂高連峰。

5/20 22:41

ちょっと歩くと反対側の金峰山が見えます。

5/18 15:46

東天狗と硫黄岳。

5/18 17:34

黒百合ヒュッテの夕食。
一人は高山病でダウン。fclarrysも寝不足体調不良で二人ともほとんど食べられなかった。
俺だけ異常に元気(笑)

5/18 18:46

徒歩10分のポイントでサンセットが見れました！

5/20 22:39

ここは街の明かりが届かないので星空観賞には絶好の環境！
天の川にはまだ早いのか見えなかった。

5/20 22:39

自分撮り。

5/19 4:42

連れ2人を叩き起こし中山峠まで歩きご来光を拝む。
3分遅かったら間に合わなかった(^_^;)

5/19 4:52

黒百合ヒュッテはこの日我々以外に3人客のみの計6人。
対応が良くとても良い小屋でした♪

5/20 22:39

東天狗への登り。
先行する同小屋泊の方を追いかける。
空の色がヤバイ！2日目も好天(^O^)

5/19 7:31

アイゼンつけても油断できません…

5/19 8:25

東天狗岳に到着。

5/19 8:14

西天狗の向こうに中央アルプス。

5/19 8:14

北ア全景。

5/20 22:38

穂高連峰アップ。

5/20 22:49

蓼科の向こう側は白馬あたりかな？

5/20 22:38

妙高、火打、雨飾。

5/20 22:49

間ノ岳、北岳、甲斐駒、仙丈。

5/20 22:48

赤岳〜阿弥陀。

5/20 22:47

横岳〜赤岳の稜線はこの時季怖そうだな…

5/19 8:59

こっちの方が標高高いのでここに来なきゃ天狗岳制覇したとはいえない？

5/19 9:02

立山連峰ですかね？

5/19 11:37

硫黄岳の登りでカモシカ発見！

5/19 11:50

遭難者を探す県警ヘリとヒュッテ夏沢。

5/20 22:36

昨日オーレン小屋宿泊の方が硫黄岳方面に行ったまま帰らなかったとの事。
爆裂火口付近を何度も旋回。

5/19 12:31

硫黄岳は1人棄権(>_<)

5/20 22:47

爆裂火口。
こえ〜(・。・;

5/20 22:46

南八ヶ岳の山々。
赤岳にもかなり近づいた！

5/20 22:46

赤岳アップ。
雪多そうだあ…

5/20 22:46

阿弥陀アップ。

5/20 22:45

右は仙丈、左は甲斐駒byカイの雪の女王

5/20 22:45

峰の松目、御嶽、乗鞍、諏訪湖。

5/20 22:44

天狗からの稜線。
気持ちよかったな〜(^^♪

5/19 13:09

下りにもカモシカ。
砂地の急坂を滑り降りていく。

5/20 22:35

オーレン小屋でボルシチをいただく。
山岳救助隊の方がいてあわただしい感じ。

5/19 14:42

オーレンで出会ったカップルがソリで滑りながら下って行く。
楽しそうなので後ろからパチリ♪

撮影機器：

PENTAX Q10 ペンタックス

感想

namerou

職場のメンバーと初の泊まり登山。fclarrysは初小屋泊、もう一人は富士山のみ経験。
残雪期なので2人にはアイゼンを買わせ寒いぞ！と脅かしておきます。

18日
特急で着いた茅野からはバスの接続が悪いのでタクシーで渋の湯へ。

まずは高見石を目指し樹林帯を進むがすぐ雪がありアイゼン装着。
賽の河原で視界が開け好天にテンションアップ！

高見石で昼飯と絶景を堪能しここからは本格的登り。(池→にゅう周りの計画もあったが雪の多さに断念）
全体的に日の当たってないところは雪が残っており午前中は凍り気味でアイゼンなしだと滑りストレスとムダな体力で消耗するので基本履きっぱ前提。

こんなに雪のある山は初だし初級者2人引率なので標準タイム通りのペースで黒百合平着は16時になってしまった。

小屋に着くなり富士山経験のあるT氏がまず高山病でダウン(以前の山行から兆候はあった)
fclarrysも寝不足か水分不足の熱中症か頭痛でダウン…
しゃーないから年配の3人組の方に交じりプチ宴会(^_^;)たかだか標高2300Mちょいなのにね(苦笑)
2人は夕食もろくに喰わなかったが時間が経つと回復したのか初の星空観賞にはいたく感動した模様。

19日
この日も好天♪ご来光も見ていざ第一目的地天狗岳へ！

東天狗までの稜線は見晴らしが良く気持ちいい！が、急坂の岩場に雪が残りちょっとでも滑ったらサヨナラ状態(゜▽゜)/
東天狗山頂からは360度大パノラマ(^○^)北アがくっきり全部見れるなんてあまりない経験。
西天狗も踏んで次は硫黄を目指す。

夏沢峠で食糧補給しながら硫黄まで行くか意見が分かれたのでオーレン集合としT氏は先に出発。
しばらくし荷物をデポってfclarrysと後から追い掛ける。

硫黄までの急坂を登ってると遭難者を捜索中の県警ヘリがひっきりなしに旋回。
硫黄の山頂には山岳救助隊の姿も…
オーレンを出て戻らなかった60前後の単独行男性らしいが天候がいいので道迷いは考えにくいので滑落か？
無事だといいが(+o+)

結局T氏は山頂手前でバテて折り返し先にオーレンへ。なんてもったいない！

あとはひたすら下りオーレン小屋で食事休憩を取りタクシー手配し桜平に下りました。

難易度　★×4.5(アイゼン必須の箇所いくつかあり)
疲労度　★×4.5〜5(雪上歩行慣れてないので思ってたよりバテた)
眺望　　★×MAXの5(終始視界がクリアで遠方まで見え大満喫)

硫黄から赤岳鉱泉→美濃戸も考えたが雪で疲弊したので桜平で正解でした。
この時期に軽アイゼンで来れるのが分かったので来年もチャレンジしたいですね〜