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Yamareco

記録ID: 4523687
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

剱岳 早月尾根からのチンネ左稜線

2022年07月23日(土) 〜 2022年07月25日(月)
 - 拍手
harutaro2015 その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
35:37
距離
19.0km
登り
3,636m
下り
3,671m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:30
休憩
0:05
合計
5:35
8:03
53
8:56
8:56
100
10:36
10:36
98
12:14
12:19
79
13:38
2日目
山行
14:15
休憩
3:13
合計
17:28
2:02
80
3:22
3:23
49
4:12
5:01
49
5:50
5:51
46
6:37
6:55
31
7:26
7:32
2
7:34
7:35
57
8:32
8:32
11
8:43
8:45
13
8:58
9:00
2
9:02
9:27
452
16:59
17:52
14
18:06
18:39
28
19:07
19:07
1
19:08
19:10
20
19:30
宿泊地
3日目
山行
5:48
休憩
0:53
合計
6:41
5:00
5
宿泊地
5:05
5:05
8
5:13
5:24
19
5:43
5:45
37
6:22
6:36
48
7:24
7:48
96
11:04
11:05
36
11:41
11:41
0
11:41
ゴール地点
天候 7/23(土) 雨
7/24(日) 快晴
7/25(月) 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
富山駅まで新幹線
富山駅〜馬場島はレンタカー
コース状況/
危険箇所等
馬場島〜剱岳山頂〜三ノ窓:
一般道は割愛

三ノ窓〜チンネ取付き:
到着時間が少し遅かったこともあり、雪が緩んでおり緊張した。
12本アイゼンがあった方が安心できる。ピッケル必携。

チンネ左稜線:
残置ハーケンで登れるが各ピッチランナウトしている箇所があり緊張する。
鼻の核心部分はハーケン乱打されているが、いちいちプロテクション取ってるとすぐ弾切れになる。
岩峰にスリング巻いてプロテクション取れるところも割とあるので、スリング多めが安心できる。
トップからは懸垂3回で池ノ谷ガリーへ降りれる。
その他周辺情報 馬場島荘で正午よりシャワー利用可
馬場島から出発
早朝の豪雨は何とか止んだけど雨は止まない・・・
3
早朝の豪雨は何とか止んだけど雨は止まない・・・
試練と憧れ・・・
3
試練と憧れ・・・
登山口。のっけから凄い急登。
2
登山口。のっけから凄い急登。
標高比200m間隔で標高示した看板有。
1
標高比200m間隔で標高示した看板有。
立派な杉の木がたくさん。
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立派な杉の木がたくさん。
景色は真っ白。途中雨ザーザー。
レインウェア着てても汗でびしょびしょ。
写真も撮らずとりあえず進む。
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景色は真っ白。途中雨ザーザー。
レインウェア着てても汗でびしょびしょ。
写真も撮らずとりあえず進む。
真っ白なガスの中に早月小屋発見。
死ぬほど疲れた・・・乾きたいので急遽小屋泊素泊まり。
受け入れてくれた小屋の方々に感謝。
3
真っ白なガスの中に早月小屋発見。
死ぬほど疲れた・・・乾きたいので急遽小屋泊素泊まり。
受け入れてくれた小屋の方々に感謝。
2日目:暗闇の早月尾根からスタート。
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2日目:暗闇の早月尾根からスタート。
早月尾根途中で夜明け。
6
早月尾根途中で夜明け。
この日は朝焼けがキレイだった。
富山湾方面
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この日は朝焼けがキレイだった。
富山湾方面
朝焼け、毛勝三山方面
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朝焼け、毛勝三山方面
早月尾根から全装背負って無事登頂。
もうヘロヘロですー・・・
8
早月尾根から全装背負って無事登頂。
もうヘロヘロですー・・・
後立山方面。素晴らしい天気だ。
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後立山方面。素晴らしい天気だ。
さてここからが本番。
北方稜線を三ノ窓まで下ります。
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さてここからが本番。
北方稜線を三ノ窓まで下ります。
池ノ谷ガリー。全岩浮いてて怖い。
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池ノ谷ガリー。全岩浮いてて怖い。
三ノ窓到着。チンネ全景。
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三ノ窓到着。チンネ全景。
三ノ窓雪渓をトラバースして取付きへ。
雪渓から逆4真下のテラスには移れなかったので、雪渓上を少し下ってから取付きへ移った。
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三ノ窓雪渓をトラバースして取付きへ。
雪渓から逆4真下のテラスには移れなかったので、雪渓上を少し下ってから取付きへ移った。
取付きから三ノ窓を眺める。小窓の王の存在感よ。
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取付きから三ノ窓を眺める。小窓の王の存在感よ。
早速スタート。良い天気。
5
早速スタート。良い天気。
気持ちの良いフェース
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気持ちの良いフェース
午後に入るとガスがたくさん湧いてきた。
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午後に入るとガスがたくさん湧いてきた。
たぶん7ピッチ目。
ランナウトしてるが気持ちよく登れる。
この時点で疲れすぎて身体はボロボロよ。。。
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たぶん7ピッチ目。
ランナウトしてるが気持ちよく登れる。
この時点で疲れすぎて身体はボロボロよ。。。
ガスのかかる八つ峰。
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ガスのかかる八つ峰。
左にクレオパトラニードル、右にチンネの鼻。
中央奥に八つ峰の頭。
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左にクレオパトラニードル、右にチンネの鼻。
中央奥に八つ峰の頭。
三ノ窓雪渓。ガスの流れが速く幻想的な景色だった。
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三ノ窓雪渓。ガスの流れが速く幻想的な景色だった。
北方稜線と雲に覆われる後立山。
8
北方稜線と雲に覆われる後立山。
核心の鼻まであと少し。
足元はガスが多いけど見上げると快晴。
5
核心の鼻まであと少し。
足元はガスが多いけど見上げると快晴。
ふと下を見るとブロッケン現象
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ふと下を見るとブロッケン現象
やっとこさチンネ左稜線の核心「鼻」の取付きに到着。
ボロボロの身体で苦労したが何とか登れた。
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やっとこさチンネ左稜線の核心「鼻」の取付きに到着。
ボロボロの身体で苦労したが何とか登れた。
すぐ左にはクレオパトラニードル
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すぐ左にはクレオパトラニードル
小窓の王と朝トラバースした雪渓を眺める。
5
小窓の王と朝トラバースした雪渓を眺める。
あとは簡単なトラバースピッチだけ。
足元にも雲海が出来かけている。
3
あとは簡単なトラバースピッチだけ。
足元にも雲海が出来かけている。
やっとこさトップアウト。
素晴らしい雲海。
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やっとこさトップアウト。
素晴らしい雲海。
富山方面も雲に埋まってました。
4
富山方面も雲に埋まってました。
チンネの頂上からは懸垂3回で池ノ谷ガリーへ。
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チンネの頂上からは懸垂3回で池ノ谷ガリーへ。
北方稜線を歩いて再び剱岳頂上経由で早月尾根を目指します。
4
北方稜線を歩いて再び剱岳頂上経由で早月尾根を目指します。
富山湾がキレイだった。
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富山湾がキレイだった。
陽が落ちると急激に暗くなる・・・
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陽が落ちると急激に暗くなる・・・
北方稜線上で真っ暗時間切れ。稜線ビバーグ。
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北方稜線上で真っ暗時間切れ。稜線ビバーグ。
3日目。朝イチは曇ってたので写真も撮らずさっさと下山。
3
3日目。朝イチは曇ってたので写真も撮らずさっさと下山。
早月小屋でコーラ調達。小屋番さんが気にかけてくれており、とてもありがたかった。
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早月小屋でコーラ調達。小屋番さんが気にかけてくれており、とてもありがたかった。
ばっちり休憩したので馬場島まで下りましょう。
2
ばっちり休憩したので馬場島まで下りましょう。
行きしなに眺めた巨木を眺めつつ、ボロボロの身体に鞭打ってせっせと歩きます。
3
行きしなに眺めた巨木を眺めつつ、ボロボロの身体に鞭打ってせっせと歩きます。
長〜い下りに耐えてやっと戻ってきました。
ほぼ試練しかなかったぞ笑
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長〜い下りに耐えてやっと戻ってきました。
ほぼ試練しかなかったぞ笑
馬場島荘到着にて登山終了!
2
馬場島荘到着にて登山終了!
見上げるといつの間にか晴れており山々の稜線が見え、良い景色だった。
3
見上げるといつの間にか晴れており山々の稜線が見え、良い景色だった。
富山駅まで戻ってお疲れ様会。
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富山駅まで戻ってお疲れ様会。
富山のお寿司とお酒で乾杯しました。
お疲れ様でした。
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富山のお寿司とお酒で乾杯しました。
お疲れ様でした。

装備

個人装備
ダブルロープ (60m x 8mm) ヌンチャク 8本 アルパインヌンチャク 8本 カム #0.75〜#4を1セット ← 1回も使用せず スリング 60cm〜180cmを数本 終了点構築用ギア(環ビナ スリング ビレイ器など) ハーネス クライミングシューズ

感想

剱尾根を目指し前夜泊で馬場島へ。

初日の土曜日早朝はひどい雨で沢は濁流になり、渡渉アプローチは無理なのでは…
ということで、早月尾根から本峰経由で池ノ谷下って…という作戦に切り替えて全装背負って早月尾根を登った。
くそ思い荷物とザーザー降りの雨に激しく疲労して早月小屋で限界笑
天気もなかなか回復せず初日はここで行動終了。

2日目、朝から早月尾根をせっせと登って剱岳頂上へ。
全装背負っての早月尾根は想像以上に過酷で、自分たちの体力では池ノ谷を下降してまた剱尾根を登り返すのは困難と判断。
話合いの結果、昨年登ったチンネを再び訪れることに。
稜線途中に不要なものを適当にデポして、北方稜線を順調に下っていきどうにかこうにかチンネに辿り着いた。
しかしこれまでの蓄積疲労で取付き時点ですでに身体はボロボロ。
何とか頑張ってトップアウトしたのは良かったが、北方稜線上で日没タイムアウト。
デポ装備を回収して稜線ビバーグ。

3日目は曇り空。
稜線上は冷たい風が吹きとても寒かった。
重たい荷物を背負って早月尾根を下り山行を終えたのでした。。。

あー疲れた。こんなしんどい山行は年に1回で十分だ笑
以上

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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