初めてのテント泊を雲取山で!(大型ザックを背に石尾根縦走)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,421m
- 下り
- 2,626m
コースタイム
9:25 鴨沢BS
9:47 小袖乗越
10:50 堂所
11:24 七ツ石山-巻道分岐
11:57 ブナ坂
12:25 奥多摩小屋
(2日目)
4:05 奥多摩小屋
4:30 小雲取山
4:43 雲取山避難小屋
4:50 雲取山頂上 休憩〜5:03
5:40 奥多摩小屋 朝食・テント撤収
7:15 奥多摩小屋
7:37 ブナ坂
7:47 七ツ石山
8:16 千本ツツジ
8:44 高丸山
9:05 日陰名栗山
9:24 鷹ノ巣山避難小屋
9:56 鷹ノ巣山
11:13 六ツ石山
12:36 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
13:10 奥多摩駅
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅8:35発のバス待ちの列は大変なものでした。早めの到着がオススメ。増発2台は確認したので積み残しはないと思うのですが大混雑です。 復路:JR青梅線 奥多摩駅 青梅行き1時間に2,3本です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆鴨沢〜ブナ坂 道迷いの心配のない上り坂です。危険箇所としては、片側が斜面になっている細い道が所々あります。七ツ石山の巻道には新しく架けなおされた木の橋があり、濡れている日は滑るかも知れません。 ◆ブナ坂〜奥多摩小屋 危険な箇所なし。 ◆奥多摩小屋〜雲取山 小雲取山への道が急勾配かつガレているので、とくに下りの際にスリップ注意です。 ◆七ツ石山〜高丸山 特に危険箇所はありませんが、高丸山への登りは急勾配。 ◆高丸山〜鷹ノ巣山 高丸山からの下りがとんでもない急傾斜で滑りやすいです。鷹ノ巣山避難小屋近くの水場を最後に奥多摩駅まで給水場所はないので、必要ならこちらで。 ◆鷹ノ巣山〜奥多摩駅 奥多摩湖へ下りるエスケープルートが所々にあります。道標が分岐ごとに置かれているので道迷いの心配はないでしょう。登山口から林道に出てから、林道に沿っても良いですし途中の道標にしたがって短い山道や神社の参道を下っていっても良いです。登山口に出てから駅まで意外と距離があるので気を抜かないようご注意を。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
メタルマッチ 1
ナイフ 1
タオル 2
雨具 1
防寒着 2
スパッツ 1
手袋 1
ストック 1
ビニール袋 1
替え衣類 1
シュラフ 1
シュラフカバー 1
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
水筒 2 ナルゲン&プラティパス
時計 1
日焼け止め 1
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共同装備 |
テント 1 グラウンドシート含む
テントマット 1
ランタン 1 LED
コンロ 1
ガスカートリッジ 2
コッヘル(鍋) 1
ファーストエイドキット 1
カメラ 1
銀マット 1
|
感想
関東でテント泊を初めてやってみるのならここでしょうと、割と多くの人から薦められたのが雲取山。一度、登ったことのある山という点もデビュー戦には安心なところです。
装備と食料などをザックに詰めてみたところ、案の定15kgくらいの重量に。まだまだ工夫次第で軽くできる余地はあるのでしょうが、小屋泊に比べればどうしても重くなるのは当然。がんばって担いで行きましょう。
鴨沢へ停まるバス便は少ないので、多分混雑するだろうとかなり早めに奥多摩駅へ。バス発車時刻の直前の列車から大勢の登山者が下りてきましたから懸念は的中と言った所です。ギュウギュウ詰めのバスに揺られて鴨沢まで。
鴨沢からのスタートは渋滞になるかと思いきや、けっこう多くの方がトイレ待ちの列に行きましたので割とスムーズに歩き始められました。たくさんの登山者の中、テント泊装備のグループがチラホラ見受けられ、幕営場所が無くならないかちょっと心配でしたが、焦っても荷物は重いので急がず登ります。
堂所までは新緑を眺めながら、ただただ登るのみ。七ツ石山の巻道は桟道や幅の狭いところもあり、普段と重量バランスが違うためにヒヤヒヤさせられました。ブナ坂に出たらもう奥多摩小屋まで一直線。富士山も眺められるし本当に気持ちの良い尾根道です。
奥多摩小屋で500円を支払いテントを張るスペースを探します。開けているけど風が強そうな南面と、木が多いけど安定しそうな北面のどちらにしようかな。悩んだ結果、北面側、登山道脇の手ごろな広さのスペースにしました。なお、富士山を眺めるなら南面が良いのでしょうね。
その後はのんびり昼食をとったり、散歩がてら他のテントを眺めて歩いたり。見たところ、モンベルのステラリッジとアライのエアライズが設置数では2強の様子。初めて見るタイプのテントもあったりしてなかなか楽しい。こうも時間を気にせず過ごせるのはテント泊のいい所ですね。
夕食は、せっかくのテント泊だから、と持ってきたナマモノを使ったポトフ。肉野菜は山で食べると実においしい。重いけど持ってきて良かったと感じました。そんなこんなで夜も更けてシュラフに潜り込んで就寝。地面が傾いていても案外問題なく眠れるもんですね。
翌朝はまだ真っ暗な中、ザックに雨具と水だけ入れて山頂を目指します。ヘッドライトらしき光がいくつか見えるので同じように早立ちしている人がそこそこいるようです。思いのほか寒くなかったので助かりました。奥多摩小屋から山頂まで1時間もないので、辺りが明るくなってきたらもう山頂は目の前でした。
山頂では御来光待ちのたくさんの人々。時刻的にはもう日の出なのですが、雲がかかっていて太陽はイマイチ見えません。なんとか目にすることができたのが写真のような太陽。もちろん遠くの山々の展望もありません。残念といえば残念ですが、この季節ですから仕方ないのでしょう。
山頂から奥多摩小屋への帰途は登りよりも更に快速の道のり。荷物が軽いってのはやはりラクチンですね。テントに戻って朝食を食べ、シュラフやらテントやらを再びパッキングするのに苦戦していたらあっという間に7時。周りを見ると慣れた方はやはり撤収も手際よく進めてますね。
再び重くなったザックを背負って奥多摩駅まで石尾根を行きます。この日は曇り空のため眺望はどこもなかったので、どこまでも続くような尾根道をテクテクと進むのみです。途中の難所らしい難所は、高丸山の上り下り、鷹ノ巣山への上り、六ツ石山を過ぎてからの倒木地帯くらいでした。倒木地帯では倒れた巨木が何本も登山道をふさいでましたので乗り越えるのにはなかなか大変。
登山口に出たらもうゴールかと思いきや、奥多摩駅まではさらに40分くらい歩きました。油断してはいけませんね。下山後は、奥多摩駅から歩いて10分のもえぎの湯に立寄って山行終了です。
今回、初めてテント泊装備で歩いてみました。想像以上に荷物の重さが足にくるのが分かり、コレを書いている今も久しぶりの筋肉痛にやられているところですが、テント設置や撤収を実践できたこと、この装備でも6時間以上歩けることが分かったのは大きな収穫。今後の計画に役立てられそうです。
デビューおめでとうございます。
僕もテン泊デビューは雲取山。
雲取山荘のテン場にしましたけど。
だって冷たい水がじゃんじゃか湧いて。
しかも水洗トイレだもん(笑)
お次はぜひ雲取山荘のテン場に。
wakabonさん ありがとうございます。
ああ、そう言われると雲取山荘の方が良かった気もしてきちゃいますね。
さわやか水でしたっけ、屋外のシンクに大量に湧き出ていた記憶があります。今度また雲取に登るときは雲取山荘で幕営してみましょうか。
ちなみに奥多摩小屋は、水洗どころか斜面へ放り出す式のトイレでしたよ。汲取り式よりワイルドなトイレでむしろ感心しちゃいました。
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