【沼平起点南プス周回】3000m峰ハンティングバスなし
長野県
静岡県
i_am_kazuki
体力度について
- GPS
- 43:40
- 距離
- 67.2km
- 登り
- 5,758m
- 下り
- 5,378m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:30
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 12:13
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:00
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:42
| 天候 | 【1日目】晴れのち曇り 【2日目】晴れ時々雨 【3日目】雨のち曇り 【4日目】ガス時々一瞬晴れ 【5日目】晴れのちのち雨 ●天候は樹林帯で展望も無ければ日も当たらない初日から2日目朝にかけては晴れていましたが一番晴れて欲しい頂上や稜線は終始ガスガス時々雨のバットコンディションで5日間もいて荒川岳も赤石岳もその雄姿を見ることは出来なかった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
スタート時は5割強ほどだったが下山時はさすが山の日だけあって車道まではみ出ていた。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【東岳(悪沢岳)〜中岳】 ➡中岳避難小屋のスタッフさん曰く個々の部分が今回の周回コースの核心部らしいです。ですが通り過ぎた後に聞いてあ、あそこが核心部だったんだと気づく程度なので北アルプスなどで岩場に慣れている方でしたら何の問題にもならないと思われます。 ほかに危険なところは特になく歩きやすい道です。 【コース全体的】 ➡コース全体的には北アルプスなどと比べるととにかく森林限界までが長くなかなか展望が開けて来ません。 実際に高度を確かめた訳では無いので体感的にはなりますが2700m位までは森林限界が来なかった気がします。ゆえに虫が多い気がしました、、、 |
| その他周辺情報 | 【下山風呂】白樺荘 沼平から10分ほど下った所にあります。下山後すぐには入れてボディソープなど最低限のアメニティもあり露天風呂もありなかなか良かったです。 あと売店にはフリーズドライなどのちょっとした登山食も販売してました。 ￥５１０ |
写真
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本当ならとっくに椹島についてるはずの時間なのに、、、大幅に出遅れてしまった。そして 3泊分の全ての食糧とテン泊装備を背負ってのこの距離は前座にしては意外とハードだ、、、
けど、もう少し進まなければ。
長かったー。全然ゴールじゃないのに燃え尽きそう。とりあえずしっかり目に体休めて先を目指そう。
感想
●3000m峰ハンティング
今回は今目指している3000m峰の制覇に向けて南アルプスの南部の
悪沢岳、荒川岳、赤石岳、聖岳を目標に計画。
沼平ゲートから椹島までのバスは一泊10000円もする小屋に宿泊しなければならず、テント泊行の自分としてはバスの為だけに小屋に宿泊するのはどうも資本主義の奴隷になるような気がして気が進まず徒歩を選択。
(1日目)沼平ゲート〜椹島ロッジ〜千枚小屋
(2日目)千枚小屋〜荒川〜赤石〜百�瞭兇硫�
(3日目)百�瞭兇硫函狙山戞礎祓云�屋
(4日目)茶臼〜ウソッコ〜沼平ゲート
計4日の計画でプラニング。初日さえ頑張れば行けるだろうと思っていた。
●広大な南プス、初日から計画狂う
初日さえ頑張れば行けるだろうと思っていた計画も初日から崩れた。まずゲートに到着したのが大幅に遅くなりそのまま車中泊も朝起きれず大幅に出遅れる。
この時点でモチベーションもダダ下がり。
加えて自分が思っていた以上に18キロの林道がしんどかった。行けるだろうと過信していたのもあり軽量化はほとんど考えず20キロは超えていたザックが重くのしかかる。
椹島についたころには計画ではほんの通過点でしかないのにここがゴールかのような錯覚に陥るほど疲弊。それに加えて太ももが弾けるような痛みが発生。まじかよ。。
もうこの時点で千枚まで行くのは無理だろうと心のどこかで感じたがここで止まるわけにも行かず出発。
かなり辛かった。
そして小石下手前くらいで幕営できそうな場所が目に入り本当はまだ進むべきとは思ったが足が限界を超えていたのでそこで幕営。
●長い森林限界と悪天候
そして二日目も食って寝りゃ治ると思っていた足も治ることもなく悲鳴を上げながら樹林帯を歩きつづける。
思ったが南アルプス特に南部は森林限界が以上に高いと思ったいつまで経っても展望が開けない。そこももしかすると精神的辛さに拍車をかけているのかもしれない。分からないが。
とにかくやっと開けたところに出たかと思えばガスガスでまるで眺望はゼロ。
かなり強めの夕立にも見舞われた。
が、これに関しては、ちょうど荒川中岳避難小屋が出てきた頃だったので小屋番の人も親切に迎え入れてくれたのでしばらく雨宿り。
そして荒川小屋到着。かなり立派な小屋で驚いた
天場は先客がすでにそれなりにいて場所をえり好み出来ない感じだったが、なんだか結果的に一番いいところをゲットしたなと思える場所にテントを張ることが出来た。
テント張ったところがすごくフィットするとテンションが上がってしまいます。
ここで今回の山行を5日に変更することを決めた。
ここまで4日で立ててたのを変えるのもなんか悔しかったしまだワンチャンとか思っていたがここでパット気が変わった。
●やはり悪天候
3日目も晴れることはなくガスガス眺望なし。
稜線歩きでこの日だけは晴れて欲しいと心から望んだがお天道様は味方してくれませんでした。
しかしここにきて足の痛みがなくなり体もウソみたいに軽くなった。
もう絶対良くなることはないだろうというくらい痛かったのがウソのように。
これには驚いた。
この日もはり天場までたどり着かず小兎岳下付近で幕営する結果に。
が、後から男女二人組のハイカーさんも来て同じくそこで幕営するとの事でみんなでご飯食べたり楽しいひと時を過ごせました。
●TJAR
そして4日目。お二方に別れを告げ一足先に出発。
あら、足が痛い。また痛い。とも思ったが今更どうしようもないので無視。
天気も最悪。今回の目標の山の最後の山の聖岳だけはと思ったが残念。
正直4日工程とかでここまでずっと天気悪いってのもなかなか珍しいと思う。
しかし一瞬ほんとに一瞬はれた。
聖の頂上に着いたとき。これはと慌ててザックからカメラを取り出したが構えたときにはガスガス、、、ほんとに一瞬でした。
と、ここまでなかなかに精神的に追い込まれるようなこと続きだったが聖頂上でTJARという大会が今行われていてトップの選手がもうすぐこの辺に来るという情報を入手。
もちろん全く知らなかったがこれは楽しそう。
そしてこの日は茶臼小屋まで。
小屋は大会のチェックポイントになっているらしく予約なしでテント受付すると枠外に張ることになるほ宿泊者、大会スタッフなどで賑わっていて大会ムードが漂っていた。
そして大会の話をいろいろいお聞きした。
富山から北、中央、南アルプスを横断し静岡の太平洋に至るまでの道のりを8日間で走るレースらしいと。
そして今トップの人がぶっちぎりらしく今夜にはこの小屋にくるかもしれないと。
その他いろいろ。
正直何も知らずにたまたまそんなすごい大会に居合わせるなんてかなりの幸運だしかなり大会に興味を持ってしまい。応援したくなり。早寝早出の予定でいたが、選手を待ってみることに。
●下山
結果から言うと選手が通過したのは0：40頃らしく流石に寝てしまってみることは出来なかった。
が、最終日にして晴れたので朝茶臼岳までお散歩して、朝も後は下山だけなのでものすごくのんびりして出発。
今回も出し切ったー。て感じでサウナのように熱くなった車に戻ってきました。
色々ありましたが今回もまた濃いいい山行になりました。
そして全く今まで興味のなかったトレランにも興味が沸いた。
もちろん反省点も多い山行だったのでそこも次につなげていきたい。
後、根本的な体力作りももっと力を入れなければ。
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