【花咲く稜線】悪沢岳（荒川三山）〜赤石岳 【反時計周り・2泊3日】

2022年08月07日(日) 〜 2022年08月09日(火)

• GPS: 14:28
• 距離: 27.7km
• 登り: 3,054m
• 下り: 3,040m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:02
• 合計: 4:22

8:24 椹島ロッジ
8:31 8:33 滝見橋
9:49 9:49 小石下
11:12 11:12 蕨段
11:32 11:32 見晴岩
12:13 12:13 駒鳥池
12:23 12:23 駒鳥池駐車場
12:46 12:46 千枚小屋
12:46 千枚小屋

2日目

• 山行: 3:23
• 休憩: 1:27
• 合計: 4:50

4:40 千枚小屋
5:10 5:25 千枚岳
6:02 6:02 丸山
6:25 6:59 悪沢岳
7:53 7:53 荒川中岳避難小屋
7:58 8:22 中岳
8:38 8:47 前岳
9:04 9:09 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:30 荒川小屋

3日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:11
• 合計: 5:11

4:29 荒川小屋
4:49 4:52 大聖寺平
5:27 5:27 小赤石岳の肩
5:39 5:39 小赤石岳
5:46 5:46 赤石岳・小赤石岳間分岐
6:00 6:01 赤石岳
6:14 6:14 赤石岳・小赤石岳間分岐
7:10 7:10 富士見平
7:33 7:40 赤石小屋
8:44 8:44 カンバ段
9:40 椹島ロッジ

※3日目はGPS電池残量が少なくなり、計測できず手入力

天候

8月7日（土）日中　　晴れ→霧
　　　　　　　夕方　　雨→虹→満天の星
8月8日（日）日中　　晴れ→霧
　　　　　　　夕方　　雨→霧
8月9日（月）日中　　強風＆雨

アクセス

利用交通機関：

バス

往路　毎日あるぺん号　　　　　東京→畑薙駐車場
　　　東海フォレスト送迎バス　畑薙ダム→椹島
復路　東海フォレスト送迎バス　椹島→畑薙駐車場
　　　徒歩　　　　　　　　　　畑薙駐車場→白樺荘（入浴＆食事）
　　　毎日あるぺん号　　　　　白樺荘→東京

コース状況／危険箇所等

よく整備されていて危険個所はないが、
しいて言えば、荒川岳の岩場の稜線と、赤石岳から赤石岳に至るトラバース道は通行注意

その他周辺情報

白樺荘で入浴＆食事できます

写真

8/7 7:32

畑薙の駐車場から、東海フォレストのバスで出発
ヘルメットの着用が必要です
1時間ほどの道のり

8/7 7:55

途中、赤石ダム

8/7 8:23

椹島ロッジ
さあ出発

8/7 8:37

吊り橋

8/7 9:18

しばらくすると、こんな岩場が

8/7 9:35

途中何度か林道を横切ったり並走したりする
階段もあり

8/7 10:44

広葉樹主体だったのが、
次第に針葉樹主体になる

8/7 10:45

8/7 11:27

途中の見晴台から
赤石岳の方面が見える
鞍部に、明日テント拍する荒川小屋の赤い屋根が目視できた

8/7 11:40

8/7 12:16

しばらく上ると駒鳥池

8/7 12:26

8/7 12:26

途中、作業道に通じる分岐
紐パンティーのような布で通せんぼ

8/7 12:39

8/7 12:49

千枚小屋到着
テントを持ってきていますが、この日は、小屋に泊まります（送迎バスの利用には、最低でも小屋宿泊が必要なため）

8/7 18:14

夕方、ざっと雨が降って、
そのあと晴れました。虹も出ました。

一日が無事に終わった、充実の時間をみんなで共有する雰囲気がとても心地よかった

8/7 18:17

入道雲
手前の枝には、ホシガラス？

8/8 1:30

よる、満天の星空
夏の天の川が頭上に広がる
流れ星も3つくらい見えた

8/8 1:38

ほのかに街の明かり
そこに、富士山のシルエットが浮かぶ

8/8 3:53

そして、夜明けが近づいてきました。
日の出の少し前に、小屋を出発
この日は、荒川小屋まで。時間的に非常に余裕があるので、景色を堪能しながら、写真をたくさん取りながら進むことにします

8/8 4:37

8/8 4:50

小屋から千枚岳へは、しばらく樹林帯を進みます

8/8 4:59

南側には、もこもこ雲
朝日をあびて輝く

8/8 5:01

そして日の出

8/8 5:04

朝日に照らされる赤石岳
この景色が、見たかった。

8/8 5:05

千枚岳へなだらかな登り

8/8 5:08

8/8 5:08

この先に進む稜線

8/8 5:09

赤石岳が輝きを増す
左側の雲が、いい感じです
大袈裟ですが生きててよかったと思いました

8/8 5:09

8/8 5:12

千枚岳到着！

8/8 5:13

雲海のむこうに、日本いち

8/8 5:20

これから進む丸山

8/8 5:20

進みます

8/8 5:25

驚きました
登山道の両脇には、お花がたくさん

8/8 5:26

8/8 5:28

今回は、お花はシーズンが過ぎてしまったかと勝手に思っていましたが、

8/8 5:29

先ほどまで朝日に染まっていた赤石岳は、
すっかり日中の姿に

8/8 5:31

花の道

8/8 5:32

写真ではかなり険しく見えますが、ぜんぜん大丈夫です（岩場の右側に安全な巻き道がある）

8/8 5:40

斜面を、青いような、ほんのり紫色のようなお花が埋め尽くす

8/8 5:45

振り返って

8/8 5:46

赤石岳と荒川岳の間の低い部分に滝霧が流れる

8/8 5:50

背中に富士山

8/8 5:52

8/8 6:03

丸山に到着

8/8 6:03

丸山から北側に、南アルプス北部の展望
塩見岳（左）と、間ノ岳・農鳥岳（右）
さらにその奥に、甲斐駒の頭がちょびっと見える

8/8 6:04

丸山から悪沢岳に向かう稜線
まだ太陽が低いので、自分の影が長い

8/8 6:13

8/8 6:14

岩が増えてきます

8/8 6:23

8/8 6:27

悪沢岳到着！

8/8 6:29

北部の展望

8/8 6:30

8/8 6:30

塩見岳
奥には、仙丈ケ岳

8/8 6:30

間ノ岳と農取岳
奥には、甲斐駒ケ岳

8/8 6:30

北アルプス

8/8 6:30

中央アルプス
今頃、TJARの選手が奮闘・躍動していることだろう

8/8 6:30

塩見岳に向かうには、この長大な道を歩かないといけない
妄想で、北岳から茶臼岳まで縦走する縦走を考えたことがあるが、この区間が非常に時間的にも厳しい感じになってしまう

8/8 6:32

そして、赤石岳
感無量

8/8 6:39

8/8 6:58

同じような写真を撮りまくる

8/8 7:07

8/8 7:13

中岳に向かう

8/8 7:16

いったん、大きく下る
このくだりが、若干通行注意

8/8 7:27

下り終わってから振り返る

8/8 7:27

ジグザグ

8/8 7:28

道の両側を、お花が彩る

8/8 7:28

素晴らしい！！

8/8 7:29

8/8 7:29

8/8 7:29

8/8 7:30

8/8 7:31

8/8 7:32

なかなか、歩みが進みません

8/8 7:36

中岳頂上の避難小屋が見えてきました

8/8 7:41

8/8 7:48

右側には、北部の山を眺めながら

8/8 7:49

稜線の西側（長野県方面）から、
風に乗って雲が稜線を超えてきました。
赤石岳の方面が隠れる

8/8 7:49

悪沢岳を振り返る

8/8 7:53

中岳の避難小屋

8/8 7:56

8/8 7:57

雲と空の境目を歩く

8/8 7:57

坂の上の雲

8/8 8:01

荒川中岳　山頂

8/8 8:01

絶えず雲が去来して、
幻想的な光景

8/8 8:13

北部の山並み

8/8 8:13

悪沢岳方面

8/8 8:16

雲に乗っかっている気分

8/8 8:20

時折富士山が顔を出す

8/8 8:28

続いて、前岳へ向かう

8/8 8:32

前岳は、荒川小屋とは別の方向に少し行ったところに山頂がある
ザックをおいていきます

8/8 8:40

あっという間に前岳

8/8 8:39

西側は絶壁

8/8 8:39

8/8 8:40

この山頂標識も、そのうち崩れてしまいそう
絶えず隆起・浸食を続ける南アルプス

8/8 8:45

8/8 8:58

分岐に戻ってから、荒川小屋に向かう

8/8 9:03

鹿よけフェンス

8/8 9:04

お花畑

8/8 9:06

8/8 9:07

8/8 9:07

8/8 9:08

8/8 9:22

しばらくして、ダケカンバや、

8/8 9:24

ハイマツになり、

8/8 11:38

荒川小屋に到着
まだ時間が早い。。。。

8/8 13:46

テントを設営して、のんびりする
ぼおっと青空を眺める
音楽を聴いたりする

8/8 12:03

コーヒーを飲みましょう

8/8 14:36

午後、ザーッと雨が降りました
（赤石岳方面は雷だったらしい）
ここでは雷鳴は聞こえず。

8/8 18:19

テントの中から富士山
その後、就寝
夜中になんどかテントの外を見ましたが、濃霧で星空は見えず。
天気予報によると、南側に太平洋高気圧、北側に前線という気圧配置になり、このあと、稜線上を中心に西風が強まる
また、太平洋高気圧の張り出しが弱く、高気圧のふちを時計回りに移動してきた湿った空気が流れ込み、朝から霧が出やすいとのこと。

8/9 4:26

翌日、4：30に出発

8/9 4:39

しばらくは東側の斜面をトラバースしていくので、風の影響はそこまで大きくない（それでも強風）
ペンキで道を見失うことはないが、心細い

8/9 4:49

大聖平

8/9 5:02

強風の中、たくましく生きている高山植物に励まされる

8/9 5:02

8/9 5:29

小赤石岳の肩につくと、いよいよ風が強くなってきた
雨も吹き付けてきた
右側（西側・長野県方面）から風が吹いて、左側（山梨県側）に抜けていく
風速は10〜15mくらい？

8/9 5:39

小赤石岳

8/9 5:46

赤石小屋への分岐

8/9 6:00

急いで赤石岳の山頂に行き、すぐ撤退

8/9 6:14

分岐に戻ってきた。
風が強い・・！
高山で強風の経験が浅い私は、少しビビッてしまった

8/9 6:37

赤石小屋方面に少し下ると、かぜがピタッとやみます

8/9 6:51

8/9 7:10

富士見平
晴れていたら、かなり景色がいいらしい

8/9 7:12

赤石岳の天気が悪かったのは残念ですが、
この山の空気を胸いっぱいに吸い込んで、
下界に持ち帰りましょう

8/9 7:13

8/9 7:18

8/9 7:33

赤石小屋

8/9 7:33

青空が見えました
でも、付近の木々がひゅーひゅー鳴って、風が強い

8/9 7:44

8/9 7:52

きのこ大

8/9 7:59

あとは、下るだけ

8/9 8:11

8/9 9:36

降りてきました

8/9 9:43

椹島到着！
その後、10：30頃の東海フォレストのバスに乗って、畑薙駐車場へ。駐車場から白樺荘まで20分ほど徒歩移動。
白樺荘で入浴・食事をして、15時の毎日あるぺん号で家路へ。

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

感想

yamajun94

山登りを始めた早い段階から憧れていた悪沢岳と赤石岳に登ることができた

8月6日（土）の夜、まいにちあるぺん号で東京から畑薙へ。

8月7日（日）早朝、畑薙の駐車場から椹島まで、さらに1時間程度のバス移動。バス停での待ち時間では、居合わせた方たちとお話しして楽しい時間を過ごしました。バスの中からは、V字谷の急峻な山を眺めながら進む。
椹島から千枚小屋までの道は、急な個所はないが、その代わりにだらだらした登りが続く。千枚小屋に到着。一泊目は、山小屋に泊まる（椹島のバスの要件であるため）昼過ぎになると霧に包まれ、夕方に雨がザーっと降った。雨が上がると、富士山と、入道雲と、虹のコラボが見れた。

8月8日（月）、夜中にトイレに起きるついでに、コンデジをもって外に出て、星空を眺める。頭上には夏の天の川が見え、流れ星も南の方角に3つくらい見えた。また、東側にはわずかに街の明かりに照らされ、富士山が淡く見えていた。
朝は4時半に出発。この日の行程は、荒川小屋までの予定。すたすた歩くと午前中（というより朝）に到着してしまうので、ゆっくりと景色を堪能しながら、写真をたくさん取りながら歩く。悪沢岳の稜線は様々な種類のお花でいっぱい。
やがて7時半くらいになると、前岳・中岳と雲に覆われていき、悪沢岳も見えなくなった。結局、9時半頃に荒川小屋に到着してしまい、一番乗りでテントを設営して、音楽を聴いたり、コーヒーを飲んでひたすらのんびりして過ごす。

8月9日（火）12時の椹島のバスに間に合わせるため、出発時間は4：30に設定していたが、稜線では西風が強まるとのことで、出発を躊躇するが、予定通りスタート。大聖寺平までは、夜明けまでのまだ暗い中霧の中を進む。小赤石岳の肩を過ぎるとかなり風が強くなり、小赤石岳〜赤石岳の3000mの稜線は、西風が強く、雨も降ってきて、赤石岳に登頂後はすぐ下山。結局、10時台のバスに乗車できた。
椹島のバスでは、運転手さんが「また南アルプスに遊びにきてください。山は皆さんを待っています」と言っていて、いつかまた赤石岳リベンジをしたいと思いました。

コメント

noma102

初めまして！？かな？？
もしかしたら千枚小屋から荒川前岳までお世話になった早足の山男くんでしょうか？
どの行程もとても早くて下山時追いつかれたのにびっくりしました
今季は他どこへ行きますか？
私は来月北アルプス裏銀座縦走予定です
またどこかで遭遇できるとうれしいです

yamajun94

noma102さん
こんにちは！コメントありがとうございます

早足かは分かりませんが(笑)ご一緒させていただいた者です！

先日はありがとうございました！
椹島で、私が早いバスに乗ってしまい、それっきりになってしまったのが心残りでした！

今振り返っても、最高の天気で、お花も沢山で、いい山行でしたね〜
途中お話できて、とても楽しかったです♪

他の記録も拝見しましたが、どれも良い写真ばかりですね！
来月、裏銀座とは、羨ましいです！晴れますように☀️レコ楽しみにしてます！

私は、1泊2日くらいで、南アルプス北岳・間ノ岳あたりに出没しようかと思ってます！

またお会いできますようにー！

noma102

yamajun94くん
おぉ〜！再会

北岳・間ノ岳、私の最初のアルプスでした！
レコ楽しみにしてますねー

今季は無理かもですが、来季か近々西農鳥目指します。
3,000m峰制覇目指していてあと少し。
yamajun94くんなら、北岳〜西農鳥岳は問題なく行けそう！