北アルプス 不帰嶮

2022年08月09日(火) 〜 2022年08月10日(水)

• GPS: 12:48
• 距離: 21.2km
• 登り: 2,566m
• 下り: 1,972m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:34
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:18

4:48 猿倉荘
5:40 5:50 白馬尻小屋
7:54 8:17 岩室跡
8:33 8:44 避難小屋
9:47 9:47 白馬岳頂上宿舎
11:45 11:45 鑓温泉分岐
12:06 天狗山荘

2日目

• 山行: 4:16
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:27

5:55 天狗山荘
6:13 6:13 天狗ノ頭
6:33 6:38 天狗ノ大下り
7:02 7:08 不帰キレット
7:22 7:28 不帰嶮（不帰一峰）
7:52 8:06 不帰嶮（不帰二峰北峰）
8:17 8:26 不帰嶮（不帰二峰南峰）
9:03 9:03 唐松岳
9:14 9:30 唐松岳頂上山荘
10:08 10:23 扇雪渓
10:53 10:53 第三ケルン
11:22 八方池山荘

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉駐車場に自家用車駐車、下山後路線バスを利用し猿倉へ戻る。
バス便が少ないためタクシーを利用すると4,000円ほどかかる。

コース状況／危険箇所等

大雪渓は問題ないが落石には要注意。
天狗ノ大下りは長いクサリが二ヶ所あるが、傾斜が緩いので問題なし。
不帰嶮二峰北峰が核心。
一峰のコルから見上げると、どこを登るの？と思うが、道は弱点をついていて慎重に行けば問題なし。
クサリがない危険箇所もあるので、北峰に着くまでは緊張感を切らさずに。
唐松岳から進入の方が確実に難易度は上がる。
八方尾根は登ってくる人をやり過ごすのに意外と時間がかかる。

その他周辺情報

入浴した小日向の湯は八方の湯に比べるとかなり趣のある温泉。

写真

8/9 4:48

明け方の猿倉荘。
建物の左端に登山道入口がある。

8/9 6:19

白馬大雪渓！
雪渓上、思ったほど涼しくない！

8/9 8:53

頭上はるかに頂上宿舎。

8/9 9:00

お花好きにはたまらないのだろうなぁ。

8/9 10:12

これから進む杓子岳方面。

8/9 11:38

白馬鑓からの下り。

8/10 5:58

快適に過ごせた天狗山荘。
お世話になりました！

8/10 6:19

天狗岳より不帰嶮方面。
今日もガスガス。

8/10 6:47

手前から右へ、不帰嶮一峰、二峰北峰、南峰、三峰（右奥）、唐松岳（中央奥）。

8/10 6:53

天狗ノ大下りの2番目の長クサリ（振り返って）。

8/10 7:05

近づいてきた不帰嶮、中央が二峰北峰。

8/10 7:29

二峰北峰に取り付いている登山者（中央に二人、その上に一人）。

8/10 7:38

同じく北峰の登山者（上部に二人、下部に一人）。

8/10 7:46

股間がスースーするハシゴ。

8/10 8:10

核心部を抜け奥に南峰を見る。

8/10 8:24

来し方の一峰（左下）と二峰北峰（右上）を見る。

8/10 8:30

二峰南峰は休憩に最適。
ここで一気に緊張感が緩む。
奥の剱、立山は最後まで顔を見せてくれなかった。

8/10 10:57

八方池は人、ヒト、ひと。

撮影機器：

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

感想

bistari

北アルプス主稜線で唯一歩いていないのが不帰嶮。
いつかはイカネバの娘なのだった。
最近膝痛と飼い犬に指を噛まれて山から遠ざかっていたが、お盆休み前の空いている時期を狙って行くことに。

18時頃猿倉駐車場に着くと8割方埋まっていた。
翌町薄暗い中、出発。
奥多摩日帰り山行とは違い、やはり荷が重い。
途中行きあった若者二人としばし会話。
「どこまで行くの」「ヤリヶ岳です」
「お〜すごいね。今日はどこまで」「ヤリ小屋でテント泊です」
「えっ、えっ、？？今日中に槍ヶ岳⁈」「いえ白馬鑓温泉小屋です」
「そうか！だよなぁ」「はい」
頭のカタいジジイと会話すると疲れるね、スマン。

大してペースも上がらぬまま大雪渓に入る。
チェーンスパイクを着けているので楽に歩けるがペースが上がらない。
避難小屋からしばらくで頂上宿舎が見えるが、見えてからが長い。
頂上宿舎から稜線に出た途端、黒部側からの強風に迎えられる。
岩手山や月山、那須岳の時ほどではないが、強風があるとないとではやはり疲労度が違う。
最近は雨男ならぬ風男で毎回悩まされる。
右手に毛勝三山は見えるが剱岳は雲の中。
ガマンガマンで天狗山荘に到着。
今日は宿泊者が少ないようで一区画を一人で利用でき個室状態。
夕食もとても美味しく、従業員の方々もフレンドリーで大満足。

二日目、小屋で朝食をいただき一番最後に出発。
昨日ほどの強風ではないが、相変わらずガスがかかり剱は見えない。
緩く登り天狗ノ頭へ。
地図では三角点が西側に外れて設置されているようだが、進入禁止のロープが設置されているので確認は諦める。
天狗ノ大下りをやり過ごし、不帰嶮に進入。
一峰を登って降り、コルから二峰北峰に取り付く。
見た目には手強そうだが、クサリが随所に設置されているので落ち着いていけば問題ない。
北峰を通過し南峰に到着、核心部を越えたので小憩。
行く手に三峰と唐松岳が見渡せる。
三峰は頂上を通過せず気がついたら唐松岳の頂上に到着。
人の多さに戸惑ってしまい、休憩せず八方尾根へ。
丸山ケルン、八方池と下るにしたがい登山者、観光客が増えてきて、すごい人出。

リフト、ゴンドラを乗り継ぎ下山したのが猿倉行きバスの発車10分前。
八方バスターミナルまで走ってギリギリ間に合った。

渋〜い小日向の湯で汗を流し、帰京。
これでやっと焼岳から日本海までつながりました。

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