追憶の山・北ア夏合宿(蝶ケ岳・北穂高・奥穂高・前穂高)
- GPS
- 152:00
- 距離
- 53.9km
- 登り
- 3,111m
- 下り
- 3,103m
コースタイム
22日:新島々駅-上高地-明神-横尾
23日:横尾05:30-07:50蝶ケ岳11:00-長塀尾根-徳沢-16:00横尾
24日:横尾-涸沢
25日:涸沢BC05:20-08:15奥穂高岳-09:50前穂高岳-奥穂高岳-13:35涸沢BC
26日:涸沢BC05:30-07:20北穂高岳・南峰07:35-07:45北穂高岳・北峰08:55-10:25涸沢BC13:05-17:00小梨平
27日:上高地-帰宅
※前穂高岳、北穂高岳は登っていない。パーティの記録。
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
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感想
北アの夏合宿。初日は移動で新島々の駅前広場でビバーク?!自販機のコンプレッサー音で眠りが浅い。翌日小雨の上高地から明神を経て横尾まで。横尾あたりより天候が急回復。BCを張ると槍ヶ岳を見ようと槍見河原まで空身でハイク。刺すように冷たい槍沢に10分以上浸かる同級生に驚きよりもなぜかあきれた。
自分含め経験の浅い一年生が11人もいるので翌日は蝶ヶ岳で体慣らし。常念に続く尾根からみた穂高の峰々の眺望。山にきてはじめて「よかった」と感じる。下山は長塀尾根から。
翌日は涸沢まで曇天・ガスの中を登る。未熟な私は荷物の重さと見えてからなかなか近づかない涸沢にかなりの体力を消耗する。BC設営後、雪渓で夕方まで戯れる。残雪に粉末ジュースをかけたシャーベット、木の枝にまたがってのソリなどバカ者になる。
凍える早朝で朝食をとり、ガス・小雨のなかをザイテングラードより奥穂を目指す。落石の乾いた音に登山事故の恐怖を実感する。穂高岳山荘からのハシゴは当時から渋滞。ガスで眺望のない奥穂山頂から前穂高に皆は向かう。私はどうも体調が悪く、同様のもう一名と奥穂で待機。戻ってきた皆とホットレモンティーを飲むと涸沢BCへ。
昨日よりも気温の下がる中、朝からマーガリンで炒めた炒飯。この状況が堪えた。北穂高に向かうためパッキングをしていると突然激しい腹痛が私を襲う。動けない。下痢の類の痛みではない。近くの医大診療所に担がれ診察をうける。原因は特定できず、おそらく消化器のケイレンではとのこと。涸沢BCに留守番決定。数時間眠るとピンピンになり看護役となったOBに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。北穂高から戻ってきた皆と一気に小梨平まで下る。
初めて素晴らしい眺望を感じた一方、ほとんどメインを登れず敗北感を味わった。
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