超快晴!絶景の南八ヶ岳(赤岳ー横岳ー硫黄岳)をプチ縦走!!
- GPS
- 31:46
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,688m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
[6月14日]
8:10やまのこ村駐車場ー8:30美濃戸山荘ー南沢ルートー11:40行者小屋(昼食)12:30ー地蔵尾根ー15:17赤岳山頂15:45ー16:05赤岳天望荘
[6月15日]
6:40赤岳天望荘ー7:00二十三夜峰ー7:30日の岳ー7:40鉾岳ー8:00石尊峰ー8:30三叉峰ー8:45横岳山頂(奥の院)ー9:00小同心ー9:15大同心ー9:25台座の頭ー10:00硫黄岳山荘ー10:50硫黄岳山頂ー11:40赤岩の頭ー13:00赤岳鉱泉13:50ー15:40美濃戸山荘ー15:50やまのこ村駐車場
天候 | ■6月14日 ガスのち晴れ ■6月15日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崖下を覗き込んだりしない限り,特別危険な場所は無いように思います.強いて言えば,地蔵尾根の地蔵の頭付近の岩場,横岳の登山道が危険かもしれませんが,慎重に進めば問題ないと思います.この時期は崖に咲くツクモグサの撮影中に誤って転落しないように気をつけなければならないと思います. |
写真
感想
大雨ばかりの毎日で山に行きたくても行けなくてムズムズしていましたが…6月14-日15日の土日は「晴れ予報!」W杯の日本戦に後ろ髪を引かれながらも,赤岳ー横岳ー硫黄岳のプチ縦走に出かける事にしました.
■6月14日
[やまのこ村駐車場ー行者小屋]
やまのこ村駐車場に自動車を駐車して(1000円/日)スタートです.美濃戸山荘の分岐部より南沢のルートを選びました.裾野の天気は天気予報通り快晴でしたが,山頂は森林限界よりも上が濃いガスに覆われていて,ちょっと(いや,かなり)残念な気持ち….それでも,八ヶ岳には苔生す美しい登山道があります!しっとりとした登山道は本当に美しく,なんだかんだで楽しめてしまいます(笑).行者小屋手前で山頂を見上げると….みるみるうちにガスが晴れて行くように見えます.少しガスが晴れるのに期待しつつも,行者小屋の休憩スペースを借りて昼食,バッヂやらバンダナを購入.食事を終えて山頂を見上げると….「ガスがとれてる♥」
[地蔵尾根ー地蔵の頭]
地蔵尾根の登りはじめは樹林帯です.所々にわずかな残雪がありますが,登山道全体を覆うような残雪は無くアイゼンは不要です.暫く行くと森林限界を越えて梯子,鎖場が続きます.気をつけて行けば危険な岩場ではありませんが,万が一にも滑落することがあれば大きな怪我につながる場所なので,慎重さが肝心だと思います.地蔵の頭近くでは横岳に救助ヘリがやってきて負傷者?を3-4回ピックアップしようと苦戦している姿が見えました.翌日,ツクモグサを撮影中に親切なお兄さんから「昨日の負傷者はツクモグサを撮影しようとして横岳のルンゼに転落したらしい」と,教えて頂きましたが,この時期には(私も含めて)起こりうる事故だと思いました.
[地蔵の頭ー赤岳山頂ー赤岳天望荘]
地蔵の頭についたら,重い荷物を赤岳天望荘にデポして赤岳の山頂を目指します.このころにはガスはすっかり晴れて八ヶ岳全域が見渡せました!!天望荘から山頂までは結構,急な登りですが,景色が良くなるとそんなことは全く気にならないから不思議です(笑)先ほどまでのガスのためか山頂は人が少なく,ゆったりと過ごせました.
[赤岳天望荘]
この日は赤岳天望荘に宿泊です.チェックイン時にコーヒーカップを渡されますが,これが食券代わりとなり,その色によって以後の食事の時間等が決定します.私は16時に山頂から帰ってきて,17時頃から食事でしたので,まずは名物の五右衛門風呂に行きましたが,風呂は行列(笑)でも,先に並んでいた方に気さくに話しかけて頂き,楽しく待ち時間を過ごす事ができました.風呂は38℃とぬるいのですが,シャワーは結構暖かいです.とにかく稜線上で風呂に入れるのは凄いことです!ありがたい!*当然ですが,石けんなどは使用できません.その後の食事(バイキング方式)がまた絶品!特に豚の角煮と豚汁が素晴らしかったです.その後は星空の撮影をしたりして過ごしました.
■6月15日
朝,御来光を見た後に美味しい朝ご飯を頂き,お世話になった天望荘を出発です!天気は超がつくほどの快晴!八ヶ岳全山どころか南・中央・北アルプスetc全部,見えるような絶景が!!冬でもここまで見える日は少ないと思います.こんな景色を梅雨の真っ只中にみれるとは…山での運を全て使い果たした気がします.
[赤岳天望荘ー横岳]
地蔵の頭を越えた辺りから登山道は突然,険しい岩場に変わります.梅雨時の八ヶ岳は花が美しいと聞いていましたが,横岳の岩場は確かに花の宝庫.様々な高山植物が咲き乱れていました.私は高山植物に詳しくないのですが,ツクモグサの人気は凄まじくツクモグサあるところには人混みが必ずありました.ツクモグサは横岳の南側に多く,天望荘を出発した直後にはかなり良く見ましたが,硫黄岳が近づくにつれて漸減して行きました.横岳の山頂である奥の院にたどり着くには小さなピークをいくつも越えて行きます.その度に滑落したら大怪我必至のアップダウンが続きますので気が抜けません.岩場に飽きてきた頃に奥の院に到着,歩いてきた稜線を振り返ると雄々しい横岳の岩山の向こうに赤岳が,反対を振り返ると優しい稜線の硫黄岳が…最高です.
[横岳ー硫黄岳]
横岳を通過すると一気に登山道は緩やかになります.優しい稜線に青い空,プカプカ浮かぶ羊雲が稜線に陰を作って…まさにジブリの世界!です.稜線は優しくても硫黄岳は火山,登山道は富士山のような赤い土の砂利斜面や硫黄岳山荘付近からはずっと岩稜帯なので注意して歩いてください.私はトレッキングポールが岩場に挟まってしまって,1本,折ってしまいましたwww 硫黄岳山荘にて休憩,バッヂ購入後,山頂に向けて歩き始めるとW杯日本代表戦が開始.ラジオを持っていたおじさんに試合を聞かせてもらいながら,応援登山となりました.本田ゴールで硫黄岳が湧きましたが,その後,沈黙しました(´-ω-`) それにしても,広い硫黄岳の山頂でラジオを聞きながらW杯応援とは素敵な思い出になりました.ちなみに,硫黄岳山頂に着いたのは昼前でしたが,まだ素晴らしい天気は維持されていて,南ー北八ヶ岳がもの凄く奇麗に見渡せました.
[硫黄岳ー赤岳鉱泉ーやまのこ村駐車場]
あまりにも素晴らしい景色なので名残惜しいのですが,硫黄岳を後にして下山をします.お昼近かったのですが,朝に天望荘で朝ご飯をたらふく食べたせいか空腹感がなくて食事をしないで下山を開始しました.すると…途中でシャリバテ.手や足が重く,おかしいなと思いながら赤岳鉱泉に…おでんなどを注文して食事をすると,体力は一気に回復.栄養補給の大切さを思い知りました.空腹感が無くてもちゃんと定期的に食べないと駄目ですね.シャリバテ改善後は足取りも軽く,北沢ルートでやまのこ村駐車場まで帰りました.本当にラッキーな晴天の八ヶ岳プチ縦走に大満足で帰宅しました.
はじめまして。
あまりに美しい写真で思わずコメントしてしまいました。
見慣れた八ヶ岳の景色ですが、思わず見入ってしまいました。
好天に恵まれただけではなかなかこんなすばらしい写真は撮れませんね
美しい山々の景色はもちろんですが、すがすがしい初夏の山の楽しさが写真からにじみ出ていて、見ていてすぐにも八ヶ岳に行きたくなりました。
次のレコも期待しています。
yamaya1127様
コメント,ありがとうございます.
写真を褒めて頂き,ありがとうございます.
そう言って頂けると重い一眼レフとレンズ2本,三脚を担いだことが報われます
以前からヤマレコを読んでいると自分もその山に登っているようで,
ワクワクしたのですが,いつも与えられているばかりは良くないと感じて
自分でもレコをつけるようになりました.
yamaya1127様に私のワクワクが写真を通じて伝わったのなら,本当に嬉しいです.
私も八ヶ岳は良く行きますので,どこかでお会いできることを楽しみにしています!
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