ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 465060
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

祝!ユネスコエコパーク登録 キタダケソウ咲く北岳を独り占め

2014年06月14日(土) 〜 2014年06月15日(日)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
15:45
距離
47.1km
登り
4,015m
下り
3,997m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(1日目)4:18奈良田の里駐車場ー4:30開運隧道ー6:10歩き沢吊尾根登山口ー7:41池山御池小屋ー9:25砂払いー10:05ボーコン沢の頭ー10:45八本歯の頭ー10:58八本歯のコルー11:22トラバース道分岐ー11:37吊尾根分岐ー11:53山頂12:04ー12:27吊尾根分岐ー12:39トラバース道分岐ー13:33北岳山荘(9時間15分)
(2日目)3:49北岳山荘ー4:18吊尾根分岐ー4:31山頂4:50ー5:04吊尾根分岐
5:14トラバース道分岐ー5:36八本歯のコルー5:45八本歯の頭ー6:30ボーコン沢の頭ー7:33池山御池小屋ー8:30歩き沢吊尾根登山口ー10:04開運隧道出口ー10:17奈良田の里駐車場(6時間28分)
天候 初日は早い時間帯から雲が上がって曇り。二日目は晴れ。風は両日とも弱く、日の出前後もハードシェル上下で寒さ感じず。
先週はずっと高温で雨だったそうで、雪解けが急速に進んだようです。
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山梨県道南アルプス公園線を奈良田温泉まで車。
ゲートに一番近い奈良田第二駐車場は出入口にチェーンが掛かっていたので、600m程手前の奈良田の里駐車場に停めました。第二駐車場は、登るときは開いていました。管理状況不明。オフシーズンのため、奈良田駐車場もガラガラです。
南アルプス街道は、身延寄りに複数の片側交互通行箇区間、奈良田手前に工事に伴うフラットダート区間あり。昨年土砂崩れ後にあった川の中の迂回道路(オートバイの通行にかなり難儀)はもうありません。
早川町役場付近から先の区間、急増して食害深刻のニホンジカが夜間頻繁に出没します。ゆっくり走りましょう。今回は2回目撃。猛スピードで私を追ってきたミニバンの方、県外ナンバーでしたので同じハイカーと思いますが、危ないですよ。
コース状況/
危険箇所等
吊尾根ルートは、夜叉神峠〜鷲住山〜歩き沢の方が一般的だと思いますが、奈良田からは登山口まで14km、標高差800m程のほぼ一貫した登り。バス運行開始の6月25日までは、開運隧道ゲートの突破を含めて自力です。
敢えて池山吊尾根を目指す方は分かって入山すると思いますが、とにかく長くて急です。またトレースが全体に薄く、倒木も多いです。ピンクテープは多いですが、総じて位置が高いので、慎重に探してください。登山口以降はトレイル近くに水場がないので、給水にも注意。(唯一池山小屋から往復1時間のところにあるそうですが、利用したことないので分かりません。)
雪がなくなれば、八本歯のコル含め、格別に危険な箇所はありません。
積雪は、ボーコン沢の頭手前の樹林帯最上部、八本歯のコル上ハシゴ場の先の岩場に少し。トラバース路の残雪は厚いですが、北岳山荘のスタッフが雪切りをしてくれています。ここまでのルートはアイゼン不要。毎年遅くまで雪が残る山頂直下のトラバースは高さ15m程に亘って60度位の雪の壁。ここだけアイゼン、ピッケルないと通過困難。アイゼンでステップ切っておきましたが、1週間持たないでしょうね。迂回して直登する人も多いと思いますが、危険かつ高山植物の宝庫であるガレ場は回避を。
祝 エコパーク登録。って素早いですね。奈良田バス停。
2014年06月14日 03:22撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 3:22
祝 エコパーク登録。って素早いですね。奈良田バス停。
これが開運隧道。でも運では通れません。
2014年06月14日 04:30撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 4:30
これが開運隧道。でも運では通れません。
沢山トンネル通ります。長いところはヘッデン必要。
2014年06月14日 04:45撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 4:45
沢山トンネル通ります。長いところはヘッデン必要。
仙丈滝。
2014年06月14日 05:02撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 5:02
仙丈滝。
巨大なカマキリの卵。
(修正)カエルの卵
2014年06月14日 05:18撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 5:18
巨大なカマキリの卵。
(修正)カエルの卵
間ノ滝。もしや。
2014年06月14日 05:22撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 5:22
間ノ滝。もしや。
桂の滝。生憎甲斐駒ケ滝はありませんでした。別に駄洒落でネーミングしている訳ではないようです。因みに高嶺隧道はあります。
2014年06月14日 05:25撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 5:25
桂の滝。生憎甲斐駒ケ滝はありませんでした。別に駄洒落でネーミングしている訳ではないようです。因みに高嶺隧道はあります。
間か農鳥。
2014年06月14日 05:40撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 5:40
間か農鳥。
一番新しい新鷲住トンネルの中間点。長いです。全長940mあります。
2014年06月14日 05:45撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 5:45
一番新しい新鷲住トンネルの中間点。長いです。全長940mあります。
スタートから12km。野呂川発電所。鷲住ルートが合流します。
2014年06月14日 05:49撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 5:49
スタートから12km。野呂川発電所。鷲住ルートが合流します。
高嶺ですね。
2014年06月14日 06:04撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 6:04
高嶺ですね。
2014年06月14日 06:09撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 6:09
漸く登山道。
2014年06月14日 06:11撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/14 6:11
漸く登山道。
奇麗な緑。
2014年06月14日 06:13撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 6:13
奇麗な緑。
ギョリンソウ。
(修正)ギンリョウソウ
2014年06月14日 06:29撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/14 6:29
ギョリンソウ。
(修正)ギンリョウソウ
これは酷いところの強調ですが、至るところ倒木。
2014年06月14日 07:29撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/14 7:29
これは酷いところの強調ですが、至るところ倒木。
池山御池。奥の小屋の右手からトレイルが続きます。
2014年06月14日 07:41撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 7:41
池山御池。奥の小屋の右手からトレイルが続きます。
城峰でようやく前方の視界が開けます。
2014年06月14日 09:29撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/14 9:29
城峰でようやく前方の視界が開けます。
砂払い。
2014年06月14日 09:50撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/14 9:50
砂払い。
分かりません。
2014年06月14日 10:02撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 10:02
分かりません。
今日の富士はこのくらいまで。
2014年06月14日 10:05撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/14 10:05
今日の富士はこのくらいまで。
鳳凰の高さに追い付いた。
2014年06月14日 10:05撮影 by  DSC-HX30V, SONY
5
6/14 10:05
鳳凰の高さに追い付いた。
やっと会えた。長かった。
2014年06月14日 10:05撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 10:05
やっと会えた。長かった。
山頂までの進路全景。
2014年06月14日 10:06撮影 by  DSC-HX30V, SONY
7
6/14 10:06
山頂までの進路全景。
ミヤマキンバイ(推定)。
2014年06月14日 10:08撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/14 10:08
ミヤマキンバイ(推定)。
このツツジ、沢山さいてますが品種不明。
2014年06月14日 10:21撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 10:21
このツツジ、沢山さいてますが品種不明。
間ノ岳の山頂が見えるようになったと思ったら、農鳥が見えなくなりました。
2014年06月14日 10:22撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 10:22
間ノ岳の山頂が見えるようになったと思ったら、農鳥が見えなくなりました。
この小さいラッパのような花はウラシマツツジらしい。
2014年06月14日 10:28撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 10:28
この小さいラッパのような花はウラシマツツジらしい。
大樺沢の雪渓。白根御池小屋の周りも真っ白。甲斐駒が雲間から見えてきた。
2014年06月14日 10:31撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/14 10:31
大樺沢の雪渓。白根御池小屋の周りも真っ白。甲斐駒が雲間から見えてきた。
バットレスの迫力。
2014年06月14日 10:31撮影 by  DSC-HX30V, SONY
7
6/14 10:31
バットレスの迫力。
2014年06月14日 10:47撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 10:47
間ノ岳の雪渓も凄いが、降りたら帰るところなし。
2014年06月14日 10:47撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/14 10:47
間ノ岳の雪渓も凄いが、降りたら帰るところなし。
八本歯のコルから頭を振り返ります。
2014年06月14日 10:58撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/14 10:58
八本歯のコルから頭を振り返ります。
山頂独り占め。
2014年06月14日 11:53撮影 by  DSC-HX30V, SONY
8
6/14 11:53
山頂独り占め。
2014年06月14日 11:54撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/14 11:54
ここを登ってきたのか(遠い目)。
2014年06月14日 11:55撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/14 11:55
ここを登ってきたのか(遠い目)。
本日の最高点から。
2014年06月14日 11:55撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/14 11:55
本日の最高点から。
鳳凰だけはよく見える。
2014年06月14日 12:01撮影 by  DSC-HX30V, SONY
5
6/14 12:01
鳳凰だけはよく見える。
一昨年登りました。
2014年06月14日 12:02撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/14 12:02
一昨年登りました。
斜度感あまり出ていませんが、山頂下トラバースの雪壁にステップ切りました。
2014年06月14日 12:23撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 12:23
斜度感あまり出ていませんが、山頂下トラバースの雪壁にステップ切りました。
キタダケソウ!
2014年06月14日 12:46撮影 by  DSC-HX30V, SONY
23
6/14 12:46
キタダケソウ!
2014年06月14日 12:48撮影 by  DSC-HX30V, SONY
15
6/14 12:48
オヤマノエンドウではないでしょうか。
2014年06月14日 12:54撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/14 12:54
オヤマノエンドウではないでしょうか。
冬期ルートを延々登ってきた甲斐がありました。
2014年06月14日 13:05撮影 by  DSC-HX30V, SONY
11
6/14 13:05
冬期ルートを延々登ってきた甲斐がありました。
本日のゴール。
2014年06月14日 13:34撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/14 13:34
本日のゴール。
見上げます。
2014年06月14日 13:34撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/14 13:34
見上げます。
2日目。北岳の陰になるので、山荘からの御来光は、おそらく秋からでしょう。
2014年06月15日 03:49撮影 by  DSC-HX30V, SONY
7
6/15 3:49
2日目。北岳の陰になるので、山荘からの御来光は、おそらく秋からでしょう。
山荘の後ろから富士と甲府盆地。笛吹街道の甲府入り口付近から振り返ると、北岳と間ノ岳がよく見えます。スタッフの方が、金曜日の満月下の素晴らしい写真を撮られてました。
2014年06月15日 03:50撮影 by  DSC-HX30V, SONY
5
6/15 3:50
山荘の後ろから富士と甲府盆地。笛吹街道の甲府入り口付近から振り返ると、北岳と間ノ岳がよく見えます。スタッフの方が、金曜日の満月下の素晴らしい写真を撮られてました。
2014年06月15日 04:18撮影 by  DSC-HX30V, SONY
7
6/15 4:18
山頂まであと10分のところで御来光。手前鳳凰、奥秩父の先から昇ります。
2014年06月15日 04:26撮影 by  DSC-HX30V, SONY
5
6/15 4:26
山頂まであと10分のところで御来光。手前鳳凰、奥秩父の先から昇ります。
山頂と御来光。
2014年06月15日 04:26撮影 by  DSC-HX30V, SONY
7
6/15 4:26
山頂と御来光。
2014年06月15日 04:32撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/15 4:32
昨日よく見えなかった仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳。
2014年06月15日 04:33撮影 by  DSC-HX30V, SONY
5
6/15 4:33
昨日よく見えなかった仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳。
仙丈ヶ岳と奥に北アルプス。
2014年06月15日 04:45撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/15 4:45
仙丈ヶ岳と奥に北アルプス。
富士の左方に金時山と明神ヶ岳。
2014年06月15日 04:45撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/15 4:45
富士の左方に金時山と明神ヶ岳。
八ヶ岳。
2014年06月15日 04:46撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 4:46
八ヶ岳。
2014年06月15日 04:46撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/15 4:46
2014年06月15日 04:48撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/15 4:48
間ノ岳、月、影北岳。
2014年06月15日 04:48撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6
6/15 4:48
間ノ岳、月、影北岳。
中央アルプスと右肩に御嶽山。
2014年06月15日 04:49撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 4:49
中央アルプスと右肩に御嶽山。
2014年06月15日 04:50撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 4:50
赤い南アルプス。間ノ岳から南側。
2014年06月15日 04:53撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/15 4:53
赤い南アルプス。間ノ岳から南側。
昨日切ったステップ。いつまで使えるかな。
2014年06月15日 05:00撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 5:00
昨日切ったステップ。いつまで使えるかな。
影北岳いよいよ鮮明。
2014年06月15日 05:04撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 5:04
影北岳いよいよ鮮明。
甲斐駒ケ岳は、もっと陽が昇った方が白く輝きますね。
2014年06月15日 05:45撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/15 5:45
甲斐駒ケ岳は、もっと陽が昇った方が白く輝きますね。
2014年06月15日 05:46撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 5:46
鋸がいい感じで見える高さまで降りました。
2014年06月15日 06:14撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 6:14
鋸がいい感じで見える高さまで降りました。
名残惜しい。
2014年06月15日 06:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/15 6:17
名残惜しい。
2014年06月15日 06:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/15 6:17
2014年06月15日 06:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 6:17
2014年06月15日 06:30撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 6:30
2014年06月15日 06:30撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/15 6:30
2014年06月15日 06:48撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 6:48
御池は、一番奥から下山道が通じています。
2014年06月15日 07:33撮影 by  DSC-HX30V, SONY
2
6/15 7:33
御池は、一番奥から下山道が通じています。
デカいコブ。
2014年06月15日 08:19撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 8:19
デカいコブ。
2014年06月15日 08:31撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/15 8:31
2014年06月15日 08:46撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/15 8:46
2014年06月15日 08:52撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/15 8:52
新鷲住トンネルは、谷側から来ると分岐があります。右がどこに通じるかは不明。
2014年06月15日 09:05撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 9:05
新鷲住トンネルは、谷側から来ると分岐があります。右がどこに通じるかは不明。
仙谷滝第一洞門には、大きなスズメバチの巣。去年のものなので危なくないです。
2014年06月15日 09:40撮影 by  DSC-HX30V, SONY
1
6/15 9:40
仙谷滝第一洞門には、大きなスズメバチの巣。去年のものなので危なくないです。
開運隧道まで来ました。出口が見えます。
2014年06月15日 10:03撮影 by  DSC-HX30V, SONY
6/15 10:03
開運隧道まで来ました。出口が見えます。
到着。
2014年06月15日 10:17撮影 by  DSC-HX30V, SONY
3
6/15 10:17
到着。
本日の装備と、結局持って行かなかったキックスケーター。装備は下山時重量で11.8kg。重かった。
2014年06月15日 10:23撮影 by  DSC-HX30V, SONY
4
6/15 10:23
本日の装備と、結局持って行かなかったキックスケーター。装備は下山時重量で11.8kg。重かった。

装備

個人装備
バックパック
1
カリマーCougar50-75
アウター
1
TNFプロシェル(アイシクルジャケット)
ミッド
1
ファイントラック
インナー
1
スキンズA200ロングスリーブ
ボトムス
1
TNFプロシェル(キチャトナ)
ボトムス
1
ワコールCW−Xエキスパートロング
ボトムス
1
TNFスワローテイルショート
バイザー
1
モンベルフィールドバイザー+フリースヘアバンド
ネックゲイター
1
モンベルWIC.クール
グローブ
1
Blackdiamondソロイスト
グローブ
1
ミズノトレッキンググローブ
ソックス
1
Smartwool
シューズ
1
シリオ611GTX
シューズ
1
サロモンXT WINGS2
ポール
1組
Blackdiamondウルトラディスタンス
ピッケル
1
Blackdiamondレイブンプロ
アイゼン
1
GRIVELエアーテックニュークラシック(12本爪)
ゲイター
1
モンベルレインGTX
ハイドレーション
1
PlatypusビッグジップSL2.0
ツェルト
1
FinetrackツエルトI
シュラフ
1
モンベル ダウンハガー650#3
ヘッドランプ
1
Petzlティカ2
飲料
水1.5ℓ+スポーツドリンク0.5ℓ
食料
携行食3日分
日焼け止め

感想

6月11日、南アルプスがユネスコのエコパークに登録されました。そしてバス開通前の今がキタダケソウ適期。ということで、昨年7月にトレラン下見しておいた吊尾根ルートを経由し、通算5回目の北岳に行ってきました。
往復約50kmの日帰りは能力的に困難なので、北岳山荘を頼っての1泊2日。
下見は鷲住山経由の標準ルートでしたが、交通規制がシンプルな奈良田から入り、ロード区間を走ることにしました。
富士に続いてトレランシューズとトレッキングシューズの履き替え。ロード区間と登り樹林帯はトレランシューズ、その他はトレッキングシューズ。
(登り・ボーコン沢の頭まで)
開運隧道のゲート突破方法は、お約束なので、省略。
その先の林道は、概ね一貫して登り。ロード区間14kmで800m程登ります。ビバーク想定の冬装備一式14kgを背負って走るのはかなり辛いです。
歩き沢の登山口からいきなりの急登です。フラットになって間もなく今の時期にすら水の無い池山御池に到着、更に急登を詰めていくと、城峰でようやく視界が開け、それまで木々の先に時折見えていた右手の鳳凰三山、左手の間ノ岳、農鳥岳がはっきりと姿を現します。が、正面、本丸の北岳はボーコン沢の頭に阻まれて見えません。日本で2番目に高い山が、その登山道を歩いているのに、18km、標高2800mまで上がらないと見えない苦行。一旦下って樹林帯の岩場を登り返し、再び森林限界に抜けた砂払いからハイマツの間を登ると、ボーコン沢の頭。漸く北岳にまみえます。真正面から捉えるバットレスの迫力は、このルートならでは。
(登り・ボーコン沢の頭から山頂)
概ねフラットな尾根を、北岳を正面に360度の景色を楽しみながら進み、登りが急になると八本歯の頭。ここから八本歯のコルは雪の無い今は容易。その先は一般ルート。誰も歩いていませんが。
トラバース道分岐でバックパックをデポし、ポール、ピッケル、アイゼンとカメラだけ持って山頂に向かいます。雲は頭上を通りますが、幸い山頂には掛からず。全体に雲がちで、周りの山があまり見えないのは残念ですが、初北岳のとき以来の山頂独り占め。
山頂直下トラバースの残雪は、毎年遅くまで残る箇所ですが、今年も危険な壁になっています。ステップを切ってきました。とは言え、ロープでもないと危ないですね。
トラバース道分岐まで戻ったら、トラバース道をゆっくりキタダケソウ鑑賞しました。沢山咲いていました。時期が遅くなるとハクサンイチゲやチングルマに紛れて見付け難くなりますが、殆どキタダケソウしかない今は、花に詳しくない私でも分かります。これまでの北岳登山で一番の幸せ。
(北岳山荘)
その後は北岳山荘。現在冬期小屋が開いています。スタッフの皆さんは6月3日から入り、6月25日営業開始に向けて忙しく開業準備中です。この日は、一部下山中の方を除いて5名在籍。6月6日からヤマケイオンラインに情報が載っていますので、事前の情報収集に活用ください。
13日に現地情報収集のため電話させていただいた以降、お忙しい中色々便宜を図っていただきました。ありがとうございます。いつも日帰りトレラン、稀にテント泊とソロ山行ばかりだったので、皆さんと一緒に食事し、お話できて、非常に楽しかったです。尚、食事担当のスタッフさんは、ピーク時は大門沢小屋に入られるそうです。エコパークに登録された今年、是非白峰三山縦走に挑戦し、山荘イチ推し間ノ岳バッジをゲットし、大門沢小屋スペシャルカレーを賞味してください。
(2日目・山頂まで)
寒さと暗さに億劫になり、計画より約20分遅れで出発。山頂の少し手前で御来光。奥秩父の一番高いところから昇りました。
今日の山頂も一人です。昨日よく見えなかった仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳のみならず、遥か遠くまでよく見えます。向こうから見えるので見えて当たり前ですが、富士の左肩に箱根金時山と明神ヶ岳を初めて見ました。そして影北岳が素晴らしい!
(山頂からボーコン沢の頭)
トラバース道分岐まで降りて一旦山荘方向に引き返し、キタダケソウとの別れを惜しみます。尚、トラバースに向かわずとも、吊尾根分岐の下でも見れます。もう少し経つとルートのあちこちで見れるでしょうが、ハクサンイチゲが猛烈に覆ってきます、きっと。
大樺沢を覗き込むと、長い雪渓。バットレスの雪が消えて、雪崩の心配ももうなさそう。仮設橋の工事も大分進んでいるそうです。そもそも御池小屋が今日15日から営業を始め、御池ルートが通れるのは確実でしょうから、アイゼン、ピッケル必須にはなりますが、広河原から御池、二俣、大樺沢と往復すれば吊尾根より大分楽でしょう。こっちなら健脚の人は日帰りできますね。実際GW期の3組以降途絶えていたヤマレコが6月1日1本あがっています。
(ボーコン沢の頭から奈良田)
ボーコン沢の頭から下り始めると、相次いで、と言っても2人ですが、後続ハイカーに会いました。どうやら初日2,500m付近まで上がり、2泊するのが標準のよう。もう1人、前日朝歩き沢の登山口で追い越してきたハイカーの方は、登頂を諦めて下山、奇しくも歩き沢でまた追い付きました。
以降、疲れた体に重い荷物を背負って下り坂を走り、無事下山。長かった!
iPhoneのRUNMETERの記録では、往復47km、+3702m、-3681m。
雪山ではなくなっていましたが、この大きな山を独り占めし、咲き乱れるキタダケソウを堪能。素晴らしいタイミングでした。
エコパーク登録後ヤマレコ第1号、今年のキタダケソウ報告第1号。なんだか凄い得した感じ。

(反省など)
踵の靴擦れ対策に一番厚いソックスを履いたところ、トレランシューズで爪先の余裕が無く、登りの途中で左足中指を痛めました。はじめ日帰り行けるんじゃない?と思ったりしましたが、疲労とともにこの爪先を気遣ってペースダウン。
ウルトラマウンテンマラソン級の大荷物背負って走るのはやはり大変。折り畳み自転車などを使い、登山口にデポする方が賢いですね。ランナーの意地で結局ロードをノロノロ走りましたが、車には長年仕舞い込んでいたキックスケーターを積んでいました。舗装は奇麗なので、スイスイ下れます。

最後に繰り返しますが、北岳山荘の皆さん、ありがとうございました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3746人

コメント

お疲れ様 奈良田から登ってみたいこの夏
初めまして。すごいですね。わかいからできるのでしょうか。今年こそキタダケソウニにあいたいと、28日に行く予定。kitasannから
2014/6/22 17:28
Re: お疲れ様 奈良田から登ってみたいこの夏
ありがとうございます。この時期は山域の情報が少ないですが、今年は花が若干遅いらしいので、ハクサンイチゲに埋もれる前のキタダケソウが楽しめるといいですね。
2014/6/22 22:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら