乾徳山
- GPS
- 07:23
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
07:08 乾徳山登山口
08:40 国師ヶ原十字路
09:09 月見岩
10:08 乾徳山 山頂 10:17
12:02 (迂回新道経由)国師ヶ原十字路
13:04 道満山 山頂
14:04 徳和 駐車場
天候 | くもり時々晴れ時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乾徳山山頂前後の稜線は、岩がちで、鎖場多い。特に月見岩側山頂直下の岩場は、岩のクラックを利用していかないときつい。 迂回新道は、前半は急勾配で、岩が濡れていると非常に滑りやすく、ある意味鎖場より危ない。気をつかうのでやたら疲れる。 |
写真
感想
日曜日は山梨方面は晴れるとの予報で、そっちのほうに行こうということに。前日6/28、ついに海老名から高尾山までの圏央道が開通するということで、どんなものか、通ってみたいということもありました。
乾徳山は30年くらい前に一度行ったことがあるものの、記憶はわずかなので、ほとんど初めてみたいなものです。
朝5時前、南横浜から出発、保土ヶ谷バイパス、東名、圏央道(土砂降りだった(^^;)、中央道、勝沼から徳和までほぼ2時間。びっくりするくらい早く着きました。中央道方面の山も、ずいぶん行きやすくなりました(ちょっと高いけどね。。。)。
駐車場からしばらく林道歩き。薄日がさしたり、雨が降ったりの中、登山口からは植林と天然林が何度も交代する中、登っていきます。天気はまだかなり悪いけれど、よくなるっぽい雰囲気。雨だったのに、銀晶水は水場としては使えない感じ。傾斜がゆるくなると、錦晶水。こちらは結構豊富で冷たい水で、生き返ります。
国師ヶ原はシラカバのきれいな高原で、霧の中、幻想的な風景です。シカが多いようで、行き帰りとも、すぐそばを通っても動じず、写真におさまってくれました。登山者に慣れているんでしょうね。
月見岩への草原の中の登りの途中、霧が一気に晴れて、爽快な朝の青空が広がりました。富士山も、先週行った十二ヶ岳、鬼ヶ岳の山並みの上にはっきり見えます。雲は多いけれど、最高の梅雨のあいまの晴れになりました。
樹林の中の岩がちの稜線を登り、段々鎖場が多くなってきました。道をはずれて稜線の岩をよじ登り、結局進めず戻ったりしましたが、いやらしい岩場もなく、楽しいです。
頂上直下の鎖場は、一番長く難しいです。岩のクラックに靴をはさみこんで登るといいかもしれません。登山者が多いと、ここは渋滞になるのでは?(^^; 無理っぽいと思ったら、迂回路もあります。
頂上は岩場だけに、眺めは最高です。甲武信ヶ岳と南アルプスは結局雲の中から出てきませんでしたが、気持ちいい頂上です。
ここから少し先に進んで、迂回新道を下ります。岩場は先もまだ続きます。2000メートルちょっとですが、アルプス感覚です。
この迂回新道ですが、すごく疲れる歩きにくい道です。登っている人もいましたが、かなり参っていたみたいです。下りも、時間がかかります。非常に急なので、特に岩が濡れていると、すごく滑りやすく危ないですね(途中で沢沿いになるところなどは多分いつも濡れてウォータースライダー状態なのでは)。トラバース道も歩きづらいです。地形にうまく合っていないところを無理やり通したという感じの道。
国師ヶ原からは道満尾根で、駐車場近くまで下ります。こちらは尾根上を蛇行する、昔からある尾根道という感じ。ちょっと長いから、登るにしても下るにしても、最後にはちょっとうんざりします(^^;
駐車場についてちょっと休んでいたら、雨が降り出し、車を出したとたん、大雨になりました。多分ちょっと遅れていたら、ずぶぬれになったかも。あぶな(^^; でも、山から抜けたら夏の日差し。笹子トンネルを抜けたら、黒い雲が渦巻いていました。
ちょっと早めだったから安心していたら、中央道はやっぱり渋滞していました。。。何が原因でああなるんでしょうか。でも圏央道はそれでもやっぱり早くて便利だった。
登り始めは雨でしたが、その後も時々通り雨のような雨に降られました。雨の岩場はいかにも滑りやすく見えて(実際はそうでなくとも)かなり気を遣いました。幸いにも頂上付近では日光が射し岩も乾いて最大の鎖場も何とか登れました。自分はクラックに足を入れると上手く踏ん張れなかったので、鎖を頼りによじ登りました。
下りのトラバースコースは、滑らかな石の板が急坂に敷き詰められたような場所があり、折からの雨でさあどうぞ滑りなさいと言わんばかりの様相を呈しており、困り果てました。何とか無人のヒュッテまで降りてバンビに癒され、ほっと安心したのも束の間、実は私にとってはその後の道満尾根のほうが大変でした。雨で表面の砂が流れて粘土質がむき出しになった下り坂の道は、アイゼン無しで雪山を降りるがごとく滑りまくり、腹が立つほどに何度も転びました。うち一度はフィギュアスケートさながらのジャンプ&回転を伴う転落で、腿の後ろ側を木の根に打ち付けてしばらく痛みに苦しむ羽目に。下山したときには体中泥だらけになっていました。
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