白根三山（展望は良かったが大門沢に転落しそうに）

2022年10月08日(土) 〜 2022年10月09日(日)

• GPS: 18:30
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,683m
• 下り: 3,713m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:20

7:34 第一ベンチ(1880ｍ)
7:52 7:58 第二ベンチ(2059ｍ)
8:42 8:42 白根御池小屋
10:07 10:13 草すべり分岐
10:22 10:35 小太郎尾根分岐
11:17 11:17 北岳肩ノ小屋
11:37 11:42 両俣分岐
12:06 12:34 北岳
12:57 12:57 吊尾根分岐
13:23 13:32 トラバースルート分岐
13:54 北岳山荘

2日目

• 山行: 11:19
• 休憩: 0:37
• 合計: 11:56

5:28 北岳山荘
6:03 6:05 中白根山
7:02 7:14 間ノ岳
8:25 8:25 農鳥小屋
9:24 9:25 西農鳥岳
10:23 10:23 農鳥岳
10:59 11:04 大門沢下降点
13:44 13:55 大門沢小屋
16:20 16:22 早川水系発電所取水口
16:35 16:39 森山橋
17:16 17:16 大門沢ゲート
17:22 17:22 奈良田第一発電所
17:24 ゴール地点

1日目、途中までヤマレコアプリをONするのを忘れていましたが、広河原ビジターセンターを6:35出発、白根御池分岐を6:55通過です。

天候

1日目：曇り一時晴れ、2日目：晴のち雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田第2駐車場に駐車。バスで広河原へ移動（14000円）
帰りは奈良田発電所からバスで第2駐車場へ移動（210円）。

コース状況／危険箇所等

広河原から登りの大樺沢ルートは通行止めで、白根御池ルートのみ通行可。西農鳥〜農鳥間の岩稜は注意。大門沢の下りは、特に、私が失敗したような片側が切れ落ちたトラバース箇所で滑らないように注意。危険箇所は、山側にロープが張ってあるので、掴みながら通行するのが無難です。

写真

10/8 6:34

奈良田駐車場からバスに乗って広河原に着き、6:35に出発。天気は今一ですが、三連休とあって多くの登山者で賑わっています。

10/8 6:51

まず大樺沢沿いの登り。
但し大樺沢ルートは通行止めで、白根御池ルートを登るよう指示されています。

10/8 8:34

白根御池小屋。

10/8 8:42

白根御池。

10/8 8:47

ここから草滑りを登ります。

10/8 8:49

振り返る白根御池。背景は鳳凰三山。

10/8 9:28

北岳はまだ高い。

10/8 9:37

ダケカンバが黄色く色づいています。

10/8 10:06

森林限界を抜けると、大樺沢二股からのルートと合流。

10/8 10:32

稜線上の小太郎尾根分岐に到着。
ガスってきました。

10/8 10:41

稜線上を北岳へ。岩場を通ります。

10/8 11:04

肩の小屋で休憩。

10/8 11:54

ナナカマドの実が色づいています。

10/8 11:56

山頂が見えてきました。

10/8 12:28

北岳山頂。
大勢の登山者で賑わっていますが、ガスで何も見えません。

10/8 13:41

休憩後、北岳山荘へ下山します。北岳山荘は、改装工事で宿泊できませんが、管理人がいてテント泊を受け付けており、水や飲み物も販売しています。

10/8 15:22

今夜の宿のテントを設営。ストーブを持ってこなかったので、水で焚いたアルファ米の夕食にしました。

10/9 5:13

翌朝、ご来光前にテントを撤収して出発。

10/9 5:34

中白根山を登りながらご来光を待ちます。

10/9 5:42

ご来光。

10/9 5:42

ご来光の拡大。

10/9 5:42

振り返ると、北岳もモルゲンロートに染まっています。

10/9 5:50

甲斐駒も仙丈（左端）赤く染まっています。

10/9 6:01

中白根山に到着。

10/9 6:01

北西には、仙丈と甲斐駒

10/9 6:02

西には、中央アルプス。

10/9 6:02

東には富士山。

10/9 6:02

南には、これから向かう間ノ岳。

10/9 6:10

中白根山から少し下り、間ノ岳に向かいます。
北東には、鳳凰三山とその向こうの秩父連峰が見えます。

10/9 7:02

間ノ岳山頂着。
早朝にも拘わらず、大勢の登山者で賑わっています。

10/9 7:02

10/9 7:03

南には、塩見、荒川三山、赤石など。

10/9 7:07

北には、北岳、甲斐駒、仙丈。

10/9 7:16

そして東には富士山。

10/9 7:18

小休止後、農鳥小屋へ下ります。

10/9 8:00

鞍部からの西農鳥、農鳥が荒々しい。農鳥小屋で休憩後、西農鳥に登ります。

10/9 8:27

ホシガラス。
赤いコケモモの上に、ハイマツの松ぼっくりを集めて食べているようです。

10/9 9:16

西農鳥山頂に到着。振り返ると間ノ岳が大きい。

10/9 9:23

前方の農鳥岳の平らな山頂部の上、富士山は雲に隠れそうです。

10/9 9:29

農鳥岳へ向かう途中の岩場。

10/9 9:33

よじ登り登って岩稜を越えます。

10/9 10:01

農鳥岳に到着。
最後のピークなので、ビールで祝杯しました。

10/9 10:01

振り返る西農鳥。

10/9 10:28

大門沢下降点方面に下ります。
前方は白峰南嶺。

10/9 10:59

大門沢下降点着。

10/9 11:03

ハイマツ帯を蛇行しながら下ります。

10/9 11:08

雲海に突入します。

10/9 11:39

黄葉したダケカン帯を下ります。

10/9 11:41

次いで針葉樹林帯を急降下。

10/9 12:30

霧の中を流れる沢が現れました。

10/9 13:08

沢に平行するトラバース道を下ります。

10/9 13:15

大門沢小屋近くの枝沢を横切る直前でアクシデント。木の根か何かで滑って転倒し、写真右側の斜面を背面で3〜4メートル滑落。幸い灌木に引っ掛かって止まり、よじ登って登山道に戻りました。

10/9 13:15

滑り落ちた箇所を上から見た写真。下には沢が流れています。

10/9 13:48

大門沢小屋で休憩。先程の滑落した箇所で他人のストックを拾ったので、遺失物として小屋に届けました。

10/9 15:37

さらに、沢に沿って下り、一旦沢から離れて、急斜面をジグザグに下ります。雨がかなり降ってきました。

10/9 15:43

河原に降り立ち、丸木橋を渡ります。

10/9 15:46

さらに丸木橋を渡ります。

10/9 16:17

発電所取水口と吊り橋が見えてきました。

10/9 17:18

やがて林道に出て下り、奈良田第1発電所に到着（17:20）。たまたま奈良田方面行きのバスが来たので乗せてもらい、第2駐車場に帰着しました（17:25）。

撮影機器：

PowerShot SX700 HS CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

chusan

白峰三山をテント装備で縦走するのは、きつくて疲れましたが、ご来光や展望、紅葉等を満喫できました。一方で、大門沢の下山中、大門沢小屋近くのトラバース道で誤って転倒し、急斜面を背面で3〜4m滑落するというアクシデントがありました。幸い灌木に引っかかって止まり、よじ登って登山道に戻れました。けがもなく、損失としては、帽子とストック片方を失ったことに留まりましたが、止まらないで沢まで落ちたことを考えるとぞっとします。
反省点としては、特に危険箇所では、足元をよく確認すること。また、事故の箇所には山側に手で掴むためのロープが設けてあったので、掴んで通過すべきだった。今回、テント装備による荷物の重量増加、加齢によるバランス能力低下、疲労による集中力低下と転倒の危険がそろっていたので、自覚して慎重に行動すべきだったと反省しています。