豪雨で断念 白出沢から奥穂→西穂縦走 かわりに前穂吊尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,288m
- 下り
- 1,861m
コースタイム
6時00分:新穂高登山口 → 6時50分:穂高平小屋 → 7時30分:白出沢出合 → 8時55分:重太郎橋 → 10時20分:荷継小屋跡 → 14時40分:穂高岳山荘
〜 テント泊 〜
2日目:穂高岳山荘から奥穂・前穂・上高地
7時00分:穂高岳山荘 → 7時50分:奥穂高岳 → 9時30分:最低コルから前穂高岳 → 10時35分:前穂高岳(小休止) →11時40分:最低コル(小休止) → 12時25分:前穂分岐 → 13時10分:岳沢パノラマ → 14時30分:岳沢小屋(昼食):15時20分 → 16時55分:河童橋
天候 | 1日目:白出沢から穂高岳山荘 → 曇り・午後より豪雨 2日目:穂高岳山荘から奥穂・前穂高岳経由上高地 → 曇り・午後より豪雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■白出沢は、雪渓というより、まだ雪山の斜面です。アイゼンは必須。自分はストック+アイゼンで行きましたが、ピッケルを持ってゆくべきだと思いました。 ■穂高岳山荘から奥穂高岳までは残雪はありません。 ■吊り尾根は一部雪渓のトラバースがありますが、慎重に行けば、アイゼンは不要です。 ■重太郎真道の下りは思った以上に手ごわい!! |
写真
感想
本当は、毎年恒例の奥穂・西穂縦走の予定でしたけれども、天気が激悪。
白出沢のクライマックスでは、レインウェアの上から肌をたたく雨が痛いくらいの豪雨でした。
懸念していた白出沢は、想像以上に雪が残っており、完全に冬山の斜面でした。
アイゼン+ストックで対応しようと思っていましたが、ピッケルを持ってくるべきだったと痛感。
アイゼンがしっかり効く雪質だったのでその点は良かったのですが、
傾斜が急な箇所が何か所かあり、滑ったらストックではまず止まりません。
今回はテント泊なので、雨の為設営がちょっと憂鬱。
ここは、穂高岳山荘の自炊スペースで休憩しながら、テント設営のタイミングを待つ。
この石油ストーブが最高に癒し系で、装備を乾かしながら、滞在中4〜5時間位はここに居たんじゃないでしょうか。
今回最も反省すべき点は、防寒着の防水対策が甘かったことです。
このような詰めの甘さは、いざという時生死に関わる事なので、このような事が次は無いよう、防水対策・装備を見直したいと思う。
無事雨の合間にテントを設営できたものの、夜も強い雨が降ったり止んだりで、雨の音でしばしば目が覚める。あまりの雨の強さに、前室に置いてある靴が心配になり、テントの中に入れる。
すっきりしない睡眠に。
翌日、小屋で朝食を頂き、出発。
やはり天候が回復せず、奥穂→西穂縦走は今回は断念することに。
涸沢経由で上高地に降りようと思いましたが、それだとどの山も登頂せずに下山することになり、後味が悪いので、「奥穂高→前穂高→岳沢小屋→上高地」に計画変更。
今回は新穂高に車を置いているので、上高地に下ってしまうと新穂高まで戻る必要があるのですが、上高地から平湯、平湯から新穂高へと、バスを乗り継ぐことができると小屋の人にお聞きし、上高地へと降りる事に。
奥穂高岳までは、ガスが出て景色はまったく見えない状態。稜線上の風も強く、とても西穂まで縦走しようという気にはなれない天気。
吊り尾根では天気がしばらく回復し、涸沢方面と上高地方面のすばらしい景色が堪能できたのは本当に良かった。
吊り尾根は初めて行くルートなので、最低コルを前穂高までの取り付きだと勘違いし、ここから前穂高を目指す。前穂高までの道はルートの印はなく、安全に通過できるルートをその場で判断しながら進む。
印が無い事、頂上までの時間がやけに長かったことから、おかしいとは思っていましたが、先に進んだところに前穂高への取り付きを発見し、取ったルートは間違いであったことが判明。
地図の確認を怠った訳だが、結果的にバリエーション的なこのルートが面白く、この山旅の良い思い出となった。
岳沢への下りは、小屋がずっと見えているのみ、全然近づかない。
しかも、結構ハードな下り。
白出沢系の精神的に消耗するルート。
岳沢小屋から上高地まで、最後の最後で大雨に振られ、平湯行の最終バスに2分差で乗り遅れる等、色々ありましたが、辛くも楽しい登山でした☆
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