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Yamareco

記録ID: 479378
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

豪雨で断念 白出沢から奥穂→西穂縦走 かわりに前穂吊尾根

2014年07月16日(水) 〜 2014年07月17日(木)
 - 拍手
polarbear その他1人
GPS
32:00
距離
17.7km
登り
2,288m
下り
1,861m

コースタイム

1日目:白出沢から穂高岳山荘

6時00分:新穂高登山口 → 6時50分:穂高平小屋 → 7時30分:白出沢出合 → 8時55分:重太郎橋 → 10時20分:荷継小屋跡 → 14時40分:穂高岳山荘

〜  テント泊 〜

2日目:穂高岳山荘から奥穂・前穂・上高地

7時00分:穂高岳山荘 → 7時50分:奥穂高岳 → 9時30分:最低コルから前穂高岳 → 10時35分:前穂高岳(小休止) →11時40分:最低コル(小休止) → 12時25分:前穂分岐 → 13時10分:岳沢パノラマ → 14時30分:岳沢小屋(昼食):15時20分 → 16時55分:河童橋
天候 1日目:白出沢から穂高岳山荘 → 曇り・午後より豪雨
2日目:穂高岳山荘から奥穂・前穂高岳経由上高地 → 曇り・午後より豪雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
■白出沢は、雪渓というより、まだ雪山の斜面です。アイゼンは必須。自分はストック+アイゼンで行きましたが、ピッケルを持ってゆくべきだと思いました。

■穂高岳山荘から奥穂高岳までは残雪はありません。

■吊り尾根は一部雪渓のトラバースがありますが、慎重に行けば、アイゼンは不要です。

■重太郎真道の下りは思った以上に手ごわい!!
北アルプスは、登山届の提出が義務になるようですね。
2014年07月16日 05:46撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/16 5:46
北アルプスは、登山届の提出が義務になるようですね。
スポルティバの登山靴を新調&デビュー登山!!気合い入ります☆
2014年07月16日 05:49撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/16 5:49
スポルティバの登山靴を新調&デビュー登山!!気合い入ります☆
クワガタがいる。
2014年07月16日 05:55撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/16 5:55
クワガタがいる。
長い道のりが始まるなぁ。と、いつもこの林道を歩きながら思います。
2014年07月16日 06:32撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 6:32
長い道のりが始まるなぁ。と、いつもこの林道を歩きながら思います。
小屋は見えても、なかなか近づかない白出沢。景色も一定で精神的にも辛い白出沢。
2014年07月16日 07:29撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 7:29
小屋は見えても、なかなか近づかない白出沢。景色も一定で精神的にも辛い白出沢。
天気はこんな。
2014年07月16日 08:51撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 8:51
天気はこんな。
ここまで雪渓が。でもちゃんと橋はありました。
2014年07月16日 08:54撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 8:54
ここまで雪渓が。でもちゃんと橋はありました。
ハシゴもね。
2014年07月16日 08:55撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/16 8:55
ハシゴもね。
ルート一部崩壊。
2014年07月16日 09:07撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 9:07
ルート一部崩壊。
落石の形跡多数。
2014年07月16日 09:07撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 9:07
落石の形跡多数。
白滝大滝の広場で休憩しましたが、落石が当たって白くなった跡が多数。ここでの休憩は長居無用。
2014年07月16日 09:34撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 9:34
白滝大滝の広場で休憩しましたが、落石が当たって白くなった跡が多数。ここでの休憩は長居無用。
お!雪渓が少ない!と思ったんですけど、
2014年07月16日 10:18撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 10:18
お!雪渓が少ない!と思ったんですけど、
完全に冬山の斜面でした。
2014年07月16日 11:40撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 11:40
完全に冬山の斜面でした。
白出沢の上のほうは、雪渓はありません。
2014年07月16日 12:50撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 12:50
白出沢の上のほうは、雪渓はありません。
夕ご飯は、塩らーめん。
2014年07月16日 15:26撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 15:26
夕ご飯は、塩らーめん。
天気激悪。
2014年07月16日 17:15撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 17:15
天気激悪。
癒し系の石油ストーブ。濡れた装備を乾かします。
2014年07月18日 01:06撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
1
7/18 1:06
癒し系の石油ストーブ。濡れた装備を乾かします。
朝食は小屋で頂きました☆
2014年07月17日 05:40撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 5:40
朝食は小屋で頂きました☆
今日も天気は激悪。
2014年07月17日 06:01撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 6:01
今日も天気は激悪。
ライチョウ発見!ムッチムチ☆
2014年07月17日 08:48撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 8:48
ライチョウ発見!ムッチムチ☆
涸沢ヒュッテ☆さすがの涸沢もテント泊は少ない。
2014年07月17日 08:50撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 8:50
涸沢ヒュッテ☆さすがの涸沢もテント泊は少ない。
涸沢が見渡せます。天気が少し回復傾向♪
2014年07月17日 08:52撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 8:52
涸沢が見渡せます。天気が少し回復傾向♪
時々ガスに覆われる。
2014年07月17日 08:57撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 8:57
時々ガスに覆われる。
最低コルのあたり。ここが前穂への取り付きだと勘違いしていたことに、後から気付く。
2014年07月18日 01:07撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
7/18 1:07
最低コルのあたり。ここが前穂への取り付きだと勘違いしていたことに、後から気付く。
吊り尾根方面。天気がちょっと良くなってきた☆
2014年07月18日 01:08撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
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7/18 1:08
吊り尾根方面。天気がちょっと良くなってきた☆
晴れてきた!
2014年07月18日 01:10撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
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7/18 1:10
晴れてきた!
穂高の稜線と涸沢。
2014年07月18日 01:14撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
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7/18 1:14
穂高の稜線と涸沢。
前穂に向かう!
2014年07月18日 01:15撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
7/18 1:15
前穂に向かう!
上高地が見えました☆
2014年07月18日 01:17撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
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7/18 1:17
上高地が見えました☆
槍が見える!!少しでも晴れてくれて、良かったです。残雪のまだらがきれい。
2014年07月18日 01:19撮影 by  SIGMA DP1 Merrill, SIGMA
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7/18 1:19
槍が見える!!少しでも晴れてくれて、良かったです。残雪のまだらがきれい。
これは屏風岩の裏側か。
2014年07月17日 10:33撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 10:33
これは屏風岩の裏側か。
前穂高山頂!!
2014年07月17日 10:35撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:35
前穂高山頂!!
今から向かう岳沢小屋が小さく見える。
2014年07月17日 11:12撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 11:12
今から向かう岳沢小屋が小さく見える。
なんと、ここに正規の前穂への取り付きがあるではないか!!じゃあ、さっき前穂に登ったルートは!?
2014年07月17日 12:24撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/17 12:24
なんと、ここに正規の前穂への取り付きがあるではないか!!じゃあ、さっき前穂に登ったルートは!?
なんて素敵な広場なんでしょう。
2014年07月17日 12:43撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 12:43
なんて素敵な広場なんでしょう。
確かにパノラマだけど、岳沢小屋はずっと見えてるのに、なかなか近づきません。
2014年07月17日 13:12撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/17 13:12
確かにパノラマだけど、岳沢小屋はずっと見えてるのに、なかなか近づきません。
なんて素敵な・・・
2014年07月17日 13:43撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 13:43
なんて素敵な・・・
重太郎新道は想像以上に大変なルートでした☆
2014年07月17日 14:29撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 14:29
重太郎新道は想像以上に大変なルートでした☆
名古屋人なので、味噌煮込です。
2014年07月17日 14:51撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/17 14:51
名古屋人なので、味噌煮込です。
出発直前に本降りの雨。小屋にいた時で良かった!!
2014年07月17日 15:23撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 15:23
出発直前に本降りの雨。小屋にいた時で良かった!!
ざあざあ振り。
2014年07月17日 16:44撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 16:44
ざあざあ振り。
河童橋に到着!!
2014年07月17日 16:55撮影 by  STYLUS1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/17 16:55
河童橋に到着!!

感想

本当は、毎年恒例の奥穂・西穂縦走の予定でしたけれども、天気が激悪。

白出沢のクライマックスでは、レインウェアの上から肌をたたく雨が痛いくらいの豪雨でした。

懸念していた白出沢は、想像以上に雪が残っており、完全に冬山の斜面でした。
アイゼン+ストックで対応しようと思っていましたが、ピッケルを持ってくるべきだったと痛感。
アイゼンがしっかり効く雪質だったのでその点は良かったのですが、
傾斜が急な箇所が何か所かあり、滑ったらストックではまず止まりません。

今回はテント泊なので、雨の為設営がちょっと憂鬱。
ここは、穂高岳山荘の自炊スペースで休憩しながら、テント設営のタイミングを待つ。
この石油ストーブが最高に癒し系で、装備を乾かしながら、滞在中4〜5時間位はここに居たんじゃないでしょうか。

今回最も反省すべき点は、防寒着の防水対策が甘かったことです。
このような詰めの甘さは、いざという時生死に関わる事なので、このような事が次は無いよう、防水対策・装備を見直したいと思う。

無事雨の合間にテントを設営できたものの、夜も強い雨が降ったり止んだりで、雨の音でしばしば目が覚める。あまりの雨の強さに、前室に置いてある靴が心配になり、テントの中に入れる。
すっきりしない睡眠に。


翌日、小屋で朝食を頂き、出発。

やはり天候が回復せず、奥穂→西穂縦走は今回は断念することに。

涸沢経由で上高地に降りようと思いましたが、それだとどの山も登頂せずに下山することになり、後味が悪いので、「奥穂高→前穂高→岳沢小屋→上高地」に計画変更。

今回は新穂高に車を置いているので、上高地に下ってしまうと新穂高まで戻る必要があるのですが、上高地から平湯、平湯から新穂高へと、バスを乗り継ぐことができると小屋の人にお聞きし、上高地へと降りる事に。

奥穂高岳までは、ガスが出て景色はまったく見えない状態。稜線上の風も強く、とても西穂まで縦走しようという気にはなれない天気。

吊り尾根では天気がしばらく回復し、涸沢方面と上高地方面のすばらしい景色が堪能できたのは本当に良かった。

吊り尾根は初めて行くルートなので、最低コルを前穂高までの取り付きだと勘違いし、ここから前穂高を目指す。前穂高までの道はルートの印はなく、安全に通過できるルートをその場で判断しながら進む。

印が無い事、頂上までの時間がやけに長かったことから、おかしいとは思っていましたが、先に進んだところに前穂高への取り付きを発見し、取ったルートは間違いであったことが判明。

地図の確認を怠った訳だが、結果的にバリエーション的なこのルートが面白く、この山旅の良い思い出となった。

岳沢への下りは、小屋がずっと見えているのみ、全然近づかない。
しかも、結構ハードな下り。
白出沢系の精神的に消耗するルート。

岳沢小屋から上高地まで、最後の最後で大雨に振られ、平湯行の最終バスに2分差で乗り遅れる等、色々ありましたが、辛くも楽しい登山でした☆

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