唐松岳【不帰ノ嶮】不帰キレット〜白馬鑓ケ岳〜大雪渓
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,795m
- 下り
- 2,384m
コースタイム
(23日 )唐松岳頂上山荘6:10-6:30唐松岳6:33-7:28不帰2峰北峰-8:33不帰1峰-10:15天狗ノ頭-11:42天狗山荘-13:32白馬鑓ケ岳-15:33白馬岳頂上山荘
(24日) 白馬岳頂上山荘5:48-6:14避難小屋-7:55白馬尻小屋-9:05猿倉荘
天候 | 22日 晴れ→霧→曇り 23日 晴れ→曇り&霧→強風雨 24日 雨時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
猿倉から八方バスターミナルまでのバス料金は930円。タクシーの場合は3000円で行ってくれるそうです。今思えば下山口にチャリ残置という手もあったかな。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
不帰キレット。唐松から白馬へ北上すると2峰を下ることになるので、技術的には難しいと思います。この手の場所は「登り」が多い方が楽だし安全だし「登ったぞ!感」があるかな。 クサリの無いザレ場がスリップ要注意。「落ちたら終わり」な場所はたくさんあります。さらにそのあと北上の試練「天狗の大下り」が「大登り」になる地獄が。おっさん的にはこの標高差400mの登りが今回の核心だったです。次に行くときは絶対に南下縦走!です。 キレット通過と大雪渓の下りはヘルメットがあって正解でした。気も引き締まります。 白馬大雪渓の避難小屋下の小雪渓トラバースは傾斜もあり、落石以外では最も危険かと。 猿倉荘の「からあげ」400円也。揚げたてでテント泊帰りの身としてはめっちゃウマかった。温泉は「おびなたの湯」がやっぱりおすすめです。猿倉荘に100円の割引き券があります。 |
写真
感想
中学2年生の息子の夏休みに合わせて後立山の縦走を計画。息子の力量も十分になってきたし、どうせなら難しい不帰峰も登ってキレットも通過してしまえ。さらにテントも食料も担いで行ってみよう。梅雨前線が不明瞭になってきたのでいい感じだと思われた22日に入山、テント装備は3泊の準備をした。唐松から北上し、最終的には白馬岳に登り小蓮華を越えて白馬大池でも1泊。栂池へ下山の予定でありました。
22日。八方尾根のゴンドラでお気軽入山。午後は唐松岳頂上山荘にテントを張ったころから急激に天候が悪化。ガスに覆われ何も見えない状態に。この時点で23日は朝から雨の可能性もあるとの予報がわかる。がったりしてテントでグダグダしていると、夕刻15時過ぎに奇跡的にガスが晴れた!剱岳まで見渡せる状態に。中学生の団体さん達の歓声があちこちで聞こえる。翌日唐松に登頂しても何も見えない可能性もあるため、夕方だが急いで空身で唐松岳に登頂してきた。
23日。明けてみれば予報に反して空が抜けている。風も弱い。今度は24日に雨の可能性が高いとの予報がわかる。朝の出発間際になっても登った八方尾根から下山してしまおうか悩んでいたが、天狗平から鑓温泉へのエスケープルートもあるし、雨が降らないうちにキレットを越えられそうなので予定通り行動することとする。唐松岳に今回2回目の登頂をしてキレットを無事に通過。天狗山荘に正午頃に到着した。
さらにここでも悩んだが、息子の「明日何も見えなくなっちゃうねぇ〜」の一言が決め手。明るいうちは天気も持ちそうなので一気に白馬山荘へ行ってしまうこととした。しかし!やっぱり遅い到着はろくな事がない。白馬頂上山荘でのテント指定地は強風吹きすさび。テント設営どころではない状況。雨も強く降ってきたため、張りかけたテントを速攻撤収して山荘に逃げ込むという初めての経験をしてしまった。ここで小屋代のお金を使っちゃうと次の山に行きにくくなるという家庭の事情が一番コワイ。
24日は予報が当たり、朝から雨が降り続いている。午後は発雷の予報もある。ここで選択肢が無くなりエスケープルートとして考えていた大雪渓から下山することになった。3回テント泊で行動日4日の予定が、テント1泊&山荘1泊のちょっと情けない結果となってしまった。
不帰峰の登頂とキレット通過の目標はクリアーしたけれど。今回は時間的余裕がなく、2つ目の目標であった白馬岳と杓子岳の登頂は逃してしまったのが唯一の「残念」でありました。
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