半袖でも山頂OK!暑さ真っ盛りの初富士山


- GPS
- 13:03
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 13:04
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
全て確認したわけではありませんが、午後11時過ぎの到着では2割ほどの埋まり具合でした。 北麓駐車場から五合目まではバスの運行時間外のため、ジャンボタクシーを利用。 料金は約18,000円(タクシー代+有料道路代+深夜料金) 帰りは路線バス(1人1400円くらい)を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道概況】 1)富士吉田五合目〜六合目 前半は車道歩きで、後半は木々の中の道です。 急登はなく勾配は緩やかですが、前半の車道の長い下り坂を復路に通ると(すなわち長い上り坂)結構シンドイです。 2)六合目〜七合目 ここから登り専用のルートとなり、広い道をジグザグに折り返しながら登っていきます。 まだ急登ではありませんが、この先はまだまだ長いので体力を温存しつつ登ります。 3)七合目〜山頂(奥宮) いくつもの山小屋、いくつもの九十九折れを経ながら登ります。 富士山を登る上での踏ん張りどころです。 トイレ・売店・休憩ポイントは多数ありますので、高山病を抑えるためにもそれらを活用しながら無理せず登ります。 4)お鉢めぐり アップダウンを繰り返しながら広い火口を一周します。 富士吉田口の山頂から時計回りに巡ると、山頂郵便局→剣が峰の順に回れます。 勿論整備済みの道ですが、剣が峰直下は勾配がきつめで、結構な負担でした。 砂で足元が滑りますのでご注意を。 5)山頂〜六合目 下山専用のルートで、ザレ場の九十九折れが延々と続きます。 スピードに乗ってガンガン降りていくこともできますが、ガレ場・ザレ場などの足元が不安定な下りが苦手な自分には苦行な下り道でした。 景色に大した変化もなく、いつまで続くのか分からない九十九折れ・・・。 砂埃が尋常でないほど発生し、微細な砂埃が口や鼻、目、耳にかかりますのでマスクが必要です。 また、登りほど山小屋があるわけではないので、山頂でしっかり下山準備をしてから降りる必要があります。 よく言われますが、須走口との分岐では間違わないように注意です。 道標をしっかり確認できていれば迷わないかとは思いますが、くれぐれもよくご確認を。 間違えて降りてしまうと、本来の登山口まで高い交通費を掛けなければなりません。 【トイレ】 北麓駐車場に24時間利用可能なトイレがある他、登山道にも多数あります。 登山道のトイレは数百円の利用料が必要なので、100円玉が多くあると支払いに便利です。 【水場】 なし ただし、各山小屋で購入できるほか、山頂では自販機もあります。 自販機が山頂にある山・・・初めて登った(;・∀・) 【地形図】 25,000分の1 富士山 25,000分の1 須走 【富士山お役立ち道具】 1)マスク 山頂からの下山道は長いザレ場で、砂埃が尋常でないほど舞います。 砂埃が口や鼻に入らないよう、マスク(風邪用ので十分)があると役に立ちます。 無論、タオル等の布切れでも代用できます。 2)消臭スプレー 普段は自家用車で登山に行く人でも、マイカー規制期間中は公共交通機関を使わざるを得ません。 公共の乗り物内で周りの人に与える不快感(=汗の臭い)を少しでも抑えるため、消臭スプレーがあると便利だと思いました。 特にバスは乗っているのは登山とは無縁の観光客も多いので。 |
その他周辺情報 | 「道の駅 富士吉田」にmont-bellショップがあります。 富士山へ行ったついでに寄ってみるのも面白そうです。 |
予約できる山小屋 |
頂上富士館
江戸屋
胸突江戸屋
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
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写真
標高もだんだん上がってきて、体力とは別な面で辛さが現れる人も出始めます。
急激に標高を上げると、高度2,500mで25%の人に高山病の通常の症状が、3,500mでほとんどの人に危険信号が出て、そのうちの10%が重症に陥るといわれます。
とりあえず並びましたが、なかなか前へ進みません。
剣が峰でなくても富士山頂へ来たんだし、並ぶ時間があるなら休んでる方が良いとのことで並ぶのをやめ、お鉢巡りを再開しました。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
折畳傘(1)
1/25
000地形図(1)
虫除けスプレー(1)
シルバコンパス(1)
熊鈴(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料水(2L)
ティッシュ(1)
医薬品類(1)
タオル(1)
雨具(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
ウェットティッシュ(1)
腕時計(1)
食糧(2食分)
エマージェンシーシート(1)
携帯用簡易トイレ(2)
ツェルト(1)
サバイバルシュラフ(1)
行動食(1)
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感想
念願かなって富士山へ登ってきました。
今回は、これまでの自分の山行の中で最も特殊な山行になりました。
幹事というか会計をしているので、宿やタクシーの手配、参加メンバーへの連絡調整、出来る限り予算を抑えての計画・見積もり、参加人数に変動が出れば費用の見積もりをし直したり・・・といった事前準備だけでなく、日の出を待たずしての登山開始、初めての3,000m級の山、見たことないほどのたくさんの人が登る光景、多数の山小屋、山頂のお祭り的な雰囲気など、日頃の自分の山行ではまず経験しないことの連続。
それに、高山病にも悩まされず登頂できたこと、さらに膝の痛みに邪魔されず下山を達成できたことは何事にも代え難い喜びです。
自分なりに行った対策が功を奏したのかもしれません。
富士山で一番心配だったのは高山病で登頂を断念せざるを得なくなることだったのですが、意識的に水分を細めに摂取し、腹式呼吸で大きく息を吸って吐いていたことが良かったのでないかと思っています。
一方、膝の痛みはテーピングで抑制。
前回の男体山ではテーピングしつつも膝を痛めてしまいましたが、今度は痛みに適した方法でテーピングを行いました。
結果としては、痛みを感じることなく無事に下山を達成。
テーピングがなかったら多分また痛みに襲われていただろうと思いますが、これで抑えることが出来ることが証明できたと思います。
無論、痛みを最初から起こさないためのストレッチなどは継続するつもりですが、次の山行に活かす方法を見つけることができたのは大きな収穫です。
さて、山行内容の方はというと、今回は7人で登り、6人が登頂に成功しました。
やはり大敵は高山病で、全員で登頂できなかったのは残念ですが、それでも同じ山に行ったことには変わりありません。
怪我もなく五体満足で下山でき、成功したといえると思います。
登頂はゴールではなく、あくまで通過点であるわけですし。
それにしても山頂は暑かったです。
気温は10度ほどだったらしいのですが、日差しが強かったこともあり暑く感じられ、山頂でも半袖でOKなほどでした。
今回はいつもの山行以上に防寒着を用意していましたが、結局出番は一度もなし。
富士山に過去10数回以上登った方が今回一緒でしたが、山頂でも半袖でいられたのは初めてとのこと。
そんな限られた恵まれた日に登ることができて、とてもツイていたんだと思いました。
こないだの男体山でも周辺地域と違って土砂降りにあうことがなかったし、もしかして自分には晴れ男の要素が・・・なんて^^;
ただ、登れたのはよかったのですが、富士山は自分の好みの山ではないですね・・・(´ε`;)
火山なので植物が少なく、したがって花も多くありません。
また、独立峰で山脈の中にあるわけではないので、周りに広がる山並みを眺め行ってみたい山を見つける楽しみがありません。
下山道も苦手なザレで、しかも景色の変容に乏しいので歩きが退屈でした。
富士山をけなす意図はありませんが、自分の中の「また登りたい山リスト」にランクインするところではなかったですね・・・。
とはいえ、「富士山に登った」ことは日本人として一種のステータスであり、人生の中の一大イベントでもあることなので、記念すべき日になったことは言うまでもありません。
素晴らしい一日を用意して下さった富士山、そして富士山を含めた全行程を盛り上げて下さった同行の方々にはまさに感謝です。
ありがとうございました。
今後も素晴らしい山行ができますように。
追記:
日本で知名度抜群の場所であるだけに、富士山にはいろんな人がいました。
特に目立ったのは、「これから海に行くのか?」というような格好で登る外国人達。
外国人でなくても、下がジーパンだったり、背負っているのがリュックというよりもバッグの人、それどころか中には手提げ袋の人も・・・。
自分にも無知なところは多いので、他人の無知をおおっぴらに批評することはできませんが、唖然とする人が多かったのは確かな印象です。
ここで一言苦言を呈したところで何の歯止めにもならないことは承知の上ですが、まあとにかく驚いたということです(;><)
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