やっぱりイイネ!八ヶ岳、横岳硫黄岳だけどネ!


- GPS
- 29:27
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,587m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 12:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【赤岳山荘〜美濃戸山荘】 赤岳山荘に登山ポストあり。 赤岳山荘から橋を渡り、林道を少し歩けばすぐに美濃戸山荘です。 危険箇所無し。 ちらほらオダマキが咲いています。 【美濃戸山荘〜行者小屋】 美濃戸山荘前から南沢コースに入ります。 すぐに砂防堰堤があり、階段を登って堰堤を越えます。 しばらく右岸を歩いた後に橋を渡って左岸へ。左岸をさらにしばらく遡るとまた橋があって右岸へ渡り返します。 苔の緑が美しい道です。 その先しばらく歩くと斜面をZ字に登る道になります。この辺り土がぬかるんでいてやや滑りやすいかも知れません。 少しずつ岩交じりの道へと変わっていきます。何度か沢を渡ります。道標は無く、黄色いテープが目印です。 行者小屋までの道程の三分の二程を過ぎると涸れ沢の中(白河原)を歩く道と、その南側の樹林帯の中の道とが交差しながら行者小屋まで続きます。 涸れ沢の真ん中にあるヘリポートが見えたら行者小屋は間もなくです。 【行者小屋〜地蔵の頭】 行者小屋の裏手に地蔵尾根の登り口があります。 石がゴロゴロの樹林帯の坂道を登っていくと、少しずつ展望が開け、行く手にも後方にも空が広がっていきます。 ザレた、あるいはズルズルの急斜面もあったりするので注意が必要です(特に下り時には)。 登山道に平行して真横に伸びている巨木が見えたら階段が出現。ステップにはネジが飛び出したりしているのでつまずかないように注意して下さい。斜めに傾いているステップもあります。 次々に現れる階段をこなしていくと、いつしか森林限界を越え、阿弥陀岳、赤岳、横岳や硫黄岳が眼前に並びます。 なおも階段・鎖場が続き、イケメンな地蔵が出てきたらもう一息。最後の鎖を登りきると地蔵の頭です。 地蔵の頭にはもう一体の地蔵がいます。 【地蔵の頭〜横岳】 岩場、鎖場、ハシゴのアップ&ダウンが連続します。 それほど難しいところはありませんが、高度感のある場所もあり、鎖場に慣れていない人には怖い道かも知れません。 狭い箇所もありますので譲り合いが必要になるでしょう。 【横岳〜硫黄岳】 横岳からの下り道ではたくさんのコマクサが見られます。 ザレた道を下りきって横岳と硫黄岳の間のコルに硫黄岳山荘があります。 ベスト・オブ・トイレな山荘です。入っておきましょう。 硫黄岳へはガレガレの登り道です。足元の石がガクガク動いたりしますので慌てずに登りましょう。 【硫黄岳〜赤岳鉱泉】 岩と砂の道を下り、白砂の分岐から樹林帯の中を九十九折れに下る道に入ります。 石がゴロゴロしている箇所もあるのでズルっと行かないよう気をつけます。 鉄の階段が出てきたら間もなく沢を渡り、緩やかな森の中の下り道を過ぎて赤岳鉱泉に到着します。 【赤岳鉱泉〜行者小屋】 赤岳鉱泉のトイレの脇から中山乗越への登り道に入ります。 すぐにヘリポートがあります。 木橋を渡るとまもなく道は右へ折れ、中山乗越への急な登りとなります。 マムートマークの付いたハードル……じみた階段を登りきると中山乗越です。 中山乗越からは軽く下ってすぐに行者小屋の裏手に出ます。 |
その他周辺情報 | 【硫黄岳山荘】 トイレ利用料(100円) ペットボトル飲料(400円) 【行者小屋】 テント場利用料(1000円/一人) 缶ビール(500円) 【立ち寄り湯】 ホテル八峯苑 鹿の湯 http://happoen.jp/ 食事付きの日帰り温泉セットにしてみました。 レストランからの景色が素晴らしいです。 お土産にユリを3鉢買いました。 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]そうか、八ケ岳があった[/color]
前回天気にやられたので今回は慎重に。
計画がいろいろあったものの、しっくりこない天気予報を嫌って予定は二転三転。
奥秩父でお茶を濁そうかと諦めかけた後、
「そうだ、八ケ岳があるではないか」
と思い至った。
初夏の八ケ岳はブヨブヨ攻撃に辟易するので敬遠していたが、もうブヨブヨの季節も終わる頃であろう。
混雑する週末ではなく、一応平日の月火に出かけられるのでのんびり八ケ岳を満喫できるに違いない。
行者小屋に到着してみると、横岳・赤岳には雲がまとわりついていた。
むむ、思ったよりも絶好の天気とは言い難い。
もしかして今回もガスガスの中の山登りになるのか?と危惧しつつ地蔵尾根を登る。
登るにつれ背後の展望は開け、前方に青空が垣間見える。
八ケ岳の東側に漂う雲が、赤岳や横岳に遮られて立ち上っては消えていく。
雲は次々にぶつかっては来るのだが、八ケ岳の稜線を越えることが出来ない。
まるで防雲堰堤にでもなったかのような南八ケ岳の山々だ。
雲ひとつ無い快晴とはまた趣の違う好天だった。
白く濃い雲に阻まれて、東側の展望は一切無い。それでもまったく文句の無い開放感。
改めて八ケ岳の良さを感じる。
いろいろと聞いてみると昨日の日曜日はかなり荒れたようだ。
横殴りの暴風。滑落者も2名あったとか。
慎重に天候を選んだのは正解だった。
行者小屋までの道のりは、我々の足だとおよそ二時間半。
程よい距離だ。
モスグリーンの美しい沢沿いの森の道を経て、幾度か沢と交差し、白河原のガレガレ道を遡って到着する。
その道も個性的で好ましい。
クレーターの底にあるような行者小屋のロケーションも良い。阿弥陀岳、赤岳、横岳が覆いかぶさってくるように見える。
今回登った地蔵尾根も、文三郎尾根も、登るにつれ背後に広がる展望、行く手の空、険しいハシゴや階段、鎖場、登る楽しさ満点だ。
横岳の登ったり下りたり登ったり下りたりを繰り返す道も面白い。
アップダウンの果てに、唐突になだらかな硫黄岳に突入するギャップも良い。
なんか前にもそんなようなことをどっかに書いた気がするが、やはり八ケ岳は良い山だと再認識だ。
ブヨブヨで敬遠してすっかり存在を忘れていてごめんなさい、八ケ岳さん。
今度また来てみよう。
赤岳鉱泉に泊まるのも良いし、オーレン小屋も良いし、権現のほうから登るのも良いし、歩いてみたいところがいろいろある。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]青空も星空も観れて今年も大満足[/color][/b]
当初は白馬岳で大雪渓歩きと雷鳥さんをという計画でしたが天候が良くないという事で変更。
変更したら日曜日の天候が良くないという事で月火にしましょうと。
駐車料金を集金にきたおじさんは七峰縦走大会20回出場しているという方で七峰大会の話を聞いてスタート。
行者小屋までの苔に包まれた緑がモコモコの道が大好きだ。
初めて聞く鳥の声もした。
今回は動画を作ろうとせっせこ撮影しながら歩いた。
のんびり撮影しすぎて行者小屋に着く時間が遅くなってしまい
周回コース予定だったのですが計画変更になってしまった…申し訳ない。
遅めの朝食を食べながら作戦会議。
まだ中岳行ってないから中岳"だけ"行こうかというMiz。
渋いね、ここに来て中岳"だけ"って渋いね。
進む先が青空というものは本当に気持ちが良い。
脚を止め振り返り背後の景色の見事さに喜ぶ。
日が照り暑いが吹いている風が冷たく心地よい。
地蔵の頭に着くまでに何度『気持ちいい〜』と声をあげた事か。
横岳へ行く道、山肌に当った雲で右が白左が青とくっきり分かれる景色が楽しい。
もう少し早かったら雲海が観られたかもしれないけど十分。
数羽の岩雲雀達が飛んだり岩の上をちょんちょん歩いたり追いかけっこしていた。
最初は飛び始めたばかりの若い子達が練習しているのかなと思っていたけど数羽から2羽になり、前を行く子がお尻をふりふりしながらお尻の穴を開いたのです。
警戒心が薄い岩雲雀ちゃん…人前で交尾態勢とは大胆です。
硫黄岳山荘のトイレは素晴らしいと何度も何度も言い続けるMiz。
前回用足し出来なかったので今回は出なくても入るつもりで寄ってみた。
この前の唐松岳山頂山荘のトイレも綺麗だと思ったけれど硫黄岳山荘素晴らしい。
あの様な場所でウォシュレットに出会えるとは…感動のあまり無駄にお尻を洗ってしまいました。
足元には沢山の駒草さんも咲いていたね。
硫黄岳は気持ちが良すぎ。
急いで登ったり下ったりしてしまうのはもったいない空間。
硫黄岳にテント場があったらいいのに。
赤岳鉱泉から行者小屋に戻る時にあったお兄さんは初めての八ヶ岳で周回コースを堪能してきたという。
最高の天気、初めての八ヶ岳という事で凄く素敵な笑顔で一日の出会いや歩いてきた事の感想を楽しく話してくれて聞いている方も嬉しく楽しくなってしまった。
行者小屋に帰り夕食を始めると山や空が見えなくなってしまった。
周りは雨が降るかもとザワザワ、Mizは降らないから大丈夫と余裕。
降っても降らなくても一番の楽しみしていた事が・・・。
日曜日は新月だったのです。
今回は『絶対星空を楽しむぞ!』と意気込んでいたので雲に覆われた時はしょんぼり…早々に寝床に滑り込みました。
午前一時半、トイレに行こうとテントから出ると満天星空が。
「星空キター!」
と喜び防寒着も忘れ天体観測堪能。
2時間程一人で夢中で口を開けて空観た。
凍えた(ノД`)
シェラフの中に滑り込み、震えながら周りの身支度をする音を聞き夜が明けるのを待つ。
きっと上に行ったらご来光とか素敵なんだろうなぁ。
2日の予定を無しにして下りちゃうに変更したのが勿体なかったかな?
次の楽しみに残しておこう。
テント撤収作業中に山の向こうから日が出た。
お日様って素晴らしいね、一気に温度が上がりポカポカ。
荷物を背負う、雲一つない朝の青空に綺麗な山々…あぁ、来てよかった。
自宅に帰ってせっせこ撮った動画を編集しようとチェックしたら全部失敗動画だった…また来年。
コメント
この記録に関連する登山ルート

mizcreidさん、Mococoさん、こんにちは。
私が聞いた話では、背比べに負けた富士山が、
「奴が高ぇ」と言った。
ヤツガタケェ
こんにちはです!
ダジャレ説いいですね(*´∀`)ひゃひゃ
夏になってからというもの帽子が暑くていつもsuge_gasaさんの事を思い出してしまうですよ。
『私もsuge_gasaさんのように菅笠にしようかなぁ〜髪の毛が蒸れて暑いよ〜』
と・・・。
今回ヘルメットをかぶったのですが蒸れなくて涼しかったのです。
『きっと菅笠も風通しがよくて涼しいに違いない』
と・・・売っているお店が判らないのでネットで探してみたけど
娘が菅笠を持っているの思い出して借りてみることにしました。
しかし、かぶりこなすの難しい・・・
おはようございます
楽しそうでなによりです
次回は是非、盟主「赤岳」まで足を伸ばしてください
しっかし・・豪華な食事メニューですねぇ〜感心しました
ふふふ・・画もいいですね
でわでわ
私がもたもたしなきゃ赤岳もいけたのですが・・・残念。
でも、地蔵の頭で団体さんが赤岳目指していったので
行かなくてよかったなぁと思ったり
「行者小屋ならいくら重くても大丈夫!」というので色々持っていきました。
昨年も山ごはんをのんびり作くるのを楽しんだので今年もと。
今年は肉を冷凍してスープポットの中に入れて持っていくという事で軽量化が図れたです。
偶然っ
テン場の領地争いを避けるため
本沢温泉からの硫黄岳にしようかなぁと。
さすが行者小屋ですね平日でもぼちぼちテントいっぱい
硫黄岳のだだっ広いかんじ結構好きです
おトイレも〜o(^o^)o
ビストロMococo 食べた〜い
メキシカンありイタリアンあり居酒屋メニューまでも
カリふわポテトきゅうりの生ハム巻き全部美味しそう〜
おぉ!今週末は八で腕を振るうのですね!
食べに行きたい(*´∀`)
もうしっかり準備して美味しいもの詰め込んでいるんでしょうね。
去年は本沢温泉でお風呂シーン
去年は休日に行って最初の駐車場の混雑具合からビビりました。
若い方はテントで、熟年の方々は山荘で優雅にみたいな感じなんですかね。
学生さんらしきグループが目立ちました。
暑いかなぁと思ってきっとビールがうまいぞーと
ビールに合うようなものばかり作ったのですが寒くて寒くて…
ビール一本で食うだけ食って寝てしまいました。
硫黄岳楽しんできてください。
夜道の運転お気をつけて(*´∀`)ノ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する