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Yamareco

記録ID: 494219
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

爺ヶ岳・鹿島槍ケ岳・八峰キレット・五竜岳

2014年08月13日(水) 〜 2014年08月14日(木)
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
16:24
距離
30.3km
登り
3,221m
下り
3,105m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:10
休憩
0:00
合計
5:10
6:50
310
スタート地点
12:00
ゴール地点
1日目(13日)
7:50 扇沢バスターミナルー8:00 登山口ー8:40 ケルンー9:20石畳−9:45アザミ沢
10:00種池山荘(休憩10:25発)−10:55爺ケ岳南峰ー11:10爺ケ岳中峰ー11:50冷乗越ー12:00冷池山荘・・・・テン場まで徒歩8分

2日目(14日)
4:00テン場出発ー4:35布引岳ー5:25鹿島槍ヶ岳・南峰(10分休憩)−6:15鹿島槍ヶ岳・北峰−7:30〜8:10前日の滑落事故収容現場一時通行止めー8:25八峰キレット小屋−
9:50北尾根の頭ー11:45五竜岳山頂ー12:35五竜山荘ー13:00遠見尾根から下山−
15:30アルプス平
天候 晴れのち曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自家用車は白馬駅近くの役場に駐車
JR大糸線白馬駅6:11発−信濃大町6:48着 乗車料金500円
アルピコバス信濃大町駅7:10発−扇沢バスターミナル7:50着1360円
扇沢バスターミナルから登山口まで徒歩10分
コース状況/
危険箇所等
登山口(柏原新道)に計画書を提出。指導小屋あり
鹿島槍ケ岳南峰から先はアップダウンの岩稜・くさり・ハシゴなど
油断が命取りになります。
遠見尾根の下り、白岳から下りた辺りは平になったザレ場で一見安全のように
見えるが左斜面が切れ落ちていて一歩間違うと滑落の恐れあり。過去に滑落
事故あり。
信濃大町駅
トイレはロータリーの右手
2014年08月13日 06:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 6:57
信濃大町駅
トイレはロータリーの右手
バスの発券売り場
駅のローターリーの左手
2014年08月13日 06:54撮影 by  N-02E, NEC
8/13 6:54
バスの発券売り場
駅のローターリーの左手
扇沢バスターミナル
2014年08月13日 07:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 7:45
扇沢バスターミナル
バスで来た車道を扇沢から
10分ほど戻ると登山口
2014年08月13日 08:01撮影 by  N-02E, NEC
8/13 8:01
バスで来た車道を扇沢から
10分ほど戻ると登山口
標識の通り
石が積まれたケルン
2014年08月13日 08:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 8:40
標識の通り
石が積まれたケルン
扇沢バスターミナル駅が
眼下に・・・写真には
写ってませんが!
2014年08月13日 08:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 8:54
扇沢バスターミナル駅が
眼下に・・・写真には
写ってませんが!
石が畳のように敷き
詰められています。
2014年08月13日 09:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 9:22
石が畳のように敷き
詰められています。
真ん中奥のトンガリが
「針ノ木岳」
2014年08月13日 09:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 9:25
真ん中奥のトンガリが
「針ノ木岳」
字の通りしばらく
水平な道です
2014年08月13日 09:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 9:27
字の通りしばらく
水平な道です
種池山荘から針ノ木岳に向かう
稜線・右から岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳
2014年08月13日 09:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 9:27
種池山荘から針ノ木岳に向かう
稜線・右から岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳
標識の下にはホントに
石のベンチがあります
一服いれましょうか!
2014年08月13日 09:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 9:34
標識の下にはホントに
石のベンチがあります
一服いれましょうか!
アザミ沢
落石に注意!
2014年08月13日 09:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 9:46
アザミ沢
落石に注意!
「種池山荘」
休憩・給水・トイレ
2014年08月13日 10:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 10:04
「種池山荘」
休憩・給水・トイレ
爺ケ岳南峰をめざします
2014年08月13日 10:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 10:25
爺ケ岳南峰をめざします
標識の背景は
これから向かう縦走路
2014年08月13日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/13 10:58
標識の背景は
これから向かう縦走路
コマクサもそろそろ
終盤です
2014年08月13日 11:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
8/13 11:04
コマクサもそろそろ
終盤です
「爺ケ岳中峰」は
ほとんどの人が登らず
巻いていくのがほとんど
2014年08月13日 11:13撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 11:13
「爺ケ岳中峰」は
ほとんどの人が登らず
巻いていくのがほとんど
振り返ると越えてきて
爺ケ岳奥から南峰と中峰
2014年08月13日 11:23撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/13 11:23
振り返ると越えてきて
爺ケ岳奥から南峰と中峰
進行方向に向かって左手
を見れば剣岳の雄姿!
2014年08月13日 11:32撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/13 11:32
進行方向に向かって左手
を見れば剣岳の雄姿!
ここまでくれば
冷池山荘はすぐそこ
2014年08月13日 11:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/13 11:50
ここまでくれば
冷池山荘はすぐそこ
テン場は冷池山荘から徒歩8分
2014年08月13日 15:08撮影 by  N-02E, NEC
2
8/13 15:08
テン場は冷池山荘から徒歩8分
早朝のテン場
2014年08月14日 03:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 3:46
早朝のテン場
布引岳あたりで空に
明るみがでてきました。
2014年08月14日 04:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 4:37
布引岳あたりで空に
明るみがでてきました。
ご来光はちょっと無理
2014年08月14日 04:39撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 4:39
ご来光はちょっと無理
空は青みがかかっているのに
小雨に降られました。
2014年08月14日 05:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 5:05
空は青みがかかっているのに
小雨に降られました。
歩いてきた縦走路
2014年08月14日 05:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 5:22
歩いてきた縦走路
鹿島槍ケ岳南峰
2014年08月14日 05:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/14 5:27
鹿島槍ケ岳南峰
鹿島槍ケ岳北峰と
これから行く縦走路
2014年08月14日 05:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
8/14 5:28
鹿島槍ケ岳北峰と
これから行く縦走路
2014年08月14日 05:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/14 5:41
南峰からの下り
2014年08月14日 05:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 5:43
南峰からの下り
コルから南峰を振り返ると
かなりの急斜面
2014年08月14日 05:56撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 5:56
コルから南峰を振り返ると
かなりの急斜面
鹿島槍ケ岳北峰
2014年08月14日 06:17撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
8/14 6:17
鹿島槍ケ岳北峰
中央に八峰キレット小屋
よくこんなところに
作ったものだ
2014年08月14日 06:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
8/14 6:53
中央に八峰キレット小屋
よくこんなところに
作ったものだ
滑落事故の遺体収容現場に遭遇
2014年08月14日 08:08撮影 by  N-02E, NEC
8/14 8:08
滑落事故の遺体収容現場に遭遇
2014年08月14日 08:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 8:31
東からガスが上がってきたが
南西からの風で越えずに
すんでいる
2014年08月14日 09:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/14 9:10
東からガスが上がってきたが
南西からの風で越えずに
すんでいる
五竜岳が近づいてきた
2014年08月14日 09:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 9:53
五竜岳が近づいてきた
こんな所はスムーズな
譲り合いで!
2014年08月14日 10:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 10:01
こんな所はスムーズな
譲り合いで!
手前のピークを越えれば
もう五竜は目の前か!
2014年08月14日 10:07撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 10:07
手前のピークを越えれば
もう五竜は目の前か!
振り返ると縦走路も
まだ見える
2014年08月14日 10:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 10:54
振り返ると縦走路も
まだ見える
やっと五竜が目の前に
2014年08月14日 10:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 10:54
やっと五竜が目の前に
最後の急なザレバは滑りやすい
2014年08月14日 11:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 11:10
最後の急なザレバは滑りやすい
五竜の頂上はガスに
巻かれて周囲の景色は
見られず
2014年08月14日 11:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
8/14 11:45
五竜の頂上はガスに
巻かれて周囲の景色は
見られず
「五竜山荘」
2014年08月14日 12:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 12:36
「五竜山荘」
白岳を下る途中に
お花畑が広がって
いました
2014年08月14日 13:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
8/14 13:05
白岳を下る途中に
お花畑が広がって
いました
「西遠見」
天気が良いと五竜岳の
姿がすばらしい
2014年08月14日 13:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
8/14 13:47
「西遠見」
天気が良いと五竜岳の
姿がすばらしい
「大遠見」
さて、テレキャビンに
間に合うか?
2014年08月14日 14:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/14 14:01
「大遠見」
さて、テレキャビンに
間に合うか?
「中遠見」
2014年08月14日 14:26撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/14 14:26
「中遠見」
撮影機器:

感想

当初の予定では二泊三日で鹿島槍に八峰キレットと五竜岳から唐松岳を越えて不帰の剣に入り、鑓温泉から猿倉へ下山の予定でした。
ただ、天気は下り坂ということもあり天候によっては遠見尾根また八方尾根から
エスケープすることも念頭において山に入りました。

荷物の軽量化を考慮してツエルト泊にシュラフもカバーのみにし、防寒は中綿ダウン上下でなんとかしのぎました。ザックも36LのBC用を使い食糧もちょっと物足りないけどドライフーズのみにした。

荷物が軽いおかげで足もよく動き、マップのコースタイムよりもかなり早く移動できました。冷池山荘にはかなり時間に余裕をもって着いたのでキレット小屋まで行こうかと思い、一応小屋で情報を聞いたところ「本日滑落事故があったので行動は慎重に!」と釘をさされてとどまることにしました。
そのおかげでゆっくり体を休めて翌日に備えることができたのでしょう。

翌日はいつ降り出してもおかしくない天気!
南西の空を見上げてはまだ大丈夫か?と先を急いだのですがキレット小屋まで
あと10分かというところで足を止めなければなりませんでした。

とても残念で悲しい出来事でしたが
前日の滑落事故で収容できなかった遺体の収容現場に遭遇しました。
ヘリで吊り上げるため作業にあたっている救助隊員が二重事故にならないよう
ルートが一時通行止めになったのです。

ヘリに収容される遺体を目にしたとき、とても空しくなりました。
年齢も自分といくつも変わらない男性と聞いて、
もしかしたら明日の自分の姿かもしれないと頭の中をよぎりました。

あの人の家族はこの訃報を聞いたらどれだけ悲しまれるのでしょうか。

そう思うと最後の目的地まで行こうという気持ちになれませんでした。
まして天気は下り坂、キレット、五竜を越えたら帰えろうか?
でもまだ先はながい岩稜です。ちょっとした油断が命取りになります。

五竜山荘には予定よりも早めに着いたのでそのまま遠見尾根を下ることに
しました。この尾根でも滑落した友達も知っています。大事には至りません
でしたが最後まで油断は禁物です。ゴンドラ・テレキャビンの終了時間にも
間に合って無事下山となりました。

今回の出来事は自分自身への戒めと思い、これからの山行をより安全に
過ごしていこうと思います。


この度、亡くなられたハイカーとその悲しみの中にあるご家族にお悔やみ申し上げます。





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