記録ID: 494477
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2014年08月14日(木) ~ 2014年08月15日(金) |
---|---|
メンバー |
|
天候 | 8/14 曇りのち雨 8/15 曇り時々雨 |
アクセス |
利用交通機関
玄倉川林道ゲート手前
車・バイク
・20台程度駐車可 ・トイレ、登山届は玄倉バス停で
経路を調べる(Google Transit)
|
地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
8/14
玄倉川林道ゲート9:35−
12:15ユーシンロッヂ
・タープ張り講習
・地形図カスタマイズ
・夕食(α米、グリーンカレー、他)
8/15
ユーシンロッヂ6:35−
8:05檜洞沢との二俣8:25−
12:10神ノ川乗越−
12:38臼ケ岳分岐点13:05−
朝日向尾根下降−
15:30ユーシンロッヂ16:00−
17:35玄倉川林道ゲート=
入浴(山北/さくらの湯)
玄倉川林道ゲート9:35−
12:15ユーシンロッヂ
・タープ張り講習
・地形図カスタマイズ
・夕食(α米、グリーンカレー、他)
8/15
ユーシンロッヂ6:35−
8:05檜洞沢との二俣8:25−
12:10神ノ川乗越−
12:38臼ケ岳分岐点13:05−
朝日向尾根下降−
15:30ユーシンロッヂ16:00−
17:35玄倉川林道ゲート=
入浴(山北/さくらの湯)
コース状況/ 危険箇所等 | ■沢登り講習(マウントファーム) http://mt-farm.info/ ■玄倉川水系 ユーシン沢 難渓が多い玄倉川にあって隣の檜洞沢同様、石英閃緑岩の沢床にきれいな 滝、釜、トロが点在する初級者向けの沢。 遡行グレード:1級 仝質卆醂啼札押璽伴蠢阿涼鷦崗譴ら林道を1時間45分〜2時間半程度で 起点となるユーシンロッヂに着く。 途中にある新青崩隧道(しんあおざれずいどう)はトンネルの距離も長く 照明もなくカーブしているので、ヘッドライト着灯のこと。 特に左壁沿いに手探りで歩くと壁があるので痛い目に遭うよ。 ユーシンロッヂは現在無人だが、右側から避難部屋が2部屋、台所が常時 空いているので使用可能だ。 布団もあるがやはり雨の時などは少し黴臭いので、宿泊利用の場合は ご自身のシュラフ等持参した方がよい。 ▲罅璽轡鸞瑤悗和通しにも行けるが、左岸についた古い登山道も使える。 登山道はユーシンロッヂ右手裏側の鳥居を潜って祠に続く石段を上がり 右手に伸びる踏み跡を進む。すぐに右手に明治薬科大学小屋がある。 踏み跡を追えば水の少ないユーシン沢の支沢を渡る。 そのまま進めば東京電力玄倉発電所の小屋に突き当たるので、金網上を 右から高巻くように進む。少々ザレているが沢ノボラーには問題ない。 高巻いて裏手に行くと取水堰堤が出てくるので、ハシゴを伝って越える。 越えた河原を10mほど進んで、右手(左岸)から再び山腹を巻くように 踏み跡が続く。 なお堰堤上から沢を遡行してもOKだが、少しで出てくる深い釜を持った 4m滝は左壁バンドトラバースか、右壁は少し苔の生えた岩場のクライミング が必要で慣れていない人には少ししょっぱいかもしれない。 今回は堰堤上から左岸高巻きルート(古い登山道)を進む。 途中崩壊気味でザレていたりする箇所も複数あるが、沢ノボラーには それほど問題はないと思う。 踏み跡は石小屋沢出合先あたりでちょっとしたクライムダウンで ユーシン沢河原に下りられる。 すぐに釜を持った3m滝。左手(右岸)の岩壁をクライミングするか (卦蕁法△気蕕忘玄蠅離レを登ってトラロープ沿いに高巻くこともできる。 沢に戻る箇所はブッシュを掴みながら3m滝落ち口の5mほど上流に下りるが 斜度の緩いスラブ床なので慎重に。 その上のY字状3m滝は水量が平水ならば流芯左隅をスメア効かせながら 登れるが、水量多い場合は右から巻く。 少し歩けば深く美しいトロとY字状3m滝。 暑い日なら泳いで滝に取付いても面白いし、皆の声援と笑いを受けるであろう。 濡れたくなければ深いトロ手前右隅から取付き左岸をトラバース気味に巻ける。 越えたところは標高860m、檜洞沢とユーシン沢の二俣で水量比1:1。 なお今まで使っていた古い登山道は両沢の界尾根にうっすらと残っていて 丹沢主脈の金山谷乗越近くに向かう。 860m二俣から右のユーシン沢に入る。 少し行けば小釜とトロ、少し開けてCS2×4m小滝と3m岩、 そして標高920mでこの沢の大滝ともいえる4m+8mの2段滝が出現。 下段4mは左から容易に巻き、上段8mは中央をクライミング。 途中古いリングボルト1個。平水以下なら中央は水も少ないのだが 今回は水量多めでちょっとシャワーになった。 終了点の残置はないので肩絡みビレイとした。(卦蕁 高巻きは左壁上部に古いトラロープがあるが、ゴボウになるしスタンスも 悪そうなので直登できた方がよいと思う。 ぞ釜+1m小滝+ナメ+Y字状3×5m小滝を越えると標高935mで 左から水の少しある支沢が入る。 そのすぐ上に超可愛らしい赤ちゃん三角形CSがあり、思わず微笑んでしまう。 ド弦955mで5×10m滝。右から小さく巻いて越えると、左から合わさる 短い支沢には6〜7mはあろうかと思われる大CSが沢幅を塞いで詰まっている のが見える。 ι弦1000m辺りは開けた河原となり、その先1010mで沢は北北東から東へ向きを 変えている。 その後反時計回り状に沢は向きを変え再び北方向へ向かう辺りもゴーロの広河原 になっている。 標高1140mには2段2m+Y字状3m、4×10m小滝、ナメを越えると 1160m奥の二俣だ。水量比は2:1で左が本流だが、右沢に入る。 最近崩れたと思われるが、巨大な生木がそのままの格好で左斜めに傾いた形で 根ごと沢にスライド崩落していた。 根っこに土をたっぷり残した姿はまるで天空の城ラピュタの巨木だ。 飛行石は見つからなかったが(笑)。 巨木の左隅を通過させてもらい平凡な右沢を詰める。 沢が北東→北→北東へと方向を変えた辺りで左側(右岸)の枝沢(1205m)を 探っていると、左手、枝沢の手前の木に古いテープがあった。 ここから北へ神ノ川乗越に向かう。 踏み跡は枝沢の右手尾根状に付けられているが、アザミの群生が覆っていて 痛いので、浅い窪になった枝沢を忠実に詰めた方がよい感じ。 窪はちょっとした登山道みたいに歩きやすく、緩やかに平和に神ノ川乗越に 導いてくれる。 この踏み跡はおそらく神ノ川乗越(登山道)から水場へのアプローチとして 踏まれたのではないでしょうかね。 ┣嫉海魯罅璽轡鸞左岸尾根である朝日向尾根を下る。 神ノ川乗越から東の臼ケ岳(1460m)まで標高差200mを登って、ベンチと 臼ケ岳の標識がある箇所から一般登山道を離れ南に伸びる踏み跡を行く。 朝日向尾根は一般登山道ではないが、踏み跡はほぼ残っているし、銀と赤色の 細いテープのコースサインが随所に出てくる。 もちろん他の一般登山道よりは急な木下りや土ザレなど悪い箇所は出てくるが これも沢ノボラーなら問題ないであろう。 (ハイカーにとっては上級者ルートだ) 右手にユーシンロッヂの赤い屋根が近くに見え始めてから、尾根を離れ右手の 斜面を下るように踏み跡が続き、最後はユーシンロッヂとトイレの間に出てくる。 下降は早い人で1時間半、遅い人で2時間半以上かかるであろう。 |
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過去天気図(気象庁) |
2014年08月の天気図 [pdf] |
写真
撮影機材:
感想/記録
by kamog
ここにきて停滞前線南下。
これじゃ梅雨に逆戻りだ。頑張れー太平洋高気圧〜。
土曜は予定していた釜ノ沢講習は終日雨天とのことで急遽、
西丹沢/ユーシン沢へ変更した。
いざという時はユーシンロッヂが使えるからだ。
ロッヂへ着くなり沢におけるビバークの仕方をKMさんに説明し
タープを張る。
FIXロープが張れる場合は、片方をエイトノットで固定し
もう片方はムンターミュールノットでテンションして固定した。
あとはタープをフリクションヒッチで固定し完成。
この頃から降水が寸断なくなったので、タープでのビバークは止め
ユーシンロッヂの避難部屋を使わせてもらう。
夕食までの空いた時間、再度地形図に沢線、標高など入れ
カスタマイズをしてもらった。
カスタマイズした地形図はメンバー全員が同じものを使うのが基本である。
翌日空はどんよりだが遡行に支障はないものと判断し予定通りに
ユーシン沢へ。
沢登りはまだ4回目のKMさん、まだザレなどの悪場に慣れておらず
ちょっと時間を喰ったが、これは慣れるしかない。
先日の台風11号の影響もまだ残っているのだろう。
上流が広葉樹の山はおそらく保水率が満水に近いせいか
中流部の8m大滝は3条になっており、普段乾いた岩場のルートを登るが
ジャバジャバシャワーになった。
神ノ川ヒユッテから臼ケ岳分岐点に登り詰め、ユーシンロッヂへダイレクトに
下降できる朝日向尾根を使う。
今後の課題として、こういう少々悪い尾根をスタコラと下りられるように
なりましょうね。
体幹力です。
これじゃ梅雨に逆戻りだ。頑張れー太平洋高気圧〜。
土曜は予定していた釜ノ沢講習は終日雨天とのことで急遽、
西丹沢/ユーシン沢へ変更した。
いざという時はユーシンロッヂが使えるからだ。
ロッヂへ着くなり沢におけるビバークの仕方をKMさんに説明し
タープを張る。
FIXロープが張れる場合は、片方をエイトノットで固定し
もう片方はムンターミュールノットでテンションして固定した。
あとはタープをフリクションヒッチで固定し完成。
この頃から降水が寸断なくなったので、タープでのビバークは止め
ユーシンロッヂの避難部屋を使わせてもらう。
夕食までの空いた時間、再度地形図に沢線、標高など入れ
カスタマイズをしてもらった。
カスタマイズした地形図はメンバー全員が同じものを使うのが基本である。
翌日空はどんよりだが遡行に支障はないものと判断し予定通りに
ユーシン沢へ。
沢登りはまだ4回目のKMさん、まだザレなどの悪場に慣れておらず
ちょっと時間を喰ったが、これは慣れるしかない。
先日の台風11号の影響もまだ残っているのだろう。
上流が広葉樹の山はおそらく保水率が満水に近いせいか
中流部の8m大滝は3条になっており、普段乾いた岩場のルートを登るが
ジャバジャバシャワーになった。
神ノ川ヒユッテから臼ケ岳分岐点に登り詰め、ユーシンロッヂへダイレクトに
下降できる朝日向尾根を使う。
今後の課題として、こういう少々悪い尾根をスタコラと下りられるように
なりましょうね。
体幹力です。
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