越百山〜南駒ヶ岳〜空木岳 伊奈川ダムより周回


- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,731m
- 下り
- 2,712m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:54
天候 | 8月13日 晴れ 風5m前後 8月14日 雨 風10m前後 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 伊奈川ダム上駐車場に有り <今朝沢林道> 広くて歩きやすい林道。登山口の取り付まで約標高差200mほどを沢沿いにハイキング!! <福栃橋〜越百山> 下のコルまで九十九折に標高差300mほど黙々と樹林帯を登る。途中水場があり、しばらくすると下のコルへ到着する。歩きやすい登山道はまだ続く…。上のコルの標識は見当たらなかった?見落としたのかな…?アップダウンをしながら進む。 7合目の見晴らし台の展望は無し!!しばらく急登は続く…。木の根が目立つようになり時折段差が大きく体力が削られていく。7合目見晴らし台から水場まで10分のコースタイムだが遠く感じた。水場分岐からスグに沢の水場に着く。 福栃山巻きの見にくい標識から巻き道となり、巻き道から南駒ヶ岳・仙涯嶺がお目見えになり、下り道を少し行くと越百小屋に着く。 越百小屋からは登山道が狭く木の枝が張り出していて歩きにくくなる。花崗岩の岩が良く目立つようになり、視界も開けてきて森林限界を越えて間もなくすると越百山に到着する。山頂では南アルプスが全部見渡せ最高の展望だ!! <越百山〜仙涯嶺> 南駒ヶ岳〜仙涯嶺を目の前に見ながらの稜線歩き。 時々ハイマツの枝が邪魔をして歩きにくいが、花崗岩の風化した砂礫道を小アップダウンしながら仙涯嶺手前までの最低のコルまで歩いて行く。 最低のコルから花崗岩の奇石を見ながら登りつめる。特に危険個所も無く、所々砂礫道となっているのでスリップに注意。 以外にも山頂は広く、これから行く南駒ヶ岳・赤梛岳、大崩の百間なぎの展望が良かった!! <仙涯嶺〜南駒ヶ岳> 山頂から最低のコルまで一気に下ります。仙涯嶺直下に急なクサリ場があります。クサリ場を越えたら登山道が崩落しかけている箇所があるので慎重に通過。 あとは南駒ヶ岳の均等のとれた三角形の頂を見ながら下る。しかしこの頂は山頂ではなく、その奥に隠れている…。 最低のコルから花崗岩の砂礫道を登る。スリップの危険は無し。 しばらくして、伊那側(東側)を巻く様に登って行く。この辺りには高山植物が多く見られた。時々枝を避けながら、しばらくすると急な砂礫道が現れ、ロープが設置されていた。とても滑りやすくロープを頼りながら登りました。登り終えると、やっと南駒ヶ岳の山頂が拝めました。 南駒ヶ岳の山頂の展望は圧巻!!南アルプス&中央アルプス全部が見渡せました!!ここにテント張って泊まりたいくらいでしたが…。幕営適地がけっこうあります。 <南駒ヶ岳〜赤梛岳> 急な岩場の下り。擂鉢窪避難小屋分岐までほどなく…。分岐から赤梛岳まで歩きやすい砂礫道となり、傾斜も意外と無くいつのまにか山頂に着きました。 <分岐〜擂鉢窪避難小屋> 急なガレ場で非常に歩きにくかった!!しかし高山植物が咲き乱れていて、うっとりと見とれているとスリップに注意!! 避難小屋から見上げると、千畳敷カールみたいな雰囲気でした。 避難小屋は綺麗なトイレが設置されていた。水は無いが、雨水を貯めているタンクがあり、手洗い程度に使用しました。やはり気になるのが百間なぎの崩落…。避難小屋から崩落個所まで25m…。いつか飲み込まれて擂鉢窪避難小屋が消滅してしまうだろう…。 <赤梛岳〜空木岳> まさにこの間はプロナムードでした。赤梛岳から少し下ってからゆるやかなアップダウンが続くが、平坦な道が多く天気が良ければ最高の稜線歩きだと思いました!! あいにくの雨&ガスでしたが…。木曽側(西側)を巻く様に道が続いています。 空木岳直下から、大きな花崗岩がゴロゴロしてきて、空木岳山頂までひと登り。 <空木岳〜金沢土場> アップダウンしながら花崗岩の岩場を進む。クサリ場が3ヶ所ほど設けられていた。クサリ場では慎重にクライムダウンしながら行く。雨で濡れていたのでクサリ場以外でも急な箇所ではクライムダウンを強いられる。 木曽殿山荘からは尾根をトラバースぎみに。力水まで高山植物が多く見られた。 尾根に出るとひたすら下る…。御嶽見晴らし台まで道が良く、ふかふかした絨毯の上を歩いているようで、疲れた足には優しい。 倒木や木の根が多く見られ、時折歩きにくい箇所もある。木の根で何度がスリップしバランスを崩しかけてしまいました。沢の水音が大きく聞こえるようになり、6合目の吊り橋まで下り終えると、50mほど登り返します。5合目までの道のりがイヤでした。1〜2mほどのアップダウンがどんだけ続くよ!?って感じで下りたいのに全く下ってない感じでイライラしました。 5合目というか八丁のぞきの標識から下りに入り、しばらくして林道に出ます。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 フォレスパ木曽あてら荘 営業時間10:00〜21:00 入浴料金500円 |
写真
装備
備考 | 水分使用量:水2.8L 飲料1.3L |
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感想
始めに。写真の中にnurupo分身が3ヶ所隠されてます。探してね→(´・ω・`)
お盆休み…。2日間の休みで何処へ行こうか…。
本来は3日間で赤石〜荒川の周回をしたかったのだが、仕事が忙しいので休みは2日間のみに…。どうやら台風一過のように天気が良くならず、お盆は天気が悪い…。
13日のみに天気が一部良くなるということなので、14日は諦めモードか良くなる事を祈りつつも、お盆で混雑しないであろう山域、中央アルプス以南の山々へ出かけることにしました。
以前から気になっていた山域。100・200・300名山を一気に味わえる周回コース。越百山〜南駒ヶ岳〜空木岳へは残雪期に考えてたが実現せずに今日に至ります。
前日、仕事終わりにいつもどおり夜道を走り途中の道の駅で車中泊。
【1日目】
翌朝、伊奈川ダム上駐車場に着き、そんなに人もいなく天気はどうか…。微妙な感じかなぁ?どうだろう…。いつも微妙な天気な場合ガスガスになる事が多いから…葛藤しながらなかなか準備をしないnurupo。
意を決して、せっかく来たのだからもう行ってしまおうと行く気になるnurupo。
10日ぶり、避難小屋泊装備で下のコルまで快調に行くが、やはり疲れも残っているので次第に体が重くなりました。途中4人グループの方々とすれ違い、追い越し追い越されつつ水場で2L補給し、ずっしり体が重くなり息が切れてくるnurupo。
越百山へ到着すると、天気は良く思わず「来てよかった!!」と口ずさみ、南アルプス・中央アルプスだけ晴れていて、北は雲で見えず。
4人グループの方々が後から登頂され、写真を撮りあい、先を行くnurupo。今夜宿泊の擂鉢窪避難小屋まで3時間ちょいあるのでゆっくりと展望を楽しみながら縦走しようと思いました。まさにこの縦走路は中央アルプス唯一無二の展望が楽しめます!!次第に仙涯嶺の迫力ある花崗岩帯が迫ってきて、花崗岩の奇岩に囲まれた中を進み、ココまさにラピュタの中だ!!と思いました。ジブリ作品が好きなnurupo(´・ω・`)仙涯嶺では三大大崩の1つの百間なぎが見えました。山頂から下まで一気に崩れているさまは、なんともおぞましい光景だ…。そのスグ近くに建つ擂鉢窪避難小屋。いつかは大崩に飲み込まれて消え失せてしまうであろうと言われています。
仙涯嶺から急な岩場を下り、やはりココも花崗岩の隙間を縫うかのように、なんとも人間はちっぽけな存在だなぁと思わせるような存在感あるところでした。
コルから南駒ヶ岳がそそり立ち、登り返します。さすがに疲れている登り返しは堪えました!!しかし登ったかいがある、なんとも素晴らしい展望がまっていました!!南アルプス・中央アルプス全山が展望できる南駒ヶ岳!!1時間近くも滞在してしまいました…。山頂にテント張って1日過ごしたい気分でした。
次第に南から雲が多く迫ってきて、明日の天気を不安に思いながら避難小屋へと向かいました。今日避難小屋泊するのは4人グループ、ソロの方自分含めて3名で計7名です。終始4人グループの方々と避難小屋まで追い越し追い越されつつで、歩みがほとんど一緒な感じでした。
【2日目】
あいにくのガスガス&雨。
稜線へ出ると風が強い…。メガネがくもり、前が見にくい中、赤梛岳〜空木岳と歩を進めるnurupo。赤梛岳〜空木岳はアップダウンが少なく天気が良ければ気持ち良い稜線歩きが楽しめるであろう…。空木岳からは去年も行った記憶があるので、懐かしい気分になりました。4人グループの方々とは木曽殿山荘まで一緒でした。
あとはひたすら下るのみ…。雨の中、木の根でスリップしバランスを崩しながらも、6合目吊り橋からまた登り返し…。数メートルのアップダウンが永遠に続く感じがしてイヤなコースでした。
林道へ出ると足の裏の痛みが出てきました。平坦な道は足の裏が痛くなりますねぇ。
結局雨は止まず、駐車場に着き帰る支度していると、車のガギが突如消えました。今車のドア開けたのに、どこへ…?異次元へ消えたのではないかと思いました。探すこと数分、なんと座席の下にありました。いつのまに…?
いや〜それにしてもお盆なのに静かな山行が楽しめて、1日目は天候に恵まれて最高の展望を楽しめた縦走でした。また季節を変えて来たいと思ったこの縦走路…。北アルプスばかり目が行く人が多いですが、中央アルプスオススメですよ!!
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