玄倉川水系 檜洞 金山沢右俣
- GPS
- 12:02
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,898m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
- 山行
- 11:28
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 11:56
天候 | 晴れ 暑い1日でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
玄倉バス停にて計画書届 玄倉〜ユーシン 林道歩き 新青崩隧道はヘッデンが必須 檜洞 核心部で3級 上部の金山沢と経角沢の二俣は慎重に読図。金山沢の方が沢床が低いが水 量はこの日は1対1に感じた 金山沢 水量が減り本流を遡行すると二俣になる。どちらを詰めても最後はガレてる 二俣で枝尾根から詰めるのが安全と判断 金山乗越〜同角ノ頭 一般登山道 同角ノ頭〜ユーシン 2006年版では実線ですが破線?と思いました。3年前に歩 いてますが、崩壊はより進んでいたように感じます |
写真
感想
SNSで20日暇な人沢に行かない?と言うのが上がっていた。
丁度、休みで予定もなかったので軽い気持ちで暇だよーとレスをしてみる。
どこへ行くのとも確認せずに沢行き決定。(丹沢なんだろーなーと言うのはあったが。)
そして、詳細を聞いてみると西丹沢だった。行程を聞いてみると12時間。
まぢか!?しまった。そいつは繁忙期で疲れている体にはキツイ!!
まぁ、歩いて歩けないことはないし、今さら断るのもねぇ。沢に行きたいし。
そして、19日 仕事終わりでピックアップしてもらい
玄倉ゲート前で仮眠をし、早朝5時に出発。
林道は車両通行止めとなっており徒歩のみでのアプローチとなる。
新青崩隧道は、トンネル内照明はこんな山奥なのであるはずもなく
ヘッドライトがないと歩けたものではないくらい真っ暗だ。
そこからさらに行くと玄倉ダムになるのだが山の上から激しく水が降りかかる。
2週間ほど前にはなかったという その染み出しはかなりの量だった。
そのうち崩れそうで怖いわぁ
90分ほどでユーシンロッジに到着した。装備を整えユーシンロッジの裏手から沢を目指す。
貯水槽の先で沢に下り最後の堰堤から入渓。
入渓直後から美しい沢が始まる。石英閃緑岩と沢の水の色がとてもきれいだった。
F1 10mは、左岸にトラロープがかかっていた。それを使って登ることも可能だが
釜を泳ぎ滝の右から登ることも可能だろう。というかトラロープのが悪い。
水に浸かれる時期ならば泳いでしまった方が得策な気がする。
難しいところもなくユーシン沢を分けるときれいな滑滝が出てくる。
ちょうど、朝日が差し込み花崗岩の白と水の蒼と木々の緑が今年一番の景色を見せてくれた。
白が陽を反射しキラキラと沢を照らし蒼と緑の美しさを際立てる。
沢はゴーロと姿を変えていく。途中チョックストーンの滝で遊んでみたのだが
最後が大分悪かった。掴みどころのない感じで滝の上に顔を出す位置で
さぁ、どうしよう と固まってしまった。
その場所は真正面から檜洞の水流を一手に受ける高水圧な場所。
水流の中のチョックストーンから手を外してしまうと一気に滝下へと飛ばされるかと思うほどの水圧を感じた。
まいったな。手が出ない。突っ張れるか?突っ張ろうとした瞬間に飛ばされやしないか?
ザックが邪魔で上手く突っ張れるのか?
などと頭の中で現状からの脱出策を考えるが
気合でどうにかする。
しか思い浮かばなかった。
ヤスさんが上で手を伸ばしてくれたが つかんだ瞬間に水圧で持ってかれて諸共落ちそうだった。
で、結局 気合で何とかした。この沢、一番の疲労ポイントだった。
名物のテーブル岩を過ぎザンザ洞を過ぎ、遡行図のCS3m滝に出る。
今回、参考にしたのは白山書房のウオーターウォーキングなのだが
それに出ている写真とは様子が違ったので現場では気づかなかった。
写真では乗っている岩がなくなり右から容易に越えていくことが出来るようになっていた。
最後の3段滑8mは直登は出来ずに左岸から軽く高巻いた。
それから沢は明るくなっていきゲタ小屋沢出合となる。ちょうど左岸が台地となっていて
正面に金山谷の頭の南尾根が見えているので現在位置の確定は比較的しやすいだろう。
ゲタ小屋沢出合から数分でまた沢が分かれる素直に本流を追うとよい。
さらにその先に左岸から小さな沢が入ってくるがそれが金山沢だ。
ここで本流を直進すれば檜洞丸は経由しないで玄倉や小川谷へ降りていくことが可能だ。
1時間は早くなる。でも、今回は金山沢から脱渓。
金山沢は、小さな滑があり 水流はどんどん細くなって行く。
少しの倒木を越えて、あざみの生い茂る小尾根に乗り数分で登山道へと出た。
途端に暑い。
暑さに茹だりながら青ヶ岳山荘を過ぎ檜洞丸へと到着した。
下山は同角山稜でユーシンへ降りて来た道を戻る。
同角山稜は山と高原地図では実線ルートだが感覚的には破線にしておいた方がよい感じがする。
部分部分初心者には危ない場所があるからだ。藪っぽかったり、足場が悪かったりで。
そして、この尾根は あざみが非常に多かった。足を出していたので少しかぶれた。かゆい。
暑さと行程の長さでクタクタになりながらユーシンロッジに到着し
ヘロヘロになりながら玄倉ゲート前に戻った時には17時になろうとしていた。
約12時間の旅は終わったのだ。
檜洞 難易度は1級だがアプローチが長く、下山も長い。日帰りで考えた場合 中級者向けと言う感じだろう。
初心者がこのコースを歩ききるなら1泊が必要だと思う。沢伯の予行練習にも良さ気だ。
また、ユーシン沢を降下してくれば行動時間を大幅に短縮できるだろう。
ユキさんと1年振りの再会をして玄倉ゲートに前夜泊してからの檜洞・金山沢右俣
自分が参考にしてるガイドブックでは1泊2日。とにかくアプローチと下山が長かった。沢は美渓中の美渓。本当にキレイ。ここは丹沢か???と思うほど。
濡れないように遡行すれば簡単な沢も泳ぎやシャワークライムすれば楽しめる。
沢の詰めは枝尾根を容易に詰め上げる事が出来る。ただし今回はアザミ漕ぎで所々悩んだ。キノコの植生も豊富でヤマドリ系を主体にちらほらあった。今回はアカヤマドリをゲットしたがザックにくくりつけていたら他界していた。残念(-_-;)
日帰りで行くと体力的な事を考慮して2級クラスと同行者との感想
沢泊に適した幕営地は何か所か有り、薪もある。魚影も沢山ある。
ここはの沢は沢泊してこそ楽しめると思いました
いい沢ですねえー。丹沢も実に素敵なところですね。
こんにちわ
丹沢の沢もいいですよ。ただそちらからだと遠いですよね。
こちらまで来るのは冬富士だけですか?
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