憧れの北方稜線に行ってきました!(池ノ平〜北方稜線〜剱岳)



- GPS
- 21:41
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 4,515m
- 下り
- 3,508m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:04
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 10:01
天候 | 9/13:晴れのち曇り、9/14:晴れ時々曇り、9/15:曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9/13午前1時はまだ扇沢無料駐車場に空きがありましたが、あっという間に一杯になりました! 扇沢-黒部ダム:トロリーバス 室堂-扇沢:トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒部ダム-池ノ平小屋:登山者が少ないのは良かったですが、アップダウンが激しく、特にハシゴ谷乗越周辺は多少荒れたルートでした。 池ノ平小屋-剣岳:憧れの北方稜線!ルート次第で基本的に難易度はそれ程高くなかったです。至る所踏み跡多数。ルートファインディングが6割。ガレ場や多少の岩経験が4割。何かの為にロープワーク経験もあった方が良い。 剣岳-剣山荘:以前より鎖が増えたかな?入山者が増えて、ガレ場の石が減った気がする。岩が磨かれて滑りやすくなったかも?危ない所は鎖多数あるので、鎖場に慣れていれば安全に通過可能です。 剣山荘-室堂:基本的な登山道。登山者多数。スムーズなすれ違いや譲り合いを心掛けたい。 |
その他周辺情報 | 今回は、渋滞前の帰宅を試みた為、温泉及び食事に寄らず。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
備考 | ハーネス、ロープ等、本格的なアイゼン:雪渓のトラバースを安全に行うには、ハーネスや本格的なアイゼンがあった方が安全かと思いました。特に池ノ平小屋からの場合、下りのトラバースになるので、かなり緊張しました。 |
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感想
9/13-15に憧れの北方稜線に行ってきました!
全国的に晴れ予報でしたが、土日は寒気が入り西高東低の気圧配置、雪がちらつくかもと心配していましたが、予想以上に晴れて風も弱く恵まれた天気となりました!
9/13
三連休の初日でしたが、1時でもまだ無料駐車場が空いてました。ラッキー!
早朝からチケット行列。先に改札前に荷物デポしてチケット購入して6:30の始発に乗って黒部ダムへ。
今日は黒部ダムからハシゴ谷乗越経由で池ノ平小屋へ
マイナールートなのか、とても三連休とは思えない程人が少なくノンビリとした雰囲気でした〜
少し荒れた感じの登山道でハシゴ谷乗越へ。
ハシゴ谷乗越の展望台だけ紅葉が始まってました!
ハシゴ谷乗越から剱沢の区間は、少し朽ち始めたハシゴを下りると、、滑る石に注意すると頭を木にぶつけるの繰り返し(^^;; 4-5回ぶつけつつ剱沢へ
剱沢の河原沿いを歩きつつ、場違いな程立派な二股吊橋を渡って、急登の仙人新道へ。三ノ窓雪渓、明日登る小窓雪渓や裏剱の景色を眺めつつ池ノ平小屋へ到着。
小屋は丁度一杯の混み具合。
宿泊者の3/4が北方稜線に明日行く人。北方稜線から来た人が約1/4。
偶然にも多賀谷ガイドと知り合いガイドと一緒でした!
お風呂で汗をサッパリ落として、美味しい夕食とビール、そして北方稜線から来た人から情報収集して明日に備えます。。。
9/14
今日が本番。北方稜線へ。
朝から素晴らしい快晴!風も弱く、思ったよりも寒くない!
朝露で濡れて滑りやすかったり、寒さで凍ってたりするのが嫌なので、遅めの6時出発を選択。当然最後(^^;; (ちなみに宿泊してた方の約半数は4-5時出発でした)
まずは旧鉱山道を通って小窓雪渓へ。危なそうな所にはロープが張ってありましたが、崖のトラバースに朝から緊張の連続でした!
アイゼン、ピッケルを準備して小窓雪渓を登り詰めます。寒さでカチコチを想定してましたが日が当って緩み始めてて、斜度も程々なので登りやすかったです。
雪渓を上り詰めると、小窓ノ王を目指して登り上げていきます。
途中で雪渓のトラバース。ここが核心の1つ。
念の為ロープの準備をしていたら知り合いガイドチームがロープを貸してくれました!ありがとうございます!ロープ&アイゼン&ピッケル&ストックで慎重にトラバース。池ノ平側だと下りのトラバースで、最初の1歩目が急傾斜でドキドキです。踏み跡があるので何とか通過して、小窓ノ王を目指して尾根筋を登ります。
小窓ノ王に辿り着くと景色が一変!池ノ谷ガリーが出迎えてくれます。
発射台のガレ場を慎重に下りてから池ノ谷ガリーを眺めつつ一旦休憩。
ラクしまくりで下りてくるパーティーがいますね〜
三ノ窓のコルはビバーク適地でテント一張ありました。
チンネ方面にも人がいますね〜
池ノ谷ガリーはまずは左側を登り、途中から右側を登る予定でしたが、、左側もガレガレで登りでもラクしそうな感じで、、気付くと真ん中危険地帯を登ってました(^^;;
降りてくる人が来たので早めに右側に逃げて池ノ谷ガリーを登り詰めました。
池ノ谷乗越からは岩稜を登って池ノ谷の頭へ。残置ロープがありましたがロープ無しで問題なく登れます。この頃からガスが増してきました。
八つ峰も登山者が多数。源次郎尾根も懸垂下降ポイントで渋滞の様子。どこも大賑わいでした。
池ノ谷の頭から長次郎ノ頭の区間は主に稜線ルートを選択。
二本の垂れ下がったロープがある怖いと聞いていたトラバース区間も稜線ルートで問題なく回避。長次郎ノ頭も稜線ルートで、残置ロープを使って下降。意外とロープが滑る感じでドキドキでした〜。
長次郎のコルからの剱岳への登りも稜線の岩場ルートを選択し、12時半頃に無事剱岳に登頂!
お疲れ様でした〜!とすぐに下山したいのですが、、、1時間程カニのヨコバイ渋滞。徐々にガスが抜けてきて剱沢の景色を堪能しつつ、16時に剣山荘に到着!
剣山荘は3つの布団に4人と程々の混み具合。
お疲れ様でした〜のビールに始まり、シャワー、夕食そしてビールと堪能して本日も終了!
9/15
本日は、今回の山行の目的を達成していて室堂に向けて帰るだけなので、マッタリモード。
マッタリ起床して朝食へ。食堂から何気なく見た朝焼けが素晴らしかったです!
剱御前への道は単純なトラバース道かと思いきや、意外と急登だったり、雪渓が残っていたり、岩がゴロゴロしてたりと、意外と変化に富んでました。
剱御前側の登山者が「谷に熊がいたよ〜」と少しノンビリした感じの情報提供。
おそるおそる進んでいくと、確かに剱御前直下の剱澤小屋からの登山道と剣山荘からの登山道の間の谷間に、熊の親子がノンビリ食事しているようで佇んでいました。程々に離れているので、登山者も皆ノンビリと熊を写真撮影。
剱御前からは新室堂乗越経由で雷鳥沢キャンプ場へ。
途中でコーヒー飲もうと思ったら、携帯ポットにお湯を入れたつもりが、、水だったりとすっかりボケボケ(^^;;
気を取り直して、、みくりが池山荘でチーズケーキセットとピザを堪能!
気付いたらノンビリしすぎて、結局ダムをダッシュしてトロリーバスに乗車して扇沢に下山!
さすがは三連休、中央道は午前中から渋滞。上信越道から関越を目指すも関越も渋滞開始。まだ渋滞していない東北道から東京を目指して、なんとか夕方に帰宅。
今回は天気と仲間に恵まれた素晴らしいルートの3日間でした!
今後に向けて:
同行者の経験や道具やスキルに助けられて、なんとか北方稜線に行く事が出来ました!ありがとうございます!たぶん一人では行けなかったし、行ってみても、まだスキルや道具不足で、次一人で行くにはまだまだ危険なルートかと思いました。
今後に向けての課題等を列挙しておきます。
・基本的なロープワークスキルや道具の準備
・股関節や肩甲骨回り柔軟性、岩登り的な動作や体勢
・どちらかと言うと、トラバース、へつるのが苦手。まずは慣れる。
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