黒部の山賊 [新穂高より 双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶・雲ノ平］

2014年10月01日(水) 〜 2014年10月04日(土)

• GPS: 39:41
• 距離: 56.3km
• 登り: 4,352m
• 下り: 4,631m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:21
• 休憩: 1:27
• 合計: 11:48

5:29 スタート地点
5:59 5:59 笠新道登山口
5:59 5:59 笠新道登山口
6:11 6:32 わさび平小屋
6:49 6:49 小池新道入口
7:51 7:51 秩父沢出合
8:02 8:02 チボ岩
8:50 9:15 シシウドヶ原
10:26 10:27 鏡平山荘
11:44 11:46 弓折乗越
12:01 12:02 花見平
12:14 12:17 くろゆりベンチ
13:04 13:13 双六小屋
13:32 13:34 双六岳巻道分岐
14:31 14:49 双六岳
15:16 15:16 中道分岐
16:27 16:31 三俣蓮華岳
16:38 16:39 三俣峠
17:17 17:17 三俣山荘
17:17 三俣山荘（テント場）

2日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 1:06
• 合計: 9:17

7:37 三俣山荘
9:20 9:35 鷲羽岳
10:10 10:17 ワリモ岳
10:35 10:38 ワリモ北分岐
11:25 11:37 水晶小屋
12:07 12:29 水晶岳
12:57 12:57 水晶小屋
13:57 13:59 ワリモ北分岐
14:09 14:13 岩苔乗越
15:34 15:35 祖父岳
16:01 16:01 祖父岳分岐
16:35 16:35 スイス庭園
16:54 雲ノ平山荘

3日目

• 山行: 3:51
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:07

8:29 宿泊地
8:31 8:31 雲ノ平山荘
8:50 9:01 雲ノ平テント場
9:10 9:11 スイス庭園
10:09 10:09 祖父岳分岐
11:44 11:48 黒部川水源地標
12:36 三俣山荘

4日目

• 山行: 11:23
• 休憩: 1:04
• 合計: 12:27

7:19 宿泊地
8:01 8:01 三俣峠
8:29 8:41 三俣山荘
9:39 9:41 三俣峠
11:23 11:23 双六岳巻道分岐
12:09 12:23 双六小屋
13:03 13:05 くろゆりベンチ
13:18 13:19 花見平
13:35 13:38 弓折乗越
14:12 14:12 鏡平山荘
16:13 16:22 シシウドヶ原
16:58 17:00 チボ岩
17:12 17:26 秩父沢出合
17:56 17:56 小池新道入口
18:16 18:20 わさび平小屋
18:41 18:42 笠新道登山口
19:22 19:22 中崎山荘 奥飛騨の湯
19:46 ゴール地点

※1日目のSスタート〜林道途中間はログがとれてないのと狂ってます。
（Sスタートが、ルートからずれて狂ってる）

天候

10/1 (水)　晴れ
10/2 (木)　晴れ (朝、テン場 6℃) → 曇 → 15時から雨
10/3 (金)　終日、雨
10/4 (土)　晴れ　のち　曇 （鏡平〜シシウドヶ原の間で濃霧）
※台風18号が 接近中、10/6(月)に上陸？

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【駐車場】新穂高温泉の登山者専用無料駐車場P
・前日 20:40 一宮木曽川IC (東海北陸道)〜22:00飛騨清見IC 〜 高山市内 〜 23:20 P着
・下から上の2段目まで駐車場に空きあり。2段目に駐車〜前泊

【北アルプス岐阜県側山岳情報】　http://www.kitaalpsgifu.jp/index.html
・新穂高駐車場案内／「登山届様式のダウンロード(PDF)」「オンライン登山届」他

【NTTドコモ 信州旅歩記】北アルプスエリア | エリア状況マップ
http://nagano.docomo-de.net/area/sp/m0/ma/a01.html

【ひがくの湯】 http://shinhotaka.com/higaku.html
・10/4(土) 20時を過ぎていましたがOKとのこと。Close時間は不明。700円
・風呂は貸切、食堂も貸切。お兄さんが優しかった。露天風呂「登山の湯」あり。

コース状況／危険箇所等

【最終日】鏡平山荘→シシウドゥ原のベンチをくるっと回って（間違えた）
→また鏡平山荘に戻ってしまいました。
疲れと濃霧で標識や石のペンキ書きに気がつかず大きな凡ミスをやらかしました。

写真

群れが逃げたあと
この1羽のみ足元に残る。
膨らんでる。寝てた？

少し目が覚めたようで、
てけてけと
私の腰の横にきて・・・

50cmぐらいのところで・・・
（目の上の赤色が目立ってた）
（多分、オス）

5分ぐらい話をした。
「オレは一応、人間なんだけど
逃げなくていいの？」

次に出会った群れ。
3mぐらい先に逃げた。

こっちが動かずじっとしてると・・

少しだけ近寄ってきて・・

散歩する。
（多分、メス）

10/1 4:46

【1日目】
04:50 [新穂高センター]
自宅で書いておいた登山届を
登山ポストへ入れる

10/1 6:16

[わさび平小屋]

10/1 7:36

林道は熊が出そうなので
ここだけ熊鈴
（椿大社のお守りW）

10/1 9:06

[シシウドゥ原]
いい天気！暑い！

10/1 9:58

[鏡平]
昨秋は知らずに撮らなかった
「逆さ槍」を撮影

10/1 10:06

10/1 10:26

昼ごはん終了。
写真ばっか撮ってたら・・・
30分も鏡平にいてしまった。

10/1 11:33

[弓折分岐]

10/1 10:50

ここからの景色はいい
（右下には鏡平）

10/1 11:43

単独女性と撮りあっこ

10/1 12:39

双六小屋と鷲羽岳

10/1 13:32

巻き道か迷ったが・・・
「男は、双六山頂へ！」
この選択がハト？との遭遇に。

10/1 14:13

ここまで急坂でキツかった。
双六山頂はガスッてる。

10/1 14:33

▲双六岳 (2860m)
霧で景色なし・・・

足元の石の下から出てきて
びっくり！
でかいハト？と思った。

二度目のハト？との遭遇。
10mぐらい先の登山道を
群れがウロついてた。

10/1 16:26

▲三俣蓮華岳 (2841m)
霧で景色なし・・・

10/1 16:53

夕暮れに鷲が羽を広げる姿は
カッコ良すぎる。

10/1 17:01

水晶〜ワリモ〜鷲羽

10/1 17:07

「やっと見えた」
三俣のテン場と山荘

10/1 20:12

テン場の夜は三俣山荘で
確保した「黒部の山賊」

10/2 6:07

【2日目】
三俣テン場の朝。
水晶〜ワリモ〜鷲羽

10/2 7:20

テン場から
三俣蓮華方面を望む

10/2 7:36

07:30 出発

10/2 7:51

ここから見える
三俣山荘が好きです。
(左下:山荘/右上:三俣蓮華)

10/2 9:07

[鷲羽池]
右後方に槍

10/2 9:12

▲鷲羽岳（わしば） (2924m)
おじさんと後ろ姿の撮りあっこ

10/2 11:34

水晶小屋にザックをデポ
♪空身でルンルン♪
♪風ビュンビュン♪

10/2 12:17

12:10 ▲水晶岳 (2986m)
「風が強い！」
寒い・・水晶化してしまう。

ワリモ北分岐あたり

10/2 17:04

15時ごろ祖父岳山頂から雨に。
17:00 [雲ノ平山荘] に着

10/3 7:18

【3日目】07:20
翌朝。皆は出てった。
一人で霧が晴れるのを待つ。

10/3 7:37

こいつは三俣の山賊。
P95〜 山のバケモノたち
「ヤッホー」の項を読む

10/3 8:26

08:30 少しも霧が晴れないので出発。

10/3 8:58

次回の下見。
[雲ノ平テン場] 4張あり。
トイレあり。※水場は枯れ

10/3 9:17

スイス庭園で、
「ヤッホー」と叫ぶ !
「オーイ」と言ってみたいが
怖くて言えない・・・

10/3 9:21

macpac 水はじいてる♪

10/3 11:42

11:40 [黒部源流]

10/3 11:43

渡るのためらう。
人を待つが来ないので
ロープをつかんで渡る。

10/3 15:48

12:30 [三俣山荘] に到着
こいつは三俣の山賊
雲ノ平経由で戻ってきた。

10/3 15:30

右上が三俣の山賊
他の3人は今朝、
雲ノ平で確保した山賊

10/3 17:00

夕食は、
ジビエ [鹿肉] のシチュー　　　
おかわりした。

10/4 6:05

【最終日 4日目】
06:00 三俣から槍を望む

10/4 7:03

昨夜は、単独者5名が泊
男4人が1F [ななかまど]
私は上段の窓際 18番

10/4 8:31

07:10 三俣を出発
08:40 再び、三俣を出発
（01:30をソール忘れでロス）

10/4 8:36

入り口に鳥がいることを発見！

10/4 9:06

秋の鷲羽
「三俣、さようなら」

？リンドウ

10/4 11:39

双六小屋の上の巻き道分岐にて
（山と写真が好きな
双六のバイト君、撮影）

10/4 12:02

双六小屋より
おやつ と 鷲羽岳を望む

10/4 15:02

15:00 [シシウドヶ原]
ベンチをくるっと回って・・
間違えて今きた鏡平へ戻る・・
16:15 [シシウドヶ原]
（01:15をボケでロス）

10/4 17:22

17:20 [秩父沢]
ライトと熊鈴を準備

10/4 19:32

19:30 やっと到着。
ボロボロ

10/4 20:14

20:10　[ひがくの湯]
まだ営業してる。
ツイてる !　生き返る。

10/4 21:18

21:20 〜となりの食堂で。
からあげ温玉ネギマヨ丼 850円
温泉の兄さん「ありがとう」

撮影機器：

α300 DSLR-A300 SONY

OLYMPUS SH-25MR オリンパス

装備

個人装備

【全20kg】 ザック [macpac パーシュート S2／50L(FB)] ツエルト [finetrack ツエルト2 ロング] ストック　[BlackDiamond トレイル・コンパクト] 寝袋　[montbell #2] シュラフカバー [ISUKA ウェザーテック スーパーライト] マット [THERMAREST Z Lite Sol R] ダウン [montbell U.L.] 食料５日分 水 1L 湯 0.8L コンデジ [OLYMPUS SH-25MR] 一眼レフ [SONY アルファ300]

備考

写真：色補正 や 切り取りはしてません。雷鳥と花は撮影時間を消してあります。

【雷鳥】最初の4枚は1回目の遭遇。コンデジでの撮影 → 動画撮影で電池切れに。
その後、お互い動かず5分ほど話をしていました。
次の4枚は2回目の遭遇。少し先の逃げた雷鳥を一眼レフの望遠で撮影。

感想

soul

昨秋、双六小屋の外でひとりで満天の星を見ていた時に声をかけてきた
おじさんがいた。すごく優しそうな人で明日は「雲ノ平」へ行くという。
次の日、鷲羽岳に立った。槍の眺めは素晴らしかったが反対側を振り向くと
私が好きそうな山の雰囲気があった。あっちに「雲ノ平」がある。
なんか怖そうな黒い水晶岳もいいな。三俣山荘のテン場もいいなぁ〜
そのときに決めた。次は「三俣にテント張って、水晶と雲ノ平へ行く」

この前、近所のモンベルショップで「黒部の山賊（復刻版）」を見つけた。
手にとって少しだけ読んだ。この本を三俣か雲ノ平で読みたいと思った。
山小屋に売ってるだろうか？なければ小屋の本棚には置いてありそうなので
少しだけ貸してくれないかな・・・・その地で読みたい・・・。

////////
【1日目】新穂高温泉 〜 双六岳 〜 三俣蓮華岳 〜 三俣でテント泊
・双六小屋 〜 三俣小屋 間は巻き道でなく、双六岳に登って稜線を歩く。
あいにくの霧で景色は今イチだったが、雷鳥の群れに2回遭遇した。
1回目は登山道の石に足を置いたらその下から5羽がのこのこ出てきた、
1羽は全く逃げない。石に腰掛けて動画を撮ってる最中に電池切れ。
私の腰の横にいるので何もせず話をしていました。5分ぐらい話をして
いいかげん寒くなってきたので立ち上がるとドテドテと仲間の所へ歩いて
行きました。
写真では分かりずらいですが目の上の赤が目立ってました。
雷鳥は近くで見ると目の上が赤いんだぁと思って見ていましたが・・・
雷鳥に「オス？メス？」と聞いたりもしてましたが・・・
今、調べたら ”目の上の赤い肉冠”はオスの特徴のようです。



・三俣のテン場は素晴らしい。水場のちょい上の左に入ったハイマツに囲まれた
場所を選択。夜は風なく、朝方6℃。結露も乾いて快適だった。

【2日目】三俣 〜 鷲羽岳 〜 水晶岳 〜 雲ノ平 〜 雲ノ平山荘で小屋泊
・水晶小屋は風がビュンビュン、凄い所に建ってる。山頂はさらに風が強かった。
・祖父岳山頂の雨と霧の中、山頂標すぐ近くで雷鳥の群れに遭遇する。3度目。
カメラは雨でザックの中だし霧が濃いので、あいさつだけして横を通り過ぎる。
・雨で17時着と遅くなってしまったので 雲ノ平山荘で小屋泊に。で、すぐ食事に。
疲れで頭の切り替えができず、皆が鍋を囲むテーブルの前でしばらくボッー・・・
夜〜朝にかけて風雨が強かった、小屋泊して正解だった。
でも疲れと小屋が良すぎて・・・おっさんは落ち着けず・・・寝れない・・・

【3日目】〜 雲ノ平山荘 〜 黒部源流 〜 三俣山荘で小屋泊
・雲ノ平山荘を出発する前に「雲ノ平の黒部の山賊」を3人確保
・雲ノ平は今日も雲の中で、その霧の中を「ヤッホー」で歩く
・ずっと雨。黒部源流への登山道を水が源流部へ向かって流れていく様子が
よく分かる。雨の中、源流部を歩けたのはツイていたのかも？
・三俣山荘で小屋泊、大好きになった。あの山小屋っぽい感じがいい。
今日の小屋泊者はすべて単独行、夕食後の談話は楽しく貴重だった。
ベット下の灯油ストーブのチリチリ音がリズムよく心地よく・・・熟睡・・・

【4日目】〜 三俣 〜 山賊4人を背負って 〜 新穂高温泉へ下山
・三俣峠まできて「中敷きソールが、靴の中にない！」→ 三俣山荘に戻る。
来年くるつもりが、もう来てしまった三俣に・・少しうれしい・・いい思い出。
・双六の巻き道分岐で自分の携帯(ドコモFOMA)を出すが電波×。
となりでスマホで話をしてる若者に「どこのスマホ？」って聞いたら
ソフトバンクとのこと。しかたないのでAUスマホを出すとつながった。
スマホで家族に報告メール用の写真を若者に撮ってもらったら・・上手い。
双六小屋でバイトしてるとのこと、上手いので一眼レフでも撮ってもらう。
「双六の水ホースはこの足元ので、あそこの雪渓からもってきてて・・・
あの山がどれでこうで・・・」いろいろおしえてもらった。
ありがとうバイトくん。山でがんばれ！

〜その後の山賊四人の行方〜
・今、私の部屋には山賊は二人。三俣の山賊は、ずっーと私の部屋に置く。
・雲ノ平の山賊の一人は、御嶽に行ってないか心配していた友人M宅に
　行くべき私の部屋で待機中。
・もう一人は、先ほどモンベルの前のソファーで山友T氏に山報告をして手渡し。
・もう一人は、昨日の帰る途中（深夜2時）に実家のポストに入れてきました。
朝電話したら、知らない間にポストに入っていたので気味が悪くて袋に
入れたまま出さずに置いあるとのこと。「親父にあげておいて」
あの時代に山に登っていた親父は今頃、楽しんで読んでいるかなぁ・・・。

コメント

take1192

体力ありますね
三俣まで行ったんですね。
私は、やはり体力的に双六でテン泊が限界です
新穂高から双六まで8時間近くかかりました

soul

Re: 初日が勝負でした。キツかったです。
take1192 さん　はじめまして、こんばんは ♪

三俣にテン泊したい、水晶にも行きたい、、、必死でした
テン泊あきらめて山荘泊＋巻き道であれば三俣へ行けるかも。
今回の山行で三俣のテン場も山荘も大好きになりました。
次に三俣に行くときは、三俣山荘泊にして身軽にして
鷲羽を楽しく 眺めながら歩きたいです。

tomokiki

もしかして？
10/1に双六稜線へ登りついたのところでお話しなかったでしょうか？
「三俣へは巻道の方が〜」なんて、
私はサブザックで双六小屋へ向かってました。

雷鳥、
いたんですね・・・見そこねました

soul

Re: もしかして？ ＞ 会ってます。
tomokiki さん　こんばんは♪

あの後、双六山頂は霧で景色はよくなかったですが
その霧のおかげか 雷鳥に会えたので巻き道で三俣へ行かなくてよかったです。

tomokiki さんのレコを拝見しました。
テントかっこいいですね。 写真いいですねぇ〜 参考にさせて頂きます。