小黒川キャンプ場〜将棊頭山〜木曽駒ケ岳〜伊那前岳〜北御所登山口 【桂小場から再挑戦】


- GPS
- 19:28
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,138m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:45
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
9/13(土) 新宿 → 伊那市 (伊那バス) 3,150円(4枚回数券) 伊那予約センター 0265-78-0007 (4:30〜19:30) 駒ヶ根予約センター 0265-83-0007 (4:15〜19:30) http://www.ibgr.jp/kousoku_top.html http://www.ibgr.jp/highway/sin_ina_time.html#sin-ina-kudari-time 伊那市に前夜泊 9/14(日) 伊那市5:00 → 5:25小黒川キャンプ場(タクシー 10 km 3,580円) 白川タクシー 0265-72-2151 伊那つばめタクシー 0265-76-5111 復路: 9/15(月) 北御所登山口14:58 → 15:36すずらん通り (伊那バス) 800円 http://www.chuo-alps.com/bus/fare/index.html http://www.chuo-alps.com/bus/fare/pdf/timetable_2013.pdf http://www.chuo-alps.com/bus/fare/pdf/fare.pdf 駒ヶ根16:00 → 21:35新宿 (伊那バス) 3,350円(4枚回数券+駒ヶ根-伊那市間の差額分) 渋滞のため、約2時間の遅れ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○道の状況 全般的に道は良く整備されている。浮石も少なく、歩き易い。 また、道標も多く、分岐には必ず設置されているので、判り易く、道迷いの危険性は低い。 ※ 将棋頭山への分岐 西駒山荘側から進むと分岐の道標が小さく、逆側を向いていて、見え難いので注意して下さい。 (私たちは、ナナカマドの色づき始めを見てウッカリ分岐を見落としました。) ※ 宝剣山荘〜宝剣岳〜三ノ沢分岐 岩場、鎖場の登り降りがあります。 三点支持を守って通行すれば、問題ありませんが、切れ落ちている箇所もありますので、注意して歩いて下さい。 ※ 舟窪への下り 道標がなく、ハイマツが茂って道が細くなっているので、ガスっているときは、この下りのポイントを見つけ難いかもしれません。 ○登山ポスト 桂小場登山口にあり ○トイレ 各山小屋(西駒山荘、頂上木曽小屋、駒ヶ岳頂上山荘、天狗荘、宝剣山荘)、避難小屋(大樽小屋)、ロープウェイ千畳敷駅にあり |
その他周辺情報 | ○宿泊 頂上木曽小屋 収容人数100名 素泊:6,000円、1泊2食付:8,000円 TEL: 0264-52-3882(畑酒店) FAX: 0264-52-2696 http://www.town.agematsu.nagano.jp/kankou/stay/detail/yamagoya.html ・その他の宿泊施設 駒ヶ岳頂上山荘(宝剣山荘、天狗荘) 素泊:6,400円、1泊2食付:8,700円 TEL: 090-5507-6345 http://www.miyadakankou.co.jp/?cat=3 玉乃窪小屋 素泊:4,500円、1泊2食付:6,500円 TEL: 0264-52-2682 090-4181-8573(山小屋直通) http://www.kiso.ne.jp/~tamanokubo.ag/index.html ○長野県警察 http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/ 長野県警山岳情報 026-235-3611 長野県警察本部地域部地域課 026-233-0110(代表) 駒ヶ根警察署 〒399-4114 駒ヶ根市上穂南8-1 ○長野県山岳協会 http://www.nmaj.org/ TEL: 0263-57-0787 |
予約できる山小屋 |
西駒山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(3)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(1)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(2L)
ティッシュ
タオル
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
スパッツ(1)
手袋(2)
ストック(1)
ビニール袋(5)
替え衣類(1)
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
食器(1)
水筒(1)
時計(1)
日焼け止め(1)
非常食(1)
帽子(1)
サングラス(1)
ヘルメット(1)
携帯トイレ(1)
コンロ(1)
バスカートリッジ(1)
ポリタンク(1)
デジタルカメラ(1)
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト(1)
コンロ台(1)
コッヘル(鍋)(1)
ラジオ(1)
結束バンド(10)
テープスリング(2)
環付きカラビナ(1)
カラビナ(2)
新聞紙(1)
トイレットロール(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
三角巾(1)
バンドエイド(10)
|
感想
昨年、山麓からロープウェイを使わずに、木曽駒ヶ岳に登ろうと登山口へ行ってみると、前週の台風の影響で登山口まで行けず、泣く泣くロープウェイで千畳敷に。
事前の調査をしていなかったことを後悔しながら、一年が過ぎ再挑戦の日を迎えました
このルート、再挑戦しただけのことがありました。
大変歩き易い良いルート。天候にも恵まれて、気持ちの良い山行ができました。
木曽駒ヶ岳は、山体の殆どが花崗岩なので、ルート上茶臼山の分岐から伊奈前岳の7合目まで、視界の開けた白砂と青松の稜線歩き。
木曽駒ヶ岳は「三十六峰八千谷」と形容される急峻な山容。その急峻な木曽駒ヶ岳の峰々と氷河と強風により侵食された圏谷を眺めながらの周回は、歩き応えがありました。
木曽駒ヶ岳山頂から乗越浄土までは、多くの登山客、観光客の方々で大混雑でしたが、木曽駒ヶ岳へ上る道、乗越浄土から下る道、ともに登山者が少なく、連休でありながら、静かな山行をすることができました。
本当に1年間待った甲斐がある山行でした。
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・小黒川キャンプ場〜茶臼山分岐
樹林帯の中の歩き。鬱蒼として眺めがないが、雰囲気が良く歩きやすい。
胸突の頭で明るくなり、茶臼山分岐で森林限界を超えて視界が開けます。
・茶臼山分岐〜馬ノ背〜木曽駒ヶ岳山頂
茶臼山との分岐は、東が天竜川、西が木曽川の分水嶺になっています。
将棊頭山は、360°の展望があり、茶臼山、権現山、駒ケ岳への3本の稜線が美しいです。
P2730からは、視界の開けた気持ちの良い稜線歩きになります。
木曽駒ヶ岳の馬の背を見ながら山頂を目指す爽快な道です。
右側の木曽福島側の谷を眺めながら進むと、左前方に伊那前岳、宝剣岳、中岳が現れます。
この伊那前岳、宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳に抱えられた圏谷も美しく、見事でした。
木曽駒ヶ岳山頂には、木曽側と伊那側にそれぞれ駒ヶ岳神社があり、眺望は、360°。
しかし、この時に見えたのは近くの中央アルプスの山々のみ。遠望は、雲が多くて得られず、御嶽山も雲の中でした。
パートナーによれば、その夜は、晴れて、天の川など星の眺めが良かったとのことですが、私は、ビールを頂いて早々に夢の中でした。
2日目の早朝は、中央アルプスの山々、御嶽山はもちろん、北アルプス、頸城山塊、八ヶ岳、奥秩父、南アルプスなどの遠望を得ることができました。
・木曽駒ヶ岳〜中岳〜宝剣山荘〜宝剣岳〜三ノ沢分岐〜極楽平〜千畳敷〜乗越浄土
多くの方がレコされているので説明を割愛しますが、パートナーにとっては初めての宝剣岳と千畳敷。大変満足していました。また、千畳敷にはお花がまだ残っていたのも嬉しかったです。
・乗越浄土〜伊那前岳〜舟窪
左に昨日歩いた稜線、右に千畳敷と中央アルプス主稜線、正面に南アルプスを眺めながらの稜線歩き。ここに入ると、人が一気に少なくなり、静かで爽快な歩きができました。
七合目で昼食。風もなく穏やかな日差しの中、360°の眺めを楽しみながら、食事をとりました。
・舟窪〜蛇腹沢登山口
樹林帯の下りですが、小屋場、うどんや峠、清水平などポイントが設置されているので、飽きることなく歩くことができました。この樹林帯の中は、ミヤマアキノキリンソウとカニコウモリがたくさん見られました。
・蛇腹沢登山口〜北御所登山口
約1時間の林道歩きです。これはサスガに飽きました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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これは、「聖職の碑」コースですよね?
うちは新田次郎の原作読んで、それから映画のDVD購入して見て(白黒でした
一年待っての再挑戦、お天気に恵まれて良かったですね
頂上木曽小屋からの朝焼けもとてもきれいです
早速お気に入りに入れさせていただきました!
SOULdCATさん、こんばんは!
コメントとお気に入り登録ありがとうございました。
仰せの通り、このコースは「聖職の碑」コースのようです。。。正直言うと、パートナーに教えられるまで、知りませんでした
コースは、茶臼山からの稜線に出ると、あとはずーっと稜線歩きが約3時間。この日は、久しぶりの好天で、風も少なく、良い山行ができました
このコースは、確かに歩きやすく気持ちがいいですが、風が強くて雨が降っていたら、低体温症の危険があります。
車の回収を心配されていますが、この日、山頂をピストンされている方が4名ほどいらっしゃいました
白黒の映画があるんですか・・・今、wikiしたら、1978年鶴田浩二主演で153分の映画がありました。見てみたくなりました
ワタクシ、ウソを申しておりました
手持ちのDVDを引っ張りだして確認したら、tackerqさんのおっしゃっている1978年の鶴田浩二主演の映画(カラー)でした
なぜ白黒として記憶に残っていたかというと、おそらく子どもたちが避難小屋で暴風雨をやり過ごそうとするシーンが夜で、真っ暗な中、最初の犠牲者が亡くなるシーンが強烈なインパクトだったからだと思われます
知り合いに佐久出身の方がいるのですが(山登ラーではありませんが)、なんでも昔の長野の小学生は、夏の登山教室の前には全員体育館に集められ、この映画を映写機で見させられて、山は怖いものなんだ!と叩きこまれてから山に登ったそうです(なので登る前からみんな山が嫌いになったそうです(^_^;))。
うちはぜひこのコースをたどってみたいのですが、問題は、忠実に遭難コースをたどると木曽駒の山頂にたどり着いてはいけない、というところです(史実では遭難しちゃって誰も山頂にたどり着いていないので・・・)
(*実はうちは八甲田山雪中行軍遭難事件マニアでもあるのですが、これも同じジレンマを抱えています。青森第5連隊の足跡を忠実にたどると、鳴沢の辺りで4日間彷徨したあと馬立場まで戻ってこないといけないので、八甲田山のピークは踏めないのです!逆に弘前31連隊の足跡をたどると十和田湖湖畔をぐるっとまわって三本木まで行ってから八甲田山系を青森市まで逆走しないといけなくなります。うちは以前、まだ山登りを始める前に、夏に車でこれをやったのですが、いつか足で歩きたいと思ってます
話ずれましたが、うちは宝剣岳もまだ行ったことないので、いつかできればtackerqさんが今回行かれたコースと同じく桂小場から西駒山荘経由で木曽駒のピークを踏み、宝剣まで行きたいな〜と思ってます
長々と余談、失礼いたしました
SOULdCATさん、こんばんは
コメントは、いつでもいくつでもwelcomeです。
1978年の映画の件、私もいろいろと調べてみましたが、CATさんのおっしゃる通り、結構インパクトが強いようですね。
以前は集団登山する中学生に事前にこの映画を見せていたのだが、怖がる中学生があり、保護者から「怖がるので見せないで欲しい」との意見も出て、見せなくなっているとも聞いています。
しかし、伊那の生徒だけでなく、佐久の生徒も見ていたのですね。さすが長野県。
大正2年の遭難コースは、おそらく現在主流である桂小場から野田場、馬返しを通るコースではなく、信大ルート(昭文社の地図では破線ルート)ではないでしょうか
また、目指していたのが、現在の宝剣山荘、天狗荘がある中岳と宝剣岳のコルにあった「伊那小屋」なので、八合目(黒沢分岐)から尾根を外れ、濃ヶ池を経由して中岳と宝剣岳のコルに向かったものと思われます。
遭難ルートを忠実に進むと、稜線歩きを満喫できませんね
また、本当に忠実に歩くとなると、箕輪中部小学校から桂小場までの約16kmも歩かないと・・・
また来ちゃいました
そうなんです、佐久でも見せてたみたいですよ〜
さすが長野県
ちなみにその後の学校登山は赤岳だったらしいです。
うらやましい〜
遭難コース、そっちですか
破線嫌だな・・・
でも濃ヶ池の辺りはきれいそうですね!
どのみち宝剣岳も行ってないのなら、宝剣行ってから木曽駒にまわって周回ルートでもいいかも・・・(妄想ばかりが広がってますが
箕輪小学校から16kmですか
それはさすがに遠慮したいような(^_^;)
でも、昔のヒトって本当に健脚ですよね
八甲田史跡巡りした時も思ったんですが、青森第5連隊営門跡(現・青森高校)から幸畑の陸軍墓地まで約5km(たしか)、ここから小峠・大峠を越えてやっと八甲田山系って・・・
軍隊ですから装備も相当な重量だったでしょうし、おまけに1月ですから積雪もハンパなかったはずで
ホント、昔の人の山へのアクセスの苦労を考えたら、徹夜の運転くらいでばててたらいけないと思います
SOULdCATさんこんばんは!
またまたご来訪とコメントありがとうございます
遭難された中箕輪高等小学校の登山コースは、信大ルートではなく、現在のメジャー(?)コース。野田場、馬返し、権兵衛峠への分岐をを通る道だったようです。
あやふやな記憶でスミマセンでした
当日、SOULdCATさんが考えられている八合目→濃ヶ池→宝剣山荘→中岳→木曽駒ヶ岳山頂→八合目と周回されていらっしゃる方もいました。
しかし昔の人は、本当に健脚ですね。陸軍の戦記に出てくる人たちは、重い荷物を持ってとんでもない距離を歩いています。確かにへこたれてはいけませんね
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