白馬岳ぐるっとひとまわり


- GPS
- 52:24
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,645m
- 下り
- 2,631m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 10:28
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:05
天候 | 全行程殆んど晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 猿倉荘~白馬尻小屋 コース上危険箇所はありません。 沢づたいの途中、目指す白馬連山が眼前にそびえ、テンションが上がります(笑) ■白馬尻小屋~葱平 だいぶ雪が溶けてしまい、小屋の先のケルンから更に夏道を歩いてから雪渓に入ります。雪渓上は踏み跡明瞭ですが、左右前方からの落石に注意を払いながら歩きましょう。途中、小石の積み上がった小山があって一息つくには丁度良いのですが、斜面に背を向けて休まないようにしたほうが良いでしょう。 雪渓を抜けると、葱平まではキツい勾配の登りとなります。石を落としやすいので慎重に歩きます。 ■ 葱平~白馬岳頂上宿舎 更に急登を歩くと、コル上に建つ頂上宿舎が見えてきます。しかし、体感的にはなかなか距離が縮まらないと感じる登りです(笑) 立ち休みしながらお花を眺め、焦らず息を整えながら登ります。 ■ 頂上宿舎~白馬山荘~白馬岳山頂 コース上に危険箇所はありません。ガスで視界不良でもコース上のロープを外れなければ危険は無いものと思います。 ■白馬岳頂上宿舎~杓子岳山頂 丸山のピークを経て最低鞍部までの下りは特に危険箇所はありません。その後緩やかな登り下りを経て杓子岳山頂への直登とトラバース道の分岐に出ます。直登コースは最後までガレ場の登りで、非常に崩れやすい上に急勾配です。慎重に歩きましょう。 ■ 杓子岳~白馬鑓ヶ岳山頂 杓子岳山頂から東側の切れ落ちた稜線を緩やかに杓子のコルまで下ります。ザレ場ですので足を取られてバランスを崩さないよう気を付けて歩きます。トラバース道との合流付近、一部踏み跡が不明瞭な場所がありますが、特に問題は無いでしょう。 その後鑓ヶ岳手前のピークへの急登をクリアすると鑓ヶ岳山頂は程なくです。 ■ 白馬鑓ヶ岳~白馬鑓温泉 鑓ヶ岳から天狗山荘手前の分岐まで一気に下り、分岐を左にとると白馬鑓温泉への下山道です。分岐下のエリアは今にも崩れそうな岩がゴロゴロしていますので、足下を良く見ながら速やかに通過しましょう。 その後も大出原まで急勾配の下りですが、浮き石少なく、テンポ良く下ることができます。 大出原の先にクサリ場が現れますが、北ア遭対協による注意喚起の看板が随所にこれでもかというくらい立ててあり、嫌でも気が引き締まります(笑) 実際、クサリ場は岩が濡れていると滑りやすく、慎重に通過したほうが良いでしょう。小屋の手前は痩せた道が多く、足を滑らせないように注意です。 ■ 白馬鑓温泉~猿倉 御花畑の中の下りからスタートです。山腹を巻くルートですので、快適に歩くことができます。小日向のコルを通過し、地塘の先の急登を乗越せば後は緩やかに下るのみです。 |
その他周辺情報 | 白馬鑓温泉 http://www.hakuba-sanso.co.jp/yarionsen/ →とてもいいお湯です。身体がいつまでもポカポカします。ただし、激熱です(笑) おびなたの湯 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/obinatanoyu/ →下山後に立ち寄った温泉です。露天のみ。洗い場が狭いですが、お風呂は開放的。 グリンデル http://tabelog.com/nagano/A2005/A200503/20000649/ →チーズハンバーグが美味しいらしい、という友人の薦めで立ち寄りました。味とボリューム共に大満足のお店でした♪ |
写真
感想
以前から仲間と計画していた白馬岳山行。天気が読めずギリギリまで迷ったが、金曜日時点の予想天気図を見て決行を決断。結果として白馬エリアだけでなく広い範囲で好天だったようだが、行き先を変更しなくて正解だった。
このところ東北エリアの山を歩くことが多かったので、アルプス独特の山様にはただただ圧倒される。大雪渓も距離こそ短くなってしまっていたようだが、深い谷を吹き抜ける風はひんやりとして心地よく、眼前にそびえる山々、特に杓子岳北側に伸びる天狗菱の姿は圧巻であった。雪渓からのガレ場の急登もしびれ具合よく(笑)、ただでは登らせてくれない山という印象をより強くしてくれる。
白馬岳頂上宿舎のテン場には20張り程度、予想していたよりも少ない。テントを手早く設営し、白馬岳山頂までピストンする。その頃はガスっていたが、山頂に着いた頃パーっと雲が晴れ、一瞬現れた太陽のいたずらでブロッケン現象を見ることもできた。
しかし、それにしても寒い。食事を終えシュラフに潜り込む頃には唸るような風が絶え間なくテントを叩く。
翌朝、風は依然として強かったが雲は無く、白み始めた空に浮かぶ白馬山荘の灯りと三日月が美しい。
また山頂まで歩いていき、御来光を拝む。みなテンションMAXでたっぷり一時間以上はしゃぎ、テン場に戻って朝食。撤収の後白馬鑓を目指す。
好天の尾根歩きはやはり気分が良い。前後左右どちらを向いても絶景、全く飽きることが無い。杓子岳の直登に息を切らせ、白馬鑓手前のピークに「えげつない登りだなぁ」と顔をニヤつかせ、たどり着いたピークからの絶景にウルッとし、大出原の紅葉に声を失い、鑓温泉のお湯の熱さに唸り声をあげ、仲間との楽しい食事に大いに笑い、それはそれは充実した三日間だった。
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