槍ヶ岳を目指し、西鎌⇒東鎌⇒そして☆憧れの北鎌はヒュッテ大槍から出発(9/22-23)
- GPS
- 20:28
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 4,259m
- 下り
- 4,262m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:24
- 山行
- 12:33
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 13:03
<1日目>
新穂高 7:08
槍平小屋 9:44
千丈沢乗越 11:36〜11:38(2)
槍ヶ岳山荘 12:38〜13:15(37)
槍ヶ岳 13:30〜13:38(8)
槍ヶ岳山荘 13:48〜14:02(14)
ヒュッテ大槍 14:34
登山時間 7:26(含休憩1:01)
<2日目>
ヒュッテ大槍 4:51
水俣乗越 5:27
北鎌沢出合 6:22
※北鎌沢オーバーラン(20)
北鎌沢出合 6:42
※北鎌沢ルート誤り7:43〜8:32(49)
北鎌沢のコル 9:10〜9:31(21)
天狗の腰掛 10:06
独標基部 10:43
P15ピーク 12:04
槍ヶ岳山頂 13:11〜13:22(11)
槍ヶ岳山荘 13:32〜14:04(32)
槍平小屋 15:42
新穂高 17:54
登山時間 13:03(含休憩1:04+ロスタイム1:09)
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高センターで登下山届提出。トイレあり。 【危険箇所等】 ・水俣乗越⇒天上沢方面への激下りのザレ道のスリップ注意 ・北鎌沢出合と呼ばれている北鎌沢への取り付き、10分程で到着する二俣を 右俣へ進む分岐に注意 ・北鎌沢右俣上部の草付き斜面の手前で、右側に迂回の側道のような道に 入り込まないように注意 ・独標の千丈沢側への巻き道は、色んな危険箇所多く特に注意が必要 ・槍ヶ岳山頂直下の岩登りに注意 ・北鎌尾根ピークなどは、千丈沢側への巻き道が多い(天上沢側は切れ落ちている) |
その他周辺情報 | 新穂高〜平湯に温泉多数。 この日はひらゆの森を利用(500円+ロッカー100円)。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
一度は通ってみたかった、憧れの北鎌尾根にチャレンジする日がきた。
所要時間がわからないため、マップタイムを参考に計画を立てる。
また、山小屋で人気のヒュッテ大槍に泊まることに。
せっかくの北鎌尾根挑戦に花を添えるため、1日目は新穂高を出発し千丈沢乗越
から西鎌尾根を通り槍ケ岳を目指す。そして東鎌尾根途中にあるヒュッテ大槍に
泊まり、2日目はそのまま東鎌尾根を下り、水俣乗越よりのアプローチで北鎌沢
出合へ向かって、西鎌⇒東鎌⇒北鎌尾根の共演だ。
2日目早朝、ヒュッテ大槍を5時前に出発した。東鎌を下って、水俣乗越に到着
する頃には明るくなっていた。遥か谷底の天上沢を歩くヘッデン一人の光が見えた。
1時間以上の差があるなぁって考えながら、東鎌を下った。
水俣乗越⇒天上沢方面への激下りは、ズルズル状態の二度と通りたくないところだ。
河原に下りてからは、石がゴロゴロの河原を進んで北鎌沢出合へ向かう。
ここまで来ると、かなり高度を下げて、槍が遥か上空に見える。またこの高低差を
登り返すのだと思うと、テンションが下がった(^^;)
河原を進み、焚火跡は見つけたがケルンは発見できず、ここかなと思うところは
GPSと少しずれがあったため、念には念を入れ、確認のため貧乏沢の方向へ
オーバーランしてみる。やはり北鎌沢はないため、引き返し北鎌沢出合を特定した。
少し時間をロス(20分)。
続いて北鎌沢の沢筋を登って行くと、10分程で二俣に到着する。右側を通って
いれば小さなケルンがあるので、そのまま右俣を進む。
しばらく急登をイヤという程、登り続ける。持久力という点で体力が試される。
大きな岩もある急登であり脚力も必要。
上部の草付き斜面の手前で、右側に迂回の側道のような道があり入り込んだら、
別ピークへの連絡道のようであった。かなり困難なルートであったため、最終的に
引き返した。お菓子の容器が落ちていたので、行けると思ってしまったのだ(^^;)
この引き返しは、上りは容易であったが、下りは困難を期した。かなりの体力と
時間(49分ロス)を消耗。ここへは迷い込まないように注意されたし。(この上部
には、○○捜索を記したピンクテープが巻かれていた)
天気も暑くなり少しバテ気味で、ようやく北鎌沢のコルに到着した。先は長いが、
しばらく昼食休憩を取り息を整えてから、天狗の腰掛(P8)へ向け上りを進む。
P8に到着すると、大きな独標が姿を見せる。しかし、まだまだ先は長く厳しい
岩稜帯が現れる。小ピークをいくつか越え、ようやく独標基部に到着した。
千丈沢側への巻き道へ進んだ。ここから独標通過まで色んな所で技量が試される。
岩が出っ張った有名なトラバース道や、ナイフエッジのような岩場通過など・・・。
ルートファンデングもわかりにくい所がたくさんあった。
独標直登ルートの方が良かったのか・・・?
この後トレースに沿って、P11〜14のアップダウンを通過していく。段々と槍ヶ岳は
大きくなってきた。後ろを振り返ると独標も大きく見えて、また遥か谷底に、水俣
乗越から天上沢へ通ってきたルートが、よく見える。
さあ、いよいよ最後のピーク(P15)だ。ここは、巻き道が目に入ったが、少しお話し
した先行の方がピークへ直登していたので後に続いた。大変なようだが、一旦登って
しまうと、大キレットのような稜線歩きであり、比較的容易に進めた。また北鎌尾根
の醍醐味を味わえると聞いていたとおり、北鎌平まで楽しめた。
北鎌平まで来ると槍ヶ岳基部であり、逆光に包まれた槍ヶ岳が大きくそびえて見えた。疲れから、さぁという気負いもなく穂先へ向かって登った。有名なチムニーもあった。先行者が左巻きを通らず、直登ルートを選択したので後に続いた。最後は槍ヶ岳祠の真後ろから、よじ登って山頂に到着した。
登り切った感激が、疲れを跳ね飛ばし、ジワジワと沸いてきた(^^)
しばらく余韻に浸って、同時間帯に踏破した数組の方々と山頂を共にした。
(この日は、全部で約10組程の方々がチャレンジしていた。)
天候もよく写真を撮ったあと、槍ヶ岳山荘へ下山し、コーラで喉を潤した。
カレーライスのいい匂いがしたので、昨日に続きまた注文してしまった。
先は長いのでしばらく休憩を取ったあと、新穂高へ向かって下山を開始。
新穂高に18時頃に到着し下山届け提出、無事下山できました。
今回はヒュッテ大槍に泊まり、北鎌尾根を踏破するという、2つの目標が達成できた。北鎌尾根は数々の歴史が語る通り、強靭な体力をはじめ「心技体」が必要であり、長くて怖いコースであることがわかった。
また絶え間ない緊張の連続と、引き返せない・エスケープルートもないプレッシャー
が襲う。その反面、達成感は大きかった〜(^^)
やはり北鎌でしたか 今年も難コースを次々と踏破され
凄いですね もう挑戦する気力はなくなりました
最難関のコースを踏破されもう残っているところはない
ですね 小生には無理でしたが甲斐駒〜鋸〜角兵衛沢も
それなりに面白いと思いますよ お疲れ様でした
yshoji2347 さんへ
憧れの北鎌に挑戦しました。1時間もロスタイムを加えてしまいましたので、
最後まで大丈夫かと心配でしたが、何とか踏破できました。
一言で感想を述べるなら、危険な稜線というより、「長すぎる」ですかねぇ〜。
稜線に出ても、槍はすぐには見えません。既に前半の登りで疲れてしまいます^^;
心が折れそうになりましたよ・・・。ありがとうございました。
北鎌独標で抜かれた者です。たぶん写真の「ナイフエッジのような岩場を通過している人」は私ですね(笑)
それにしてもペースが速かったですね。1泊2日で北鎌尾根を踏破するのだから凄いです。私ももっと早く踏破できるよう頑張りたいと思います。
at_kazu さんへ
出っ張った岩の先で、先を譲っていただいた方ですね。
ナイフエッジ岩のモデルとして、ありがとうございました。(^^)
この独標の巻き道は、くせものですね!
全体を通して、ここの長い通過が色んな技術も試されて
一番危険な区間だったように思いました。
また会いましたら、よろしくお願いいたします。
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