赤城山スノトレ(おのこ駐車場in/out) ※本年7回目
- GPS
- 06:07
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 750m
- 下り
- 735m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 6:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<おのこ駐車場〜黒檜山登山口> 凍結した大沼沿いの湖畔ウォーク。2/18現在、つぼ足でも通行可能だが、私はおのこ駐車場からチェーンスパイクを装着し、雪や凍結した部分を選んで歩行。 <黒檜山登山口〜黒檜山〜黒檜山展望地> 急登多し。肌感として、通行者の7割がアイゼン、3割がチェンスパ。道中、ちょいちょい凍結した大沼が見下ろせるスポットあり。また、落葉した樹間より、武尊山や谷川連峰をはじめ上越国境の白い峰々が見渡せる。 <黒檜山展望地〜赤城駒〜鳥居峠〜長七郎山> 赤城駒までは稜線歩きとなり、アップダウンあり。赤城駒下山口(鉄階段)〜鳥居峠までは、山と高原の地図では破線すらないが、たくさん歩かれておりトレースばっちりで、時折急斜面なれど危険箇所なし。鳥居峠から小地蔵岳分岐までは斜面をトラバースしながら進む。長七郎山までの登り路は一部雪が溶けて地面露出している所あり。 <長七郎山〜小沼〜おのこ駐車場> 長七郎山から小沼までは、直線の最短ルートで急傾斜な林間を直下降可能。トレース皆無で、ひざ程度まで沈み込むが、下りなら楽勝で、つかまれる樹木も多く、安全に下っていける。小沼は大沼、覚満淵同様完全に凍結しており、沼上を自由に、最短ルートで歩行可能。小沼駐車場からは反時計回りに車道を通るが、最初のUターンの所で林間に入ることができ、以降はトレースを辿って赤城山第一スキー場(赤城山ファミリーゲレンデ)まで直進可能。そこからおのこ駐車場までは、適当に樹間を進むだけ。 |
その他周辺情報 | 道の駅「赤城の恵」に併設された「あいのやまの湯」(520円)で日帰り入浴。食事も可能。 |
写真
感想
3週前、夏山にバリバリ登っている会社仲間の雪山デビューをエスコートし、北ヤツの北横岳へ。でも、予報が外れて太陽は現れず、激寒で雪山の厳しさを体感するフィールドとなりました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5126153.html
前回同様、「ほんとの空」を見るべく安達太良山を狙うも、やはり荒天予報のため、満を持して群馬の名峰・赤城山へ目的地変更!前日まで、川場スキー場経由の武尊山へするか悩みましたが、最終的には赤城山を目指すことに!
前回(北横岳)は全工程ワカンだったので、今回はアイゼン歩行を練習してもらうため、ヤマトモには黒檜山登山口でアイゼンを装着してもらいます。赤城駒以南で深雪になった時に備え、ワカンも持参してもらいますが、結果的に私も含め、ワカンの出番はありませんでしたー。今日は、赤城山全体を通してアイゼン7割、チェンスパ3割、といった感じでしたねー。
赤城山には2017年8月に一度登っていますが、夏から秋に切り替わるタイミングで、緑が主体でした。今改めて当時のレポを読み返すと、大沼・小沼の全容含め、まるで違う山へ訪れた気分になります。同じ山も四季折々の顔があり、何度も来るとよいですね〜♪
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1236380.html
黒檜山登山口からはいきなりの急登が始まり、アイゼンの前爪を蹴り込んで登っていくキックステップ練習にうってつけです。前橋駅からバスでもアクセスでき、老若男女、多数の人が登っており、さすがは人気の百名山ですねー。
100m程標高を上げるだけで、凍結した大沼全貌が望める絶景スポットに!その後も道中何度か、右側が開ける都度、大沼や、その先にある鉄塔擁する地蔵岳が視界に入ります。この季節ならではですが、落葉した樹間より、武尊山〜谷川連峰の雪壁もちょいちょい見えて、早く黒檜山展望地で全景を見たい衝動に駆られます!
スタートから90分、黒檜山登山口から70分ほどで、赤城山最高峰・黒檜山へ登頂できましたー。前回(北横岳)で見せてあげられなかった、雪の高峰からの大絶景に、ヤマトモは大興奮、もちろん私も♪。絶景は、黒檜山の最高点よりも、北に数分歩いた展望地から、となりますが。
日光連山、尾瀬連山、武尊連山、谷川連峰、上越国境に近い峰々(苗場山〜佐武流山〜白砂山〜岩菅山〜横手山〜草津白根山〜四阿山)、そしてフィナーレは一際白い浅間山!とにかく圧巻の絶景です。2017年8月の初登頂時は、日光連山、尾瀬連山、武尊連山までしか見えず、上越国境や中越方面の峰々は見えなかったので、私自身も2度目の赤城山を超楽しめましたー。木々が落葉し、雪嵩で数m以上目線が高いため、夏場より見える山が多い気もしますねー。
一通り山座同定を楽しんだ後、再び黒檜山最高点を経由し、赤城駒へ。アップダウンがあり、急斜面の下りは、アイゼンのかかと着地やカニ歩きを体得してもらい、安全に下り、更には登り返していきます。黒檜山展望地を含め、凍結した大沼全貌を見れる場所がなく、どこかないかなー、と思案していた所、黒檜山から40分ほどで辿り着いた赤城駒ヶ岳こそが、大沼全貌を見渡せる最良の展望台でしたー。
太陽が燦々と照りつける無風の赤城駒でランチタイムです。後方には谷川連峰がそびえ、ちょっと歩くと日光連山も見える絶好のスポットです。前回(北横岳)は、食事のために手袋を外すのもイヤになるほど寒かったですが、今回はジャケットも脱いで、手袋も外し、ウキウキルンルンモードでのランチタイム。やはり、青空登山は夏冬問わず、最高ですねー。
赤城駒から南下し始めると、ほどなくおのこ駐車場まで最短で下りれる鉄階段がありますが、今日は山と高原地図では道がない鳥居峠までの直下降コースで。バリルートかと思いきや、たくさんのトレースがあり、随所随所にピンクテープもあり、迷わず安全に下りていけます。木に括り付けられた山頂プレートがなければ、軽くスルーしてしまいそうな篭山を通過し、赤城駒から40分ほどで大鳥居まで下山完了。
本当は大鳥居から小地蔵岳まで直登予定でしたが、思いのほか急登なので、雪山初心者を連れて登るのは危険と判断し、巻き道を使って長七郎山へ。この巻き道は逆走してくるハイカーが多くて、ビックリしました。かれこれ40分ほどで、最後の頂、長七郎山へ。山頂直下ですれ違ったハイカーより「山頂にだるまがあるよー」と言われ、行ってみると、雪だるまでなく、雪の高崎だるまwが鎮座していました!しかも何体も♪。ついついオラフと並べて撮り収めましたよ〜!
長七郎山からは正規下山ルートでなく、ヤマレコMapのみんなの足跡を頼りに、小沼まで一直線、最短ルートでの直下降!ひざ程度まで沈み込みますが、つかめる立ち木も多く、快適・安全に下っていけます。こういう冬季限定ルートでの登下山こそ、冬山の醍醐味で、ヤマトモには雪山2度目にして、色々と体験させてあげることができ、当人も私も大喜びでしたねー。
そして、本日のフィナーレは、私も楽しみにしていた、凍結した小沼ウォーク。大沼、覚満淵、そして小沼。赤城山地から見下ろせる沼はすべて真っ白に凍結していて、この時期は安全に沼上歩行ができます。さながらオトナの遠足で、本当に楽しかったですねー。
小沼から少しだけ舗装路を歩きますが、脇に雪が積もっており、アイゼン(ヤマトモ)やチェンスパ(私)を外さずに、歩いていけます。ほどなく雪たっぷりの林道に入り、赤城山第一スキー場(赤城山ファミリーゲレンデ)まで緩やかに下っていきます。突如としてゲレンデに合流すると、お子さん連れのご家族ばかりで、急に異世界に(笑)。最後はおのこ駐車場まで、林間を縫うように、舗装路を避けて雪道だけを辿って歩いて行けます。
行動時間はトータルで4時間半程度、全工程6時間40分程度。雪山初心者のヤマトモに合わせて、いくつかエスケープルートを用意していましたが、雪上歩行スキル、体力、根性、トイレ我慢力、全てにおいて私の想像を超えたヤマトモと、計画通り歩き通すことができ、感無量ですねー。
来月改めて、雪の安達太良山へ向けて、計画遂行の時を狙います。くろがね小屋は3月末で改装のためしばし休業に入るため、できれば3月に安達太良山で「ほんとの空」を見たいですが、天気次第。乞うご期待♪
追伸)下山後にカウントしたら、すでに完登済みの百名山において、積雪期登頂は33座目でした。1/3は白い山頂へ登ったことになります!50座位まではカウントアップできるかも!?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する