八ヶ岳キレット越え 小淵沢から美濃戸口

2023年02月23日(木) 〜 2023年02月25日(土)

• GPS: 21:16
• 距離: 21.3km
• 登り: 2,314m
• 下り: 1,522m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:51

5:57 スタート地点
6:48 6:49 火の見跡
7:01 7:08 観音平口ゲート
8:15 8:25 観音平
9:33 9:34 雲海
10:31 10:35 押手川
12:48 青年小屋

2日目

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:25
• 合計: 6:04

6:22 青年小屋
7:13 7:15 のろし場
7:56 7:57 西ギボシ
8:26 8:27 東ギボシ
8:37 8:38 権現小屋
8:45 8:59 縦走路分岐
9:28 9:34 旭岳
10:51 10:51 ツルネ
12:26 キレット小屋

3日目

• 山行: 8:07
• 休憩: 1:09
• 合計: 9:16

6:20 キレット小屋
9:01 9:22 天狗尾根 稜線分岐
10:11 10:28 真教寺尾根分岐
10:33 10:34 竜頭峰
10:38 10:45 竜頭峰分岐
10:53 10:54 キレット分岐
11:06 11:06 文三郎尾根分岐
11:09 11:10 赤岳主稜チョックストーン
11:37 11:38 阿弥陀岳分岐
12:00 12:19 行者小屋
13:12 13:13 中ノ行者小屋跡
14:36 14:36 やまのこ村
15:36 美濃戸口

天候

2/23　晴れ-曇り-雪
2/24　曇り-雪
2/25　曇り-晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

2/22　大阪からクリスタルライナー（8600円）
2/23　5：43小淵沢着
2/25　美濃戸口−茅野タクシー（5960円、アルピコ交通、赤岳山荘前から電話）
　　　茅野-松本（JR、770円）
2/26　松本BT-新大阪（阪急交通、5900円）

コース状況／危険箇所等

小淵沢-青年小屋：押手川の手前から雪、トレースあり
青年小屋−キレット分岐：観音平でお会いした方の靴跡のみ
キレット分岐-赤岳山荘：しっかりしたトレース

その他周辺情報

青年小屋の冬季小屋に宿泊（貸し切り、気持ちを箱に入れました）
松本で、湯の華銭湯瑞祥松本で入浴（770円）

写真

2/23 6:00

小淵沢インター近くのコンビニで朝食を食べ、出発

2/23 6:38

晴れで、甲斐駒、鳳凰三山が見えました

2/23 7:01

ここから先は通行止め

2/23 7:22

八ヶ岳牧場と南アルプス

2/23 7:28

権現岳を目指すように、真っすぐ登る

2/23 8:14

観音平に到着
ここで、後から登って来た若い方に出会う
赤岳から阿弥陀へ登り下山予定とのことでした
追い抜かれてからお会いしていませんが、この日は権現小屋横でテン泊されたようで、予定通りに行かれたと思います。

2/23 9:38

雲海展望台の少し上から雪

2/23 10:32

押出川
網笠岳には登らず、青年小屋へ

2/23 12:46

雪道でペースが落ちて、やっと青年小屋ですが、天候悪く、少し吹雪いていました

2/23 12:48

青年小屋
視界も悪く、疲れたので、冬季小屋で宿泊
予定では、権現小屋かキレット小屋でした

2/23 14:36

冬季小屋

2/23 14:38

小屋内
フラッシュで明るいですが、小屋内は真っ暗

2/23 14:38

隅に寝床

2/23 16:35

調理台もありました
まともに食事したのはこれで最後

2/24 6:19

翌日の朝
高曇りですが、権現岳は見えています

2/24 6:21

権現岳へ
足跡は、昨日お会いした方のものと思われます

2/24 6:55

少し登り、網笠岳と奥に南アルプス

2/24 6:58

富士山も

2/24 7:03

中央アルプス

2/24 7:07

これからギボシへ
右は権現岳

2/24 7:25

登り

2/24 7:28

足跡のみでした

2/24 7:39

少し登り、振り返る
写真より急斜面

2/24 7:45

太陽は隠れていますが、大分と雲は薄く
権現岳

2/24 7:45

仙丈、甲斐駒、アサヨでしょうか

2/24 7:58

ギボシ
まだ登ります

2/24 7:58

権現岳

2/24 8:10

ギボシ手前のトラバース
足跡あり迷いませんでしたが、昨日の吹雪の中なら？

2/24 8:24

斜面を登り視界が開ける赤岳と阿弥陀岳

2/24 8:25

権現小屋と権現岳

2/24 8:27

ギボシを振り返る

2/24 8:41

分岐から、権現岳
権現岳山頂は昨冬も来たのでパス

2/24 8:41

ギボシ

2/24 8:42

これから辿る赤岳へのルート
この時点では、赤岳を越えれると思っていました

2/24 8:42

赤岳
横岳、硫黄岳も少し見えています

2/24 8:42

阿弥陀岳

2/24 9:03

下りの梯子も無事通過

2/24 9:06

旭岳と赤岳

2/24 9:33

旭岳を越えて、旭岳を振り返る

2/24 9:33

ギボシはどこから見て奇麗な山でした

2/24 9:33

ここから下ります
下る途中で、不注意から少し滑落し、雪深い中を元のルートに戻るのに20分以上かかりました

2/24 10:53

ツルネ到着
午後から、天気予報は雪模様でしたので、この辺りでキレット小屋でテント泊することを決めました

2/24 10:53

下ってきた旭岳

2/24 11:12

赤岳
大、小天狗も見ていました

2/24 11:21

キレット小屋が見えましたので、小屋横でテントを張るつもりで、小屋へ降りかけましたが、途中で腰まで沈みました。小屋上の稜線でテントを張ることにしましたが、僅かな距離を降りて登り返すのに、1時間近くかかりました
雪と風の中で、テント泊

2/25 6:16

最終日の朝

2/25 6:17

薄いガスの中に赤岳が見ていました

2/25 6:25

日の出が見れました

2/25 6:25

少し赤く染まる天赤岳
これ以降は良い天気でした

2/25 6:50

2504mピークまで登り、富士山

2/25 6:50

少し下り、登って行きます

2/25 7:29

権現岳にかかっていた雲が切れてきました

2/25 7:30

阿弥陀岳
こちらは快晴

2/25 7:52

少し鎖の出た急斜面

2/25 7:52

まだまだ急斜面
奥には中央アルプス

2/25 7:59

昨日に通った権現岳、旭岳からの稜線

2/25 8:23

薄く雪のついたガレ斜面

2/25 8:23

中央奥に赤岳？

2/25 8:50

権現、旭、ギボシ
奥は南アルプス

2/25 8:50

やっと梯子が出て来ました

2/25 8:51

小天狗と大天狗
右奥に富士山も

2/25 9:08

まだ登り

2/25 9:24

権現岳と南アルプス
絶景でした

2/25 10:29

竜頭峰のあたりから、辿ってきた稜線

2/25 10:32

赤岳
登山者が一杯
疲れたのと、キレット越えを達成したので、登頂せずに下ります

2/25 11:02

文三郎の下りで、赤岳

2/25 11:02

阿弥陀岳

2/25 11:04

権現岳、ギボシ
奥の南アルプスには少し雲

2/25 11:48

行者小屋まで降りて来ました
ここからの下りは、疲れて休憩しながらゆっくり
多くの方に追い抜かれ、休んいると、大丈夫ですかと声を掛けて頂きました

2/25 14:20

南沢の入口
ここから先も長かった

撮影機器：

COOLPIX W300 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 行動食 調理用食材 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット ワカン

感想

hiroshi8325

冬季に八ヶ岳キレットを越えたいと思っており、この飛び石連休に行きました。
最初は甘く考え、八ヶ岳を縦走して北横岳まで、最低でもキレット越と思っていました。最低限の目標は達成。最後の日、快晴のなか赤岳へ登りとなったので良かったことにします（権現岳、赤岳のピークは踏んでいませんが）。

初日は小淵沢から、晴れの中登り始め、押出川手間で天気が悪くなったのと、雪が出てきたので、ペースが落ちました。吹雪始めたので、青年小屋の避難小屋で泊まることに変更。
二日目は、高曇りでしたが、山々は見えました。ギボシまでの急斜面はテント泊装備で登るのは結構きつかった。また、前日に先行された方の足跡があるのみで、道には迷いませんでしたが、結構、沈むところが多かった。ギボシを越えるときれいな稜線が権現小屋まで続き、赤岳方面の視界もありました。権現岳山頂は昨年に登ったので、パスして、進みました。旭岳からツルネの途中で、油断をして左側に少し滑落。雪深いなかをルートに戻るまでに20分以上かかり、ツルネに到着した時点では、天気予報も雪でしたので、キレット小屋でテント泊することにしました。キレット小屋へ降りかけましたが、少し降りて腰まで沈み、元に戻って林の稜線でテント泊とすることにしましたが、元に戻るのに1時間近くかかりました。ザックをおろし、スコップでならして、ザックを上げるの繰り返し。風の通る箇所でテン泊したので、結構風の音がしました。
最終日は、最初ガスが少しありましたが、途中から快晴。景色は最高でしたが、疲れて登るのはつらい。急斜面が続き、ザックを下す場所がなかなかないのが辛かった。
キレット分岐で、体力が残っていませんでしたので、赤岳山頂には行かず、文三郎を下りました。ここからは、天気も良いためか、登山者が一杯でした。最初は人並みに下りましたが、途中で吐いて、それ以降はゆっくりでした。普通のペースで降りると、美濃戸口発茅野行バスに間に合う時間でしたが、早目に諦め、タクシーを使うことに。数回休憩して下りましたが、休憩していると大丈夫かと心配して頂く方々がおられ、マイペースでゆっくりで大丈夫ですと答えました。

冬季小屋、テント内でも、上は長袖シャツ2枚、中間着2枚、下はアンダー2枚、上下のダウン、ダウンのテントシューズ、足先の使い捨てカイロ、モンベル#1シュラフで暖か過ごせました。
テントマットはサーマレストZライトソル。

夏山縦走では良くあるのですが、今回も食事が喉を通らず、1日目の夕食以外はほとんど食べれませんでした。体重が3.5kgほど減っていました。冬季テント泊装備で歩けるのは、1泊で無理のない工程のみと実感。

また、今回は残念な事が多発。
二日目に、吹き深いなかを苦労して登った時と思いますが、ザックにつけていたワカンを紛失。滑落したときに、アルパインパンツをアイゼンに引っ掛けて損傷。テントの中で、熱くなったバーナーにシュラフを接触、穴が出来る。
三日目に、キレットを登る途中で、斜面で休憩中、スマホ操作のために外したアルパイングローブを落とし、アッと言う間に見えなくなりました。今回が初めて使用したグローブ。ザックに座った時でしょうか、入れていたメスティンが歪み使い物ならなくなりました。

コメント

Ichizi

観音平でお会いした者です。
お見込みどおり初日は結構天候が悪く、罪悪感を感じつつも権現小屋脇に幕営しました。
ご無事でのキレット越え誠におめでとうございました！

hiroshi8325

Ichiziさん

こんにちは。
先に行って頂き、足跡が有りましたので、無事に越えることが出来ました。無しでは、どうなっていたかと大感謝です。
無事に計画通り踏破出来ましたでしょうか。
何処かで、また、お会いできますように！