六甲縦走 須磨〜宝塚をやってみました。全山じゃないけど（須磨浦公園in 宝塚out）（兵庫県神戸市 芦屋市 西宮市 宝塚市）

2023年03月14日(火) [日帰り]

• GPS: 14:10
• 距離: 53.4km
• 登り: 3,292m
• 下り: 3,257m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:56
• 休憩: 1:26
• 合計: 14:22

距離 53.4km 登り 3,297m 下り 3,281m

5:31 須磨浦公園駅
5:54 5:55 鉢伏山
5:59 6:01 旗振山
6:09 6:12 鉄拐山
6:22 6:24 おらが茶屋
6:46 6:47 栂尾山
7:00 横尾山
7:13 須磨アルプス馬の背
7:19 7:23 東山
7:47 妙法寺
8:01 野路山公園
8:22 8:23 高取山西峰
8:25 荒熊神社
8:37 8:40 高取山
8:42 月見茶屋
8:46 8:47 安井茶屋前広場
8:54 高取山-丸山登山口
9:21 9:28 鵯越駅
10:02 六甲全山縦歩路休息所
10:26 10:36 菊水山
10:57 11:01 天王吊橋
11:29 11:30 鍋蓋山
11:46 再度越
11:49 大龍寺
12:05 12:07 桜茶屋（市が原）
12:14 12:17 天狗道分岐点
12:53 学校林道分岐
13:14 行者尾根下山点
13:17 イノシシのある展望地
13:22 アドベンチャールート分岐（全山縦走路側）
13:30 13:36 摩耶山
13:38 13:44 摩耶ロープウェー星の駅
13:43 13:46 掬星台
13:51 13:52 摩耶石舞台
13:56 忉利天上寺
14:10 杣谷峠
14:33 14:34 三国池手前
14:46 丁字ヶ辻
14:50 藤原商店
14:57 六甲山郵便局
15:02 記念碑台
15:22 みよし観音
15:28 六甲ガーデンテラス 見晴らしの塔
15:31 六甲枝垂れ
15:38 15:40 岩塔状バットレス
15:43 極楽茶屋跡
16:17 16:27 六甲山
16:30 一軒茶屋
16:36 後鉢巻山
16:40 16:41 石の宝殿
16:48 16:49 水無山
17:14 17:15 船坂峠
17:28 17:29 縦走路逆瀬川分岐
17:34 大平山
17:47 17:50 大谷乗越
18:03 小笠峰登山口
18:13 大藪谷出合
18:23 社家郷山キャンプ場
18:42 宝塚西高校前
19:22 19:24 逆瀬川駅
19:36 宝塚南口駅
19:43 湯元台広場
19:47 19:50 宝塚駅（阪急）
19:52 宝塚駅（JR）

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

行きは山陽電鉄の須磨浦公園駅。帰りはJRの宝塚駅を利用しました。道中にエスケープできるポイントは多いですが、宝塚に近づくほど少なくなります。万一のときの離脱ポイントは一応設定しておいた方がいいと思います。

コース状況／危険箇所等

都会のすぐ近くで登山者の多い山域なのでよく整備されていますが、神戸市の縦走路に比べて芦屋市、西宮市、宝塚市のエリアは登山道の整備状況が一段落ちる気がしました（神戸市が良すぎるだけで悪いとは言ってない）。

途中で自販機、売店などで補給できます（売店は土日祝しかやらないかも）。また住宅地ではコンビニやスーパーを利用できることも。トイレもありますが、この山域に慣れてない人は次にどこで用を足せるかわからないので便意は無くても一応出しておいた方がいいかも。

分岐が多く、道標は設置されていますがわかりづらかったり見落とすこともあるので地図アプリは必携です。ヤマレコかヤマップを有効活用してください。

その他周辺情報

都会の近くなのでググればいくらでも出てきそう。温泉は有馬温泉がありますし。

写真

3/13 11:39

今回は青春18きっぷを使って以前から登ってみたいと思っていた関西の山岳攻略に出かけてみました。新潟からは長野経由で、途中姨捨駅から「日本三大車窓」に選ばれている善光寺平の風景を楽しんだり

3/13 12:28

松本で余裕があれば松本城に行きたかったものの乗り継ぎ時間が7分しかなく……（泣）あっ、雲り空でしたが真っ白い常念岳がよく見えていましたよ

3/13 16:36

名古屋駅ではきしめんをいただきました。美味しいんですがかなりしょっぱい。八丁味噌に代表されるように甘かったりしょっぱかったり、ナゴヤってのは味が濃いの好きな土地だよなあ。まあ新潟や東北もあまり他所のことはいえんがw

3/13 18:14

米原からは新快速。久しぶりに新快速に乗りましたが速すぎて草。これ特急のサンダーバードより速い？

3/13 20:23

そして新潟から14時間かけて到着したのは神戸市の兵庫駅。今夜はこの街に泊まります。関西来たのは5年ぶりだなあ〜。前回来たときは山陰旅行の乗り継ぎでほぼ通過しただけだったのですが、私が山陽新幹線に乗った1時間後に大阪北部地震があって関西の交通網が軒並みストップしたのはよく憶えています。私は岡山県に入ったところで新幹線は止まったのですが20分くらいで動き出したので事なきを得ました

3/14 5:30

おはようございます。高速長田駅の快活クラブに泊まり、翌朝は始発の山陽電鉄で移動し須磨浦公園駅です。何気に山陽電鉄はじめて乗ったような……。以前からやってみたかった六甲山地ワンデイ縦走、ここからスタートです！！

3/14 5:54

暗い中をひと登りして最初のピーク鉢伏山260mです。だんだん明るくなってきました

3/14 5:59

おお、神戸の街と海が良い景色。しかしこれから散々見ることになりますw

3/14 6:00

さらに進んで旗振山253mです。淡路島と明石海峡大橋が見えるのね。こっち方面は縦走路から見えるポイント少なかったです

3/14 6:20

おっ、陽が上る。ちょっと春霞みかな。

今日はいい天気になりそうです

3/14 6:25

神戸市の長田区付近では住宅地の中に縦走路が通っています。自販機やトイレ、コンビニやスーパーが使えるポイントもあります。またリタイヤ時にバスや電車で簡単に離脱できます。六甲全山縦走で歩き通す自信がない人は宝塚から入った方がいいかもしれませんねえ。日没を迎えても一発で帰れますから

3/14 7:11

景勝地の「馬ノ背」です。険しいっちゃ険しいけど歩いてみると大したことない。若干ザレてるので足の運びを慎重にすればまず問題ありません

3/14 7:31

分岐が多いですが、要所要所にこういう道標があります。わかりづらかったり見落とすこともあるので地図アプリは必携です（つまりはヤマレコ。ヤマップでもいいけど）

3/14 7:40

住宅地の中にも道標ありますよ〜。

3/14 9:23

神戸電鉄鵯越駅です。縦走路は踏切渡らずに右に入ります。縦走路は住宅街を通るところも多いですが、トレイルよりもアスファルトの上りの方がきつい💦💦

結構な山の上なんですが、こんなところにも電車が来てるとは……。箱根登山鉄道みたいやんけ

3/14 9:54

菊水山ってあれか！！まだけっこう上らないと

この山は園田競馬（だったと思う）のレース名になってたので、存在は知っておりました

3/14 10:26

菊水山に到着です。ここへの登りは六甲縦走前半の核心部とみました（個人的見解 ）。たまらず休憩入れないといけないくらい消耗しちゃった

3/14 11:25

鍋蓋山486.5m山頂です。ここからも神戸の街が一望できますが、この縦走路は低山だけあって木々が邪魔して意外と展望スポットが少ない。しかも見えるのは神戸の街ばかりだし。すばらしい景色だからいいけど、地元民じゃないとどれがどれやら

3/14 11:52

うっかり再度山を巻いてしまったわ。通りすぎてから気づいたwというかこれって登れるのかな？

3/14 13:04

摩耶山へ向けて登っています。ここは岩場の急登で険しい。縦走路の半分を消化して、だいぶくたびれてきました。でも整備されているし歩きやすい道がつづくのでまだまだいけます！！

3/14 13:33

摩耶山698.6m山頂三等三角点。摩耶山は木々に囲まれて展望がないのね。近くの掬星台（きくせいだい）に移動して休憩しましょう

3/14 13:39

掬星台の広場。広いなあ。摩耶山にはロープウェイがあるので観光客もちらほら

3/14 13:40

掬星台からも神戸の街並みが眺められます。ちょっと春霞。大阪までは見えんな

3/14 13:42

掬星台（きくせいだい）は知らないと読めんな……。

3/14 14:10

すばらしい青空の下で車道歩き（歩道）。もうね、これだったらどこまででも歩けるんですがそうはいくまい。登山道だったり車道の歩道を歩いたりコロコロ変わります

3/14 14:56

途中の六甲山郵便局に寄っていきましょう。ここはテラスからの景色が良いと評判だそうです

3/14 14:57

縦走してるとこの景色にも飽きてきたな……。

3/14 15:11

その後はゴルフ場の脇を歩いたり

3/14 15:20

道路に出てきたオスのキジを撮影できたり。キジっていうと平地の原っぱや田んぼにいるイメージなのですが、山の中にもいるんだなあ

3/14 15:27

六甲ガーデンテラスに寄って六甲山の山バッジを購入しようとしたのですが、残念ながらおみやげ屋さんは定休日でしたよ……。

3/14 15:33

だいぶ疲れてきたので六甲ガーデンテラスのロープウェイでのエスケープには後ろ髪引かれたのですが、ここまで来たならもう後には引けません！！六甲山最高峰まであと2.5km

3/14 15:57

おっ、あれかな？

3/14 16:09

六甲ガーデンテラスから六甲山最高峰までの2.5kmは車道のクネクネカーブをショートカットするように登山道がつけられています。これが意外とアップダウンあって侮れません

3/14 16:18

そしてついに六甲山地最高峰の六甲山931mです。須磨浦公園駅を出発してから11時間かかりましたよ……。午前中に登った山々は遥か遠い昔のことのように感じます。他にも何名様か六甲縦走なさっている登山者様がいらっしゃいましたよ

3/14 16:21

さあ、陽も傾いてきたし早々に下ろう。宝塚まで約16km。3時間はかかるだろうから、これは日没に捕まってしまいます。ナイトハイク必至。一応ヘッデンは用意しているので大丈夫だと思うけど、明るさが残るうちに人里まで到達したいなあ

3/14 17:35

林道に出ました。もうずっと林道でいいよ！！どうせ再度山踏んでないから「六甲全山縦走」ではなくなってるし、登山道で宝塚に下りる予定を変更してこのまま舗装道路で宝塚の街へ向かおう

宝塚まで下り一辺倒かと思ってたら、意外と上り返しがあって進むのに手間取りました。かなり久しぶりに1日の累積標高が3000m超えちゃったw新穂高から水晶岳まで行って鷲羽岳に上り返して三俣山荘に泊まったとき以来かな

3/14 17:54

ああ、暗くなる……。舗装路歩いてたらいつの間にかそこそこ交通量あって歩道のない道に出てしまい、ヘッデンと反射材のタスキを装備してそれはもう必死に進みました。これなら当初の予定どおり登山道をナイトハイクすればよかったかなあ。どっちが正解かなんてわかりませんがただひとつ言えることは、日没でナイトハイクになるなら宝塚スタートで須磨ゴールにした方がよいです。神戸市の登山道はよく整備されていて歩きやすいですし、住宅地からエスケープしやすいですから。宝塚では登山道見てないから何とも言えませんが、少なくとも縦走路からのエスケープは難しそう

3/14 19:23

歩きまくって宝塚の街に入り、逆瀬川駅に着いてしまいました。いやー、歩道があると生きた心地がすごい。今日は大阪の梅田に宿を取ったのでここから阪急に乗ってもいいけど、せめて宝塚駅のゴールは実現したいな。よし、宝塚駅まで歩こう

このコース、手練れのトレイルランナーは1日で往復しちゃうらしいんだよなあ……。『孤高の人』の加藤文太郎は休みの度に六甲全山縦走して、その後宝塚から歩いて和田岬まで帰ってたというし、まったくどうなっとんねん

3/14 19:52

そしてやっと宝塚駅に到着です。以前からの念願だった六甲縦走を歩き通せて嬉しい！！「全山」じゃないのは仕方ないです。53.4kmも歩いたけど疲れはそれほどでもないかな。こないだの西蒲三山縦走の方が疲れました。

宝塚は福知山線に乗って通過したことはありますが駅の外に出たのは初めて（あ、阪神競馬場行ったことがあるの忘れてた）。むっちゃ都会やんけ。ビックリしました。

ここからはJRで移動しましたよ。コースタイムでは「宝塚駅（阪急）」になってるけど……。阪急よ、すまんな

ドラクエウォーク（メタルスライム育成中）の万歩計を確認したら、71,231歩ですって。自己最多です。また歩行距離53.4kmも自己最長。

さあ、明日の筋肉痛はどうかな？足が動くなら千早赤阪村の金剛山に登りたいんだけどなあ

撮影機器：

SO-02L Sony

感想

きらきらうえつ

春季の青春18きっぷを使っての関西遠征（関西は久しぶり〜）。まずは以前からのやってみたかった六甲山系の縦走にチャレンジしてみました。いやー、長かったです。長いので写真も大量にあるのですが、すべて貼るととっ散らかって収拾つかなくなるので絞りに絞ってみました。


ということで感想です

・長くてアップダウン多い。健脚向き（わかる）
・すばらしい天気
・神戸の街並みがよく見えたが、縦走路は意外と展望スポット少ない。またずっと景色が変わらないので最後は飽きてきた
・登山道の整備は万全で歩きやすい
・計画の段階で日没ナイトハイクになる可能性を感じたら宝塚スタートが無難かも
・ヘッドライトと目立つ反射材は必携
・舗装路を歩くことが多いので、苦手な人は注意
・宝塚への下山時、歩道のない道路を歩くハメになったのは反省
・実は全山縦走にはそれほどこだわってなかった。須磨から宝塚まで歩ければそれで満足
・疲れはそれほどでもない（疲れてないとは言ってない）。1週間前の国上弥彦角田の西蒲三山縦走の方がきつかった
・念願を果たせてよかった

というところです。


さあ、明日も天気良さそうだし、せっかく大阪にいるんだから金剛山にでも行ってみましょうかね。六甲縦走のダメージが1日遅れて出て全身筋肉痛にならないといいけど……。

コメント

かん

お疲れ様です。50km以上、累積標高3000m以上⁉　素晴らしいというか、とんでもないコースですね。孤高の人の加藤文太郎を思い出しました。大作なのであとでゆっくり楽しませていただきます。

きらきらうえつ

かんさん

こんにちは！！
仰るように、加藤文太郎を知って「このコースにいつかチャレンジしてみたい」と思うようになりました。長いコースでしたね……。翌日は左ひざが痛くなりましたよ(笑)