笠丸山・シラケ山〜三ッ岩岳縦走周回🌸西上州アカヤシオ散策
- GPS
- 09:10
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 2,005m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・シラケ山〜三ッ岩岳縦走周回:天狗岩登山口前駐車場。トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・笠丸山:アカヤシオ満開。当たり年。山頂付近はやや冷害を受けていたが、東峰の南側はほとんど影響がなく満開だった。ミツバツツジも開花していた。 ・山頂コル手前の岩場は濡れており滑りやすい。東峰からスギ林まではザレた急坂と木の根。転倒注意。 ・天狗岩〜シラケ山〜烏帽子岳:ニリンソウはほとんど無い。天狗岩付近のアカヤシオは冷害で落ちていたが蕾が多くこれから。シラケ山から烏帽子岳にかけても同様。烏帽子岳側と廃小屋側の二俣にハナネコノメソウが咲いていた。 ・岩稜ルートはナイフリッジもあり滑落注意。烏帽子岳コルから二又まではザレた急坂。落石と滑落注意。 ・三ッ岩岳:山頂手前の分岐からアカヤシオ満開。当たり年。冷害を受けてはいるが、南斜面はあまり被害を受けず満開だった。ヒカゲツツジも満開。 ・二又から竜王大権現までは滑りやすい急坂と九十九折れ。山頂から第二鞍部までは4回アップダウンを繰り返す。 |
写真
感想
前日の新潟花散策と予定を入れ替えた通り西上州のアカヤシオ観賞へ。昨日の新潟長岡花めぐりは、時間制限していたが計画通り花々をゆったりと観賞できた。アズマシロカネソウとエチゴルリソウは、お気に入りとなった。青島のラーメンは当然。
今回の西上州山行はガッツリ縦走を計画していた。移動距離だけ長い花散策ばかりでは身体も鈍る、たまには本気を出さないとならない。「本気を出すのは明日から」というLINEスタンプは私には無用。計画を立てたなら遂行するだけ。難しくはない。
自宅を4時44分に出発。まだ薄暗いが、下旬になれば明るい時間帯。日の出を見るには更なる早起きが必要。前橋日赤病院へと向かう救急車の赤色灯に誘導され前橋南ICから高速へ。ETCの平日早朝割が30%引きが適用となる。
下仁田ICで下りて上野村方面へ。湯の沢トンネルの開通でアクセスが各段に良くなった。林道を経て笠丸山登山口駐車場に到着、6時前ですでに1台停待っていた。装備して出発。
林道から登山道へ。ハシリドコロが至るとことに咲いていた。鉄橋を二つ渡りニリンソウ群生コースへ。数年前の台風被害による土砂崩れで、ニリンソウ群生地は壊滅し沢沿いにわずかに残るだけ。温暖化と枯欠で今後の再生も厳しいだろう。
急坂を登り稜線へ。天狗岩コルのアカヤシオは、冷害を受けて枯れ落ちていた。蕾がまだたくさんあるので今週以降に期待。天狗岩と横道はパスして岩稜コースへ。私にとっては、なんちゃって岩稜帯なので淡々と歩いて行く。
アカヤシオの冷害被害は、桐生足利よりマシだがそれなりにあり、茶色に変色し多数落ちていた。ただ今年は開花が早かったので、蕾がまだ多くこれからも開花する花が多いと予想される。
岩稜帯を進むが、冷害にあったアカヤシオの花が多数落ちていた。崖にあるヒカゲツツジも蕾だつた。P5から眺めた三ッ岩岳山頂付近は赤く染まり、烏帽子岳とは全く異なっていた。標高差は100mしかないが、立地や風向きもあるのだろう。
烏帽子岳コルのアカヤシオは、ほとんど蕾でピークへは行かず、大仁田方面へ下る。ザレた急坂は歩き難い。二俣で残っていたハナネコノメソウがあった。赤と黄色の約もありかわいかった。淡々と沢を下って登山口に下山。新緑の道を歩む。
大仁田ダムを横目にして登山口へ。砂防ダムを通り分岐を竜王大権現方面へ。ザレた急坂は滑りやすく、砂埃と花粉でくしゃみ連発。九十九折れの急坂の先には竜王大権現と御神木。柱状節理の岩稜が威厳をさらに示していた。
山頂分岐から満開のアカヤシオロード。ゆうやけさんの情報通り、十数年で最高の花付き。当たり年。笠丸山同様に素晴らしいアカヤシオが連続する。北側や稜線は冷害が見られるが、南側はあまり影響がなく満開だった。
アカヤシオのトンネルを歩き山頂へ。やはりピークの花は冷害があり茶色く枯れていた。蕾も少ないので今年はおしまいだろう。それでもこの花量は素晴らしく近年まれに見る花の多さ。山頂で12時となり昼食。アカヤシオの囲まれ美味しく頂いた。
予定では13時に三ッ岩岳山頂を出発すれば、16時には駐車場に余裕で間に合うので、花々を眺めながらのんびりと下る。分岐先ではヒカゲツツジとアカヤシオ、荒船山や毛無岩と立岩の景色も見られた。二股のハナネコノメソウは終盤だった。
アップダウンを4回繰り返すと第二鞍部。南西鞍部からの登山道へは、林道を歩くが標識もあるので迷わないと思う。登山口に下山し舗装路を再び歩いて烏帽子岳登山口から登り返す。ひと気も無く鳥の鳴き声しか聞こえない。
ザレた急坂は登りの方が楽。淡々と烏帽子岳コルに到着。午後になってもアカヤシオの開花状態は変わらなかった。ピークはパスして横道で下山。稜線や崖に咲き冷害にあったアカヤシオが落ちて堆積していた。
おこもり岩もパスして進む、こちらの二俣にもハナネコノメソウの群生。可愛く咲いていた。廃小屋に合流して下山。帰路へ。群馬では今年初の25℃夏日を記録。暑い帰路は帰宅した家の中まで続いていた。
今季は残雪時期が短く、行けない山稜が多数あり、最近はまったりと花散策が増えた。たまには本気出さないとならないので、結果的に西上州トリプルヘッダーとなり良い山行が出来たなと思った。
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