白峰三山縦走 キタダケソウを求めて


- GPS
- 11:49
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,802m
- 下り
- 3,419m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:05
天候 | 初日 晴れのち曇り〜ガスって風も強い 夜中大雨爆風雷 台風レベル 2日目 完全にガス&爆風 農鳥岳辺りから晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奈良田温泉バス停〜JR下部温泉駅〜甲府〜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜北岳は急登 北岳〜北岳山荘はお花畑の稜線歩き 北岳山荘〜間ノ岳はガスってると道迷いポイント 間ノ岳〜濃鳥岳は矢印がこれでもかというほどあるのでガスってても絶対迷わない笑 農鳥〜奈良田は沢沿いの道で渡渉ポイント多数あるので注意、ぬかるんでいるので滑りやすい 全地点で特に危険箇所無し ポールを畳んで岩登りするところや、急坂を下る場面、流れの早いところを渡渉したり、不安定な木の階段や橋を渡るので注意 |
その他周辺情報 | 北岳山荘 |
写真
感想
広河原線が開通ということで北岳〜間ノ岳〜農鳥岳と白峰三山縦走を計画しました
天気予報は登山指数C翌日がA
まあ大丈夫でしょうと早起き成功
朝の便を乗り継ぎ11時頃広河原に到着
久々の一泊ツェルト泊装備で普段より重量が重いからか、なかなか調子が出ず、それならばとしっかりと踏みしめ北岳山荘へ到着
尾根道にはキタダケソウがなかったので、途中で降りてくる方や小屋番の人に場所を聞いて、ツェルトを厳重に張ってからトラバース道へ
八本歯のコルまで行かなくてもトラバース道分岐〜吊り尾根分岐の間にキタダケソウがたくさん咲いていました
吊り尾根から帰る途中ガスってきて周りが見えなくなります。これは大変と途中女性二人組に道案内しつつカカッと北岳山荘へ
さっさとご飯を食べてしまおうとアルストで沸かしてる途中突然爆風が。幕体が激しくバタつき、ヤバいなあ〜と思いながら幕体を抑えつつなんとか沸かしきりましたが、これがフレームレスなツェルトとオンオフを手軽にできないアルストの弱点ですね
これ以上の湯沸かしは危険と判断してカレーと補給食だけかき込んで寝ましたが、あまりの爆風に固定していたサイドリフターが吹き飛んで幕体が激しく内側に揺れ動きます
ピカッドガシャーンと雷が近くで炸裂しています
雨も土砂降りでこれはもうダメだと諦めてシュラフカバーにくるまり一夜を過ごします
朝、ガスが立ち込めた中見てみると2本のポールと6点留めのフロアーは三重に石で留めていたのでなんとかなりましたが、1番風を受ける横側の幕体のサイドリフターが吹き飛ばされていました
おかげでツェルト内はビショビショで防水スタッフバッグに入れておいたもの以外は濡れ濡れでした
翌朝リゾッタとチキンラーメンを作ろうと思ったら信頼のBICライターは点かず、SOTOのウルトラガスを入れたマイクロトーチも点かずで、泣く泣く水で食べることに(水でもまあまあ食べれるのが唯一の救い)
ツェルト内ビショ濡れのため、寒すぎて山荘の方に温かい飲み物ありますか?と聞いたら無料でポットのお茶をくれました
キタダケソウについて聞いた時もですが、北岳山荘の方はとても親切でした
寒すぎて早起きできず出発は8時くらい、途中でポールを忘れる失態を犯しだいぶ遅れて小屋を出ます
ガスって見えない道をトレースを頼りに向かいます
中白根山の辺りで暴風とガスもあり迷いそうになりました
GPSをしっかり確認しつつ特長的な岩の先にマークを発見
間ノ岳〜は農鳥小屋の方が登山道にこれでもかと目印をつけているためガスっていても迷わず進めました
農鳥小屋はまだ営業はしていないみたいですね
呼吸もできない暴風の中西農鳥〜農鳥まで歩くとガスが晴れ青空が見え出しました
下りは農鳥山頂で会った同じ白峰三山縦走コースを行く方とご一緒することに
なんでも300名山を265座も登った方だとか!
定年退職されてから日本全国を3年にわたって旅して4年目の今年にできるだけ登ってしまおうとされてるようです
その他日本百名水や、雨の日はダムや道の駅のスタンプカードを集めて悠々自適に楽しんでおられます
後ろをついて行きましたが、ほぼ毎日登山の経験からくるものでしょう
無駄な力を使わず、かといって足取りはしっかりしていて、足の置き場が上手くほぼ滑らず(僕は軽いの含めて20回以上滑ってます)しかも平地を走る!
ポールを一本使いでかなり短くして持ってほぼつかないで簡単なところはクリアして行きます
水もほとんど飲まずに下まで着いてしまいました
なかなかいないほどのかなり速い方でした!下山後に発電所のバス停で握手して別れて奈良田行きのバスに乗り込みます
農鳥〜奈良田方面は急坂を川沿いに降りるので雪渓歩きや渡渉点、ゆらゆら揺れる橋など注意点がありますが、軽アイゼンもいらず、気をつけて渡れば問題なくクリアできる場所でした
紆余曲折ありましたが楽しい出会いや経験を積めて楽しい山登りが出来ました
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