唐松岳 黒菱駐車場〜
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- GPS
- 05:58
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,271m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:58
4:08 黒菱林道入口到着
7:07 黒菱林道開通
7:22 黒菱駐車場到着
7:33 黒菱駐車場出発
8:03 八方池山荘到着
8:19 石神井ケルン到着
8:26 第二ケルン到着
8:30 八方ケルン到着
8:38 八方池到着
8:44 八方池出発
9:22 扇雪渓到着
9:27 扇雪渓出発
9:45 丸山ケルン到着
10:17 唐松岳頂上山荘上到着
10:30 唐松岳山頂到着
11:06 唐松岳山頂出発
11:22 唐松岳頂上山荘上到着
11:51 丸山ケルン到着
12:03 扇雪渓到着
12:29 第三ケルン到着
12:35 八方ケルン到着
12:41 第二ケルン到着
13:08 八方池山荘到着
13:31 黒菱駐車場到着
平面距離 12.7km
沿面距離 13.1km
記録時間 05:58:45
最低高度 1,508m
最高高度 2,688m
累計高度(+) 1,313m
累計高度(-) 1,316m
平均速度 2.2km/h
最高速度 7.4km/h
登り歩行時間
黒菱駐車場〜八方池山荘 30分 7:33〜8:03(休憩なし)
八方池山荘〜八方池 35分 8:03〜8:38
黒菱駐車場〜八方池 1時間5分 7:33〜8:38(休憩なし)
八方池山荘〜唐松岳山頂 2時間27分 8:03〜10:30
黒菱駐車場〜唐松岳山頂 2時間57分 7:33〜10:30(八方池と扇雪渓での休憩含む)
下り歩行時間
唐松岳山頂〜八方池山荘 2時間2分11:06〜13:08(休憩なし)
八方池山荘〜黒菱駐車場 23分 13:08〜13:31(休憩なし)
唐松岳山頂〜黒菱駐車場 2時間25分 11:06〜13:31(休憩なし)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日の降雨により林道点検のため7時まで通行止め 4時過ぎに黒菱林道入口に到着したので3時間足止めされました すぐに爺ヶ岳に切り替えれば扇沢駐車場に間に合ったかも知れない |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の降雨の影響はなく、岩が滑りやすかったりもしない |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
カメラ
|
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感想
日曜日は梅雨の晴れ間が期待出来そうだ。先週の土曜日は期待した程好天にはならず、少し残念な山行だったので今回は最大限に生かしたい。
とは言っても、土曜日はずっと降雨で強まったり弱まったりを繰り返していた。
以前から気になっている鳳凰三山へのチャンスとも考えたが、降雨の影響が予想出来ない。青木鉱泉から入山したいが、そこへの車道はダートがあるようだし、ドントコ沢では渡渉もあるとのこと。
見切り発車でしくじるよりも、行き慣れた山を楽しむ作戦に変更。
すっかり夏道になっている爺ヶ岳を当初考えたが、爺ヶ岳に行くなら鹿島槍ヶ岳も狙いたい。さらに鹿島槍ヶ岳に行くなら高山植物を堪能したい。
鹿島槍ヶ岳の花にはまだ少し時期が早いのではと思い、八方尾根で花の楽しめる唐松岳に行くことに決めた。
黒菱林道は7月1日から開通しているはずだし、降雨の影響を受けるような沢も無い。
早朝出発で雲海も期待出来そうだ。
いつもの山行より早起きして出発し、4時過ぎに黒菱林道への上り坂を進む。
黒菱駐車場に行けない場合はアドベンチャーパーク咲花付近でUターンさせられるが、そこに人はおらず第一関門クリア。
さらに進んで林道入口に差し掛かると道路左端に縦列駐車の列があり右側を進もうとしたが、すぐに道路開通待ちの車列と気づき、少し後退して車列に続いて停車。
5年前の7月1日黒菱林道開通初日にもほぼ同じ場所で同じ光景を目にしている。なぜ?開通は昨日のはず。
ハザードランプを点灯させて車を降り、最後尾に停車していたジムニーの方に話を聞く。
昨日の降雨で黒菱林道が使用できるかわからず、点検中とのこと。何時頃に通行可能かどうかわかるのかさえはっきりせず、6時位になりそうとのこと。
引き返すとしたら扇沢へ向かって爺ヶ岳に切替だが、今から戻ると出遅れ感が否めない。少し迷って考えたが、ここから行先変更するとしたら、やはり爺ヶ岳と雨飾山くらいしか思い浮かばない。
普段から泥濘のひどい雨飾山が昨日の降雨でどうなっているか、荒菅沢の渡渉も気になる。
すぐに後続の車が現れ、1台は引き返して行ったが続々と列が長くなる。その場でのUターンも難しいので、このまま待つことにした。
6時近くになると関係者の車両がハザードランプを点灯させならが右側を通過して行く、6時の開通を期待したが、かなわず。
目の前に停車している長岡ナンバーのジムニーの方は頻繁に入口まで歩いて、得た情報を長く伸びた車列の先まで伝えに行っている。とてもありがたい。
このまま通行可能にならないのか、時間が経てば通行可能になるのかさえ、曖昧な答えでわからないらしい。
7時になり、後5分で開通しますとのこと。なぜ今すぐでなく5分後?と思いながら前方の車が動き出すのを待つ。
結局、リフトを利用しない登山者の車で黒菱駐車場を早朝に満車にされては困るのが理由のようだ。
黒菱林道は土砂の流入や水たまり等も無く、点検のためにゆっくりと車両を走らせたとしても1時間もあれば、通行の可否判断は出来るはずだ。
7月15日から10月15日までの週末は黒菱第三ペアリフトの早朝運行が7月8月は4時半から、9月10月は5時から行われるので、対象日は少なくともその30分前には黒菱林道が開通するものと考えられる。
リフト運行会社の所有する駐車場をリフトを利用しない登山者にも開放しているのだから当然であると思うが、開通時刻を明らかにしてもらえれば助かった。
黒菱林道は7時7分に開通してようやく黒菱駐車場に到着出来た。
皆トイレを我慢していた様子で車を停車させたらすぐにレストハウスのトイレに駆け込んでいた。
自分は出発準備を済ませてザックを背負った状態で空いたトイレを利用させてもらってから出発した。
黒菱第三ペアリフト分のコンクリートの急坂を上っているとリフトの試運転をしながら運航開始は8時15分と放送されている。
リフトを利用せずに歩いてもリフト利用者より遅く到着するのでは残念なので、急登でも休まず歩を進める。
グラートクワッドリフト分の登りでは、まだリフトの試運転も行われておらず、下り時に歩きにくいと感じる石畳状の登山道も気持ちよく歩くことが出来、黒菱第三ペアリフトの運行開始時刻より前に八方池山荘に到着した。
最近はずっと歩きやすい木道のルートを選んでいたが、意識的に木道の少ない北側のルートを通って途中にあるトイレに到着した。
ここで白馬連峰の眺望が一気に開ける。
梅雨の最中で、昨日とは全く異なる最高の天候に恵まれ、遠望は霞んでいるが目の前の白馬連峰はクリアーに見えている。
八方池手前にはまだ雪渓が残っていて周辺の高山植物は見られない。ここには花の紹介プレートがあって花名がすぐにわかるようになっている。
いつもは立ち寄らない手前の池のほとりに出ると風で水面は波立っている。今日は逆さ白馬連峰は見られそうにない。
一周してお決まりのポイントからカメラを向けるが、なんとなく水面に映っているかな程度。あきらめて山頂を目指す。
扇雪渓の前後は急登で、5時頃に車内でパンのみの朝食だったのでお腹が空き、扇雪渓に立ち寄ってエネルギー補給。
この辺りにはシラネアオイ等、ルート上ここでしか見られない花がいくつか見られた。
丸山ケルンの手前は雪渓が残っているためか、通常の夏道と異なるルートを通るようロープが張られていた。
また、唐松岳頂上山荘手前の尾根道は、さらに手前から新ルートになっていた。この周辺は崩れやすいので角材によるステップも小石で滑りやすくなっていたり、今後もルート変更の可能性は高いものと感じた。
唐松岳頂上山荘の上に出ると五竜岳、白馬連峰、立山連峰、剱岳等がきれいに見えていた。
唐松岳山頂へ向かう下り道は昨年9月下旬に訪れた時よりも少し荒れて歩きにくくなっていた。積雪による浸食は他の山よりも大きく整備には多大な労力が必要だと思われる。
唐松岳山頂は北からの風がずっと吹いていて寒いので、出発時に着ていた長袖シャツを羽織った。
ここからの眺めはいつまでも見ていられるが、出発前のロスタイムを回収すべく11時を過ぎたばかりだったが下山を開始した。
唐松岳頂上山荘の上からの下りは道が狭くすれ違いは危険なため、登って来る方を待つのだが、ちょうど登りのピークにかかってしまったようで、行列がなかなか途絶えない。
尾根道の新ルートを終えると道が広くなりすれ違い待ちの時間は大きく減った。
北からの強くない風は涼しさをもたらすが、場所によっては無風となりとても暑く、2週間前の蝶ヶ岳山行とは水分の消費量も大きく異なる。
以前は八方池からの下りで岩の上をピョンピョンと小走りしていたが、少なくとも今日は自身が危うくそんなことは無理。木道さえも小走りに余裕がない。
さらに八方池山荘からの石畳状の下り道では、ねん挫しないようにゆっくりと歩くが足の裏もだるくなってきた。
最後の黒菱第三ペアリフト分の急な下りはゆっくりと歩くよりも楽だろうと思い、体を後ろにやや倒すようにしながら、心肺に負担を大きくかけて小走りで下った。息も心拍数も登りの時のように相当上がっているが、コンクリート路面の間は続けることが出来あっという間に駐車場に到着した。
地元の予想最高気温が33℃の猛暑日になると聞いて涼しい時間帯の行動を計画したが、少し残念な結果となってしまった。
今回の経験を今後の山行に生かしたい。
朝の足止めに愚痴話ばかりになってしまったが、八方尾根はすばらしい景色と豊かな高山植物で期待通りの癒しをもたらしてくれた。
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