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Yamareco

記録ID: 5681646
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

19990821-23双六→槍ヶ岳

1999年08月21日(土) 〜 1999年08月23日(月)
 - 拍手
dada5555 その他5人
GPS
56:00
距離
32.8km
登り
2,570m
下り
2,570m

コースタイム

1日目
山行
7:01
休憩
2:09
合計
9:10
7:06
7:17
20
旧笠新道入口
7:37
7:48
176
10:44
11:10
46
11:56
13:11
55
14:06
14:12
73
15:25
2日目
山行
6:04
休憩
0:06
合計
6:10
7:48
42
8:30
8:35
224
12:19
12:20
98
3日目
山行
8:30
休憩
2:14
合計
10:44
4:42
24
5:06
5:50
20
6:10
6:42
10
6:52
6:55
182
9:57
10:36
169
13:25
0:00
51
14:16
14:32
54
15:26
新穂高温泉
*他にも多数、休憩有り
天候 三日とも晴後曇
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新穂高温泉がスタート&ゴール
双六小屋、槍ヶ岳山荘で宿泊
予約できる山小屋
槍平小屋

感想

 そろそろ3000mの稜線には秋の気配が漂ってきそうな8月下旬、職場の仲間達と北アルプスのというより日本を代表する名峰、槍ヶ岳を歩いてきました。日頃の仕事ぶりがよいせいかどうかわかりませんが、天気に恵まれ、雄大な山岳展望と下山後の温泉を満喫できた楽しい山行になりました。以下、簡単に報告します。

8月20日(金)、21日(土)
 金曜日の仕事をそそくさと終えて帰宅。新大阪から新快速に乗り込み、8号車で高槻で仲間と合流。京都へ行き、アルピコグループの夜行バスに乗り込んだ。去年まで関西から新穂高温泉行きの夜行バスは無く、当初は名古屋からバスに乗ろうと思っていたのだが、今年からは便利になったものだ(^_^)。 しかし、大阪の出発場所が去年までは梅田の阪神ホテル前だったのが難波に移ってしまい、京都から乗ることにした。
 蒸し暑い京都駅をほぼ定時の午後11時に出発。途中、多賀IC、恵那IC、平湯バスターミナルで休憩の後、雲の狭間に少し青空の見える新穂高温泉到着。のんびり朝食を採り、身繕いをしてゆっくりと出発、到着から出発まで1時間15分(^^ゞ。
 林道をのんびり歩くが、少々私は先行してかつての笠新道入口に休憩に絶好の岩を見つけ最初の休憩。新しくなった笠新道入口を過ぎわさび平小屋で二度目の休憩。やはり結構登山者が多い。
 そこから林道少しで小池新道の入口、のんびりと登っていく。秩父沢の付近も休憩している登山者が多い。その先の秩父小沢で昼食用の水を補給。KHさんに2.5lの水筒を持ってもらった。
 イタドリヶ原を過ぎてシシウドヶ原の三叉路で休憩、地元の中学生とその親の団体が休憩していた。以後、この団体と抜きつ抜かれつとなった。だんだん雲が増えて来ている(;;)。
 ここから一登りでようやく鏡平到着。ここで昼食。小屋の前は人が多いので、池塘の畔の休憩場で店を広げることとした。この日のメニューはおきまりの冷や奴に具の多いラーメン、生野菜\(^_^)/。途中、ガスの切れ間に槍の穂先が顔を出してくれた(^_^)。昼食が終わると同時に雨(;_;)。小屋の裏のトイレの近くに避難し、雨具を来て出発。
 KHさん、Tさん、Hさんの新品のゴアの雨具は流石によく水をはじくが、私やMさん、KMさんの着古した雨具は水がすぐしみこむ(;_;)。雨の中の登行はつらいが忍の字で歩き、やっとこさ稜線に到着。悪天だがここも人が多い。好天なら弓折岳まで足を延ばそうかと思っていたがこの天気では中止。雨の中しばらく休憩し出発。
 稜線に出ると風当たりも結構あり寒い。幾つかのアップダウンを越え、稜線を左に降りていくと双六に到着。この風雨でテントの数は流石に少ない。とりあえず小屋にチェックイン。
 この日は素泊まりとした(\5200)。ご飯のメニューは忘れてしまった(^^ゞ。雨でズクズク、こういう時はやはり小屋は非常にありがたい。特に乾燥室があるのがうれしい。超満員かと思いきや一畳に一人くらいでまぁまぁといった感じだった。

8月22日(日)
 この日の行程は短い。それに雨という程ではないがガスが渦巻いている。朝食のパンをゆっくり食べ、8時前にのんびり出発、ほとんど最終パーティか?途中までは大学生らしきパーティと抜きつ抜かれつ。樅沢岳で記念写真、でももちろん展望はなく、風もあるので休憩せずに先に進む。
 とにかくガスの中、黙々歩くのみ、といった感じ。途中、道を間違え偵察でタイムロスもハイマツの向こう側に立派な道を発見。進むに連れ、何となくガスが薄くなり周りが明るくなって天候回復の兆しを感じるが、すぐに又ガス、今日はこんな感じでガスは晴れなさそう。でも雨が降ってないだけましというものだ。
 途中からHさんが不調を訴える。稜線の北側の風当たりの弱いところで休憩、荷物を分担して持つこととした。
 千丈沢乗越もガスと風の中、記念写真のみで通過。ここから槍の肩に向けてぐいぐい登っていくがHさん、きつそう。休み休みひたすら忍の字で少しずつ登っていく。ようやく傾斜が緩み、肩の小屋到着。
 今日は夕食は小屋で用意してもらうこととした(\7200)。遅めの昼食の熱いラーメンを食べると生き返った気分。でもHさん、グロッキー、私のシュラフカバーにくるまり休んでもらう。診療所はもう閉まってしまっているが、たまたま慈恵医大のDrがいて酸素飽和度を測ってくれた。SpO2が臥位だと何と70台後半!高山病かと思いきやここではこの程度の人は結構いるとのこと。私も計ってみたら臥位だと70台、座位でも普通の呼吸なら80台半ば、腹式呼吸を意識的にしてようやく90台となった!Hさんも座位になり腹式呼吸、口すぼめ呼吸で90台まで回復。低酸素換気応答能は個人差が多いというがやはりそれは本当らしい。でも、夕食はなかなか食べられそうになくて、ラーメンを少し食べたのみだった。
 この日はたまたま長野在住の桂綾子&聡子の姉妹演奏家によるフルート演奏会、今年で第9回とのこと。夜の小屋生活に潤いが与えられたといった感じ。最後はみんなで雪山賛歌の大合唱で終了、小屋のスタッフ達は鍋等の即席打楽器で参加していた。
 寝る前には、ガスも晴れ、槍が夜空に黒々としたシルエットで望まれ、明日の好天が期待された(^_^)。この日も一畳に一人弱とそんなに混雑はなかった。

8月23日(月)
 3時前に起床、ラーメンと雑炊の朝食。結構時間がかかって出発は4時40分頃となってしまった。Hさんは下山に専念するとのことで残念ながら小屋で留守番。
 既に槍の頂上への道は行列、御来光に間に合わないかと焦ってしまい、コースミス(^^ゞ。でもどうにかこうにか間に合い、三日目にして御来光を拝むことができた\(^_^)/。まさに360゜のパノラマ!しかし、何せ人で満杯、展望をのんびり楽しむなんてことはできるはずもなかった(;_;)。
 下山にも大分時間がかかるかと思ったが、下山し始めるまでは時間がかかったが下り出すと結構早く槍の肩に着くことができた。Hさんも小屋の前のテラスで御来光を拝めたとのこと、良かった!名残は尽きないが時間はそんなには無い。パッキングをして、下山開始。
 飛騨乗越で長野県側の眺望に別れを告げ記念写真。風が強く冷たい。飛騨沢の下りは長い。怪我しないようのんびり下る。「宝の木」付近で樹林帯に入る。途中、北穂、涸沢岳、奥穂の滝谷側が見える所で小休止+写真タイム。他の下山者にどんどん抜かれながらもゆっくり下って行くとやっとこさ河原に下り着き、テント場を越えて少し行くと槍平小屋到着。のどかな雰囲気の所で思わず大休止(^^ゞ。
 傾斜の落ちた樹林帯の道をひたすら歩き、滝谷出合で休憩。その手前に対岸に巨大な落石とそれがが落ちた跡あり。更に林道の手前で休憩していると笛吹きおじさんが抜かしていった。
 槍平から休憩込みで3時間弱で涸れた白出沢を渡り林道終点に到着。穂高平避難小屋でも休憩、新鮮な牛乳を頂く。ショートカット道は通行止めとなっており、林道を忠実にあるき、ようやく新穂高温泉に到着。
 風呂はアルペン浴場は避けて、とりあえず平湯温泉にバスで行き(\870)、昨年の北穂東稜山行の帰りにも利用したバス停の階上の公衆浴場で入浴した(\600)。高山へはバスだと微妙な時間となるので奮発してタクシーで行った(\8000×2台)。高山からは予約していたワイドビューヒダ16、ヒカリ143を乗り継ぎ帰路についた。

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槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
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3/5
体力レベル
4/5
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2/5
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4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
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