記録ID: 5737855
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
43年振りの穂高縦走(北穂〜奥穂〜前穂)
2023年07月22日(土) 〜
2023年07月23日(日)
体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 12:36
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 2,922m
- 下り
- 2,907m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:09
11:42
2日目
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 6:27
10:50
天候 | 何れも午前中9時頃まで晴れ、あとは晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートは散々皆さまがレポしているので感じたことを以下の通りまとめておく。 ・還暦を迎えたばかりで高校2年の時以来の穂高の縦走。同じく高校の時に劔に行った際、劔なんて一体どこが怖いんだと当時感じたことが強く頭に残っていたが、3年前に再訪したら怖くて怖くて仕方ないという経験あり。昔とは全く感じ方が違うことを強く認識。この一年間しっかり体重減と体幹増強に取り組んできたが、今回穂高でも同様の怖さを感じたら岩稜歩きはもうこの位にしておこうと思っていた。結果、怖さは全く感じず、この一年のリハビリが正しかったと意を強くした。 ・自分が吊尾根を通って10〜20分後くらいに吊尾根からの転落死亡事故あり。紀美子平から降りる際、ヘリコプターがやたらと来ていたので何事かと登山中は思っていたが、吊尾根からの転落と下山後知った。ご冥福をお祈りします。吊尾根はコースを間違うと格段にレベルが上がります。 ・これまた吊尾根での事件だが、前にやたら足の速い二人組がいて、その前の7〜8人のパーティに追いつき、その後に私も追いついた。但し、3分くらい経っても前のパーティが抜かせる気配全くなく、しびれを切らせた前の二人組の一人が少し脇道から抜かそうとすると、先頭にいたリーダーから落石が危ない、お前が落ちたら皆迷惑するとすごい剣幕で怒り出す。当の抜かした本人は平謝り。ところが、このリーダー「おれはどこどこの山岳会に所属する某というもので今ガイド中。君たちのようなものには穂高に来る資格がない」とまあ超上目線。見かねた私が、「後ろに追いつかれたら抜いて貰うのが礼儀」と話すと、このリーダー「お前はどの会に所属する何者だ」と来た。話しにならない。山岳会所属・ガイドをやっていることが本人にとりレゾンデートルになっているんだろうが、老害が山の中にもはびこる嫌な世の中になったなと感じた。 ・今回北アの岩稜で初めてアプローチシューズ(モンベルグラスホッパー)を使ったが、さすがトレイルグリッパ―。岩にぴたっと吸い付く感覚は非常に良い。紀美子平のすぐ後のスラブの下り(ここで良く事故起こる)でも鎖を使う必要を全く感じなかった。岩稜ではもう登山靴に戻ることがないかも。また、手袋に工事に使うゴムの手袋を持っていったが、これがまた凄い。せいぜい鎖が握りやすくなる程度かなと思っていたら、岩にもまるでスパイダーマンのように吸い付く。これも今後の岩稜歩きの必須アイテムとなった。 ・夏の土日は上高地の脱出が難関の一つ。北穂の山小屋で聞いた話だと沢渡に行くのに3時間バスを待った経験あるとのこと。平湯の方は少しましかな。 |
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