記録ID: 5757491
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
日程 | 2023年07月25日(火) 〜 2023年07月26日(水) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 25日 晴れ 26日 晴れのち曇り 夕方雨 |
アクセス |
利用交通機関
【行き】
バス、
自転車
伊奈川ダムゲート前駐車場から自転車で南木曽駅に移動 距離約23k ほぼ下り 1時間半程度 ※R19は道路狭い部分のセンターライン上にラバーポール設置されている 車は自転車の擦れ擦れを通過していくので注意 おんたけ交通 南木曽町地域バス 保神線 南木曽駅 8:40 → 幸助 9:12 300円(激安!) https://ontakekotsu.com/regular 【帰り】 伊那川ダムにデポした車に乗って帰路へ。 途中の南木曽駅駐輪場で自転車回収
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ■R256〜大平宿(大平街道) ・約10kの峠道、偶に車が通る程度。標高は500mほど登って200mほど下る。 ・大平宿にはトイレあり ■大平宿〜摺古木自然園休憩舎(東沢林道) ・約7k、ほぼダート道 ・先日の大雨でかなり道荒れているとの情報だったが、整備入っていた。ゲートまでは普通車でも入れるし、四駆なら休憩舎までも入れそう。 ・通行止めは7/31までとの標識あり ・途中にも休憩舎のところにも水場はある ■休憩舎登山口〜摺古木山〜安平路避難小屋 ・笹藪が登山道塞いでいる場所もあるが道は比較的明瞭。急な登りは最初と分岐から摺古木山までの部分のみで、あとは緩めのアップダウン。ダラダラと長い。 ・風穴山は登山道無し、稜線は激藪。 ・直登分岐の手前くらいまで水場はある、そこから先は避難小屋まで無い ■安平路避難小屋〜安平路山〜奥念丈岳 ・安平路山山頂への登り途中に最終水場あり(右手側)、登山道から徒歩30秒。ここを逃すと稜線上に水場は無い ・安平路山から笹藪、登山道は手で笹をかき分けないと見つけられない。 ・笹の背丈は低いところで腰、高いと背丈以上。 ・浦川山〜袴腰山間辺りの登りが1番キツイ、背丈以上の激藪 ・登山道から外れても、とにかく尾根芯を歩くことが重要。 ■奥念丈岳〜南越百山〜越百山 ・奥念丈岳から先へ少しだけ草刈り入っているが、直ぐに藪道となる。崩落箇所は休憩ポイント。 ・ハイマツ漕ぎも少しある。 ・南越百山から先は一般的な登山道となる。 ■越百山〜伊奈川ダム ・一般的な登山等、整備はそんなにされてない印象 ★安平路避難小屋 ・水場は安平路山側に向かい左の枯沢の先ある。徒歩5〜10分 ・入口の引き戸は壊れていて持ち上げなとスライドしないので腕力必要 ・土間にはヒカリゴケが生息していて、その奥に部屋がある ・避難小屋にしてはかなり綺麗、シュラフもある ・小屋にトイレは無い ・電波は外に出ればギリ繋がる、室内は厳しい |
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過去天気図(気象庁) |
2023年07月の天気図 |
写真
感想/記録
by きや
念願の安平路山〜越百山間を縦走して来ました!
赤線繋ぎ派で藪漕ぎも好きなら絶対一度は歩いてみたいこの区間。当初は中央アルプス北南縦走で歩こうと考えていて、実際4年前にチャレンジしたがこの区間に入ることなく初日で敗退。木曽駒から安平路までを1泊2日で縦走しようという計画自体無理があった。
もう少し綿密に計画立てようと思い直し、まず藪漕ぎの下見も兼ねて3年前に安平路山のみピストン、何となく雰囲気はつかめたしアクセス面も確認出来た。コロナで月日は流れてしまったが、満を持して今回決行となった。
前日夜にゴール地点になる伊奈川ダムまで移動して車中泊、標高1000mくらいあるので何とか寝れた。スタートは超遅出の6時過ぎ、バスの始発にあわせるのでしょうがない。こちらの登山口は林道歩き長いのでチャリ持参の方も多いが、当然皆さんは伊奈川ダムの方へ登って行かれる。しかし私は逆方向へ。
R19まで下りると中山道に合流、ここら辺は宿場町の多い区間で結構楽しい、いつか普通に歩いてみたいと思う場所でもある。
途中コンビニに寄って南木曽駅で朝食後バスに乗車、平日だから乗客は学生とかが多いのかと思ったらほぼ観光客。「GO TO TSUMAGO?」と運ちゃん聞いている外国人グループも居られた。(経由地が妻籠宿)
30分ほどバスに揺られたのちR256沿いにある大平街道の起点から歩行開始。時刻は9時半頃で標高800mくらいからの舗装路歩き、よって初日の敵は暑さ。しかしほぼ樹林帯の峠道なのでなんとか凌げた。
大平宿からの林道は荒れているとの情報だったが工事車両が入っており整備されていた。まだ通行止めではあったが、道路自体は修復されており、四駆なら問題なく摺古木休憩舎まで入れると思う。
4時間半歩いてやっと登山口に到着。休憩舎で一服して安平路避難小屋へ…、は直で行かず途中にある風穴山に寄り道。予習で見つけた山なのだが登山道からさほど離れてないし名前が気に入った。道は全くないらしいが、翌日の予行練習だと思って行ってみることにした。でも登山道から5分くらい入ったところで後悔、本当に道がないし稜線は激藪。最後は意地で登頂したけど2度目は絶対ない。
寄り道したせいもあり小屋には18時過ぎ到着、かなり遅い到着となったが一度来ているので特に不安も無かった。やっぱ下見は大事だと思う。
2日目は寝坊して4時半スタート。小屋は綺麗で貸切だったのだけど、余り寝れなかったし食欲も無かった。山登りは基本体力勝負だと思っているが、泊まりだと食べる&寝るも結構大事。これがちゃんと出来てなければそもそものパワーすら出ない。
山頂に近い方の水場で4リットル補給して安平路山山頂へ、この後に水場は一切いない。2日目の敵は当然ながら藪、しかし私はそれを目当てで来ているので敵と言うよりは獲物かな(笑)。
昨夜纏まった雨降ったので笹はベットリ、そして虫も沢山。不快度MAXで登頂、しかし帰ろうとは微塵も思わない。ここは数年来の想いがあるので雨降って無いだけまだマシだ。
安平路山から藪に突入、先は長いので焦ってもしょうがない。最初が下りなので多少楽、ここで藪漕ぎ具合や登山道の見分け方を確認出来た。
藪漕ぎは確かにキツイが想定の範囲内、でも虫攻撃が想定の範囲外だった。こちらも予想出来たので、虫除けネットを持って来ることも考えたのだが、背丈以上の藪もあるので引っかかると思いやめた。
とにかく歩くとこに集中して2、3時間経つと虫も居なくなり快適♪。と言っても上下のカッパはベトベトで身体は汗だく、靴は浸水。腰を下ろせる所すらほぼ無いが、1番イヤな物が無くなるとその他の事はあまり気にならない。
朝方は天気も良く御嶽山も見えたし、笹藪も見る分には綺麗。藪漕ぎ後半は「もう2度と通らないので、しっかり味わおう!」とすら思った。
6時間ほどで奥念丈岳に到着。ここで藪漕ぎはほぼ終了だと思っていたが、南越百までの薮も結構強い。おかわり程度だと思っていたのでチョッとビックリ。
南越百でカッパ脱いで一服後、越百山へ。未登頂の山だったけど残念ながら天気は下り坂で、展望は偶に近くの仙涯嶺が見える程度。
今回初めて会った登山者さんと少し会話して伊奈川ダムへ下山。予定では南駒まで行って下山だったけど時間も体力も無いので選択の余地無し。天気悪いもの逆に良かった、次回コスモサーキットでまた来よう。
下山中は雷の音が何度もしたけど、降られる事もなく林道に出れた。林道途中で追い越して行かれたトレランの方と「なんとか持ちましたね〜」と会話したら、その直後から見事な滝雨。よって以前の駐車場からゲート前の駐車場までが今回1番長く感じたw。
やっと歩けた藪漕ぎコース、もちろんキツかったけど面白かった。秋なら2度目もアリだと思う。今度こそ南北縦走で歩いてみたい(^.^)
赤線繋ぎ派で藪漕ぎも好きなら絶対一度は歩いてみたいこの区間。当初は中央アルプス北南縦走で歩こうと考えていて、実際4年前にチャレンジしたがこの区間に入ることなく初日で敗退。木曽駒から安平路までを1泊2日で縦走しようという計画自体無理があった。
もう少し綿密に計画立てようと思い直し、まず藪漕ぎの下見も兼ねて3年前に安平路山のみピストン、何となく雰囲気はつかめたしアクセス面も確認出来た。コロナで月日は流れてしまったが、満を持して今回決行となった。
前日夜にゴール地点になる伊奈川ダムまで移動して車中泊、標高1000mくらいあるので何とか寝れた。スタートは超遅出の6時過ぎ、バスの始発にあわせるのでしょうがない。こちらの登山口は林道歩き長いのでチャリ持参の方も多いが、当然皆さんは伊奈川ダムの方へ登って行かれる。しかし私は逆方向へ。
R19まで下りると中山道に合流、ここら辺は宿場町の多い区間で結構楽しい、いつか普通に歩いてみたいと思う場所でもある。
途中コンビニに寄って南木曽駅で朝食後バスに乗車、平日だから乗客は学生とかが多いのかと思ったらほぼ観光客。「GO TO TSUMAGO?」と運ちゃん聞いている外国人グループも居られた。(経由地が妻籠宿)
30分ほどバスに揺られたのちR256沿いにある大平街道の起点から歩行開始。時刻は9時半頃で標高800mくらいからの舗装路歩き、よって初日の敵は暑さ。しかしほぼ樹林帯の峠道なのでなんとか凌げた。
大平宿からの林道は荒れているとの情報だったが工事車両が入っており整備されていた。まだ通行止めではあったが、道路自体は修復されており、四駆なら問題なく摺古木休憩舎まで入れると思う。
4時間半歩いてやっと登山口に到着。休憩舎で一服して安平路避難小屋へ…、は直で行かず途中にある風穴山に寄り道。予習で見つけた山なのだが登山道からさほど離れてないし名前が気に入った。道は全くないらしいが、翌日の予行練習だと思って行ってみることにした。でも登山道から5分くらい入ったところで後悔、本当に道がないし稜線は激藪。最後は意地で登頂したけど2度目は絶対ない。
寄り道したせいもあり小屋には18時過ぎ到着、かなり遅い到着となったが一度来ているので特に不安も無かった。やっぱ下見は大事だと思う。
2日目は寝坊して4時半スタート。小屋は綺麗で貸切だったのだけど、余り寝れなかったし食欲も無かった。山登りは基本体力勝負だと思っているが、泊まりだと食べる&寝るも結構大事。これがちゃんと出来てなければそもそものパワーすら出ない。
山頂に近い方の水場で4リットル補給して安平路山山頂へ、この後に水場は一切いない。2日目の敵は当然ながら藪、しかし私はそれを目当てで来ているので敵と言うよりは獲物かな(笑)。
昨夜纏まった雨降ったので笹はベットリ、そして虫も沢山。不快度MAXで登頂、しかし帰ろうとは微塵も思わない。ここは数年来の想いがあるので雨降って無いだけまだマシだ。
安平路山から藪に突入、先は長いので焦ってもしょうがない。最初が下りなので多少楽、ここで藪漕ぎ具合や登山道の見分け方を確認出来た。
藪漕ぎは確かにキツイが想定の範囲内、でも虫攻撃が想定の範囲外だった。こちらも予想出来たので、虫除けネットを持って来ることも考えたのだが、背丈以上の藪もあるので引っかかると思いやめた。
とにかく歩くとこに集中して2、3時間経つと虫も居なくなり快適♪。と言っても上下のカッパはベトベトで身体は汗だく、靴は浸水。腰を下ろせる所すらほぼ無いが、1番イヤな物が無くなるとその他の事はあまり気にならない。
朝方は天気も良く御嶽山も見えたし、笹藪も見る分には綺麗。藪漕ぎ後半は「もう2度と通らないので、しっかり味わおう!」とすら思った。
6時間ほどで奥念丈岳に到着。ここで藪漕ぎはほぼ終了だと思っていたが、南越百までの薮も結構強い。おかわり程度だと思っていたのでチョッとビックリ。
南越百でカッパ脱いで一服後、越百山へ。未登頂の山だったけど残念ながら天気は下り坂で、展望は偶に近くの仙涯嶺が見える程度。
今回初めて会った登山者さんと少し会話して伊奈川ダムへ下山。予定では南駒まで行って下山だったけど時間も体力も無いので選択の余地無し。天気悪いもの逆に良かった、次回コスモサーキットでまた来よう。
下山中は雷の音が何度もしたけど、降られる事もなく林道に出れた。林道途中で追い越して行かれたトレランの方と「なんとか持ちましたね〜」と会話したら、その直後から見事な滝雨。よって以前の駐車場からゲート前の駐車場までが今回1番長く感じたw。
やっと歩けた藪漕ぎコース、もちろんキツかったけど面白かった。秋なら2度目もアリだと思う。今度こそ南北縦走で歩いてみたい(^.^)
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- 安平路山 (2363m)
- 越百山 (2613m)
- 摺古木山 (2169m)
- 南越百山 (2569m)
- シラビソ山 (2265m)
- 越百小屋 (2340m)
- 安平路避難小屋 (2145m)
- 伊奈川ダム上駐車場 (1080m)
- 風穴山 (2058m)
- 奥念丈岳 (2303m)
- 福栃平(南駒-越百分岐) (1310m)
- 下のコル(四合目)
- 上のコル
- 摺古木自然園休憩舎
- 大平宿 (1140m)
- 摺古木自然園休憩舎登山口 (1317m)
- 上の水場 (2140m)
- 木曽見茶屋展望台
- 大平峠駐車場 (1345m)
- 今朝沢橋分岐(二合目) (1100m)
- 奥念丈展望地
- 浦川山 (2259m)
- 袴腰山 (2239m)
- 直登分岐
- ゲート
- 旧安平路避難小屋 (2060m)
- 水場 (2120m)
- パックン岩
- 木曽見茶屋 (1240m)
- 旧大平街道入口 (1175m)
ここ、積雪期は行かないのですか?楽はされたくないとか(笑)
楽したく無いわけではないですよ、もちろん積雪期にも歩いてみたいです。
でもこのコースの旬は夏!(笑)
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